人物メモ
- 役割
- マンダロア過激派『デス・ウォッチ』指導者/コンコーディア総督/ダークセイバー継承者/声ジョン・ファヴロー
- 時代
- クローン戦争期
- 初登場
- クローン・ウォーズ S2第12話『マンダロアの陰謀』(2010)
関連人物
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プリ・ヴィズラの関連用語
関係する時代
プリ・ヴィズラの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 種族/出身
- マンダロリアン(Mandalorian、人間)。マンダロアの衛星コンコーディア(Concordia)出身。マンダロアの伝説的氏族ヴィズラ家(Clan Vizsla/House Vizsla)の末裔として描かれ、原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(Star Wars: The Clone Wars)』S2第12話『マンダロアの陰謀(The Mandalore Plot)』(2010年1月29日米国カートゥーン・ネットワーク放送)時点での本拠地はコンコーディアのデス・ウォッチ基地。
- 肩書き/所属
- マンダロアの衛星コンコーディアの公式総督(Governor of Concordia)。同時にマンダロア過激派『デス・ウォッチ(Death Watch)』の最高指導者として、マンダロアの平和主義路線(マンドル公サティーン・クライズ/Duchess Satine Kryze 体制)の打倒と古来のマンダロリアン戦士文化の復興を掲げる秘密結社の頂点に立つ。原典『クローン・ウォーズ』S5第14話『エミネンス(Eminence)』(2013年2月2日米国放送)以降は『シャドウ・コレクティブ(Shadow Collective)』の共同指導者の一人として位置付けられる。
- 本拠地
- 原典『クローン・ウォーズ』S2第12話『マンダロアの陰謀』(2010年1月29日米国放送)時点ではマンダロアの衛星コンコーディアの地下ベスカー鉱山に隠匿されたデス・ウォッチ基地。S4第14話『友のために(A Friend in Need)』(2012年1月13日米国カートゥーン・ネットワーク放送、ダニー・ケラー/Danny Keller 監督)以降は分離主義勢力の支援下で銀河外縁部の星系を転戦する移動拠点。
- 初登場(原典)
- 原典は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(Star Wars: The Clone Wars)』シーズン2第12話『マンダロアの陰謀(The Mandalore Plot)』(2010年1月29日米国カートゥーン・ネットワーク放送、カイル・ダンレヴィー/Kyle Dunlevy 監督、メリンダ・スー・テイラー/Melinda Hsu Taylor 脚本)。同話で本キャラクターは『コンコーディア総督』としてマンダロアを公式訪問したオビ=ワン・ケノービ(Obi-Wan Kenobi、声ジェームズ・アーノルド・テイラー/James Arnold Taylor)と表向きの政治家として接触する一方、衛星コンコーディアの地下ベスカー鉱山でデス・ウォッチ指導者としての正体を露わにし、ダークセイバー(Darksaber)を抜いてオビ=ワンと一騎打ちを演じる初登場を果たす。
- 出演メディア
- アニメ:原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(Star Wars: The Clone Wars)』シーズン2第12話『マンダロアの陰謀』(2010年1月29日米国放送)・第13話『誘惑の航海(Voyage of Temptation)』(2010年2月5日米国放送)・第14話『マンダロアの公爵(Duchess of Mandalore)』(2010年2月12日米国放送)/シーズン3第6話『卒業(The Academy)』(2010年10月15日米国放送)/シーズン4第14話『友のために(A Friend in Need)』(2012年1月13日米国放送)/シーズン5第14話『エミネンス(Eminence)』(2013年2月2日米国放送)・第15話『道理の影(Shades of Reason)』(2013年2月9日米国放送)・第16話『無法者(The Lawless)』(2013年2月16日米国放送)に登場(S5第16話は前話での戦死後の言及のみ)。
- 声優
- 本キャラクターの声は米国俳優・脚本家・監督ジョン・ファヴロー(Jon Favreau、本名 Jonathan Kolia Favreau、1966年10月19日米国ニューヨーク州クイーンズ生まれ)が一貫担当する。ファヴローは原典 2008 公開『アイアンマン(Iron Man)』ジョン・ファヴロー監督でハッピー・ホーガン(Happy Hogan)役を兼任した監督・俳優で、本キャラクターを担当した後の Disney+ 実写ドラマ『マンダロリアン(The Mandalorian)』(2019年11月12日米国Disney+初配信)では本シリーズ製作総指揮(Executive Producer)兼主要脚本を務め、同作の同じヴィズラ家末裔キャラクター『パズ・ヴィズラ(Paz Vizsla)』の声も継続担当している。
- 主武装
- ダークセイバー(Darksaber)。マンダロアの伝説的氏族ヴィズラ家の始祖タール・ヴィズラ(Tarre Vizsla、紀元前約 1000 年に活動した最初のマンダロリアン・ジェダイ騎士)が鍛造した黒色刀身の独特な形状のライトセイバーで、ヴィズラ家を経てマンダロアの戦士文化の象徴として継承されてきた。本キャラクターはこれをデス・ウォッチ指導者の権威の象徴として帯刀し、原典『クローン・ウォーズ』S2第12話(2010年1月29日米国放送)以降の全戦闘で用いる。副装備としてマンダロリアン標準のジェットパック・腕部ブラスター・ベスカー鎧を装備する。
- 重要性/影響
- 本キャラクターは原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2(2010)でマンダロアの平和主義路線(マンドル公サティーン・クライズ体制)と過激派『デス・ウォッチ』の二項対立を導入する象徴的人物として位置付けられ、S5(2013)で旧サース/ダソミア魔女出身のマウル(Maul)と組んだ『シャドウ・コレクティブ』結成・マンダロア掌握を経て、マウルとの一騎打ちでの敗死とダークセイバー喪失によりスター・ウォーズ・サーガ全体のダークセイバー継承譜(タール・ヴィズラ → ヴィズラ家歴代 → 本キャラクター → マウル → サビーヌ・レン → ボ=カタン・クライズ → モフ・ギデオン → ディン・ジャリン)の中継点を担う。
来歴(時系列)
原典『クローン・ウォーズ』S2第12話:コンコーディア総督と『デス・ウォッチ』指導者の二重身分が露見(紀元前21年・2010年放送)
原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(Star Wars: The Clone Wars)』シーズン2第12話『マンダロアの陰謀(The Mandalore Plot)』(2010年1月29日米国カートゥーン・ネットワーク放送、カイル・ダンレヴィー/Kyle Dunlevy 監督、メリンダ・スー・テイラー/Melinda Hsu Taylor 脚本)で本キャラクターは『コンコーディア(Concordia)総督』としてマンダロアの首都サンディーリ(Sundari)を公式訪問していたオビ=ワン・ケノービ(Obi-Wan Kenobi、声ジェームズ・アーノルド・テイラー/James Arnold Taylor)に表向きの政治家として接触する。本話後半でオビ=ワンが衛星コンコーディアの地下に侵入すると、本キャラクターはデス・ウォッチ(Death Watch)指導者としての正体を露わにし、伝説的なダークセイバー(Darksaber)を抜いてオビ=ワンと一騎打ちを演じる。デス・ウォッチが秘密裏に分離主義勢力(Confederacy of Independent Systems)の支援を受けてマンダロア政権打倒を計画する事実が本話で初めて視聴者に明示される。
原典『クローン・ウォーズ』S2第13・14話:マンドル公サティーン暗殺計画と本キャラクターの政治工作(紀元前21年・2010年放送)
原典『クローン・ウォーズ』シーズン2第13話『誘惑の航海(Voyage of Temptation)』(2010年2月5日米国カートゥーン・ネットワーク放送)/第14話『マンダロアの公爵(Duchess of Mandalore)』(2010年2月12日米国放送)で本キャラクターはマンドル公サティーン・クライズ(Duchess Satine Kryze、声アンナ・グレイヴァー/Anna Graves)暗殺と銀河共和国によるマンダロア介入を誘発する政治工作を進める。第14話のクライマックスでは銀河元老院でサティーンが演説する直前、サティーンとオビ=ワンが本キャラクターの計画書を入手し、デス・ウォッチが分離主義勢力ドゥークー伯爵(Count Dooku)の支援下でマンダロア掌握を画策していた事実を公にする。本キャラクターは衛星コンコーディアへの撤退を余儀なくされる。
原典『クローン・ウォーズ』S4第14話:辺境星系カリエヴァンでの再起と少年ジェダイ捕縛(紀元前20年・2012年放送)
原典『クローン・ウォーズ』シーズン4第14話『友のために(A Friend in Need)』(2012年1月13日米国カートゥーン・ネットワーク放送、ダニー・ケラー/Danny Keller 監督、クリス・コリンズ/Chris Collins 脚本)で本キャラクターは辺境星系カリエヴァン(Carlac)で勢力を再建中の状態で再登場する。ジェダイの若いパダワン アソーカ・タノ(Ahsoka Tano、声アシュリー・エクスタイン/Ashley Eckstein)が同惑星の原住民調査の途中でデス・ウォッチに捕縛され、本キャラクターと一時的に対峙する。本話は本キャラクターが共和国側のジェダイと直接対決した最初のエピソードでもあり、後の『シャドウ・コレクティブ』形成への布石となる。
原典『クローン・ウォーズ』S5第14話:『シャドウ・コレクティブ』結成とマンダロア掌握(紀元前19年・2013年放送)
原典『クローン・ウォーズ』シーズン5第14話『エミネンス(Eminence)』(2013年2月2日米国カートゥーン・ネットワーク放送、ブライアン・カリン・オコネル/Brian Kalin O'Connell 監督)で本キャラクターはダソミア魔女出身の元シス見習いマウル(Maul、声サム・ウィットワー/Sam Witwer)と弟サヴェッジ・オプレス(Savage Opress、声クランシー・ブラウン/Clancy Brown)と『シャドウ・コレクティブ(Shadow Collective)』を結成する。本コレクティブはデス・ウォッチを中核にハットの一族・ブラック・サン(Black Sun)・ピケ・シンジケート(Pyke Syndicate)を吸収した銀河規模の犯罪・テロ複合体で、本話と続く第15話でマンダロアへの『偽旗作戦』を展開し、デス・ウォッチが『救世主』として首都サンディーリに介入する形でマンダロアを掌握、サティーン体制を打倒する。
原典『クローン・ウォーズ』S5第15話:マウルとの一騎打ち敗北・斬首・ダークセイバー喪失(紀元前19年・2013年放送)
原典『クローン・ウォーズ』シーズン5第15話『道理の影(Shades of Reason)』(2013年2月9日米国カートゥーン・ネットワーク放送、ボスコ・ンー/Bosco Ng 監督、クリス・コリンズ/Chris Collins 脚本)で本キャラクターはマンダロア掌握直後の論功行賞会議でマウルを獄に下し主導権を回収しようとするが、マウルが『マンダロリアンの戦士は決闘で指導権を奪取する伝統がある』と宣言し、デス・ウォッチ団員の眼前で本キャラクターに一対一の決闘を挑む。本キャラクターはダークセイバー(Darksaber)を構え、マウルは双刃式ライトセイバー(後に分割して二刀流)で応戦する長時間の死闘の末、本キャラクターはマウルの一撃で武装解除され、最終的にマウルが奪い取ったダークセイバーで自身が斬首される形で戦死する。ダークセイバーはこの瞬間にマウルへ移譲され、後にサビーヌ・レン・ボ=カタン・クライズ・モフ・ギデオン・ディン・ジャリンへと続く継承譜が始動する。
能力・装備
- ダークセイバー(Darksaber)戦闘術:マンダロアの伝説的氏族ヴィズラ家(Clan Vizsla)の始祖タール・ヴィズラ(Tarre Vizsla)が鍛造した黒色刀身ライトセイバーを継承し、原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2第12話『マンダロアの陰謀』(2010年1月29日米国カートゥーン・ネットワーク放送、カイル・ダンレヴィー/Kyle Dunlevy 監督)でオビ=ワン・ケノービと対峙する場面以来、自身の主武装として継続して用いる。フォース感応者ではないが長年の鍛錬によりライトセイバー使い相手にも互角に渡り合う一定水準の剣技を体得している。
- マンダロリアン戦士術:マンダロアの伝統的な戦士訓練を受けた高位戦闘員として、ベスカー(beskar)製鎧・腕部ブラスター・ジェットパック・ファイバー・ワイヤーランチャー(whipcord launcher)といった標準装備を用いた近接・空中・遠距離複合戦闘を行う。原典『クローン・ウォーズ』S4第14話『友のために(A Friend in Need)』(2012年1月13日米国カートゥーン・ネットワーク放送、ダニー・ケラー/Danny Keller 監督)でアソーカ・タノとの一騎打ちでもこれらの装備を駆使する。
- 戦略・諜報・政治工作:マンダロアの衛星コンコーディアの公式総督という表向きの身分を保持したまま、デス・ウォッチ(Death Watch)の秘密結社運営・分離主義勢力との水面下での同盟交渉・暗殺計画立案・偽旗作戦による正統性獲得といった複合的な政治工作を主導する。原典『クローン・ウォーズ』S2第14話『マンダロアの公爵(Duchess of Mandalore)』(2010年2月12日米国放送)以降の本キャラクターの主要行動はこの工作能力に依拠している。
- 指導力・カリスマ:本キャラクターは旧マンダロアの戦士文化復興を掲げてデス・ウォッチを組織化した精神的指導者でもあり、後に共同指導者となるボ=カタン・クライズ(Bo-Katan Kryze、サティーンの実妹)を含む熱心な部下層を生んでいる。原典『クローン・ウォーズ』S5第14話『エミネンス(Eminence)』(2013年2月2日米国放送)の『シャドウ・コレクティブ』結成も本キャラクターの組織編成能力なしには成立しない陣営構築劇として描かれる。
関係相関
- サティーン・クライズ
- マンダロアの平和主義路線を代表するマンドル公(Duchess of Mandalore、声アンナ・グレイヴァー/Anna Graves)。本キャラクターの政治的最大の標的で、原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2第12話『マンダロアの陰謀』(2010年1月29日米国カートゥーン・ネットワーク放送、カイル・ダンレヴィー/Kyle Dunlevy 監督)以降一貫して本キャラクターによる暗殺・追放工作の対象として描かれ、最終的にS5第16話『無法者(The Lawless)』(2013年2月16日米国カートゥーン・ネットワーク放送)でマウルに殺害される。
- ボ=カタン・クライズ
- サティーンの実妹(演ケイティ・サッコフ/Katee Sackhoff、声同人)。原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S4第14話『友のために』(2012年1月13日米国放送)でデス・ウォッチ副官級として初登場し、本キャラクターの最も信頼厚い側近として位置付けられる。S5第15話『道理の影』(2013年2月9日米国放送)で本キャラクターがマウルに斬首される場面に立ち会い、これ以降マウル陣営からの離反と独自のニテ・アウルス(Nite Owls)派閥結成へと向かう転換点となる。
- マウル
- ダソミア魔女出身の元シス見習いザブラク族戦士(声サム・ウィットワー/Sam Witwer)。原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S5第14話『エミネンス』(2013年2月2日米国放送)で本キャラクターと『シャドウ・コレクティブ(Shadow Collective)』を共同設立し、S5第15話『道理の影』(2013年2月9日米国放送)でマンダロア掌握直後に本キャラクターと指導権を巡る一騎打ちを行い、本キャラクターを斬首してダークセイバーを奪取する。
- オビ=ワン・ケノービ
- ジェダイ・マスター(声ジェームズ・アーノルド・テイラー/James Arnold Taylor)。原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2第12話『マンダロアの陰謀』(2010年1月29日米国放送)で本キャラクターがダークセイバーを抜いて一騎打ちを演じる最初の相手で、S2第13話『誘惑の航海』(2010年2月5日米国放送)/S2第14話『マンダロアの公爵』(2010年2月12日米国放送)/S5第16話『無法者』(2013年2月16日米国放送)でも本キャラクターの陣営と繰り返し対峙する。
- ドゥークー伯爵
- 銀河分離主義勢力の指導者・元ジェダイ・シスのダース・ティラナス(Darth Tyranus、声コリー・バートン/Corey Burton)。原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2第14話『マンダロアの公爵』(2010年2月12日米国放送)でデス・ウォッチの背後の支援者として明示される。本キャラクターは初期段階で分離主義勢力の支援を受けてマンダロア掌握を計画したが、S5第14話以降は分離主義勢力から離脱してマウル主導の『シャドウ・コレクティブ』に組み込まれる。
- アソーカ・タノ
- アナキン・スカイウォーカーのパダワンだったジェダイの若き戦士(声アシュリー・エクスタイン/Ashley Eckstein)。原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S4第14話『友のために』(2012年1月13日米国放送)で本キャラクターのデス・ウォッチ拠点に偶発的に潜入し、本キャラクターと一騎打ち寸前の対峙を演じる。本話は本キャラクターのS5以降の再起を観客に予告する転換エピソードでもある。
- パズ・ヴィズラ
- Disney+ 実写ドラマ『マンダロリアン(The Mandalorian)』(2019年11月12日米国Disney+初配信)に登場するマンダロアの伝説的氏族ヴィズラ家末裔キャラクター。本キャラクターと血縁的・系譜的に同じヴィズラ家の流れを汲む同姓のキャラクターで、声優も同じジョン・ファヴロー(Jon Favreau)が両キャラクターを担当している。本キャラクターからマウルを経て継承されたダークセイバーは、Disney+『マンダロリアン』本編の中核アイテムとして引き続き継承譜を辿る。
登場作品(俳優クレジット)
スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
2010-2013/原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(Star Wars: The Clone Wars)』シーズン2第12話『マンダロアの陰謀(The Mandalore Plot)』(2010年1月29日米国カートゥーン・ネットワーク放送、カイル・ダンレヴィー/Kyle Dunlevy 監督)から登場し、シーズン2第13話『誘惑の航海』(2010年2月5日米国放送)/第14話『マンダロアの公爵』(2010年2月12日米国放送)/シーズン3第6話『卒業』(2010年10月15日米国放送)/シーズン4第14話『友のために』(2012年1月13日米国放送)/シーズン5第14話『エミネンス』(2013年2月2日米国放送)/第15話『道理の影』(2013年2月9日米国放送)で死亡/第16話『無法者』(2013年2月16日米国放送)では戦死後の言及で登場する。本キャラクターのアーク全体を通じてマンダロアの過激派『デス・ウォッチ』指導者かつダークセイバー継承者として位置付けられる。
名場面・名台詞
- 原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2第12話『マンダロアの陰謀(The Mandalore Plot)』(2010年1月29日米国カートゥーン・ネットワーク放送、カイル・ダンレヴィー/Kyle Dunlevy 監督):本キャラクターがマンダロアの衛星コンコーディアの地下ベスカー鉱山でデス・ウォッチ指導者としての正体を露わにし、ダークセイバー(Darksaber)を抜いてオビ=ワン・ケノービ(Obi-Wan Kenobi、声ジェームズ・アーノルド・テイラー/James Arnold Taylor)と一騎打ちを演じる場面。本シリーズで初めてダークセイバーが映像化されたシーンとして広く知られる。
- 原典『クローン・ウォーズ』S2第14話『マンダロアの公爵(Duchess of Mandalore)』(2010年2月12日米国放送):本キャラクターのデス・ウォッチが秘密裏に分離主義勢力ドゥークー伯爵の支援を受けてマンダロア掌握を計画していた事実が、銀河元老院でのサティーン・クライズの演説を介して公的に暴露される場面。本キャラクターは衛星コンコーディアへの撤退を余儀なくされる。
- 原典『クローン・ウォーズ』S4第14話『友のために(A Friend in Need)』(2012年1月13日米国放送、ダニー・ケラー/Danny Keller 監督):本キャラクターのデス・ウォッチ拠点に偶発的に潜入したアソーカ・タノ(Ahsoka Tano、声アシュリー・エクスタイン/Ashley Eckstein)が本キャラクターと一騎打ち寸前まで対峙する場面。本キャラクターのS5以降の再起を観客に予告する転換シーン。
- 原典『クローン・ウォーズ』S5第14話『エミネンス(Eminence)』(2013年2月2日米国カートゥーン・ネットワーク放送、ブライアン・カリン・オコネル/Brian Kalin O'Connell 監督):本キャラクターがマウル(Maul、声サム・ウィットワー/Sam Witwer)/サヴェッジ・オプレス(Savage Opress、声クランシー・ブラウン/Clancy Brown)と『シャドウ・コレクティブ(Shadow Collective)』結成を宣言する場面。デス・ウォッチを核にハットの一族・ブラック・サン・ピケ・シンジケートを吸収した銀河規模の犯罪・テロ複合体の発足が描かれる。
- 原典『クローン・ウォーズ』S5第15話『道理の影(Shades of Reason)』(2013年2月9日米国放送、ボスコ・ンー/Bosco Ng 監督):本キャラクターがマンダロア掌握直後の論功行賞会議でマウルを獄に下そうとして逆に決闘を挑まれ、ダークセイバーと双刃式ライトセイバーで死闘を演じた末、最終的にマウルに自らのダークセイバーで斬首されて戦死する場面。本キャラクター最大の名場面であり、ダークセイバーが本キャラクターからマウルへ継承される転換点。
考察
- 本キャラクターは原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2(2010)でマンダロアの平和主義路線(マンドル公サティーン・クライズ体制)と過激派『デス・ウォッチ』の二項対立を物語に導入する象徴的人物として位置付けられ、後のDisney+ 実写ドラマ『マンダロリアン』(2019-2023)と『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(2021-2022)に至るマンダロア政治史の基底を本シリーズで初めて視聴者向けに整備した人物として高く評価される。
- 本キャラクターのS5第15話『道理の影』(2013年2月9日米国放送)での戦死は、ダークセイバー(Darksaber)の継承譜(タール・ヴィズラ → ヴィズラ家歴代 → 本キャラクター → マウル → サビーヌ・レン → ボ=カタン・クライズ → モフ・ギデオン → ディン・ジャリン)の中継点を担うキー・ポイントで、Disney+『マンダロリアン』S2(2020)以降のディン・ジャリン/ボ=カタン・クライズのダークセイバー巡る軋轢の歴史的前史として再評価される。
- 本キャラクターの声を担当する米国俳優・脚本家・監督ジョン・ファヴロー(Jon Favreau)は、本キャラクターを担当した後にDisney+ 実写ドラマ『マンダロリアン』(2019-2023)の本シリーズ製作総指揮(Executive Producer)兼主要脚本となっており、自らが声を担当した本キャラクターの遠い末裔『パズ・ヴィズラ(Paz Vizsla)』を含むマンダロアの戦士文化を実写映像化する制作者として、声の出演と制作者としての位置の両面でマンダロア・サーガに深く関与している。
- 本キャラクターの『総督と過激派指導者の二重身分』『分離主義勢力との水面下での同盟』『マウルとの一時的提携と最終的な被裏切り』というアーク構造は、原典『スター・ウォーズ:エピソード3/シスの復讐』(2005年公開、ジョージ・ルーカス/George Lucas 監督)におけるパルパティーン/シディアスの公人と私人の二重身分・分離主義勢力の私的操縦と最終的破棄の構造の縮図的反復として読み解くことができる。
- 本キャラクターは原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2第12話(2010年1月29日米国放送)の初登場時点で、Disney 移行後カノン(2014年4月25日Lucasfilm発表によりレジェンズと分離して以降のカノン)に正式に組み込まれ、Disney+『マンダロリアン』S3(2023)以降のヴィズラ家の末裔キャラクター(パズ・ヴィズラ/ラグナー・ヴィズラ)の系譜的祖型として明示的に参照される歴史的人物となっている。
トリビア
- 本キャラクターの声を一貫担当する米国俳優・脚本家・監督ジョン・ファヴロー(Jon Favreau、本名 Jonathan Kolia Favreau、1966年10月19日米国ニューヨーク州クイーンズ生まれ)は、本キャラクターを担当した後にDisney+ 実写ドラマ『マンダロリアン(The Mandalorian)』(2019年11月12日米国Disney+初配信)の本シリーズ製作総指揮(Executive Producer)兼主要脚本となり、同シリーズで同じヴィズラ家末裔キャラクター『パズ・ヴィズラ(Paz Vizsla)』の声も継続担当している。
- 本キャラクター名 Pre Vizsla の『Pre』はマンダロアの先史を示唆する命名で、原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』スタッフが本キャラクターをマンダロア過激派の歴史的人物として『先駆者』的に位置付けたデザイン意図の反映であるとファン・コミュニティで頻繁に指摘される。
- 本キャラクターが帯刀するダークセイバー(Darksaber)は本キャラクター初登場の原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2第12話『マンダロアの陰謀』(2010年1月29日米国カートゥーン・ネットワーク放送、カイル・ダンレヴィー/Kyle Dunlevy 監督)が映像作品での初登場で、デザインは脚本デイヴ・フィローニ(Dave Filoni)/ヘンリー・ギルロイ(Henry Gilroy)のチームによりタール・ヴィズラ(Tarre Vizsla)の物語装置として新規創作された。
- 本キャラクターの戦死シーン(原典『クローン・ウォーズ』S5第15話『道理の影』2013年2月9日米国放送)は、本シリーズ全7シーズン中でも最も衝撃的なキャラクター退場の一つとして高く評価され、後の Disney+ アニメシリーズ『反乱者たち(Star Wars Rebels)』(2014-2018)/『マンダロリアン』『ボバ・フェット』『アソーカ』に渡るダークセイバー継承譜の出発点として度々参照される。
- 本キャラクターのマンダロア掌握作戦は『偽旗作戦(false flag operation)』の典型例として描かれており、本キャラクターのデス・ウォッチがマンダロアの首都サンディーリ(Sundari)を一度襲撃した上で自ら鎮圧することで『救世主』としての正統性を獲得するという原典『スター・ウォーズ』サーガで初めて明確に提示された偽旗政治劇として、後のDisney+ アニメシリーズ『反乱者たち』『バッド・バッチ(The Bad Batch)』の銀河帝国成立期描写にも影響を与えた。
より詳しいFAQ
プリ・ヴィズラはどの作品で初登場しましたか?
原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(Star Wars: The Clone Wars)』シーズン2第12話『マンダロアの陰謀(The Mandalore Plot)』(2010年1月29日米国カートゥーン・ネットワーク放送、カイル・ダンレヴィー/Kyle Dunlevy 監督、メリンダ・スー・テイラー/Melinda Hsu Taylor 脚本)が原典・初登場です。本キャラクターはマンダロアの衛星コンコーディア(Concordia)公式総督として表向きの政治家身分で登場し、本話後半でデス・ウォッチ(Death Watch)指導者の正体を露わにしてオビ=ワン・ケノービと一騎打ちを演じます。
プリ・ヴィズラの声を担当しているのは誰ですか?
米国俳優・脚本家・監督ジョン・ファヴロー(Jon Favreau、本名 Jonathan Kolia Favreau、1966年10月19日米国ニューヨーク州クイーンズ生まれ)が一貫担当しています。ファヴローは本キャラクターを担当した後の Disney+ 実写ドラマ『マンダロリアン(The Mandalorian)』(2019年11月12日米国Disney+初配信)では本シリーズ製作総指揮(Executive Producer)兼主要脚本を務め、同作の同じヴィズラ家末裔キャラクター『パズ・ヴィズラ(Paz Vizsla)』の声も継続担当しています。
プリ・ヴィズラは死亡しますか?
原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』シーズン5第15話『道理の影(Shades of Reason)』(2013年2月9日米国カートゥーン・ネットワーク放送、ボスコ・ンー/Bosco Ng 監督)でマウル(Maul、声サム・ウィットワー/Sam Witwer)との一騎打ちに敗れて戦死します。本キャラクターはマンダロア掌握直後の論功行賞会議でマウルを獄に下そうとして逆に決闘を挑まれ、最終的にマウルに自らのダークセイバー(Darksaber)で斬首される形で死亡し、ダークセイバーはこの瞬間にマウルに奪取されます。
プリ・ヴィズラが所属していた『デス・ウォッチ』とは何ですか?
デス・ウォッチ(Death Watch)はマンダロアの過激派マンダロリアン秘密結社で、平和主義路線をとるマンドル公サティーン・クライズ(Duchess Satine Kryze)体制の打倒と古来のマンダロリアン戦士文化の復興を綱領としていました。原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2第12話『マンダロアの陰謀』(2010年1月29日米国放送)以降、本キャラクターが最高指導者として組織化され、S5第14話『エミネンス』(2013年2月2日米国放送)でマウル陣営と合流して『シャドウ・コレクティブ(Shadow Collective)』を結成、マンダロア掌握を一時的に達成します。
プリ・ヴィズラの主武装は何ですか?
ダークセイバー(Darksaber)です。マンダロアの伝説的氏族ヴィズラ家の始祖タール・ヴィズラ(Tarre Vizsla)が鍛造した黒色刀身ライトセイバーで、原典『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』S2第12話『マンダロアの陰謀』(2010年1月29日米国放送)が映像作品での初登場です。本キャラクターはこれをデス・ウォッチ指導者の権威の象徴として帯刀し、副装備としてマンダロリアン標準のベスカー鎧・腕部ブラスター・ジェットパックを装備します。
プリ・ヴィズラとマンダロアのヴィズラ家の関係は?
本キャラクターはマンダロアの伝説的氏族ヴィズラ家(Clan Vizsla/House Vizsla)の末裔として位置付けられています。同氏族の始祖タール・ヴィズラ(Tarre Vizsla)は紀元前約1000年に活動した最初のマンダロリアン・ジェダイ騎士で、ダークセイバーの鍛造者です。本キャラクターは同氏族の歴代継承者の一人としてダークセイバーを保有し、Disney+ 実写ドラマ『マンダロリアン(The Mandalorian)』(2019-2023)のパズ・ヴィズラ(Paz Vizsla)・ラグナー・ヴィズラ(Ragnar Vizsla)に連なる系譜の重要な節点を形成しています。
プリ・ヴィズラ亡き後ダークセイバーはどう継承されましたか?
本キャラクターが原典『クローン・ウォーズ』S5第15話『道理の影』(2013年2月9日米国放送)でマウルに斬首された瞬間、ダークセイバー(Darksaber)はマウルに奪取されました。その後の継承譜は、マウル → Disney+ アニメシリーズ『反乱者たち(Star Wars Rebels)』(2014-2018)でマウルからサビーヌ・レン(Sabine Wren)に渡り、サビーヌからボ=カタン・クライズ(Bo-Katan Kryze)に譲渡され、Disney+ 実写ドラマ『マンダロリアン』S2(2020)でモフ・ギデオン(Moff Gideon)が一時保有し、ディン・ジャリン(Din Djarin)が決闘で勝ち取り、S3(2023)でボ=カタンに正式に継承される、という流れを辿ります。
出典
プリ・ヴィズラはどの作品から見る?
スター・ウォーズ / クローン・ウォーズが最初の登場作品です。
プリ・ヴィズラの関連人物は?
サティーン・クライズ、ボ=カタン・クライズ、マウル、オビ=ワン・ケノービ、ドゥークー伯爵、アソーカ・タノ、パズ・ヴィズラ。
プリ・ヴィズラと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。