人物メモ
- 役割
- マンダロリアン戦士/ナイト・アウルズ隊長
- 時代
- クローン・ウォーズ〜帝国時代〜新共和国
- 初登場
- クローン・ウォーズ シーズン4 第14話「友、苦境にあり」
関連人物
ボー=カタン・クライズを追う順番
ボー=カタン・クライズの関連用語
関係する時代
ボー=カタン・クライズの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 種族/出身
- マンダロリアン人(人類種マンダロリアン人)。マンダロア星系本星マンダロア(Mandalore)出身。マンダロアの統治氏族の一つクライズ家(House Kryze)の生まれ
- 氏族/家系
- クライズ家(House Kryze)。父はアドナイ・クライズ(Adonai Kryze)、姉はマンダロア女公サティーン・クライズ(Satine Kryze/『クローン・ウォーズ』シーズン2以降の主要人物)。マンダロアの伝統派と平和派をまたぐ家系
- 肩書き/立ち位置
- 初期はデス・ウォッチ(Death Watch)の戦士、後にマンダロリアン・レジスタンス『ナイト・アウルズ(Nite Owls)』を率いる指揮官。実写『マンダロリアン』シーズン3以降は再統一されたマンダロアの実質的な指導者として描かれる
- 装備
- クライズ家紋章付きのフクロウ(Nite Owl)モチーフを胸に配したベスカー(beskar)製マンダロリアン・アーマー、ジェットパック、ウェスタリー(Westar-35)型ブラスター連射式拳銃、手首装着型ロケット・ガントレット、フリストック・ライフル等の標準マンダロリアン装備
- 象徴的武器
- ダークセーバー(Darksaber/黒いプラズマ刃のライトセーバー)。マンダロア初のジェダイ騎士タール・ヴィズラ(Tarre Vizsla)が鍛えたとされる氏族継承武器で、ボー=カタンは『反乱者たち』シーズン4でサビーヌ・レンから一度継承された後、『マンダロリアン』シーズン3で勝者継承の儀礼を経て再び所有する
- 演者(声)
- ケイティ・サッコフ(Katee Sackhoff/1980年4月8日米国オレゴン州生/『バトルスター・ギャラクティカ』ケラ・スレイス・ソーレイ役で知られる女優)。アニメ『クローン・ウォーズ』(2012〜2020)/『反乱者たち』(2017)/『マンダロリアン』(2020〜)/『バッド・バッチ』を通じて担当している
- 演者(実写)
- ケイティ・サッコフ本人。実写『マンダロリアン』シーズン2第11話『継承者(Chapter 11: The Heiress)』(2020年11月13日米国 Disney+配信開始、ブライス・ダラス・ハワード監督)で初の実写出演を果たし、以降『マンダロリアン』シーズン2・シーズン3で継続出演
- 初登場
- アニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン4第14話『友、苦境にあり(A Friend in Need)』2012年1月13日米国 Cartoon Network放送。当時はデス・ウォッチの戦士として、プレ・ヴィズラ指揮下のマンダロリアン分派の一員として登場した
- 時代設定
- クローン戦争期(共和国末期)の若き戦士時代から、帝国期前夜の『マンダロアの大粛清(Great Purge of Mandalore)』を経て、新共和国期(『マンダロリアン』本編時代、銀河内戦終結後)にマンダロアを率いる指導者へと成長していくロングラン・キャラクター
- 信条
- デス・ウォッチ加入当時は『マンダロアの戦士の道(The Way)』への回帰と姉サティーンの平和主義への武力反発を信条としたが、マウルの簒奪以降は『仇敵を退け、氏族を超えてマンダロアを再統一する』ことを最優先に置く実利路線へ転じる。実写シリーズではディン・ジャリン率いる『チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ』の原理派的なヘルメット不脱の戒律とも対比される
- クリエイター
- デイヴ・フィローニ(Dave Filoni)。『クローン・ウォーズ』のスーパーバイジング・ディレクターとして本キャラクターを設計し、その後『反乱者たち』『マンダロリアン』『バッド・バッチ』へと一貫してアーク(ストーリーライン)を引き継いだ。フィローニは公式インタビューでサッコフの『バトルスター・ギャラクティカ』スターバック役の戦闘的演技をボー=カタンの造形に取り込んだことを語っている
- 命名
- 姓クライズ(Kryze)はマンダロア統治氏族の家名としてシリーズ内で姉サティーン・クライズと共有される。ファースト・ネームのボー=カタン(Bo-Katan)はマンダロリアン文化圏のマンダ語風造語で、シリーズ公式書籍では同氏族の伝統的命名規則に沿った名前として説明される
来歴(時系列)
クローン戦争前史(紀元前24年前後=シリーズ内年代)
マンダロアのクライズ家に生まれ、女公サティーン・クライズの妹として育つ。マンダロアの『新マンダロリアン(New Mandalorian)』派のサティーンが推進する平和主義路線に反発し、戦士の伝統への回帰を掲げるデス・ウォッチに合流。プレ・ヴィズラ(Pre Vizsla/『クローン・ウォーズ』Season 2 〜 Season 5 登場、声トム・ケイン)の指揮下で活動するようになる前史が、公式書籍およびシリーズ内の伏線で繰り返し示される。
『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン4第14話『友、苦境にあり(A Friend in Need)』(2012年1月13日米国放送)
本キャラクターのシリーズ内初登場回。デス・ウォッチの戦士として、ルクス・ボントーリ/アソーカ・タノが乗船する船を襲撃する場面で、ナイト・アウルズ風の青いマンダロリアン・アーマーとフクロウ紋を身に着けて初登場する。プレ・ヴィズラの右腕的存在として描かれ、デス・ウォッチがマンダロアの統治権奪取を狙っていることが鮮明にされる。
『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン5『シャドウ・コラプティアス(Shadow Conspiracy)』アーク/『無法者(The Lawless)』(2013年2月2日放送)
デス・ウォッチがダソミアのマウル(Maul)と同盟しマンダロアを掌握、その後マウルがプレ・ヴィズラを倒してダークセーバーを奪うのを目撃する。マウルの簒奪を受け入れず、デス・ウォッチを離脱して反マウル派マンダロリアン部隊『ナイト・アウルズ』を率いる側へと回る。姉サティーン・クライズ(女公)はマウルの手で殺害され、その遺志を継ぐ立場へ転換する重大な転換点となる。
『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン7『シーズ・オブ・マンダロア(Siege of Mandalore)』アーク(2020年5月配信)
オーダー66直前のマンダロア包囲戦に共和国/アソーカ・タノ/キャプテン・レックスと共闘し、マウルをサンディアル神殿で再捕獲する作戦『シーズ・オブ・マンダロア』を主導する。本アークは『クローン・ウォーズ』最終シーズンの最重要回として制作され、ボー=カタンが正式に共和国側マンダロリアン部隊の指揮官として承認される起点となる。
帝国期『マンダロアの大粛清(Great Purge of Mandalore)』
オーダー66直後、共和国の遺産を引き継いだ銀河帝国はマンダロアに対し『マンダロアの大粛清』と呼ばれる大規模軍事作戦を実行し、惑星表面の都市を壊滅させる。ボー=カタンはこの時期にダークセーバーを失い、マンダロリアン氏族の多くも離散する。『マンダロリアン』本編で繰り返し言及されるこの大粛清がボー=カタンの行動原理の中心となる傷である。
アニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』シーズン4『マンダロアの英雄たち(Heroes of Mandalore)』(2017年10月16日米国 Disney XD放送)
『反乱者たち』シーズン4の冒頭2話で再登場し、サビーヌ・レン(Sabine Wren/演ティヤ・シルカー)からダークセーバーを正式に譲られ、再びマンダロアの正当な指導者として承認される。クラン・レン、クラン・ヴィズラ、クラン・クライズの諸氏族をまとめあげる姿が描かれ、続く帝国の弾圧『大粛清』に至る前夜が描写される。
実写『マンダロリアン』シーズン2第11話『継承者(Chapter 11: The Heiress)』(2020年11月13日米国 Disney+配信開始)
ケイティ・サッコフ本人による初のライブアクション出演回。監督はブライス・ダラス・ハワード。ナイト・アウルズの仲間アクセル・ウォーヴェス(Axe Woves)/コスカ・リーヴス(Koska Reeves)と共に、ディン・ジャリン(Din Djarin)/グローグーと邂逅する。ヘルメットを脱がない『チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ』の戒律にディンが従っていることに驚き、自身がダークセーバーを奪い返すためモフ・ギデオン(Moff Gideon)を追っていることを告げる場面が描かれる。
実写『マンダロリアン』シーズン2第16話『救出(Chapter 16: The Rescue)』(2020年12月18日米国 Disney+配信開始)
ディン・ジャリン/フェネック・シャンド/カーラ・デューン/キャラ・デューンらと協力してモフ・ギデオンの軽巡洋艦を制圧。ボー=カタンはダークセーバーをモフ・ギデオンから取り戻す計画だったが、ディン・ジャリンが戦闘でモフ・ギデオンを倒してしまい、結果としてダークセーバーは『勝者継承』の儀礼上ディン・ジャリンの正当な所有物となる。マンダロリアンの継承文化と本人の意図がねじれる、シリーズ全体の重大な転換点。
実写『マンダロリアン』シーズン3(2023年3月1日米国 Disney+配信開始)
シーズン3全8話の中心的キャラクターとして再登場し、ディン・ジャリンと組んでマンダロアの星表面、神聖な鉱山(mines of Mandalore)に下りる。終盤、グレートフォージ(the Forge)の儀礼でディンがダークセーバーをモフ・ギデオン残党との戦闘で失った後、ボー=カタンが戦闘で勝利した結果として再びダークセーバーを継承し、マンダロリアン氏族を率いて惑星マンダロア奪還作戦を完遂する。シーズン終盤、マンダロアの中心都市にナイト・アウルズの旗を掲げる場面が描かれる。
アニメ『バッド・バッチ』他周辺シリーズへのカメオ
『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』等、クローン戦争末期〜帝国期前期を描く周辺アニメシリーズで、共和国/早期反乱軍関係のサブキャラクターとして言及・短時間登場する。シリーズを横断してケイティ・サッコフが声を一貫担当しているため、複数作品を横断視聴した際の人物の連続性が保たれる設計になっている。
2026年5月22日公開予定の劇場版『マンダロリアン&グローグー』との関係
2026年5月22日米国劇場公開予定の劇場版『マンダロリアン&グローグー(The Mandalorian and Grogu)』(監督ジョン・ファヴロー)はディン・ジャリン/グローグーの新たな冒険を描く独立した物語と公式発表されており、本記事公開時点(2026年5月)でボー=カタンが本劇場版に登場するかは公式の最終キャストアナウンスに準ずる。実写『マンダロリアン』シーズン3で再びマンダロアの指導者となった経緯は、本劇場版や続編シリーズの世界観の前提として参照される位置づけにある。
能力・装備
- マンダロリアン近接戦闘術:ベスカー製アーマーとジェットパックを併用した三次元機動戦闘に長け、複数の敵兵を相手に肉弾戦・銃撃戦・空中近接戦を同時にこなす。デス・ウォッチ時代に同流派内で習熟しており、アニメ『クローン・ウォーズ』シーズン7/実写『マンダロリアン』シーズン2・3で繰り返し描かれる。
- ジェットパック飛行:腰背部装着型ジェットパックを駆使して垂直離陸/高速滑空/空中ホバリングを行い、敵陣の上方から急襲する戦術を得意とする。『マンダロリアン』シーズン2第11話『継承者』ではナイト・アウルズの仲間と編隊で帝国軍補給艦に強襲する場面が描かれる。
- ダークセーバー使用:マンダロアの伝統継承武器ダークセーバーの正当な使い手。重く扱いの難しいプラズマ刃の独特な振り方を、『反乱者たち』シーズン4でケイナン・ジャラスからの示唆も受けながらサビーヌ・レンと共に習得し、シーズン4『マンダロアの英雄たち』終盤で正式に継承する。
- ナイト・アウルズ指揮統率:マンダロリアン・レジスタンス『ナイト・アウルズ(Nite Owls)』の指揮官として、クラン・ヴィズラ/クラン・レン/クラン・クライズ等の独立志向の強い氏族をまたいで作戦行動を指揮する政治的・軍事的な統率能力を持つ。実写『マンダロリアン』シーズン3の終盤、惑星マンダロア奪還作戦で複数氏族の合同部隊を率いる。
- マンダロア統治知識:マンダロアの王権伝承(ダークセーバーを戦闘で勝ち取った者が正当な統治者となる『勝者継承』の儀礼)、氏族関係史、惑星マンダロアの地理(神聖な鉱山やリビング・ウォーターと呼ばれる地下水脈の位置)等、マンダロリアン文化の細部を把握しており、儀礼上の継承順位や政治的駆け引きで姉サティーンの政治家としての知見も継承している。
関係相関
- サティーン・クライズ
- 実姉、マンダロア女公(Duchess of Mandalore/声アンナ・グレイヴス)。新マンダロリアン派の平和主義を貫いた政治家で、『クローン・ウォーズ』シーズン2以降のメイン政治家キャラクター。妹のボー=カタンが武闘派デス・ウォッチに加わったことで政治的に対立するが、シーズン5『無法者』でマウルに殺害される。ボー=カタンの行動原理の中心に位置する関係。
- プレ・ヴィズラ
- デス・ウォッチ指導者(声トム・ケイン)。クラン・ヴィズラ当主でダークセーバーの先代所有者。ボー=カタンが当初忠誠を誓っていた人物だが、『クローン・ウォーズ』シーズン5『無法者』でマウルに敗れダークセーバーを奪われ落命する。彼の死をきっかけにボー=カタンはデス・ウォッチを離脱する。
- マウル
- ダソミアン・ザブラックの元シス見習い(声サム・ウィットワー)。クローン戦争末期にデス・ウォッチと一時同盟しマンダロアを掌握、プレ・ヴィズラを倒してダークセーバーを奪い、サティーン・クライズを殺害する。ボー=カタンにとっては姉の仇であり、シーズン7『シーズ・オブ・マンダロア』でアソーカと共闘して再捕獲する直接の敵対者。
- アソーカ・タノ
- 元ジェダイの戦士(声アシュリー・エクスタイン/実写演ロザリオ・ドーソン)。クローン戦争末期『シーズ・オブ・マンダロア』作戦で共闘してマウルを再捕獲し、その後の『マンダロリアン』シーズン2第13話/『アソーカ』周辺で、新共和国期のマンダロアの状況についても言及される、長期にわたる戦友関係。
- サビーヌ・レン
- マンダロリアンのクラン・レン出身の戦士/元反乱者たちのメンバー(声ティヤ・シルカー/実写演ナターシャ・リュー・ボルディッツォ)。『反乱者たち』シーズン4でダークセーバーをボー=カタンに正式に譲り、マンダロアの統治権をクライズ家に戻す重要な役割を果たす。クラン・レンとクラン・クライズの和解を象徴する関係。
- ディン・ジャリン
- 実写『マンダロリアン』主人公(演ペドロ・パスカル)。シーズン2『継承者』で初共闘し、シーズン2終盤でディンが戦闘でモフ・ギデオンを倒した結果、ダークセーバーが意図せずディンの所有物となる。シーズン3では共同戦線を組み、惑星マンダロア奪還作戦でディンが戦闘でダークセーバーを失った後、ボー=カタンが勝者継承の儀礼に則り再びダークセーバーを継承する。
- モフ・ギデオン
- 帝国残党の指揮官(演ジャンカルロ・エスポジート)。『マンダロアの大粛清』を直接指揮した張本人で、ダークセーバーを長年所有していた。ボー=カタンにとっては姉の死後マンダロアを荒廃させた最大の敵対者で、『マンダロリアン』シーズン2終盤/シーズン3クライマックスで決着がつく直接の敵対関係。
登場作品(俳優クレジット)
スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(アニメシリーズ)
2012〜2020/シーズン4第14話『友、苦境にあり』で初登場、シーズン5『シャドウ・コラプティアス』アークでデス・ウォッチを離脱、シーズン7『シーズ・オブ・マンダロア』でアソーカ・タノと共闘しマウルを再捕獲する
スター・ウォーズ 反乱者たち
2017〜2018/シーズン4『マンダロアの英雄たち』2部作でサビーヌ・レンからダークセーバーを正式に継承し、マンダロリアン諸氏族の指導者として承認される
マンダロリアン(実写ドラマシリーズ)
2020〜2023/シーズン2第11話『継承者』(2020-11-13)でケイティ・サッコフが初のライブアクション出演、シーズン2第16話『救出』終盤でダークセーバーがディン・ジャリンの所有物となり、シーズン3(2023-03-01〜)で再びダークセーバーを継承しマンダロア奪還作戦を率いる
名場面・名台詞
- 『クローン・ウォーズ』シーズン4第14話『友、苦境にあり』(2012年1月13日放送)冒頭:デス・ウォッチの戦士として青いナイト・アウルズ風のアーマーで初登場し、ルクス・ボントーリとアソーカ・タノの船を襲撃する場面。本キャラクターのシリーズ全体での起点となる原点シーン。
- 『クローン・ウォーズ』シーズン5『無法者』(2013年2月2日放送)クライマックス:マウルがプレ・ヴィズラを一騎打ちで倒しダークセーバーを奪う場面を目撃し、姉サティーン女公が殺害される瞬間に立ち会う。デス・ウォッチを離脱しナイト・アウルズを率いる側へ転換する精神的転換点。
- 『クローン・ウォーズ』シーズン7『シーズ・オブ・マンダロア』アーク(2020年5月配信):共和国/アソーカ・タノ/キャプテン・レックスと共闘し、サンディアル神殿でマウルを再捕獲するマンダロア包囲作戦の指揮場面。本キャラクターが正式に共和国側マンダロリアン部隊の司令官として描かれる重要場面。
- 『反乱者たち』シーズン4『マンダロアの英雄たち』後編(2017年10月16日放送)終盤:サビーヌ・レンが正式にダークセーバーをボー=カタンに譲り、クラン・レン/クラン・ヴィズラ/クラン・クライズが彼女をマンダロリアンの新たな指導者として承認する儀礼場面。
- 『マンダロリアン』シーズン2第11話『継承者』(2020年11月13日配信開始):ナイト・アウルズの仲間アクセル・ウォーヴェス/コスカ・リーヴスと共に、ジェットパックで帝国軍補給艦に強襲する空中編隊戦闘場面。ケイティ・サッコフによるライブアクション初登場シーン。
- 『マンダロリアン』シーズン2第11話『継承者』後半:ディン・ジャリンが『チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ』の戒律に従いヘルメットを脱がないことに驚き、自身が一度もヘルメットを脱がない流派と古いマンダロリアン文化の差を説明する対話場面。シリーズの宗教観の対比を端的に示す名対話。
- 『マンダロリアン』シーズン2第16話『救出』(2020年12月18日配信開始)クライマックス:ディン・ジャリンがモフ・ギデオンを戦闘で倒し、結果としてダークセーバーが勝者継承の儀礼上ディンの所有物となってしまう場面。ボー=カタンの当初の計画が崩れる、シリーズ全体の重大な転換点。
- 『マンダロリアン』シーズン3前半:ディン・ジャリンと共に惑星マンダロアの神聖な鉱山に下り、リビング・ウォーター(the Living Waters)の水底に潜って、伝説的な巨大生物ミソサウルス(Mythosaur)と遭遇する場面。マンダロアの神話が現存することを目撃する精神的転換点。
- 『マンダロリアン』シーズン3終盤:ディン・ジャリンがモフ・ギデオン残党との戦闘でダークセーバーを失った後、ボー=カタンが勝者継承の儀礼に則り再びダークセーバーを継承する場面。氏族を超えたマンダロアの再統一が成立する重要場面。
- 『マンダロリアン』シーズン3最終話:再統一されたマンダロリアン氏族部隊を率いて惑星マンダロアの中心都市を奪還し、ナイト・アウルズの旗を掲げる場面。マンダロア大粛清からの長い喪失を象徴的に取り戻す、ボー=カタンの完結的場面。
考察
- ボー=カタン・クライズは、デイヴ・フィローニの『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』『マンダロリアン』というシリーズ横断アークの中で、立場・所属勢力・信条が大きく変化し続ける『成長型』のキャラクターである。デス・ウォッチの過激派戦士として登場した彼女が、姉サティーンの死、マウルの簒奪、大粛清を経て、最終的にマンダロアの正当な統治者へと変わっていく軌跡は、約11年にわたる複数作品を横断視聴した観客にしか体験できない種類の人物造形となっている。
- ボー=カタンとディン・ジャリンの関係は、マンダロリアン文化の『戒律の解釈』を巡る対立として描かれる。ヘルメットを脱がない『チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ』の原理派的な解釈と、必要に応じてヘルメットを脱ぐ伝統派の解釈が両者の間で対比され、最終的には『マンダロアは諸氏族のもの』という再統合の理念に至る。シリーズ全体の宗教的・文化的中心テーマを担う両主役の片翼として機能している。
- ダークセーバーの所有権を巡る彼女の物語は、マンダロアの伝統的な『勝者継承』の儀礼と、本人の意図/実力/血統が必ずしも一致しないという矛盾を中心に組み立てられている。サビーヌから譲渡された継承(『反乱者たち』)、ディンに意図せず奪われた継承(『マンダロリアン』シーズン2)、再び勝者継承で取り戻す継承(シーズン3)という3段階の物語は、本シリーズの主要な構造的モチーフの一つとなっている。
トリビア
- ケイティ・サッコフ(Katee Sackhoff)は、TVシリーズ『バトルスター・ギャラクティカ』(2004〜2009)のケラ・スレイス・ソーレイ(コールサイン・スターバック)役で広く知られる女優で、デイヴ・フィローニはサッコフの本役での戦闘的演技をボー=カタン造形のインスピレーション源にしたことを、複数の公式インタビュー(StarWars.com公式記事『The Mandalorian: Bo-Katan in the Flesh』等)で語っている。
- ボー=カタン/ナイト・アウルズが胸部に描いた青と灰色のフクロウ紋(Nite Owl emblem)は、デス・ウォッチ時代から一貫して使用されるクライズ家系の象徴で、シリーズ内で『同じマンダロリアンでも氏族/流派ごとに紋章と色が異なる』ことを視覚的に示す代表例として機能している。クラン・ヴィズラの『屍肉鳥(shriek-hawk)』紋、クラン・レンのカラフルなフリーフォーム紋等と対比される設計。
- ケイティ・サッコフは2020年の実写『マンダロリアン』シーズン2第11話の出演以前から、アニメで本キャラクターを8年間(2012〜2020)演じ続けてきたため、声と実写の演者が同一人物という、スター・ウォーズ実写映像作品では極めて珍しい長期継承の事例となっている(同じ事例にはアニメ『反乱者たち』のローラ・ベイリー/実写『マンダロリアン』のサビーヌ役は別俳優、等の対比がある)。
より詳しいFAQ
ボー=カタン・クライズはどの作品から見るのが良いですか?
公開順入門なら初登場作『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン4第14話『友、苦境にあり』(2012年1月13日米国放送)です。デス・ウォッチ加入時の戦士としての位置づけが分かります。実写から入る場合は『マンダロリアン』シーズン2第11話『継承者(The Heiress)』(2020年11月13日米国 Disney+配信開始)が、ケイティ・サッコフによる初のライブアクション登場回で、シーズン3への入り口にもなります。
ボー=カタンとサティーン・クライズの関係は?
サティーン・クライズはボー=カタンの実姉でマンダロア女公(Duchess of Mandalore)。サティーンが新マンダロリアン派の平和主義を推進した一方、ボー=カタンは戦士の伝統を掲げるデス・ウォッチに合流したため政治的に対立しました。『クローン・ウォーズ』シーズン5『無法者』(2013年2月2日放送)でサティーンはマウルに殺害され、これがボー=カタンのその後の行動原理の中心になります。
ダークセーバーはなぜ何度も所有者が変わるのですか?
ダークセーバーはマンダロアの最初のジェダイ騎士タール・ヴィズラ(Tarre Vizsla)が鍛えたとされる氏族継承武器で、マンダロアでは『戦闘で勝ち取った者が正当な所有者となる』という勝者継承の儀礼に従います。ボー=カタンは『反乱者たち』シーズン4でサビーヌ・レンから譲渡で継承しますが、譲渡では伝統的正当性が完全に成立しないため、シリーズ全体を通じて『勝者継承』をめぐる物語が繰り返されます。
ボー=カタンを演じているのは誰ですか?
アニメ・実写ともにケイティ・サッコフ(Katee Sackhoff/1980年4月8日米国オレゴン州生まれ)が一貫して担当しています。アニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2012〜2020)/『反乱者たち』(2017)で声を担当した後、実写『マンダロリアン』シーズン2第11話『継承者』(2020年11月13日 Disney+配信開始)で初のライブアクション出演を果たし、シーズン3でも主要キャストとして継続出演しました。
デス・ウォッチとナイト・アウルズの違いは?
デス・ウォッチ(Death Watch)はマンダロアの戦士の伝統への武力回帰を掲げる過激派分派で、プレ・ヴィズラが指導しました。ボー=カタンは当初ここに所属していました。一方ナイト・アウルズ(Nite Owls)はクライズ家系の青いフクロウ紋を共有するマンダロリアン部隊で、デス・ウォッチがマウルと同盟して以降、ボー=カタンが率いる反マウル派・後の反帝国派のレジスタンス部隊として位置づけ直されます。
ボー=カタンはどの時代に活躍しますか?
クローン戦争期(共和国末期)に若き戦士として『クローン・ウォーズ』で初登場し、帝国期の『マンダロアの大粛清(Great Purge of Mandalore)』を経て、新共和国期の『マンダロリアン』本編時代にマンダロアの指導者となります。シリーズ内で約30年にわたる時間スパンを横断するロングラン・キャラクターで、複数の時代にまたがる伏線を結ぶ役割を担います。
ボー=カタンとディン・ジャリンの関係は?
実写『マンダロリアン』シーズン2第11話『継承者』で初共闘し、シーズン2終盤でディン・ジャリンがモフ・ギデオンを戦闘で倒した結果、ダークセーバーが勝者継承の儀礼上ディンの所有物となってしまうという、当初の計画とは反対の展開になります。シーズン3ではマンダロア奪還作戦で共同戦線を組み、最終的にはディンが戦闘でダークセーバーを失った後、ボー=カタンが勝者継承の儀礼で再びダークセーバーを継承するという、3シーズン越しの大きなアークが完結します。
出典
ボー=カタン・クライズはどの作品から見る?
スター・ウォーズ / クローン・ウォーズが最初の登場作品です。
ボー=カタン・クライズの関連人物は?
ディン、グローグー、アソーカ、サビーヌ、モール、モフ・ギデオン。
ボー=カタン・クライズと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。