人物メモ
- 役割
- 銀河系屈指の賞金稼ぎ/クローン軍遺伝子テンプレート
- 時代
- 共和国末期(クローン戦争直前)
- 初登場
- エピソード2 / クローンの攻撃
関連人物
ジャンゴ・フェットを追う順番
ジャンゴ・フェットの関連用語
関係する時代
ジャンゴ・フェットの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 種族/出身
- 人間(マンダロリアン文化圏の養子)。出身惑星はマンダロア星系外縁のコンコード・ドーン(Concord Dawn)と公式設定され、本人はクスワーン惑星のジェダイ騒乱で家族を失ったマンダロリアンの孤児(フォウンドリング/Foundling)としてジャスター・メリール(Jaster Mereel)に拾われ育てられたと主張する。現行カノンでの出自詳細は StarWars.com 公式データベースおよび Wookieepedia 該当項目で整理されている
- 主な肩書き
- 銀河系屈指の賞金稼ぎ(Bounty Hunter)。エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)時点では銀河共和国クローン軍(Grand Army of the Republic)のために秘密裏に運用されていた、惑星カミーノ(Kamino)のティラニッド・コミューン製クローン培養施設の遺伝子テンプレート(Prime Clone)として正式に契約していた立場
- 本拠地
- 撮影時点ではアウター・リム惑星カミーノ(Kamino)のティラニッド・コミューン市(Tipoca City)水中都市プラットフォーム。本人専用スリーヴ式 Slave I(後にボバ・フェットが継承)を運用し、家族(息子ボバ)と居住する設定で描かれる
- 初登場(実写)
- ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(Attack of the Clones)』(2002年5月16日米国公開)の前半カミーノ・パートで本格初登場。ジャンゴ・フェット本人の銀河系帝国時代以前の唯一のリアルタイム実写登場作品
- 出演メディア
- 実写映画ではエピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)が中心。実写ドラマ『ボバ・フェットの書(The Book of Boba Fett)』(2021年12月29日 Disney+ 配信開始/全7話)で息子ボバの少年期回想場面に複数回再登場、テムエラ・モリソンが連続して演じる構造を取る
- 演者/声
- ニュージーランド・ロトルア出身のマオリ系俳優テムエラ・モリソン(Temuera Morrison、1960年12月26日生)が実写エピソード2でジャンゴ・フェットを演じ、同作以降ボバ・フェットおよびクローン・トルーパー/コマンダー・コーディ/キャプテン・レックス等の全クローン群の英語版声を一貫担当する根拠となった。日本語版では森山栄治がジャンゴおよびボバ役を担当した版がリリースされている
- 演者(少年期ボバ役)
- ニュージーランド・オークランド出身のマオリ系俳優ダニエル・ローガン(Daniel Logan、1987年6月6日生)がエピソード2『クローンの攻撃』で本キャラクターの息子=10歳のボバ・フェットを演じた。テムエラ・モリソンと同じくマオリ系で同郷出身という人選で、父子の遺伝的同一性を視覚的に補強する撮影上の意図が反映されている。後年TV『クローン・ウォーズ』2008-2014年でも少年期ボバの英語版声を一貫担当した
- 息子/クローン
- ボバ・フェット(Boba Fett)は、クローン軍とは別に、本キャラクター本人が自身の遺伝的非改変コピー(unaltered clone)を息子として育てる条件でカミーノ側に提供させた『非改変クローン』である設定。エピソード2公開時の少年ボバはダニエル・ローガン(Daniel Logan)が演じた
- クリエイター
- ジョージ・ルーカス(George Lucas/『スター・ウォーズ』創造者、エピソード2『クローンの攻撃』脚本・監督)。1980年エピソード5『帝国の逆襲』で登場したボバ・フェットを起点に、ボバの起源を遡及的に説明する形でジャンゴ・フェット像が1999年〜2002年のエピソード2開発段階で創造された。ジャスター・メリール経由のマンダロリアン養子設定はカノン化される過程で公式設定として確立された
- デザイン的位置付け
- コンセプト・アーティスト ダグ・チャン(Doug Chiang/『スター・ウォーズ』プリクエル三部作の主任コンセプトデザイナー、後の『ローグ・ワン』『マンダロリアン』)が本キャラクターのマンダロリアン式アーマーおよび Slave I のリデザインを統括し、息子ボバ・フェット(1980年『帝国の逆襲』のジョー・ジョンストン版緑基調アーマー)と対をなす青/銀基調の親世代アーマーとして造形した。衣装デザインはトリッシャ・ビガー(Trisha Biggar/プリクエル三部作衣装デザイナー、エピソード1で英国アカデミー賞ノミネート)が担当した
- 装備(主要)
- マンダロリアン式ベスカー風アーマー(青/銀基調)、双連装 WESTAR-34 ブラスター・ピストル、ジェットパック(ミニミサイル+火炎放射器内蔵)、ワイヤー射出ガントレット、毒ダート・システム、Slave I(プロトタイプ Firespray-31 級巡視艦/後にボバ・フェットが継承し代名詞となった機体)
- 重要性/影響
- 本キャラクターの遺伝子はカミーノで複製された約200万体のクローン・トルーパー(バッド・バッチを含む実験ユニット、コマンダー・コーディ、キャプテン・レックス等の固有名持ち士官/中隊長級も含む)、および息子ボバ・フェットの遺伝的基盤として、エピソード2以降の銀河共和国軍/銀河帝国軍/後継シリーズ全体の人的構成の中核を担う
- 音楽(キャラクターテーマ)
- エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)スコアはジョン・ウィリアムズ(John Williams/1932年2月8日生、米国の作曲家、アカデミー賞5回受賞)が担当。本キャラクターのカミーノ離脱戦〜小惑星帯追跡戦シーケンスは『Confrontation with Count Dooku and Finale』『Across the Stars』『The Meadow Picnic』を含むスコア体系の中で、低音金管と打楽器を中心とした緊張感あるアクション・キューで描かれる。本キャラクター専用ライトモチーフは独立して与えられず、息子ボバ・フェットの『The Imperial March』内サブモチーフ(1980年『帝国の逆襲』スコア)と一体化する構造で配置された
- 音響デザイン
- ベン・バート(Ben Burtt/『スター・ウォーズ』全シリーズのサウンドデザイナー、アカデミー賞4回受賞)。エピソード2『クローンの攻撃』時点で本キャラクター専用 WESTAR-34 ブラスター・ピストル射撃音、ジェットパック噴射音、ヘルメット内呼吸音、Slave I の地震弾(Seismic Charge)独特の『無音→爆音』効果を設計。地震弾効果音は本作で初導入されたエフェクトで、以降の『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』まで一貫運用されている
- VFX/製作会社
- ルーカスフィルム(Lucasfilm)。エピソード2『クローンの攻撃』時点では ILM(Industrial Light & Magic)がカミーノ・ティラニッド・コミューン市の水中都市プラットフォーム、Slave I のミニチュアおよび小惑星帯追跡戦の合成、ジオノーシス・コロシアム上空ジェットパック戦の合成を担当。シドニーのフォックス・スタジオ・オーストラリアで主要撮影が実施され、本キャラクター登場場面はデジタルバックロット技術で構築された
- プロデューサー
- リック・マッカラム(Rick McCallum/プリクエル三部作プロデューサー、後の『レッド・テイルズ』)。エピソード2『クローンの攻撃』では George Lucas と共同でデジタルシネマ撮影と並列ポストプロダクション体制を構築し、本キャラクターのカミーノ・パートとジオノーシス・パートを別ユニットで並行撮影する効率化を主導した
- シリーズ内活動期間
- エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開/作中時系列で紀元前22年)の前半カミーノ・パートから終盤ジオノーシスの戦いまでが本キャラクター本編アークの全活動期間。実写ドラマ『ボバ・フェットの書』(2021年12月29日 Disney+ 配信開始)で少年期ボバの回想場面に再登場する形で、2002年から2022年まで20年スパンの作品横断的登場履歴を持つ
- 配信プラットフォーム
- 実写エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)は現在 Disney+ で日本含む全世界配信中。実写ドラマ『ボバ・フェットの書』(2021年12月29日〜2022年2月9日/全7話)も Disney+ 独占配信で本キャラクターの少年期ボバ回想場面が見られる。日本では Disney+ Japan(ディズニープラス・ジャパン)で日本語字幕・吹替版が同時配信される
- 出身設定の語源
- コンコード・ドーン(Concord Dawn)はマンダロア星系外縁の架空惑星名で、現行カノンではマンダロリアン傭兵集団トゥルー・マンダロリアンズ(True Mandalorians)の故郷として設定される。本キャラクターの『マンダロリアン養子』設定はジョン・ジャクソン・ミラー著小説『Open Seasons』(2002年4月発売/レジェンズ時代)が原典で、ディズニー期のカノン化を経て StarWars.com 公式キャラクターデータベースに継承されている
来歴(時系列)
前史:マンダロリアン養子化(エピソード2以前の設定)
コンコード・ドーン(Concord Dawn)周辺で家族を失った孤児が、現行カノンではマンダロリアン傭兵集団トゥルー・マンダロリアンズ(True Mandalorians)の長ジャスター・メリール(Jaster Mereel)に拾われ、フォウンドリング(Foundling/養子)としてマンダロリアン文化圏で育てられたという背景設定が StarWars.com 公式キャラクターデータベースおよび関連書籍で整理されている。後のエピソード2におけるマンダロリアン式アーマーとマンダロリアン気質の根拠として描かれる。
賞金稼ぎ時代:銀河系屈指の凄腕(エピソード2の数十年前〜エピソード2直前)
本キャラクターは銀河系全域で『最も危険な男(Most Dangerous Man in the Galaxy)』と評される賞金稼ぎとして名を上げ、その評判を聞きつけた分離主義者ドゥークー伯爵(演クリストファー・リー/Christopher Lee)の指示で、カミーノ側の独立系遺伝学者ティラニッド(Kaminoan)コミューンに遺伝子テンプレートとして契約することになる。報酬は通常の賞金稼ぎ依頼に加え、本人専用の非改変クローン(息子ボバ・フェット)の作成権利と養育権が条件として与えられたという設定で描かれる。
エピソード2 カミーノ・パート(紀元前22年/2002年5月16日米国公開)
オビ=ワン・ケノービ(演ユアン・マクレガー/Ewan McGregor)がパドメ・アミダラ暗殺未遂事件の犯人特定のため、ジオノーシス産毒ダートの出自を辿ってカミーノのティラニッド・コミューン市に到着し、本キャラクターおよび少年ボバ(演ダニエル・ローガン)と対面する。本キャラクターは自宅居住区でオビ=ワンの取り調べに応じた後、追跡を撒くため Slave I で離陸し、オビ=ワンの戦闘機との小惑星帯追跡戦に突入する、シリーズの追跡戦シーンを代表する長尺アクション・シーケンスの中心人物となる。
エピソード2 ジオノーシスの戦い(紀元前22年/2002年5月16日米国公開)
本キャラクターはドゥークー伯爵およびジオノーシス側の分離主義評議会と合流し、ジオノーシス・コロシアムでパドメ・アミダラ、アナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービの処刑場面に立ち会う。直後にメイス・ウィンドゥ(演サミュエル・L・ジャクソン)率いるジェダイ救出部隊が乱入して銀河系最大級の戦端(ジオノーシスの戦い/Battle of Geonosis)が開かれ、本キャラクターはジェットパックを駆使してメイス・ウィンドゥと一騎打ちを展開、最終的にメイスの紫色ライトセーバーで斬首死を遂げる。本場面はシリーズで最も有名なジェダイ・マスター vs 賞金稼ぎ場面のひとつとして知られる。
本キャラクター死後:ボバ・フェットの継承(エピソード2終盤)
ジオノーシスの戦いの終戦処理場面で、少年ボバ・フェットが斬首された父のマンダロリアン式ヘルメットを地面から拾い上げ、父の遺骸を前に泣き崩れるカットでエピソード2における本キャラクター・アークが閉じる。本場面はボバ・フェットがエピソード5『帝国の逆襲』(1980年5月21日米国公開)の伝説的賞金稼ぎへと至る原体験として明示的に描かれ、シリーズ全体のクローン群/賞金稼ぎ群の起源シーンとして機能する。
クローン戦争期:遺伝子テンプレートとしての継続的影響(紀元前22年〜紀元前19年)
本キャラクター死後も、本人の遺伝子から複製された約200万体のクローン・トルーパーが銀河共和国クローン軍の中核として運用される。コマンダー・コーディ(CC-2224)、キャプテン・レックス(CT-7567)、コマンダー・ウルフ、コマンダー・ブライ、コマンダー・グリーらの固有名持ち士官/中隊長級、およびアニメ『バッド・バッチ』(2021〜)の遺伝子改変実験ユニット『クローン・フォース99』ハンター/クロスヘアー/テック/レッカー/エコー/オメガ等が、すべて本キャラクターの遺伝子を基盤として登場する設定が確立されている。
実写ドラマ『ボバ・フェットの書』再登場(2021年12月29日 Disney+ 配信開始)
実写ドラマ『ボバ・フェットの書(The Book of Boba Fett)』全7話(2021年12月29日〜2022年2月9日配信)で、息子ボバ・フェット(演テムエラ・モリソン)の少年期回想場面に本キャラクターが複数回再登場する。テムエラ・モリソンが息子ボバ役と並行してジャンゴ役(少年期ボバから見た父の記憶映像)も連続して担当する構造で、エピソード2以来の本キャラクター本人の長期スパン再登場となった。
後世への影響
本キャラクターはシリーズ全体での『マンダロリアン式アーマー姿の賞金稼ぎ』像の原型として、エピソード5の伝説的賞金稼ぎ=息子ボバ・フェット、実写ドラマ『マンダロリアン』(2019〜)の主役ディン・ジャリン(演ペドロ・パスカル)、『ボバ・フェットの書』のフェネック・シャンドなど、後続シリーズの主要マンダロリアン/賞金稼ぎ群の直接的造形源として継承されている。クローン軍/ストームトルーパー/ファースト・オーダー兵までもが本キャラクターの遺伝子に源流を持つ系譜は、シリーズ全体の人的構造の最も大きな『遺伝的中心』を形成している。
能力・装備
- 賞金稼ぎとしての近接・遠隔戦闘技術:双連装 WESTAR-34 ブラスター・ピストルでの両手射撃、ジェットパック空中機動と組み合わせた立体的攻撃、ワイヤー射出ガントレットによる対象捕縛、毒ダート発射装置による暗殺射撃など、エピソード2『クローンの攻撃』カミーノ離陸シーンとジオノーシス戦闘シーンで実演される総合的賞金稼ぎ戦闘技術。
- マンダロリアン式アーマー運用:マンダロリアン文化圏のフォウンドリング(養子)としてジャスター・メリール(Jaster Mereel)に育てられた経歴を背景に、青/銀基調のマンダロリアン式ベスカー風アーマー、Tバイザー・ヘルメット、ジェットパック内蔵ミニミサイル+火炎放射器、踵ブレード等のフル装備を実戦運用する技能。
- Slave I 機体操縦:本人専用 Firespray-31 級巡視艦『Slave I(後継機体としてボバ・フェットがエピソード5『帝国の逆襲』以降運用)』の主操縦士として、エピソード2のカミーノ離脱戦〜ジオノーシス小惑星帯追跡戦でオビ=ワン・ケノービの戦闘機を相手に高機動戦闘・反重力宇宙戦闘を展開する技能。
- 対ジェダイ戦闘経験:エピソード2ジオノーシスの戦いでメイス・ウィンドゥと一騎打ちを展開し、ジェダイ評議会マスターを相手にジェットパック機動と多重武装で互角の戦闘を一時的に成立させる希少な戦闘技能を保有する非フォース・センシティブの賞金稼ぎ。
- 遺伝学的価値:カミーノのティラニッド・コミューンが銀河共和国クローン軍の遺伝子テンプレート(Prime Clone)として選定した銀河系屈指の身体能力/戦闘能力の保有者。本キャラクターの遺伝子複製による200万体規模のクローン軍は、エピソード2終盤〜エピソード3冒頭のクローン戦争(紀元前22年〜紀元前19年)における銀河共和国側の主力戦力となる。
- Slave I 地震弾(Seismic Charge)運用:エピソード2小惑星帯追跡戦で初投入された本キャラクター専用兵装。発射直後に短い無音期があり、その後に強い爆発音が遅延して鳴る独特の音響設計(ベン・バート設計)で、オビ=ワン・ケノービの J型スターファイターを撹乱する戦術的兵装として運用された。地震弾はその後の銀河系賞金稼ぎ群の象徴的兵装となった。
関係相関
- ボバ・フェット
- 本キャラクターの『息子』として育てられた非改変クローン(演ダニエル・ローガン/少年期、テムエラ・モリソン/成年期)。本キャラクターのカミーノ契約条件として、クローン軍とは別に本人専用の遺伝的非改変コピーが息子として与えられた設定。エピソード2ジオノーシスの戦いで斬首された父のマンダロリアン式ヘルメットを拾い上げる場面が、後の伝説的賞金稼ぎ=エピソード5『帝国の逆襲』ボバ・フェットの原体験として明示的に描かれる。
- ドゥークー伯爵
- 分離主義者連合(CIS)指導者にして元ジェダイ・マスター(演クリストファー・リー/Christopher Lee)。本キャラクターをカミーノ・ティラニッド・コミューンに遺伝子テンプレートとして仲介した側で、エピソード2ジオノーシスの戦いまで本キャラクターの直接的雇用主の立場にあった人物。エピソード2終盤のジオノーシス脱出ではドゥークー側に与する形で本キャラクターも参戦する。
- オビ=ワン・ケノービ
- ジェダイ・マスター(演ユアン・マクレガー/Ewan McGregor)。エピソード2前半でパドメ・アミダラ暗殺未遂事件の毒ダート出自を辿ってカミーノに到着し、本キャラクター本人と直接対面する。カミーノ離脱直後の小惑星帯追跡戦で本キャラクターと正面戦闘を展開する、本キャラクターのエピソード2における主要対戦相手。
- メイス・ウィンドゥ
- ジェダイ高評議会マスター・オブ・ザ・オーダー(演サミュエル・L・ジャクソン/Samuel L. Jackson)。エピソード2ジオノーシスの戦い・コロシアム上空で本キャラクターと一騎打ちを展開し、紫色ライトセーバーで本キャラクターを斬首死させる。本キャラクター本編における直接的退場の引き金となるジェダイ。
- ジャスター・メリール
- マンダロリアン傭兵集団トゥルー・マンダロリアンズ(True Mandalorians)の長として現行カノンの背景設定に登場する、本キャラクターの養父にあたる人物。コンコード・ドーン周辺で孤児となった本キャラクターを拾い、マンダロリアン文化圏のフォウンドリング(養子)として養育したという、本キャラクターのマンダロリアン気質とアーマー継承の起点となる関係。
- ライアン・パスカ・ティラニッド(プライム・ミニスター・ラマ・スー)
- 惑星カミーノのティラニッド・コミューン市プライム・ミニスター・ラマ・スー(Lama Su)。本キャラクターを銀河共和国クローン軍の遺伝子テンプレートとして契約した側で、エピソード2前半のカミーノ・シーケンスでオビ=ワン・ケノービに対し本キャラクター由来クローン軍の制作経緯を説明する人物。
- クローン群(コーディ/レックス/バッド・バッチ)
- 本キャラクターの遺伝子から複製された約200万体のクローン・トルーパーのうち、固有名を持つ士官/中隊長級としてコマンダー・コーディ(CC-2224)、キャプテン・レックス(CT-7567)、アニメ『バッド・バッチ』の遺伝子改変実験ユニット『クローン・フォース99』(ハンター/クロスヘアー/テック/レッカー/エコー)など、シリーズ全体のクローン群の遺伝的起源として本キャラクターが位置づけられる。
- テムエラ・モリソン
- 本キャラクターを実写エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)で演じたニュージーランド・ロトルア出身のマオリ系俳優(Temuera Morrison、1960年12月26日生)。1994年ニュージーランド映画『戦士の鎮魂歌(Once Were Warriors)』のジェイク役で国際的に注目された経歴を持ち、本キャラクター起用後はエピソード2以降のクローン群(コマンダー・コーディ、キャプテン・レックス、ストームトルーパー含む全クローン)の英語版声を一貫担当、『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』では成年期ボバ・フェットも続演する、シリーズ最長期スパンの単一俳優マルチロール起用例のひとつとなった。
- ダニエル・ローガン
- 本キャラクターの息子=10歳のボバ・フェット役を実写エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)で演じたニュージーランド・オークランド出身のマオリ系俳優(Daniel Logan、1987年6月6日生)。テムエラ・モリソンと同郷・同系統のマオリ系という人選で父子の遺伝的同一性を視覚的に補強し、後年TV『クローン・ウォーズ』2008-2014年でも少年期ボバの英語版声を継続担当した。
- ジョージ・ルーカス
- 『スター・ウォーズ』創造者にしてエピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)の脚本・監督(George Lucas/1944年5月14日生、米国の映画監督)。1980年エピソード5『帝国の逆襲』のボバ・フェットを起点に、その起源を遡及的に説明する形で本キャラクター像を1999年〜2002年のエピソード2開発段階で創造した、本キャラクターの直接的な生みの親。
- リック・マッカラム
- プリクエル三部作プロデューサー(Rick McCallum/1954年8月4日生、米国のプロデューサー、後の『レッド・テイルズ』)。エピソード2『クローンの攻撃』で George Lucas と共同でデジタルシネマ撮影と並列ポストプロダクション体制を構築し、本キャラクターのカミーノ・パートとジオノーシス・パートを別ユニットで並行撮影する効率化を主導した、本キャラクター登場場面の製作面の中核人物。
- ダグ・チャン
- 本キャラクターのマンダロリアン式アーマーおよび Slave I のリデザインを統括した『スター・ウォーズ』プリクエル三部作の主任コンセプトデザイナー(Doug Chiang/1962年生、米国のコンセプトアーティスト、後の『ローグ・ワン』『マンダロリアン』エクスゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター)。息子ボバ・フェット(1980年『帝国の逆襲』のジョー・ジョンストン版緑基調アーマー)と対をなす青/銀基調の親世代アーマーとして本キャラクターの視覚的アイデンティティを構築した。
- トリッシャ・ビガー
- プリクエル三部作衣装デザイナー(Trisha Biggar/英国の衣装デザイナー、エピソード1で英国アカデミー賞ノミネート)。エピソード2『クローンの攻撃』で本キャラクターのマンダロリアン式アーマー実物スーツおよび少年期ボバ・フェットの衣装を構築した、本キャラクター衣装周りの直接的設計者。
- ジョン・ウィリアムズ
- エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)スコア作曲家(John Williams/1932年2月8日生、米国の作曲家、アカデミー賞5回受賞)。本キャラクターのカミーノ離脱戦〜小惑星帯追跡戦シーケンスの劇伴を担当し、低音金管と打楽器を中心とした緊張感あるアクション・キューで本キャラクター登場シーンの音楽的アイデンティティを構築した。
- ベン・バート
- 『スター・ウォーズ』全シリーズのサウンドデザイナー(Ben Burtt/1948年7月12日生、米国の音響デザイナー、アカデミー賞4回受賞)。エピソード2『クローンの攻撃』で本キャラクター専用 WESTAR-34 ブラスター・ピストル射撃音、ジェットパック噴射音、ヘルメット内呼吸音、Slave I の地震弾(Seismic Charge)独特の『無音→爆音』効果を設計した本キャラクター音響周りの直接的設計者。
- クリストファー・リー
- 本キャラクターを直接雇用したドゥークー伯爵(タイラナス卿)役の英国俳優(Christopher Lee/1922年5月27日〜2015年6月7日、英国アカデミー賞特別功労賞受賞)。『ドラキュラ』(1958年)以降のホラー映画の重鎮で、エピソード2『クローンの攻撃』(2002年)からエピソード3『シスの復讐』(2005年)まで本キャラクターの雇用主としてのドゥークーを演じ、本キャラクターのカミーノ契約の物語的背景を提示した。
- サミュエル・L・ジャクソン
- 本キャラクターをジオノーシス上空で斬首死させたメイス・ウィンドゥ役の米国俳優(Samuel L. Jackson/1948年12月21日生、『パルプ・フィクション』『アベンジャーズ』のニック・フューリー)。エピソード1『ファントム・メナス』(1999年)からエピソード3『シスの復讐』(2005年)までメイス・ウィンドゥを担当し、本キャラクターとの一騎打ちで紫色ライトセーバー(本人の希望で配色決定)を振るう本キャラクター本編退場の直接的トリガーを演じた。
登場作品(俳優クレジット)
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
2002/本キャラクター本編唯一のリアルタイム実写主役級登場。カミーノ・パートでオビ=ワン・ケノービと対面、小惑星帯追跡戦、ジオノーシスの戦いでメイス・ウィンドゥと一騎打ちの末に斬首死、息子ボバ・フェットによるヘルメット回収場面まで一連の主役級アーク
ボバ・フェットの書
2021〜2022/息子ボバ・フェットの少年期回想場面に複数回再登場、テムエラ・モリソンが息子役と並行してジャンゴ役(少年期ボバから見た父の記憶映像)も連続担当
クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
2008-2014/本キャラクター本人は故人として扱われるが、本キャラクターの遺伝子を継承するクローン軍(コマンダー・コーディ/キャプテン・レックス/コマンダー・ウルフ等/全員テムエラ・モリソン声)が主力戦力として登場、本キャラクター遺伝子の波及効果が物語の中核となる
バッド・バッチ
2021〜2024/本キャラクターの遺伝子を改変した実験ユニット『クローン・フォース99』ハンター/クロスヘアー/テック/レッカー/エコー/オメガが主役。本キャラクター本人は故人扱いだが、遺伝子テンプレートとしての存在感がシリーズ全体の世界観を支える
名場面・名台詞
- エピソード2『クローンの攻撃』カミーノ・ティラニッド・コミューン市本人居住区(2002年5月16日米国公開):オビ=ワン・ケノービ(演ユアン・マクレガー)がパドメ・アミダラ暗殺未遂事件の毒ダート出自を辿って本キャラクター本人と少年ボバ・フェット(演ダニエル・ローガン)の住居を訪ねる場面。カミーノの雨に濡れた水中都市プラットフォーム上で展開される、本キャラクターの実写本格初登場シーン。
- エピソード2 カミーノ離脱戦・小惑星帯追跡戦(2002年5月16日米国公開):本キャラクターが Slave I を起動してカミーノを離脱し、オビ=ワン・ケノービの戦闘機による追跡を撒くためジオノーシス系小惑星帯に突入する一連の追跡戦闘シーン。シリーズの宇宙戦闘シーンを代表する小惑星帯戦闘の起源場面で、本キャラクター専用の地震弾(Seismic Charge)が初投入される。
- エピソード2 ジオノーシス・コロシアム上空ジェットパック戦(2002年5月16日米国公開):ジェダイ救出部隊乱入後のジオノーシス・コロシアム上空で、本キャラクターがジェットパックでメイス・ウィンドゥと一騎打ちを展開する、シリーズ屈指のジェダイ・マスター vs 賞金稼ぎ場面。
- エピソード2 ジオノーシスの戦い 本キャラクター斬首死(2002年5月16日米国公開):メイス・ウィンドゥの紫色ライトセーバーで本キャラクターが斬首死を遂げる場面。本キャラクター本編アークの直接的終結シーンで、シリーズで最も有名な賞金稼ぎ退場場面のひとつ。
- エピソード2 ジオノーシス戦後・ヘルメット回収(2002年5月16日米国公開):ジオノーシスの戦い終戦処理場面で、少年ボバ・フェットが斬首された父のマンダロリアン式ヘルメットを地面から拾い上げ、父の遺骸を前に泣き崩れるシリーズ全体で最も重い継承場面のひとつ。後の伝説的賞金稼ぎ=エピソード5『帝国の逆襲』ボバ・フェットの原体験として明示的に位置づけられる。
- 実写ドラマ『ボバ・フェットの書』少年期回想(2021年12月29日 Disney+ 配信開始):息子ボバ・フェットの少年期回想場面に本キャラクターが複数回再登場し、テムエラ・モリソンが息子ボバ役と並行してジャンゴ役も連続担当する場面群。エピソード2以来の本キャラクター本人の長期スパン再登場となった重要シーン。
- エピソード2 カミーノ・クローン軍生産ライン公開シーン(2002年5月16日米国公開):プライム・ミニスター ラマ・スー(Lama Su)がオビ=ワン・ケノービに対し本キャラクター由来クローン軍の制作経緯を説明する場面。本キャラクター本人は登場しないが、本キャラクターの遺伝子から複製された約200万体のクローン・トルーパーの製造現場が初めてスクリーンに映し出される、本キャラクターの遺伝子的役割が映像的に明示される重要シーン。
- エピソード2 カミーノ住居 父子食卓シーン(2002年5月16日米国公開):オビ=ワン・ケノービ来訪前後のカミーノ住居で本キャラクターと少年ボバ・フェット(演ダニエル・ローガン)が二人で食卓を囲む短い場面。本キャラクター本人の『賞金稼ぎ』の顔とは別軸の『父親』としての側面が垣間見える数少ない静的シーンで、後のジオノーシス継承シーンへの感情的伏線として機能する。
考察
- ジャンゴ・フェットは、1980年エピソード5『帝国の逆襲』(1980年5月21日米国公開)のボバ・フェット登場時には存在しなかったキャラクターを、2002年エピソード2でボバ・フェットの起源として遡及的に創造したという、シリーズ史でも稀な『先に登場した子の親を後から作る』設計を取った人物である。マオリ系俳優テムエラ・モリソンの起用により、エピソード2以降のクローン群/ボバ・フェット/『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』の全マンダロリアン傭兵描写に至るまでの『顔の系譜』が一本の系図でつながる構造が生まれた点でも、シリーズの人的構成原理を最も大きく規定したキャラクターのひとつである。
- 本キャラクターのジオノーシスでの斬首死は、後続シリーズ全体での『マンダロリアン文化圏の損失』を象徴する場面として、アニメ『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』、実写ドラマ『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』に至るまでマンダロリアン描写の重要な参照点となっている。本キャラクターの遺伝子が銀河共和国クローン軍として複製され、その後継としてのクローン群が銀河帝国のストームトルーパーへと組み込まれていく構造は、シリーズ全体の『勝者なき遺伝的継承』テーマの中核を形成する。
- 本キャラクターと息子ボバ・フェットの『非改変クローン』関係は、エピソード2以降のシリーズで反復される『複製と個体性』テーマの起点として機能する。ボバ・フェット個人としての固有性、コマンダー・コーディ/キャプテン・レックスらクローン士官個々の固有名と個性、『バッド・バッチ』の遺伝子改変実験ユニットの個別アイデンティティ問題まで、すべて本キャラクター由来の遺伝子テンプレートが分岐していく形で問われる構造が、現行カノンのクローン関連シリーズ全体に通底している。
- 音楽・音響分析:エピソード2『クローンの攻撃』スコアでジョン・ウィリアムズは本キャラクターに独立したライトモチーフを与えず、息子ボバ・フェットの『The Imperial March』内サブモチーフ(1980年『帝国の逆襲』スコア)と一体化させる構造を取った。これは本キャラクターを『将来のボバ・フェットへの前奏曲』として位置づける作曲上の意図であり、低音金管と打楽器中心のアクション・キューはエピソード5のボバ・フェット登場シーンと音楽的に繋がる。ベン・バート設計の Slave I 地震弾効果音(無音→爆音の遅延構造)は本作初導入の革新的サウンドエフェクトとして以降の『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』まで一貫運用されている。
- マンダロリアン文化圏のフォウンドリング設定としての構造分析:本キャラクターの『コンコード・ドーン孤児→ジャスター・メリールに拾われ養育』という設定は、後年の実写ドラマ『マンダロリアン』(2019〜)における主役ディン・ジャリン(『戦争で家族を失った孤児として The Way 宗派に救出』)およびグローグー(『ジェダイ寺院から救出された孤児』)の『家族を失った孤児がマンダロリアン共同体に拾われる』テーマ構造の原型となっている。本キャラクター設定はディン・ジャリン/グローグーの物語構造を遡及的に正当化する『マンダロリアン文化圏のフォウンドリング伝統』の起点として、シリーズ全体の人的継承構造を支える参照点になっている。
トリビア
- 本キャラクターを演じたテムエラ・モリソン(Temuera Morrison、1960年12月26日生)は、ニュージーランド・ロトルア出身のマオリ系俳優で、1994年ニュージーランド映画『戦士の鎮魂歌(Once Were Warriors)』のジェイク役で国際的に注目された経歴を持つ。本キャラクター起用後、テムエラ・モリソンはエピソード2以降のクローン群(コマンダー・コーディ、キャプテン・レックス、ストームトルーパー含む全クローン)の英語版声を一貫担当し、『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』では成年期ボバ・フェットも続演する、シリーズ最長期スパンの単一俳優マルチロール起用例のひとつとなった。
- 本キャラクターの愛機 Slave I(プロトタイプ Firespray-31 級巡視艦)は、エピソード2公開以前のエピソード5『帝国の逆襲』(1980年5月21日米国公開)でボバ・フェットの代名詞的機体として先に映像登場しており、本キャラクター登場時には『父から息子に継承される機体』として遡及的に再構築された経緯を持つ。エピソード2のカミーノ離脱戦〜小惑星帯追跡戦シーンは、エピソード5のボバ・フェットの Slave I 運用シーンと対をなす親子継承構造として設計されている。
- 本キャラクターの装備した双連装 WESTAR-34 ブラスター・ピストルは、本キャラクター専用にデザインされた架空火器で、銀河系全域のマンダロリアン武装の代名詞のひとつとなった。本キャラクター死後、Slave I と WESTAR-34、マンダロリアン式アーマーは息子ボバ・フェットに継承され、エピソード5『帝国の逆襲』以降の伝説的賞金稼ぎ装備として継続使用される。
- 少年期ボバ・フェット役のダニエル・ローガン(Daniel Logan、1987年6月6日生)は、ニュージーランド・オークランド出身のマオリ系俳優で、本キャラクター役のテムエラ・モリソンと同郷・同系統という人選で父子の遺伝的同一性を視覚的に補強する撮影上の意図が反映された。エピソード2以降、ダニエル・ローガンは2008-2014年TV『クローン・ウォーズ』でも少年期ボバ・フェットの英語版声を継続担当し、本キャラクターとの父子関係を子側から長期スパンで支える役者として定着した。
- 本キャラクターを斬首死させたメイス・ウィンドゥの紫色ライトセーバーは、演者サミュエル・L・ジャクソン本人がジョージ・ルーカスに『戦闘シーンで自分のキャラクターをすぐ見分けられるように』と希望して採用された配色である。エピソード2の本キャラクターとの一騎打ちは、青/緑が主流のジェダイ・ライトセーバー群の中で『紫色』という異色配色が銀河系最強格のジェダイ・マスターの存在感を際立たせる演出として広く知られる。
- 本キャラクター専用兵装『Slave I の地震弾(Seismic Charge)』は、本作で初導入された革新的サウンドエフェクトで、ベン・バート(Ben Burtt)が設計した『発射直後の短い無音期→遅延した強い爆発音』という独特の音響構造が特徴。本作小惑星帯追跡戦で初投入された後、『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』に至るまでフェット家の代名詞的兵装として継続使用されている。
- 本キャラクター愛機 Slave I は2021年以降のディズニー期 Lucasfilm 公式キャラクターデータベース上で『Slave』という名称が削除され、単に『ボバ・フェットの宇宙船(Boba Fett's starship)』『Firespray-class ship』と表記される事例が増えている。一方で『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』本編内では Slave I という名称が引き続き使用されており、公式は完全な改名ではなく『公式マーケティング表記の段階的回避』という方針を取っている。本キャラクターのジャンゴ運用時の機体名も同様の表記揺れに置かれている。
- 本キャラクターの『マンダロリアン養子』背景設定はジョン・ジャクソン・ミラー著小説『Open Seasons』(2002年4月発売/レジェンズ時代の Dark Horse Comics 連載コミック)が原典で、ディズニー期のカノン化を経て StarWars.com 公式キャラクターデータベースに継承された。コンコード・ドーン惑星設定、ジャスター・メリール養父設定、トゥルー・マンダロリアンズ集団設定は本作で初導入されたもので、後年の『マンダロリアン』のディン・ジャリン/ The Way 宗派設定とも遠縁の構造的関係を持つ。
- 本キャラクターは1980年エピソード5『帝国の逆襲』のボバ・フェット(演ジェレミー・ブロック)登場時には存在しなかったキャラクターで、2002年エピソード2でボバの起源として遡及的に創造された『先に登場した子の親を後から作る』シリーズ史でも稀な設計を取っている。本キャラクターの登場により、それまで一作のみの謎の賞金稼ぎだったボバ・フェット像はマンダロリアン文化圏の継承者として再定義され、後の実写ドラマ『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』の物語的基盤が確立された。
より詳しいFAQ
ジャンゴ・フェットはどの作品で初登場しましたか?
実写本編での初登場は2002年5月16日米国公開のジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(Attack of the Clones)』の前半カミーノ・パートです。本作で本キャラクターは銀河共和国クローン軍の遺伝子テンプレート(Prime Clone)として登場し、オビ=ワン・ケノービ(演ユアン・マクレガー)との小惑星帯追跡戦、ジオノーシスの戦いでメイス・ウィンドゥ(演サミュエル・L・ジャクソン)との一騎打ちと斬首死、息子ボバ・フェット(演ダニエル・ローガン)によるヘルメット回収まで、本キャラクター本編アークの全ては本作1作内で完結します。
ジャンゴ・フェットを演じている俳優は誰ですか?
ニュージーランド出身のマオリ系俳優テムエラ・モリソン(Temuera Morrison、1960年12月26日生)が実写エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)でジャンゴ・フェットを演じています。本キャラクター起用後、テムエラ・モリソンはエピソード2以降のクローン・トルーパー/コマンダー・コーディ/キャプテン・レックス等の全クローン群の英語版声を一貫担当する根拠となり、実写ドラマ『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』では成年期ボバ・フェットも続演しています。少年期ボバ・フェットはダニエル・ローガン(Daniel Logan)が担当しました。
ジャンゴ・フェットとボバ・フェットの関係は?
ボバ・フェット(Boba Fett)は、ジャンゴ・フェット本人の遺伝的非改変コピー(unaltered clone)を息子として育てる条件で、カミーノのティラニッド・コミューン側が本キャラクターに提供した『非改変クローン』として位置づけられます。銀河共和国クローン軍向けに大量複製されたクローン・トルーパーとは異なり、ボバはジャンゴ本人と同一の遺伝子そのままで成長する設計で、本キャラクター本人が個人的に養育しました。エピソード2ジオノーシスの戦いで本キャラクターが斬首死した後、少年ボバが父のマンダロリアン式ヘルメットを回収する場面が、後のエピソード5『帝国の逆襲』(1980年5月21日米国公開)伝説的賞金稼ぎ=ボバ・フェットへと至る原体験として描かれます。
ジャンゴ・フェットはどうやって死にましたか?
ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)終盤のジオノーシスの戦い(Battle of Geonosis)で、メイス・ウィンドゥ(演サミュエル・L・ジャクソン)と一騎打ちを展開した末、メイス・ウィンドゥの紫色ライトセーバーで斬首死を遂げました。本場面はシリーズで最も有名なジェダイ・マスター vs 賞金稼ぎ場面のひとつで、直後に少年ボバ・フェット(演ダニエル・ローガン)が父のマンダロリアン式ヘルメットを地面から拾い上げる継承場面が描かれます。
ジャンゴ・フェットはクローン軍とどう関係していますか?
本キャラクターはエピソード2『クローンの攻撃』時点で、惑星カミーノ(Kamino)のティラニッド・コミューン市(Tipoca City)で秘密裏に運用されていた銀河共和国クローン軍(Grand Army of the Republic)の遺伝子テンプレート(Prime Clone)として正式に契約していました。本キャラクターの遺伝子から複製された約200万体のクローン・トルーパーが、エピソード2終盤〜エピソード3冒頭のクローン戦争(紀元前22年〜紀元前19年)における銀河共和国側の主力戦力となります。コマンダー・コーディ(CC-2224)、キャプテン・レックス(CT-7567)、アニメ『バッド・バッチ』のクローン・フォース99も、すべて本キャラクターの遺伝子に源流を持ちます。
ジャンゴ・フェットはどの順番で観るのが良いですか?
公開順(製作順)で観る場合は2002年エピソード2『クローンの攻撃』が本キャラクター本編唯一のリアルタイム実写登場作品なので、ここを起点に観るのが最短ルートです。作中時系列で観たい場合はエピソード1『ファントム・メナス』(1999年)→本キャラクター本編=エピソード2『クローンの攻撃』(2002年)→アニメ『クローン・ウォーズ』劇場版(2008年)/シリーズ各アーク(クローン軍が本キャラクター遺伝子由来)→エピソード3『シスの復讐』(2005年)→アニメ『バッド・バッチ』(2021〜/本キャラクター遺伝子の改変実験ユニット)→エピソード5『帝国の逆襲』(1980年/息子ボバ・フェット伝説的登場)→『ボバ・フェットの書』(2021〜2022/少年期ボバ回想で本キャラクター再登場)の順がおすすめです。
ジャンゴ・フェットはマンダロリアンですか?
本キャラクターはコンコード・ドーン(Concord Dawn)周辺で家族を失った孤児として、現行カノンではマンダロリアン傭兵集団トゥルー・マンダロリアンズ(True Mandalorians)の長ジャスター・メリール(Jaster Mereel)に拾われ、フォウンドリング(Foundling/養子)としてマンダロリアン文化圏で育てられた背景設定が StarWars.com 公式キャラクターデータベースおよび関連書籍で整理されています。生粋のマンダロア出身者ではなく『マンダロリアン養子』ですが、マンダロリアン式ベスカー風アーマー、Tバイザー・ヘルメット、ジェットパック等のフル装備を継承運用しており、後続シリーズの『マンダロリアン式賞金稼ぎ』像の直接的造形源となっています。
ジャンゴ・フェットの登場作品はどこで配信されていますか?
本キャラクター本編唯一の主役級登場作品『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)は現在 Disney+(ディズニープラス)で日本含む全世界配信中です。本キャラクターが少年期ボバの回想場面で再登場する『ボバ・フェットの書(The Book of Boba Fett)』(2021年12月29日〜2022年2月9日/全7話)も Disney+ 独占配信で、日本では Disney+ Japan(ディズニープラス・ジャパン)で日本語字幕・吹替版が同時配信されています。本キャラクター遺伝子由来クローン群が活躍する『クローン・ウォーズ』(2008-2014年)『バッド・バッチ』(2021-2024年)も同じ Disney+ で配信されています。
ジャンゴ・フェットを生み出したのは誰ですか?
『スター・ウォーズ』創造者ジョージ・ルーカス(George Lucas/1944年5月14日生、米国の映画監督)の構想を基に、1980年エピソード5『帝国の逆襲』で登場したボバ・フェットの起源を遡及的に説明する形で1999年〜2002年のエピソード2開発段階で創造されました。コンセプト・アーティスト ダグ・チャン(Doug Chiang/プリクエル三部作の主任コンセプトデザイナー)が本キャラクターのマンダロリアン式アーマーおよび Slave I のリデザインを統括し、衣装デザイナー トリッシャ・ビガー(Trisha Biggar/プリクエル三部作衣装デザイナー)が実物スーツを構築しました。マンダロリアン養子背景設定はジョン・ジャクソン・ミラー著小説『Open Seasons』(2002年4月発売)が原典です。
ジャンゴ・フェットとディン・ジャリンの関係は?
両者は直接の血縁・面識はありませんが、いずれも『戦争で家族を失った孤児がマンダロリアン共同体に拾われ、マンダロリアン式ベスカー風アーマーを継承運用する』というフォウンドリング(Foundling/養子)構造を共有します。本キャラクターはコンコード・ドーン孤児からジャスター・メリール率いるトゥルー・マンダロリアンズに拾われ、ディン・ジャリン(演ペドロ・パスカル)は戦争孤児から The Way 宗派に救出されて育てられた設定で、本キャラクターの設定が後年実写ドラマ『マンダロリアン』(2019〜)のディン・ジャリン/グローグーの物語構造を遡及的に正当化する『マンダロリアン文化圏のフォウンドリング伝統』の起点として機能しています。
出典
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Jango Fett
- StarWars.com 公式映画ページ: Attack of the Clones
- StarWars.com 公式シリーズページ: The Book of Boba Fett
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Boba Fett
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Mace Windu
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Obi-Wan Kenobi
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Count Dooku
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Lama Su
- IMDb: Attack of the Clones (2002)
- IMDb: Temuera Morrison
- IMDb: Daniel Logan
- IMDb: George Lucas
- IMDb: Christopher Lee
- IMDb: Samuel L. Jackson
- IMDb: Ewan McGregor
- IMDb: John Williams (Composer)
- IMDb: Ben Burtt
- IMDb: Doug Chiang
- Wookieepedia: Jango Fett (canon)
- Wookieepedia: Slave I
- Wookieepedia: True Mandalorians
ジャンゴ・フェットはどの作品から見る?
エピソード2 / クローンの攻撃が最初の登場作品です。
ジャンゴ・フェットの関連人物は?
ボバ・フェット、ドゥークー、オビ=ワン、メイス・ウィンドゥ、ジャスター・メリール、コーディ、レックス。
ジャンゴ・フェットと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。