人物
トレベルム
エイ=イ一家に属する運び屋兼殺し屋トレベルム。放出系の念能力「スウィートホーム」でダメージを移し替え、アジトに侵入したヒンリギ=ビガンダフノとノブナガ=ハザマに対峙した。
トレベルムはエイ=イ一家の構成員で、運び屋兼殺し屋を務める男である。第378話で姿が描かれ、第394話で名前が示された。念系統は放出系。モレナ=プルードの念能力「恋のエチュード」を受けてレベル21に達し、オーラ量と出力を増したうえで念能力「スウィートホーム」を獲得した。受けたダメージを攻撃してきた物質ごと移し替える力で、被弾の瞬間に対象へ触れていなければ働かない。
一家の仲間に対しては極端に保護的で、危害が及ぶ場面では能力と身体を使って庇う。反面、始末した相手を「ゴミ」と呼んで運び出すなど、殺しへのためらいは見せない。ヒンリギ=ビガンダフノと幻影旅団のノブナガ=ハザマがアジトへ侵入した際には、頭にナイフを受けても平然と応じ、最後は自分が警備であることを理由に侵入者の始末を引き受けた。

トレベルム 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

トレベルム 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

トレベルム 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
基本情報
| 所属・役割 | エイ=イ一家の構成員。マフィアの一員として運び屋兼殺し屋を務め、アジトでは自分を警備だと名乗る。 |
|---|---|
| 初登場 | 第378話で登場し、第394話で名前が示された。 |
| 状態 | 生存。 |
| 念系統 | 放出系。モレナ=プルードの「恋のエチュード」でレベル21に達し、オーラ量と出力が増したうえで念能力を得た。 |
| 念能力 | 「スウィートホーム」。ダメージを攻撃してきた物質ごと移動させる。右手で触れたもののダメージは自分に取り込み、左手で触れたものへ自分のダメージを移す。ダメージを受ける瞬間に触れていなければ効果が無い。 |
| 主な関係 | 同じエイ=イ一家のヨコタニ、スフレ、ジェラート、モンブラン=トト、シフォン=トトらと行動をともにする。アジトへ侵入したヒンリギ=ビガンダフノと幻影旅団のノブナガ=ハザマに対峙した。 |
| 容姿 | 長身でがっしりした体格。髪を高く逆立て、もみあげと顎髭を伸ばし、全身をジャージで覆っている。 |
人物像
トレベルムは長身でがっしりした体格の男で、髪を際立って高く逆立てている。もみあげと顎髭を伸ばし、全身をジャージで覆った姿で描かれる。エイ=イ一家での肩書きは運び屋兼殺し屋であり、アジトでは自分を警備だと説明する。
他のエイ=イ一家の構成員と同じくサディスティックな傾向を持ち、多数を殺すことに何のためらいも見せない。殺された相手を「ゴミ」と呼び、遺体の運搬と処理を淡々と引き受ける態度もその延長にある。
その一方で、一家の構成員には極端に保護的である。ヨコタニが負うはずだったダメージを能力で自分に引き受け、触れてはいけないという取り決めを忘れて近づいたスフレは押しのけて巻き添えを避けた。この場面を目にしたノブナガ=ハザマは、彼の能力を自己犠牲的なものだと言い、彼のような人物から想像した能力ではないと述べている。
作中での動向
トレベルムは、モレナ=プルードが構成員へ一人ずつ「恋のエチュード」をかけ、その念能力の仕組みを説明する場に他の面々と居合わせている。ビレがタッシを殺してレベル21へ到達した際には、これを祝福した四人のうちの一人となった。
彼はタッシの遺体を「ゴミ」と呼びながら、広いランドリールームにいたモンブラン=トトのもとへ運び込み、ボコンテがこの部屋を処理場へつないだと伝えた。モンブラン=トトが手伝いを求めると、シフォン=トトは衣類を干す手を止めてすぐに応じる。トレベルムは全員がまもなくレベル21に届くとして、そろそろレベルアップの頃合いだと指摘した。モンブラン=トトが大ぶりの刃物を手にし、シフォン=トトがレベルアップを心待ちにしながらタッシの衣服を脱がせるなか、彼は二人へ手を振って立ち去る。
ヒンリギ=ビガンダフノとノブナガ=ハザマがエイ=イ一家のアジトへ侵入したとき、トレベルムはスフレ、ジェラートと何事かを話し込んでいた。ヒンリギが声を張り上げてようやく注意を引き、ここがエイ=イ一家のアジトか、全員が構成員かと確認を求める。トレベルムとスフレは怖がるふりをしてみせたあと、二人がその場にいないかのように会話を続けた。
ヒンリギは手持ちのナイフを使うことを提案し、ノブナガも扉に罠が仕掛けられている可能性が高いとみて同意する。ノブナガは、構成員がこれほど寛いでいるのは二人が中へ入れないと分かっているからだと見当をつけた。刀を握ったノブナガがゴミは見つけ次第片付けたいと述べると、ヒンリギは移動を言い出したのはノブナガだと指摘しつつ、ゴミという言い方には同意し、挨拶に使うナイフなら十分にあると返した。
ヒンリギの投げたナイフはトレベルムの頭へ突き刺さり、彼は痛いと言って椅子から立ち上がる。深々と刺さったことにスフレが驚くなか、トレベルムは落ち着いてナイフを引き抜き、柄を握り潰した。刃は失われており、ヒンリギは刃先が彼の持つ飲料の缶に現れているのを見て、物質の移動を伴う能力だと察する。ノブナガは能力を絞り込めない相手とは相性が悪いと独白し、迎撃型の可能性があるうえ発動条件の候補が多すぎると考えた。スフレがトレベルムの左腕をつかみ、侵入者に手を出すなと言われていたと注意した直後、ヒンリギが二本目のナイフを投げる。トレベルムはこれをかわしながらスフレを押しのけた。不用意に触れたことを咎められたスフレは謝り、ここで戦うべきではないと言い残して立ち去る。
能力・特徴・関係
続いてヨコタニが声を上げてヒンリギの身元を確認し、自分は一家の顧問弁護士だと名乗った。トレベルムは、ナイフを投げて暴れている狂人がいるとして、軍と警察を呼ぶよう彼へ指示する。ヨコタニは不法侵入と傷害の双方が成立しており、殺人未遂に最も近い形だと説明し、警察へ通報してよいかと尋ねた。ヒンリギは道に迷っていたので好都合だと答えて現在地を聞き返すが、ヨコタニはそれは明かせないとしたうえで、指示に従うなら穏便に済ませると応じる。
ノブナガが注意を引くと、ヨコタニは相手が幻影旅団の一員だと気づき、それは自分たちにとって大ごとだと述べた。質問を言い終える前に、ノブナガは刀の先に付けた鎖を伸ばしてヨコタニの頭を突く。しかしトレベルムはヨコタニの肩へ右手を置いており、ノブナガが刀を引き戻すと切っ先が欠けていた。ノブナガはここで、彼が他人の受けたダメージも移せると理解する。トレベルムの左腕からは血が流れ始め、彼はヨコタニに下がるよう告げた。
ノブナガは、右手で受け取ったダメージを左手で別の物へ移さなければトレベルム自身がそれを引き受けることになると指摘し、無私の能力で見た目には全く似合わないと評した。放出系の念能力「スウィートホーム」は、ダメージを攻撃してきた物質ごと移動させる。右手で触れたもののダメージは自分にとり込み、左手で触れたものに自分のダメージを移す事も出来る。ダメージを受ける瞬間に触れていないと効果が無い。
念系統は放出系である。モレナ=プルードの念能力によってレベル21へ達したことで、オーラ量と出力が増し、あわせて念能力を獲得した。素の腕力も高く、握り込んだ手だけでナイフの柄を砕いている。
ノブナガはトレベルムに下がるよう、ヨコタニにはもう一度近づくよう言い、刀にオーラをまとわせて全員まとめて串刺しにすると宣言した。ヨコタニは謝りつつ、ノブナガが侍の精神を捨てるとは思わなかったと述べ、トレベルムは不用意に敵へ近づいたヨコタニを咎める。ヨコタニは自分のせいで能力が露見したと気づき、どう詫びるべきか考えながら、故郷の侍は飛び道具の使用を嫌ったのだと説明した。言い訳を続けるのかとトレベルムが問うと、ヨコタニは即座に謝り、しばらく姿を消すと申し出る。しかしトレベルムは、ヨコタニがすでに相手へ名乗ってしまったこと、そして自分が警備であることを挙げ、侵入者は自分が消すと告げた。