人物メモ
- 役割
- クローン・フォース99(バッド・バッチ)重火力担当/超人的筋力を持つ巨漢クローン/声ディー・ブラッドリー・ベイカー
- 時代
- クローン戦争末期〜帝国初期『暗黒時代』〜パブー島退役期
- 初登場
- クローン・ウォーズ S7第1話『バッド・バッチ』(2020)
関連人物
レックを追う順番
レックの関連用語
関係する時代
レックの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 種族
- ヒューマン(カミーノ製クローン/ジャンゴ・フェットを遺伝的母体とする変異クローン)
- 性別
- 男性
- 所属
- クローン・フォース99(通称バッド・バッチ)の重火力担当 → 銀河共和国から銀河帝国への政体転換後はオーダー66に従わず離脱、第1シーズン以降は無所属の傭兵チームとして活動 → 第3シーズン最終話までパブー島を含む全任務で主要レギュラーとして稼働
- クローン部隊内ポジション
- 5人組のバッド・バッチ部隊(クローン・フォース99)の重火力担当。ハンター(隊長)/クロスヘア(精密狙撃)/テック(工作・情報)/エコー(戦術/第1シーズン途中合流)の隊員のうち、爆破工兵・重量物運搬・近接白兵・前線突破を一手に担う前衛役
- 主装備
- DC-17m系の大型ブラスター・ライフル/重機関銃に加え、爆発物・サーマル・デトネーター(爆破装置)の運用を専門とする。素手による白兵戦と装甲ドアの強行突破を得意とする近接前衛仕様
- 身体的特徴
- クローンとしての遺伝子変異により筋力・体格・打撃耐性が常人クローンを大きく超えて高度化されており、バッド・バッチ5名中で最大の体躯を持つ巨漢クローン。額に縦走する大きな傷跡と、明朗で大音量の話法がビジュアル・聴覚両面の識別記号となる
- 声優
- ディー・ブラッドリー・ベイカー(Dee Bradley Baker/『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008年〜2020年および『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』2021年〜2024年のすべてのクローン役を一貫して兼任する米国の声優)
- 性格
- 明朗・豪放・直情径行な人格として一貫して描かれ、爆発物への偏愛と『何かを壊すこと』そのものへの喜びを率直に表明するキャラクター造型を担う。第1〜第3シーズンを通じてオメガに対する保護者・兄役を担い、シリーズ屈指のコメディ・リリーフとしても機能する
- 初登場
- 『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』第7シーズン第1話『バッド・バッチ(The Bad Batch)』(2020年2月21日配信/Disney+)。同シーズン第1〜4話のバッド・バッチ・アークで部隊の重火力担当として初登場する
- Disney+メインシリーズ
- 『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第1シーズン第1話『エイフターマス(Aftermath)』(2021年5月4日配信/90分スペシャル)で本格的にメインキャラクター入りし、第1シーズン16話/第2シーズン16話/第3シーズン15話の計47話を通じて主要レギュラーを務める。第1シーズン後半ではインヒビター・チップ起因の頭痛・人格反転リスクのアークが描かれ、外科的チップ除去手術エピソードが配置される
- 時代設定
- クローン戦争末期(19 BBY前後)→ 帝国初期『暗黒時代』(19 BBY〜18 BBY前後の第1シーズン)→ 帝国軍からの離脱と無所属期(第2〜第3シーズン)→ シリーズ完結時のパブー島居住期
- クリエイター/製作総指揮
- デイヴ・フィローニ(Dave Filoni/『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『スター・ウォーズ 反乱者たち』『マンダロリアン』等のスーパーバイザー)と製作総指揮ジェニファー・コーベット(Jennifer Corbett/本作のヘッドライター兼)・ブラッド・ラウ(Brad Rau/本作のスーパーバイジング・ディレクター)・アシーナ・ポルティーロ(Athena Portillo)・キャリー・ベック(Carrie Beck)。バッド・バッチは『クローン・ウォーズ』第7シーズン第1〜4話のアークから独立シリーズへ発展した経緯がある
- ヘッドライター
- ジェニファー・コーベット(Jennifer Corbett/『スター・ウォーズ:レジスタンス』2018〜2020年に続き本作のヘッドライターを担当)
- スーパーバイジング・ディレクター
- ブラッド・ラウ(Brad Rau/『スター・ウォーズ:レジスタンス』のスーパーバイジング・ディレクターを経て本作全3シーズン47話の演出統括)
- 音楽
- ケヴィン・キナー(Kevin Kiner/『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008〜2020年・『スター・ウォーズ 反乱者たち』2014〜2018年に続いて本作のスコアを担当。共同作曲にショーン・キナー/ディーナ・キナー)
- 製作スタジオ/配信
- ルーカスフィルム・アニメーション(Lucasfilm Animation)製作/Disney+独占配信(第1シーズン第1話『エイフターマス』2021年5月4日米国時間/第3シーズン第15話『プラン99』2024年5月1日配信のシリーズ完結まで)
- テーマ的役割
- オーダー66に従わない『個としてのクローン兵』5人組部隊の重火力担当兼コメディ・リリーフとして、3シーズン47話を通じて『前線突破と保護者役』を一体で体現する。フォース・ユーザーを主役に据えない実写・アニメDisney+作品群(『マンダロリアン』2019〜のディン・ジャリンに連なる)の系譜上のサブ柱のひとり
来歴(時系列)
クローン戦争末期:『クローン・ウォーズ』第7シーズン・バッド・バッチ・アーク(19 BBY)
『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』第7シーズン第1話『バッド・バッチ』(2020年2月21日配信)で、クローン・フォース99(バッド・バッチ)の重火力担当として初登場する。同シーズン第1〜4話のアネクシス前哨基地奪還アークでは、敵戦闘ドロイドの大隊を爆発物と重火力で正面突破する役を担い、エコー救出作戦でも装甲扉の強行突破を主導する。
『バッド・バッチ』第1シーズン第1話『エイフターマス』(2021年5月4日配信/オーダー66直後)
Disney+配信スピンオフ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第1シーズン第1話『エイフターマス』(90分スペシャル)で、銀河共和国から銀河帝国への政体転換と同時に発令されたオーダー66に立ち会う。レックを含むバッド・バッチ部隊員4名(ハンター/レック/テック/エコー)のインヒビター・チップは遺伝的変異の影響で命令に対して正常に反応せず、レックはオーダー66直後の混乱の中で部隊長ハンターの判断に従い、カミーノ施設からの離脱を実行する。
第1シーズン中盤:インヒビター・チップ起因の頭痛と人格反転アーク
第1シーズン中盤(第7〜8話を中心とするアーク)では、レックは過去の戦闘で頭部に受けた打撃をきっかけにインヒビター・チップが部分的に作動し、激しい頭痛と『良いクローンになれ(Good soldiers follow orders)』というオーダー66命令への一時的な準拠を起こす。この危機は仲間(ハンター/テック/オメガ)の介入と外科的チップ除去によって解消され、レックはシリーズ初期で最初に物理的チップ除去を受けるバッド・バッチ隊員となる。
第1シーズン後半〜第2シーズン:オメガの兄役としての描写定着
第1シーズン後半から第2シーズン全体を通じて、レックは少女クローン『オメガ』に対する保護者・兄役として一貫して描かれる。オメガがバッド・バッチに加入した第1シーズン第1〜2話以降、レックは部隊内で最もオメガと感情的距離が近い隊員として配置され、彼女の戦闘訓練・情緒安定の中核を担う。
第2シーズン第15話『プラン99』(2023年3月29日配信/テック犠牲退場)
『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第2シーズン第15話『プラン99(Plan 99)』(2023年3月29日米国時間配信)で、バッド・バッチは惑星エリアドゥ(Eriadu)の山岳鉄道路線上で帝国軍工作員(賞金稼ぎカド・ベインら)の包囲下に置かれる。山岳橋上での極限状況において、テックが車両連結ケーブルを切断する形で犠牲退場し、レックは負傷した状態でハンター/エコー/オメガと共に脱出する。テックの遺品(ゴーグル)の喪失はレックのシーズン終盤以降の心情に持続的な影響として描かれる。
第2シーズン最終話『プラン99/オメガ拉致』とオメガ救出への移行
第2シーズン最終話(第16話)でオメガがロイス・ヘムロック博士率いる銀河帝国先進科学部門(Advanced Science Division)に拉致され、第3シーズン全体(2024年2月21日〜2024年5月1日配信/全15話)はレックを含む残員(ハンター/エコー/クロスヘア)によるオメガ救出戦が主軸となる。レックは前線突破役として一貫して重火力・近接突破を担当する。
第3シーズン完結:タンティス基地襲撃とパブー島退役(2024年5月1日配信)
『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第3シーズン最終2話『タンティス基地の戦い/ザ・カラ』(2024年5月1日米国Disney+配信/第3シーズン第14〜15話)で、バッド・バッチ残員はヘムロック博士の秘密基地『タンティス基地』を強襲し、オメガを含む拘束クローンと一次クローンの少女・少年たちを救出する。シリーズ完結時、レックはハンター/オメガと共にパブー島に居住し、退役後の穏やかな日常を送る描写で物語が閉じる。
能力・装備
- 超人的筋力と打撃耐性:クローンとしての遺伝子変異により筋力・体格・打撃耐性が常人クローンを大きく超えて高度化されており、装甲扉の強行突破・重量物の単独運搬・素手による白兵戦などが日常的に描かれる。バッド・バッチ部隊の前線突破の中核を担う設計。
- 爆発物・重火力運用:DC-17m系の大型ブラスター・ライフル/重機関銃に加えて、サーマル・デトネーター(爆破装置)の運用を専門とする。シリーズ第1〜第3シーズンを通じて『爆破こそ最適解』とする発想で部隊行動を補完するシーンが多数描かれる。
- クローン兵としての射撃・近接戦闘:通常クローンを大きく超える耐久力と打撃力で、賞金稼ぎ・ストームトルーパー・装甲機甲部隊との白兵戦闘を一手に引き受ける近接前衛として運用される。
- 保護者役としての精神的支柱:オメガを含む部隊内の弱者・若年者に対する保護者・兄役としての精神的支柱機能が、第1シーズン後半〜第3シーズン完結まで一貫して描かれる中核能力として位置付けられる。
- コメディ・リリーフ機能:明朗・豪放・大音量の話法と感情豊かな反応で、テック(寡黙・分析)/クロスヘア(冷徹・寡黙)/ハンター(寡黙・統率)との人格対比を担い、シリーズ全体のテンポを牽引する設計が一貫している。
- 観察者代理視点としての前線突破役:感情を率直に表明し大音量で発話するレックの戦闘行動は、視聴者がバッド・バッチ部隊の戦闘テンポと感情の振幅を直感的に追えるよう物語空間を整える機能を果たす。ハンター(寡黙・統率)/テック(寡黙・分析)/クロスヘア(冷徹・寡黙)の3名が抑制的な人格で配置されている中、レックは『視聴者にとっての感情代理人』として5名の戦闘特性を視覚化する中核ピースになっている。
関係相関
- ハンター(Hunter)
- クローン・フォース99の隊長。レックの前線突破を統制する指揮官として、第1シーズン序盤からシリーズ完結まで戦闘行動の上位判断を担う関係。レックはハンターの命令に対する忠誠が最も強い隊員として描かれる。
- テック(Tech)
- バッド・バッチ部隊の工作・情報担当。レックの感情的・大柄な人格と、テックの分析的・寡黙な人格が部隊内のコメディ・リリーフ的対比として継続的に描かれ、互いを補完する相棒関係。第2シーズン第15話『プラン99』のテック犠牲退場はレックの心情に持続的な影響を残す。
- クロスヘア(Crosshair)
- クローン・フォース99の精密狙撃手。第1シーズン冒頭で唯一帝国軍に残ることを選択したため、第1〜第2シーズンを通じてレックを含むバッド・バッチ残員と対立陣営に置かれる関係。第3シーズンで帝国を離脱して合流し、最終局面ではレックと共闘する。
- エコー(Echo)
- 『クローン・ウォーズ』第7シーズン中盤でバッド・バッチが救出し、以降部隊員となるARC兵。レックの前線突破とエコーの戦術運用は、第1〜第3シーズン全体で繰り返しペアを組む組み合わせとなる。
- オメガ(Omega)
- カミーノで育てられた少女クローン。バッド・バッチ第1シーズン第1〜2話で部隊に加入し、レックは最も感情的距離が近い『兄役』として一貫して描かれる。第3シーズン全体のオメガ救出戦・タンティス基地襲撃でも保護者としての行動軸が物語の中核を担う。
- ハンター/オメガ(パブー島期)
- シリーズ完結(2024年5月1日配信/第3シーズン第15話『ザ・カラ』)以降、レックはハンター/オメガと共にパブー島で退役後の日常を送る描写で物語が閉じる。長期にわたる戦闘任務を経たクローン兵の『穏やかな帰結』を象徴する関係構造となる。
- ディー・ブラッドリー・ベイカー(Dee Bradley Baker/声優本人)
- 1962年8月31日米国インディアナ州ブルーミントン出身の声優。『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008〜2020年以来、本シリーズの全クローン役を一貫して兼任しており、『バッド・バッチ』ではハンター/レック/テック/クロスヘア/エコーの5人を1人で演じ分ける。レックは『大音量・抑揚豊かで感情過多の話法』を識別記号とすることで、ハンター(低音域・寡黙)/テック(早口・高精度・抑揚抑制)/クロスヘア(冷徹・低音)/エコー(標準クローン的)との声質差を担保している。
- デイヴ・フィローニ(Dave Filoni/クリエイター・製作総指揮)
- 1974年6月7日米国ピッツバーグ出身。『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008〜2020年・『スター・ウォーズ 反乱者たち』2014〜2018年のスーパーバイザーを経て、『クローン・ウォーズ』第7シーズン第1〜4話のバッド・バッチ・アークでクローン・フォース99を物語に導入し、その派生として独立シリーズ『バッド・バッチ』2021〜2024年を製作総指揮した。レックを含むバッド・バッチ5名の構造の起点を作った関係。
- ブラッド・ラウ(Brad Rau/スーパーバイジング・ディレクター)
- 『スター・ウォーズ:レジスタンス』2018〜2020年でスーパーバイジング・ディレクターを務めた後、『バッド・バッチ』全3シーズン47話の演出統括を担当。レックの前線突破・爆破・近接白兵戦などの戦闘演出全般を画面に定着させた監督側の中心人物。
- ジェニファー・コーベット(Jennifer Corbett/ヘッドライター・製作総指揮)
- 『スター・ウォーズ:レジスタンス』2018〜2020年のヘッドライターを経て、『バッド・バッチ』全3シーズン47話のヘッドライターおよび製作総指揮を担当。レックの『豪放・直情径行・オメガの兄役』という人格軸を3シーズンを通じて一貫させた脚本側の中心人物。
- ケヴィン・キナー(Kevin Kiner/音楽)
- 『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008〜2020年と『スター・ウォーズ 反乱者たち』2014〜2018年で本シリーズのアニメスコアを継続的に担当した米国の作曲家。本作ではバッド・バッチ部隊と各話のテーマを共同作曲(共作にショーン・キナー/ディーナ・キナー)し、レックの前線突破・爆破・パブー島退役シーンを音楽面から支える関係。
- シド(Cid)
- オード・マンテル(Ord Mantell)の地下酒場『シド・パーラー』を仕切るトリリアン種の情報ブローカー/元レジスタンス工作員。『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第1シーズン第3話『リプレイスメント』(2021年5月14日Disney+配信)でバッド・バッチと初接触して以降、第1〜第2シーズンの主要な依頼仲介役を担う。レックは依頼の中身が要求する前線突破・重火力・爆破工兵的タスクの中核担当として、シドの紹介する仕事に連続的に参加する関係。声優ガブリエル・ルナ夫人のリアー・ハミルトン(Rhea Perlman)が演じる。
- ヘムロック博士(Doctor Royce Hemlock/敵対)
- 銀河帝国先進科学部門(Advanced Science Division)の主任科学者で、本作の最終アンタゴニスト。『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第2シーズン中盤(第14話)から本格登場し、第2シーズン最終話(第16話)でのオメガ拉致、第3シーズン全15話(2024年2月21日〜5月1日配信)を貫くタンティス基地でのクローン人体実験を通じて、レックを含む残員のオメガ救出戦の主敵となる。声優は俳優ジェイソン・アイザックス(Jason Isaacs/『ハリー・ポッターと秘密の部屋』2002年のルシウス・マルフォイ役)。レックは第3シーズン最終2話『タンティス基地の戦い/ザ・カラ』(2024年5月1日Disney+配信)でタンティス基地強襲に前線突破役として加わる。
- フィー・ジェノア(Phee Genoa)
- 海賊団『マーブル(Marauder)』所属の女性パイレーツ/古代遺物ハンター。『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第2シーズン第3話『ザ・ソランド・ファー(The Solitary Clone)』前後のシーズン中盤から登場し、テックとロマンチック・ライン的な距離感を持つ準レギュラー。シリーズ完結時のパブー島退役期にもバッド・バッチ残員と継続的に関わる関係で、レックは彼女が持ち込む古代遺物探索任務(パブー島の海中遺跡アーク等)の前線突破役を担う。声優はウェイン・ノブル(Wanda Sykes/米国の俳優・コメディアン)。
- カド・ベイン(Cad Bane/敵対)
- ドゥロス種族の伝説的賞金稼ぎ(『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008年初登場)。『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第2シーズン第15話『プラン99』(2023年3月29日Disney+配信)で帝国側の追跡者として登場し、テック犠牲退場の引き金となる山岳鉄道路線上での銃撃戦でレックと正面対峙する。声優はコリー・バートン(Corey Burton/『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』からカド・ベイン役を一貫して兼任)。
- ケイレブ・ドリューム(Captain Rex/レックス大尉)
- クローン特殊部隊『501st大隊』『フォース99』『反乱者たち』(『スター・ウォーズ 反乱者たち』2014〜2018年)に渡る経歴を持つアナキン・スカイウォーカーの元副官クローン大尉。『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第1シーズン第3話『リプレイスメント』からバッド・バッチを支援する裏方として登場し、第2〜第3シーズンを通じて『チップ除去ネットワーク』の中核として残員を支える。レックは自身のチップ除去手術に直接関係する人物として、レックスからの恩義を負う関係。声優はディー・ブラッドリー・ベイカー(レック/ハンター/テック/クロスヘア/エコーと同じくクローン役を兼任)。
登場作品(俳優クレジット)
スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(第7シーズン)
2008〜2020/第7シーズン第1話『バッド・バッチ』(2020年2月21日米国Disney+配信)で初登場。同シーズン第1〜4話のバッド・バッチ・アークでクローン・フォース99の重火力担当として導入される。声ディー・ブラッドリー・ベイカー
スター・ウォーズ:バッド・バッチ
2021〜2024/Disney+配信スピンオフ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第1シーズン16話(2021年5月4日〜2021年8月13日配信)/第2シーズン16話(2023年1月4日〜2023年3月29日配信)/第3シーズン15話(2024年2月21日〜2024年5月1日配信)の全47話を通じて主要レギュラーを務める。声ディー・ブラッドリー・ベイカー
名場面・名台詞
- 『クローン・ウォーズ』第7シーズン第1話『バッド・バッチ』:アネクシス前哨基地奪還アークでクローン・フォース99(バッド・バッチ)の重火力担当として初登場し、敵戦闘ドロイドの大隊を爆発物で正面突破する場面(2020年2月21日米国Disney+配信)。
- 『バッド・バッチ』第1シーズン第1話『エイフターマス』:オーダー66発令直後、レックが部隊長ハンターの判断に従ってカミーノ施設からの離脱を実行する場面(2021年5月4日配信/90分スペシャル)。
- 第1シーズン中盤『裏切り(Reunion/Battle Scars)』アーク:頭部打撃をきっかけにインヒビター・チップが部分作動し、激しい頭痛と『Good soldiers follow orders』への一時準拠を起こす危機を、外科的チップ除去によって解消する一連の場面。
- 第1シーズン後半:オメガの戦闘訓練と情緒安定を支える『兄役』としての描写が反復される場面群(第1〜第3シーズン全体に通底するレックの主要描写)。
- 第2シーズン中盤:賞金稼ぎチームとの惑星トリスでの攻防エピソードで、装甲機甲部隊に対し素手と爆発物で前線突破する場面。
- 第2シーズン第15話『プラン99(Plan 99)』:惑星エリアドゥの山岳鉄道路線上でテックが車両連結ケーブルを切断して犠牲退場する直前、レックがテックを引き留めようとする場面(2023年3月29日米国時間Disney+配信)。
- 第2シーズン第16話:オメガがロイス・ヘムロック博士に拉致された直後、レックがバッド・バッチ残員(ハンター/エコー)と共にオメガ救出戦の長期アークに突入する場面。
- 第3シーズン中盤:タンティス基地へのアプローチに向けた潜入・武器調達アークでの前線突破。
- 第3シーズン第14〜15話『タンティス基地の戦い/ザ・カラ』:ロイス・ヘムロック博士の秘密基地『タンティス基地』を強襲し、オメガを含む拘束クローン・少女少年たちを救出する一連の最終決戦シーン(2024年5月1日米国Disney+配信)。
- 第3シーズン最終話『ザ・カラ』結末:シリーズ完結時、ハンター/オメガと共にパブー島で退役後の日常を送る場面。長期戦闘任務を経たバッド・バッチ部隊の『穏やかな帰結』を象徴する終景となる。
考察
- レックは『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第1〜第3シーズン全47話を通じてのバッド・バッチ5名の中で、最も豪放・直情径行な人格として設計されており、テック(分析・寡黙)/クロスヘア(冷徹・寡黙)/ハンター(寡黙・統率)/エコー(標準クローン的・戦術運用)との対比軸を最も明確に担う。この設計が、シリーズ全体のテンポと感情面のドライバとして機能し、コメディ・リリーフから保護者役までの幅広い物語機能を一人で引き受ける構造になっている。
- バッド・バッチ5名のうちレックのみが『超人的筋力と打撃耐性』という遺伝的変異を担うキャラクター設計は、ハンターの『感覚鋭敏化』・テックの『高度な認知能力』・クロスヘアの『超人的視力/射撃精度』・エコーの『戦術運用』に対する『身体能力高度化』というポジショニングを担保しており、5名の戦闘特性を相互補完的に配置するシリーズ全体のキャラクター設計思想の中核ピースとなる。
- ディー・ブラッドリー・ベイカーは『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008年〜2020年)以来の全クローン役を1人で兼任しており、バッド・バッチ5人をすべて演じ分けている。レックは『大音量・抑揚豊かで感情過多の話法』を識別記号とすることで、ハンター(低音域・寡黙)/テック(早口・高精度・抑揚抑制)/クロスヘア(冷徹・低音)/エコー(標準クローン的)との声質差を担保する設計になっており、ベイカーのレンジ運用の中核ピースの一つとして位置付けられる。
- デイヴ・フィローニ(Dave Filoni)は『クローン・ウォーズ』第7シーズン第1〜4話のバッド・バッチ・アークで導入したクローン・フォース99を、独立シリーズ『バッド・バッチ』2021〜2024年として3シーズン47話の長尺に展開した。本作のヘッドライター兼製作総指揮ジェニファー・コーベット(Jennifer Corbett)/スーパーバイジング・ディレクター ブラッド・ラウ(Brad Rau)は共に『スター・ウォーズ:レジスタンス』2018〜2020年からのフィローニ系制作チームのコアメンバーで、レックの『前線突破役と兄役を一体で担うコメディ・リリーフ』という人格軸の3シーズンを貫く一貫性は、この同一クリエイティブ・チームが3シーズンを通じて統括した事実に支えられている。
- レックの『身体能力高度化』というバッド・バッチ5名内の役割設計は、Disney+実写シリーズ群でフォース・ユーザーを主役に据えない作品群(『マンダロリアン』2019〜のディン・ジャリン、『アンドー』2022〜のキャシアン・アンドー、『ボバ・フェット/法の書』2021〜2022のボバ・フェット)と平行して進行した、ルーカスフィルムの『非ジェダイ主役の長尺シリーズ化』戦略のアニメ側の柱として位置付けられる。レックは『超人的筋力を持つ巨漢の前線突破役』というコミック・ブック的体格表現を、47話の長尺アニメで一貫して描き切った稀少な例であり、ピクサー的ヒーロー造型(『Mr.インクレディブル』2004のフロゾン/『カーズ』2006のマック等の大柄キャラクター)の声優的継承(ベイカーの音域運用)と、フィローニ系アニメ作画の作風が交差した結果として、シリーズ完結時のパブー島退役シーンが『戦闘職人の穏やかな帰結』というシリーズの主題的着地点を視覚的に成立させる中核ピースとなった。
トリビア
- レックの額に縦走する大きな傷跡は、彼の戦歴の象徴として『クローン・ウォーズ』第7シーズン初登場時から一貫して描かれており、StarWars.com公式キャラクター紹介でも識別記号として明記されている。
- レックは過去の頭部負傷をきっかけにインヒビター・チップが部分的に作動するアーク(第1シーズン中盤)を経て、シリーズ初期で最初に物理的チップ除去を受けるバッド・バッチ隊員となる。この外科的チップ除去手術エピソードはシリーズの『クローンの自由意志』テーマの起点として設計されている。
- レックは爆発物・爆破プロトコルへの強い偏愛を反復するセリフで知られ、シリーズを通じて『爆破こそ最適解』を提案する描写がコメディ・リリーフとして繰り返される。バッド・バッチ部隊の戦闘判断における『前線突破派』の代弁者として位置付けられている。
- レックを含むバッド・バッチを主軸とする『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第1シーズン第1話『エイフターマス』は2021年5月4日(米国時間)にDisney+で配信開始しており、これは『May the 4th be with you』として知られるファン文化上の『スター・ウォーズの日(Star Wars Day)』当日に合わせた公開設定であった。シリーズ完結となる第3シーズン第15話『ザ・カラ』も2024年5月1日配信で、Star Wars Dayに近接した日程が選ばれている。
- 声優ディー・ブラッドリー・ベイカー(Dee Bradley Baker)は1962年8月31日米国インディアナ州ブルーミントン出身。『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008〜2020年・『バッド・バッチ』2021〜2024年のすべてのクローン役を一貫して兼任しており、本作ではハンター/レック/テック/クロスヘア/エコーの5人を1人で同時収録する場面も多いことが、ベイカー本人によるインタビューおよびStarWars.com公式記事で繰り返し言及されている。
- 音楽担当のケヴィン・キナー(Kevin Kiner)は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008〜2020年・『スター・ウォーズ 反乱者たち』2014〜2018年・『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』2021〜2024年とアニメ三作を連続して担当しており、息子のショーン・キナー(Sean Kiner)/娘のディーナ・キナー(Deana Kiner)と家族で共同作曲した曲が多い点が公式クレジットおよび配信サウンドトラックで明示されている。レックの前線突破・爆破場面およびパブー島退役エピローグの劇伴もこの家族体制で制作されている。
- 『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』全3シーズンの総話数は47話(第1シーズン16話/第2シーズン16話/第3シーズン15話)で、これは『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』全7シーズン133話・『スター・ウォーズ 反乱者たち』全4シーズン75話に次ぐルーカスフィルム・アニメーション製アニメシリーズの長尺枠にあたる。レックはこの47話すべてに登場する主要レギュラー。
- レックを含むバッド・バッチ部隊5名は、クローン兵を演じるテムエラ・モリソン(Temuera Morrison/『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』2002年のジャンゴ・フェット役)の顔・体躯をモーション・キャプチャ的に参照する『クローン基本型』に対して、それぞれ意図的な遺伝子変異を加えた『例外クローン』としてデザインされている。レック単体の体躯は基本型クローン比で約1.2〜1.3倍に拡張されており、StarWars.com公式キャラクターデータベースおよびWookieepediaの公式設定欄でも『身体高度化変異クローン』として明記されている。
- シリーズ完結となる第3シーズン最終話『ザ・カラ(The Cavalry Has Arrived)』は2024年5月1日(米国時間)にDisney+で同時配信され、レックがハンター/オメガと共にパブー島に居住するエピローグは、ファン・コミュニティではStar Wars Day(5月4日)に最も近接した日付の配信回として記録されている。エピローグの音楽はケヴィン・キナー一家による家族体制で作曲され、シリーズ全体のメインテーマを変奏した穏やかなアレンジが採用されている。
より詳しいFAQ
レック(Wrecker)はどの作品に登場しますか?
初登場は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』第7シーズン第1話『バッド・バッチ』(2020年2月21日米国Disney+配信)で、同シーズン第1〜4話のバッド・バッチ・アークに登場します。その後、Disney+配信スピンオフ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第1シーズン16話(2021年5月4日〜2021年8月13日配信)/第2シーズン16話(2023年1月4日〜2023年3月29日配信)/第3シーズン15話(2024年2月21日〜2024年5月1日配信)の全47話を通じて主要レギュラーを務めます。
レックの声優は誰ですか?
ディー・ブラッドリー・ベイカー(Dee Bradley Baker)が担当します。彼は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008年〜2020年)からのスター・ウォーズ作品におけるすべてのクローン役を一貫して兼任してきた米国の声優で、『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』ではハンター/レック/テック/クロスヘア/エコーの5人全員を1人で演じ分けています。
レックの遺伝的変異は何ですか?
レックは『超人的筋力・体格・打撃耐性』をクローン遺伝子変異として持つよう設計されており、装甲扉の強行突破・重量物の単独運搬・素手による白兵戦などが日常的に描かれます。バッド・バッチ5人それぞれに与えられた『望ましい変異』のうち、レックの担当領域がこの身体能力高度化に当たります。
レックはシリーズ完結時にどうなりますか?
『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』第3シーズン最終話『ザ・カラ』(2024年5月1日米国Disney+配信/第3シーズン第15話)の結末で、レックはハンター/オメガと共にパブー島に居住し、退役後の穏やかな日常を送る描写で物語が閉じます。長期戦闘任務を経たバッド・バッチ部隊の『穏やかな帰結』を象徴する終景です。
レックのインヒビター・チップはどうなりましたか?
レックは過去の戦闘で頭部に受けた打撃をきっかけにインヒビター・チップが部分的に作動し、激しい頭痛と『Good soldiers follow orders』というオーダー66命令への一時的な準拠を起こすアーク(第1シーズン中盤)を経て、外科的チップ除去手術によってチップを物理的に除去されます。シリーズ初期で最初に物理的チップ除去を受けるバッド・バッチ隊員となります。
レックとオメガの関係は?
オメガがバッド・バッチに加入した第1シーズン第1〜2話以降、レックは部隊内で最もオメガと感情的距離が近い『兄役』として一貫して描かれ、彼女の戦闘訓練・情緒安定の中核を担います。第3シーズン全体のオメガ救出戦・タンティス基地襲撃でも保護者としての行動軸が物語の中核を担い、シリーズ完結時のパブー島退役期まで継続する関係です。
『バッド・バッチ』のクリエイター・製作陣は誰ですか?
クリエイター・製作総指揮はデイヴ・フィローニ(Dave Filoni/『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『スター・ウォーズ 反乱者たち』『マンダロリアン』)です。ヘッドライターはジェニファー・コーベット(Jennifer Corbett/『スター・ウォーズ:レジスタンス』2018〜2020年からの継続)、スーパーバイジング・ディレクターはブラッド・ラウ(Brad Rau/『スター・ウォーズ:レジスタンス』からの継続)が務めます。さらに製作総指揮にアシーナ・ポルティーロ/キャリー・ベックが名を連ね、ルーカスフィルム・アニメーション製作・Disney+独占配信で全3シーズン47話が展開されました。
『バッド・バッチ』の音楽担当は誰ですか?
ケヴィン・キナー(Kevin Kiner)が担当します。彼は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』2008〜2020年・『スター・ウォーズ 反乱者たち』2014〜2018年からのスター・ウォーズ・アニメ作品の音楽を継続的に担当しており、本作では息子のショーン・キナー(Sean Kiner)・娘のディーナ・キナー(Deana Kiner)と共同作曲する曲が多いことが公式クレジットおよび配信サウンドトラックで明示されています。レックの前線突破・爆破場面とパブー島退役エピローグの劇伴もこの家族体制で制作されています。
レックとテックの関係は?テック犠牲退場後の影響は?
レックとテックはバッド・バッチ部隊内のコメディ・リリーフ的対比軸を担う相棒関係です。レックの『感情豊か・大音量・直情径行』な人格とテックの『寡黙・分析的・高度な認知能力』が継続的にすれ違いとボケ/ツッコミ的やり取りを生み、シリーズ全体のテンポを牽引してきました。第2シーズン第15話『プラン99』(2023年3月29日Disney+配信)で惑星エリアドゥの山岳橋上でテックが車両連結ケーブルを切断する形で犠牲退場すると、レックはテックのゴーグルを遺品として第3シーズン全体を通じて持ち続け、テック喪失の悲嘆がレックの心情に持続的影響として描かれます。
『バッド・バッチ』の最終アンタゴニストは誰ですか?レックは最終決戦にどう関わりますか?
最終アンタゴニストは銀河帝国先進科学部門(Advanced Science Division)の主任科学者ヘムロック博士(Doctor Royce Hemlock/声 ジェイソン・アイザックス)です。第2シーズン最終話でオメガを拉致し、第3シーズン全15話を通じてタンティス基地でのクローン人体実験を主導します。第3シーズン最終2話『タンティス基地の戦い/ザ・カラ』(2024年5月1日Disney+配信/第3シーズン第14〜15話)で、レックはハンター/エコー/クロスヘアと共にタンティス基地を強襲する『前線突破役』として最終決戦に参加し、オメガを含む拘束クローン・少女少年たちを救出してシリーズ完結を迎えます。
出典
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Wrecker
- StarWars.com 公式テレビページ: Star Wars: The Bad Batch
- StarWars.com 公式テレビページ: Star Wars: The Clone Wars
- IMDb: Star Wars: The Bad Batch (TV Series 2021-2024)
- IMDb: Dee Bradley Baker
- Wookieepedia: Wrecker
- IMDb: Dave Filoni
- Wookieepedia: The Bad Batch (TV series)
- Wookieepedia: Clone Force 99
- Wookieepedia: Dee Bradley Baker
- StarWars.com 公式エピソードガイド: The Bad Batch Season 3 Finale 'The Cavalry Has Arrived'
- StarWars.com 公式エピソードガイド: The Bad Batch Season 2 'Plan 99'
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Doctor Royce Hemlock
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Cid
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Cad Bane
- IMDb: Jennifer Corbett
- IMDb: Brad Rau
- IMDb: Kevin Kiner
レックはどの作品から見る?
スター・ウォーズ / クローン・ウォーズが最初の登場作品です。
レックの関連人物は?
ハンター、テック、クロスヘア、エコー、オメガ。
レックと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。