人物メモ
- 役割
- ジェダイ評議会マスター・オブ・ザ・オーダー
- 時代
- プリクエル三部作〜クローン・ウォーズ
- 初登場
- エピソード1 / ファントム・メナス
関連人物
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関係する時代
メイス・ウィンドゥの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 種族/出身
- 人類種(ヒューマン)。出身はアウター・リム惑星ハルーン・カル(Haruun Kal)。シリーズ補完小説『シャター・ポイント(Shatterpoint)』および StarWars.com 公式データベースで言及される設定
- 氏族/所属
- ジェダイ・オーダー所属。ジェダイ高評議会(Jedi High Council)の最古参メンバーの一人で、ヨーダと並ぶ評議会の中心人物。マスター・オブ・ザ・オーダー(Master of the Order)の称号を持ち、評議会内では事実上の議長役を担う
- 肩書き/立ち位置
- ジェダイ・マスター(Jedi Master)、ジェダイ高評議会メンバー、マスター・オブ・ザ・オーダー。クローン戦争期は共和国軍ジェダイ将軍(Jedi General)として複数戦線を指揮した
- 装備
- ジェダイ・ローブ、ユーティリティベルト、フォース感応者向け標準装備。代名詞となる紫色プラズマ刃のライトセーバーを単一武器として常時携帯する
- 象徴的武器
- 紫色ライトセーバー(Purple Lightsaber/パープル・セーバー)。スター・ウォーズ実写本編で紫色刃のセーバーを持つ唯一のジェダイ。StarWars.com 公式記事および複数の公式出版物では、サミュエル・L・ジャクソンがジョージ・ルーカスに『戦場で自分のキャラクターを一目で見分けたい』と直接申し出て紫色が採用された経緯が記録されている。クリスタルは伝統的なジェダイの青/緑ではなく紫を発する稀少なカイバー結晶という設定
- ライトセーバー流派
- ジェダイ・ライトセーバー戦闘術フォームVII『ヴァーパッド(Vaapad)』の創始者であり、シリーズ内で正式に習得した唯一のジェダイ。フォームVII『ジュヨー(Juyo)』をマスター・ウィンドゥが体系化し直したダークサイド寸前まで踏み込む攻撃的流派で、シャター・ポイント(敵の弱点となる時空の交差点)を見抜く戦闘哲学と結びついている
- 演者(実写)
- サミュエル・L・ジャクソン(Samuel L. Jackson/1948年12月21日米国ワシントンD.C.生/『パルプ・フィクション』『アベンジャーズ』シリーズのニック・フューリー役で知られる)。エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)/エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)/エピソード3『シスの復讐』(2005年5月19日米国公開)の実写プリクエル三部作で本キャラクターを演じた
- 演者(アニメ声)
- テレンス・C・カーソン(Terrence C. Carson/1958年11月27日米国シカゴ生/TVドラマ『Living Single』のカイル・バーカー役で知られる俳優)。3Dアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008〜2020)/アニメ『テイルズ・オブ・ザ・ジェダイ』等で本キャラクターを担当。2003〜2005年の2DアニメシリーズではT・C・カーソン名義でも担当
- 初登場
- エピソード1『ファントム・メナス(Star Wars: Episode I – The Phantom Menace)』1999年5月19日米国公開。ジェダイ評議会の場面でヨーダの隣に座るマスター・オブ・ザ・オーダーとして登場し、クワイ=ガン・ジンが連れてきた幼少アナキン・スカイウォーカーの審査に立ち会う
- 時代設定
- 共和国末期から銀河帝国成立直前(プリクエル三部作期)。シリーズ年代上はクローン戦争期に共和国側ジェダイ将軍として最前線に立ち、エピソード3『シスの復讐』終盤でパルパティーン議長=ダース・シディアスを直接追い詰めた末に命を落とす
- 信条
- 『ジェダイは銀河の番人であり、共和国の盾である』という伝統的ジェダイ・オーダーの信条を最も厳格に体現する評議会メンバーの一人。フォースの暗黒面への接近を最大限に警戒する一方、自ら創始したヴァーパッドではあえて『戦う相手の暗黒の力を制御された形で自分の戦闘に取り込む』という暗黒面と隣接する手法に踏み込む、規律と実用のバランスを取る人物像として描かれる
- クリエイター
- ジョージ・ルーカス(George Lucas)。プリクエル三部作のジェダイ評議会の中核キャラクターとして設計され、サミュエル・L・ジャクソンが自身の希望でキャスティングされた経緯が複数の公式映像特典で語られている。アニメ『クローン・ウォーズ』以降のキャラクター継承はデイヴ・フィローニ(Dave Filoni)のチームが担当し、シリーズ全体を通じてヨーダと並ぶジェダイ評議会の象徴的存在として一貫して描かれている
来歴(時系列)
エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)
ジェダイ高評議会のメンバーとして初登場し、ヨーダと共に幼少アナキン・スカイウォーカーのフォース感応審査に立ち会う。クワイ=ガン・ジンがアナキンを『選ばれし者(the Chosen One)』として訓練するよう主張した際、ヨーダと共に懸念を表明し、最終的には評議会としてオビ=ワン・ケノービにアナキンの訓練を許可する側に立つ。シリーズ全体のアナキン物語の出発点に立ち会う評議会の中心人物として位置づけられる。
エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)
クライマックスのジオノーシスの戦い(Battle of Geonosis)で、ジェダイ部隊を率いてオビ=ワンとアナキン、パドメ・アミダラを救出する作戦を指揮する。ペテラナクスの闘技場でジャンゴ・フェット(Jango Fett/演テムエラ・モリソン)と一騎打ちを行い、紫色ライトセーバーでジャンゴの首を斬って倒すという、本キャラクターのシリーズ全体での最大の見せ場の一つを演じる。この戦闘がクローン戦争(Clone Wars)開戦の引き金となる、銀河史上の決定的な場面である。
アニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008〜2020)
テレンス・C・カーソンが本キャラクターの声を一貫して担当。3Dアニメシリーズ全体で複数のエピソードに登場し、共和国軍ジェダイ将軍として、また評議会の中心メンバーとして、ヨーダ/オビ=ワン/アナキンと並ぶ主要メイン・キャストを構成する。特にシーズン3第10話『ヒーローズ・オン・ボス・ペイ(Heroes on Both Sides)』、シーズン5『シャドウ・コラプティアス(Shadow Conspiracy)』アーク、シーズン6『失われたミッション(The Lost Missions)』等の重要回で活躍する。
アニメ『テイルズ・オブ・ザ・ジェダイ(Tales of the Jedi)』(2022年10月26日 Disney+配信開始)
デイヴ・フィローニ製作総指揮の6話オムニバス短編アニメシリーズの中で、評議会の中心メンバーとして再登場する。プリクエル期のジェダイ・オーダー内の政治的緊張、ドゥークーが評議会を離れた経緯と関連する重要なバックグラウンドが描かれる挿話で、ヨーダ/キィ=アディ=ムンディと並ぶ評議会の象徴として描写される。本作によりプリクエル期のジェダイ評議会の人物造形が補完される。
エピソード3『シスの復讐』クライマックス(2005年5月19日米国公開)
本キャラクターのシリーズ最大の見せ場。パルパティーン議長=ダース・シディアスの正体を察知したマスター・ウィンドゥは、キィ=アディ=ムンディ、エイガン・コーラー、サーシー・ティンの3人のジェダイ・マスターを伴ってコルサントの議長執務室に踏み込み、シディアスを逮捕しようとする。同行マスター3名を瞬時に倒したシディアスを、ウィンドゥは紫色ライトセーバーで一騎打ちの末に追い詰め、まさに止めを刺そうとした瞬間、駆けつけたアナキン・スカイウォーカーがシディアスの命を救うためウィンドゥの剣を持つ右腕を斬り落とす。シディアスのフォース・ライトニングで全身を貫かれたウィンドゥは、議長執務室の窓から銀河系都市コルサントの夜空へ落下し、戦死する。アナキンがダース・ベイダーに転落する直接の引き金となる、シリーズ全体で最重要級の場面である。
オーダー66とジェダイ・オーダーの崩壊(エピソード3)
ウィンドゥの戦死とほぼ同時にパルパティーンはオーダー66(Order 66)を発令し、銀河系全土のクローン部隊が指揮下のジェダイ将軍を粛清する。これによりジェダイ評議会は事実上消滅し、ジェダイ・オーダーは秘密裏に生き延びる少数の存在以外は壊滅する。マスター・ウィンドゥの死は、ジェダイ・オーダー崩壊の象徴的瞬間として後年のシリーズで繰り返し参照される。
シリーズ補完小説『シャター・ポイント(Shatterpoint)』(2003年6月3日 Del Rey 刊/著マシュー・ストーヴァー)
クローン戦争期のメイス・ウィンドゥを単独主人公とした小説。出身惑星ハルーン・カル(Haruun Kal)に戻り、かつての教え子で現地ゲリラ指導者となったデパ・ビラバ(Depa Billaba/後にケイナン・ジャラスのマスターとなるジェダイ)を救出する物語。ハルーン・カル出身という出身設定、シャター・ポイント能力(敵の弱点となる時空の交差点を見抜くフォースの応用)、ヴァーパッドの理論的背景がここで詳細に描かれる。レジェンズ扱いではあるが、現行カノンの『テイルズ・オブ・ザ・ジェダイ』等にも継承される設定の起源となっている。
後続シリーズへの影響
ウィンドゥの死後、ジェダイ・オーダーの再建を志す物語線として『オビ=ワン・ケノービ』『マンダロリアン』『アソーカ』等の後続実写シリーズ、『反乱者たち』『バッド・バッチ』等のアニメシリーズへと、彼が評議会で守ろうとしたジェダイの伝統と過ちが繰り返し参照される。ウィンドゥが創始したヴァーパッドの戦闘哲学は、シリーズ全体での『暗黒面と接近する者は容易に転落する』というテーマの代表例として継続的に語られている。
能力・装備
- ライトセーバー戦闘術(フォームVII『ヴァーパッド』):自身が創始した攻撃特化型のライトセーバー流派ヴァーパッド(Vaapad)の唯一の正式な習得者。相手の暗黒面の力を制御された形で自身の戦闘に取り込むという危険な手法を、暗黒面に転落することなく扱える稀有な存在として描かれる。エピソード2のジャンゴ・フェット撃破、エピソード3のダース・シディアスとの一騎打ちでその実力が示される。
- シャター・ポイント能力:フォースの感応応用能力『シャター・ポイント(Shatterpoint)』を扱える稀有なジェダイ。敵対者・状況・物体の中にある『一撃で全体を崩壊させる弱点』を視覚的に把握できる能力で、戦闘・戦略立案・政治判断の全てで活用される。シリーズ補完小説『シャター・ポイント』および StarWars.com 公式データベースで詳述される設定。
- ジェダイ評議会指導力:ジェダイ高評議会のマスター・オブ・ザ・オーダーとして、ヨーダと並ぶ評議会の意思決定の中心を担う。クローン戦争期は共和国軍ジェダイ将軍として複数戦線の指揮・調整を行い、若手ジェダイの育成・配置の決定にも深く関与した。
- テレキネシス・フォース感応:ジェダイ・マスター標準のテレキネシス、フォース・ジャンプ、敵意感知能力。エピソード3クライマックスでは、アナキンが駆けつけた瞬間にその躊躇と内的葛藤をフォースで察知し、警戒する場面が描かれる。
- 戦略立案・政治判断:クローン戦争期の共和国軍最高指揮系統の一翼として、戦線配備・補給線設計・後方政治対応を含む大規模戦略立案を担当する。同時に、議長権限拡大に対するジェダイ評議会の警戒を一貫して維持し、最終的にパルパティーンの正体を察知して直接逮捕に動く政治的洞察力を備える。
関係相関
- ヨーダ
- ジェダイ評議会のグランドマスター(演フランク・オズ/声トム・ケイン)。900歳超の最古参マスターであり、ウィンドゥと並んで評議会の意思決定の中心を担うパートナー。プリクエル三部作全体で評議会場面の事実上の議長役をウィンドゥと共有する関係。
- オビ=ワン・ケノービ
- 若手ジェダイ・マスター(演ユアン・マクレガー)。評議会メンバーの一人として、ウィンドゥの判断を最も信頼する弟子的存在。エピソード2のジオノーシス救出作戦、エピソード3でのドゥークー対峙やグリーヴァス追撃作戦など、複数の重要任務でウィンドゥと連携する。
- アナキン・スカイウォーカー
- ジェダイ・ナイト(演ヘイデン・クリステンセン)。エピソード1の評議会審査でウィンドゥが訓練に懸念を示した『選ばれし者』。クローン戦争期は共闘場面も多いが、エピソード3クライマックスでアナキンがシディアスの命を救うためにウィンドゥの右腕を斬り、ウィンドゥの戦死を招く直接的な引き金となる、シリーズ最大の悲劇的関係。
- ダース・シディアス/パルパティーン
- 銀河共和国議長=シスの暗黒卿(演イアン・マクダーミド)。長年にわたり評議会のすぐ近くで身分を偽り、最終的に正体を察知したウィンドゥが直接逮捕に踏み込む宿敵。エピソード3クライマックスの一騎打ちでウィンドゥに追い詰められるが、アナキンの裏切りにより形勢を逆転させ、ウィンドゥを処刑する。シリーズ全体の善悪対立の頂点を象徴する関係。
- クワイ=ガン・ジン
- ジェダイ・マスター(演リーアム・ニーソン)。エピソード1で幼少アナキンを連れてきたウィンドゥ世代の同僚マスター。評議会の方針にしばしば異を唱える独立路線を取り、ウィンドゥとは時に対立しつつも互いを尊重する関係として描かれる。
- ジャンゴ・フェット
- 賞金稼ぎ/カミーノ星のクローン軍のテンプレート(演テムエラ・モリソン)。エピソード2クライマックスのジオノーシスの戦いでウィンドゥが紫色ライトセーバーで首を斬って倒す相手。ジャンゴの息子ボバ・フェットは父の死を目撃し、後年シリーズで繰り返し語られる物語の起点となる。
- ドゥークー伯爵
- 元ジェダイ・マスター/分離主義連合の指導者ダース・ティラナス(演クリストファー・リー)。かつてジェダイ評議会のメンバーだった人物で、ウィンドゥとは旧知の同僚。ジェダイを離れて分離主義運動を率いた経緯が『テイルズ・オブ・ザ・ジェダイ』等で描かれる、ウィンドゥと対比される選択を象徴する関係。
登場作品(俳優クレジット)
エピソード1 / ファントム・メナス
1999/ジェダイ高評議会のマスター・オブ・ザ・オーダーとして初登場、幼少アナキン・スカイウォーカーの審査に立ち会う
エピソード2 / クローンの攻撃
2002/ジオノーシスの戦いでジェダイ部隊を指揮、ペテラナクスの闘技場で紫色ライトセーバーによりジャンゴ・フェットを倒す
スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(劇場版)
2008/共和国軍ジェダイ将軍として複数戦線を指揮、評議会場面で登場
スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(アニメシリーズ)
2008〜2020/テレンス・C・カーソンが声を担当、ジェダイ評議会場面およびシーズン3/5/6の重要戦線で登場
エピソード3 / シスの復讐
2005/クライマックスでダース・シディアスを直接逮捕に踏み込み一騎打ちで追い詰めるが、アナキンの裏切りにより右腕を斬られシディアスのフォース・ライトニングで戦死する、シリーズ最大の見せ場
テイルズ・オブ・ザ・ジェダイ
2022/プリクエル期のジェダイ評議会のメンバーとして再登場、ドゥークーの離反など評議会内部の緊張が描かれる挿話に登場
名場面・名台詞
- エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)ジェダイ評議会場面:幼少アナキン・スカイウォーカーをクワイ=ガンが連れてきた審査で、ヨーダと並んでアナキン訓練への懸念を表明する初登場場面。シリーズ全体のスカイウォーカー物語の出発点を見守るマスターとしての位置づけが示される。
- エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)ジオノーシス闘技場:ペテラナクスの闘技場の観客席から紫色ライトセーバーを抜き、賞金稼ぎジャンゴ・フェットに『今日はお前の最期だ』と告げて一騎打ちに入る登場シーン。実写本編で唯一の紫色セーバーがファンの記憶に刻まれた、本キャラクターの代表シーン。
- エピソード2『クローンの攻撃』ジオノーシスの戦い終盤:ジャンゴ・フェットの首をライトセーバーで一閃に斬り落とす場面。父の死を目撃した幼少ボバ・フェットがヘルメットを拾い上げる、後年シリーズで繰り返し語られる起点的場面。
- アニメ『クローン・ウォーズ』シーズン5アーク:マンダロアやハルーン・カル等の戦線で、テレンス・C・カーソンの声でジェダイ将軍として部隊を指揮する場面。シリーズ全体での評議会の意思決定がアニメ側で補完される代表回。
- エピソード3『シスの復讐』(2005年5月19日米国公開)議長執務室突入:パルパティーンの正体を察知したウィンドゥが、キィ=アディ=ムンディ、エイガン・コーラー、サーシー・ティンの3マスターを伴ってコルサントの議長執務室に踏み込む場面。シディアスが瞬時に同行マスター3名を倒す驚愕の展開のあと、ウィンドゥが単身でシディアスに立ち向かう一連の流れがシリーズ屈指の緊張場面。
- エピソード3『シスの復讐』クライマックス一騎打ち:紫色ライトセーバーでシディアスを追い詰め、ついに執務室の窓際に倒し止めを刺そうとする場面。シディアスのフォース・ライトニングを紫色セーバーで受け止め反射し、シディアスの顔が崩れる象徴的描写が示される。
- エピソード3『シスの復讐』ウィンドゥの最期:駆けつけたアナキンが『彼は裁判にかけなければ』と訴える間に、シディアスが『不正義だ』と叫び、アナキンがウィンドゥの右腕を斬り落とす場面。シディアスのフォース・ライトニングで全身を貫かれたウィンドゥが議長執務室の窓から夜のコルサントへ落下する、シリーズ最重要級の悲劇的場面。
- アニメ『テイルズ・オブ・ザ・ジェダイ』(2022年10月26日 Disney+配信開始):プリクエル期のジェダイ評議会場面で再登場し、ドゥークーが評議会を離れる前後の政治的緊張に立ち会う場面。本キャラクターの評議会内での発言力が改めて描かれる。
- シリーズ補完小説『シャター・ポイント』(2003年6月3日刊):出身惑星ハルーン・カルに帰還し、かつての教え子デパ・ビラバを救出する物語の各場面。本キャラクターの出身設定とシャター・ポイント能力の理論的背景がここで初めて詳述される。
- 後続シリーズでの言及:『反乱者たち』『バッド・バッチ』等のオーダー66以後を扱う作品で、ジェダイ評議会の最期と再建を巡る議論の中で、ウィンドゥの死とその直前のシディアス対峙が象徴的事件として繰り返し参照される。
考察
- メイス・ウィンドゥは、ヨーダと並ぶジェダイ評議会の中心人物として『規律の象徴』として位置づけられる一方、自ら創始したフォームVII『ヴァーパッド』では『暗黒面の力を制御して取り込む』という規律の限界線に最も踏み込んだジェダイでもある。この二面性は、シリーズ全体での『ジェダイの伝統が抱えた構造的矛盾』を一人のキャラクターに凝縮して体現させる設計になっており、エピソード3クライマックスでアナキンに『彼は裁判にかけなければ』と訴えられた際に『あまりに危険すぎる』と即決処刑に動く判断は、彼の規律と実用のバランスが暗黒面に最も近づいた瞬間として読める。
- 実写本編で紫色ライトセーバーを持つ唯一のジェダイという視覚的特異性は、サミュエル・L・ジャクソン本人の希望(『戦場で自分のキャラクターを一目で識別したい』)から生まれたものだが、結果として『ジェダイの中の例外』としての彼の立ち位置を視覚的にも明確化する効果を生んだ。シリーズ全体でセーバーの色は青=ガーディアン/緑=コンスーラー/赤=シスという定型を持つが、紫だけはウィンドゥ専用色として残されており、本キャラクターの特異性が映像言語のレベルで定着している。
- エピソード3のシディアス対峙とその死は、シリーズ全体での『ジェダイ・オーダー崩壊』の象徴的瞬間として機能する。ウィンドゥがシディアスを一騎打ちで追い詰める描写は、ジェダイ評議会の制度的力を最後に発揮した瞬間であり、その直後のアナキンの裏切りが続編シリーズ全体で繰り返し参照される『フォースの均衡』テーマの起源となる。本キャラクターの死がなければ、銀河帝国の成立も、ダース・ベイダーの誕生も、続三部作までのスカイウォーカー・サーガの構造そのものも成立しなかった、物語上の決定的人物として位置づけられる。
トリビア
- サミュエル・L・ジャクソンは『ジェダイ・リターンズ』公開当時から熱狂的なスター・ウォーズ・ファンであることを公言しており、エピソード1出演時にジョージ・ルーカスに対して『戦場で自分のキャラクターを一目で見分けられるよう紫色のライトセーバーにしてほしい』と直接申し出たことが、複数の公式映像特典および StarWars.com 公式記事で語られている。これにより本キャラクターは実写本編で唯一の紫色セーバー所持者となった。
- 本キャラクターのフルネーム『Mace Windu』はジョージ・ルーカスのオリジナル創作で、エピソード4『新たなる希望』初期脚本草稿の段階で既に存在していた名前を、プリクエル三部作の評議会キャラクターに再利用した形となっている。クリエイティブ・チームによる公式インタビューでも、初期脚本草稿にあったエキゾチックな響きの名前を採用した経緯が語られる。
- アニメ『クローン・ウォーズ』で本キャラクターの声を担当したテレンス・C・カーソンは、2014年に交通事故に巻き込まれ声優活動を一時休止した期間があったが、後年復帰してアニメ続編およびスピンオフでウィンドゥ役を継続している。サミュエル・L・ジャクソンとカーソンの声質の連続性は、シリーズ横断視聴時のキャラクター同一性を支える重要な制作上の判断として、ファンコミュニティでも度々評価されている。
より詳しいFAQ
メイス・ウィンドゥはどの作品から見るのが良いですか?
実写から入る場合は初登場作のエピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)が起点で、エピソード2『クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)/エピソード3『シスの復讐』(2005年5月19日米国公開)と公開順に追うのが定番です。アニメから入る場合は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008〜2020)の評議会場面およびシーズン3/5/6が彼の活躍回として知られており、プリクエル期の評議会の動きを補完できます。
メイス・ウィンドゥを演じているのは誰ですか?
実写ではサミュエル・L・ジャクソン(Samuel L. Jackson/1948年12月21日米国生)がエピソード1『ファントム・メナス』(1999)からエピソード3『シスの復讐』(2005)まで本キャラクターを演じています。アニメではテレンス・C・カーソン(Terrence C. Carson)が『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008〜2020)/『テイルズ・オブ・ザ・ジェダイ』等で声を担当しています。
なぜメイス・ウィンドゥのライトセーバーは紫色なのですか?
サミュエル・L・ジャクソン本人がジョージ・ルーカスに『戦場で自分のキャラクターを一目で見分けられるように紫色のセーバーにしてほしい』と直接申し出たことが採用された経緯が、複数の公式映像特典および StarWars.com 公式記事で語られています。これにより本キャラクターはスター・ウォーズ実写本編で紫色刃のライトセーバーを持つ唯一のジェダイとなりました。
メイス・ウィンドゥはエピソード3でどうやって死んだのですか?
エピソード3『シスの復讐』クライマックスで、パルパティーン議長=ダース・シディアスを直接逮捕に踏み込んだウィンドゥは、シディアスを一騎打ちで追い詰めますが、駆けつけたアナキン・スカイウォーカーが『彼は裁判にかけなければ』と訴える間にシディアスの命を救うためウィンドゥの右腕を斬り落とし、シディアスのフォース・ライトニングで全身を貫かれて議長執務室の窓から夜のコルサントへ落下します。アナキンがダース・ベイダーに転落する直接の引き金となった重大な場面です。
ヴァーパッド(フォームVII)とは何ですか?
ヴァーパッド(Vaapad)はメイス・ウィンドゥが創始したジェダイ・ライトセーバー戦闘術フォームVIIで、シリーズ内で正式に習得した唯一のジェダイがウィンドゥ自身です。相手の暗黒面の力を制御された形で自身の戦闘に取り込むという危険な手法を、暗黒面に転落することなく扱える稀有な流派で、シリーズ補完小説『シャター・ポイント』(2003年)等で理論的背景が詳述されています。
シャター・ポイントとは何ですか?
シャター・ポイント(Shatterpoint)は、敵対者・状況・物体の中にある『一撃で全体を崩壊させる弱点』を視覚的に把握できるフォースの感応応用能力で、メイス・ウィンドゥが特に強く持つ稀有なジェダイの能力として描かれます。同名のシリーズ補完小説(2003年6月3日 Del Rey 刊/著マシュー・ストーヴァー)で詳細に描写され、ウィンドゥの戦闘・戦略立案・政治判断の全てで活用されています。
メイス・ウィンドゥとヨーダの関係は?
ヨーダ(演フランク・オズ)はジェダイ評議会のグランドマスターで、ウィンドゥと並んで評議会の意思決定の中心を担うパートナーです。プリクエル三部作全体で評議会場面の事実上の議長役をヨーダとウィンドゥが共有し、エピソード1での幼少アナキン審査、エピソード3でのパルパティーン議長権限拡大に対する警戒など、重要な判断を共に下します。900歳超の最古参マスターであるヨーダと、ジェダイ・オーダーの実務的中心であるマスター・オブ・ザ・オーダーのウィンドゥが、相互補完的にジェダイ評議会を支える関係として描かれます。
出典
メイス・ウィンドゥはどの作品から見る?
エピソード1 / ファントム・メナスが最初の登場作品です。
メイス・ウィンドゥの関連人物は?
ヨーダ、オビ=ワン、アナキン、パルパティーン、クワイ=ガン、ドゥークー。
メイス・ウィンドゥと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。