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Character File

グリード

ハット・カルテル首領ジャバ・ザ・ハットに雇われたロディアン族(Rodian)の下級賞金稼ぎ。ジョージ・ルーカス監督『新たなる希望』(1977年)のアウター・リム惑星タトゥイーン・モス・アイズリー宇宙港チャルマンズ・カンティーナでハン・ソロ(演ハリソン・フォード)と対峙し、テーブル下発砲で死亡する相手役として知られます。1977年版ではポール・ブレイク(Paul Blake)がスーツアクター、ラリー・ウォードが声、マヤ・カーンがクローズアップの口元を担当。1997年スペシャル・エディション以降の編集改訂による『Han shot first 論争』の中心人物で、2019年Disney+配信版では発砲直前に『マクラウンキー(Maclunkey)』とハト族系言語で発話するカットが追加されました。エピソード1『ファントム・メナス』では幼少アナキンと同年代の少年として少年期カメオが映ります。

人物メモ

役割
ロディアン族の下級賞金稼ぎ/ハット・カルテル所属
時代
オリジナル三部作初期(紀元前0年)
初登場
エピソード4 / 新たなる希望

グリードを追う順番

グリードの補助ガイド

登場・関連作品

プロフィール詳細

種族/所属
ロディアン族(Rodian)。緑色の肌、複眼、頭部に伸びる吸気アンテナ状の触手を特徴とする惑星ロディア(Rodia)原産種族。本キャラクターはアウター・リム惑星タトゥイーンを実質支配するハット族犯罪王ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)のハット・カルテル配下で活動する賞金稼ぎとして描かれる
肩書き
賞金稼ぎ(Bounty Hunter)。ハット・カルテル所属の下級賞金稼ぎで、ハン・ソロ(演ハリソン・フォード/Harrison Ford)に対する負債回収任務をジャバから請け負った立場として描かれる。続編メディアではボバ・フェット(Boba Fett)等の上位賞金稼ぎとは明確な階級差で描写される
本拠地
アウター・リム地域・アウター・リム惑星タトゥイーン(Tatooine)モス・アイズリー宇宙港(Mos Eisley Spaceport)。ジョージ・ルーカス監督『新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)で本キャラクターが登場するチャルマンズ・カンティーナ(Chalmun's Cantina、通称モス・アイズリー・カンティーナ)が活動拠点として描かれる
初登場(実写)
ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ/新たなる希望(Star Wars: Episode IV – A New Hope)』(1977年5月25日米国公開)モス・アイズリー・カンティーナでの実写本編初登場。シリーズ初の実写ロディアン族として導入されたキャラクター
出演メディア
実写映画では『新たなる希望』(1977年5月25日米国公開/1997年スペシャル・エディション/2004年DVDボックス/2011年Blu-rayボックス/2019年Disney+配信版で同シーンの編集が複数回改訂)、および『スター・ウォーズ/エピソード1 ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)の少年期カメオに登場。アニメは『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008-2020)ではグリードの一族設定の参照のみで本人不登場
演者/声
1977年オリジナル劇場公開版ではポール・ブレイク(Paul Blake、1947年3月18日生、英国出身)がスーツアクター(マスク姿)を担当、声はラリー・ウォード(Larry Ward、1924-1985、米国声優)。クローズアップカットの口元の動きはマヤ・カーン(Maria De Aragon)が別撮りで担当した記録が公式公開されている。1999年エピソード1『ファントム・メナス』少年期カメオはノンクレジットの子役
装備(主要)
ロディアン式 RG-4D ブラスター・ピストル(ハット族風の意匠が施された旧型ブラスター)。1977年版『新たなる希望』本編で本キャラクターがハン・ソロに向けて構える唯一の武器として描かれる。続編メディアではロディアン族標準の毒矢・索敵装置の運用設定も補完されている
クリエイター/起用経緯
ジョージ・ルーカス監督が『新たなる希望』脚本段階で『ハン・ソロの賞金稼ぎ世界・無法者世界の住人らしさを最初の登場場面で確立するための対面相手』として設計したキャラクター。ロディアン族のマスク造形はスチュアート・フリーボーン(Stuart Freeborn)/リック・ベイカー(Rick Baker)のメイクアップ・チームが担当したカンティーナ・シーン用クリーチャー造形のひとつ
重要性/影響
1977年公開時の世界興行記録(米国国内 約3.07億ドル、全世界 約7.75億ドル)を樹立した『新たなる希望』のモス・アイズリー・カンティーナ・シーンの代表的キャラクターとして、シリーズの『無法者の銀河』像を象徴する存在。1997年スペシャル・エディション以降の編集改訂による『Han shot first 論争』の当事者として、シリーズ史におけるバージョン管理・編集差分議論の中心人物として参照され続ける

来歴(時系列)

前史:ロディア出身〜タトゥイーン移住(エピソード4以前)

惑星ロディア(Rodia)出身のロディアン族として生まれ、若年期に惑星タトゥイーン(Tatooine)モス・エスパに移住したと続編メディアの公式設定で整理されている。エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)少年期カメオで、本キャラクターは幼少アナキン・スカイウォーカー(演ジェイク・ロイド/Jake Lloyd)と同年代の少年として描かれる短い登場が確認できる。後年、アウター・リム惑星タトゥイーンを実質支配する犯罪王ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)のハット・カルテル配下で下級賞金稼ぎとして活動するようになった経歴が補完設定として整理される。

エピソード1『ファントム・メナス』少年期カメオ(紀元前32年/1999年5月19日米国公開)

惑星タトゥイーン・モス・エスパでの少年期カメオとして、ワトーの中古部品店周辺で幼少アナキン・スカイウォーカーと並ぶカットに本キャラクターの少年期姿が短く映る。ジョージ・ルーカス監督がプリクエル三部作開始作で『新たなる希望』とのキャラクター連続性を仕込んだイースターエッグ的演出として位置づけられる場面で、本キャラクターの少年期姿としては実写本編唯一の登場。

エピソード4『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ対峙(紀元前0年/1977年5月25日米国公開)

アウター・リム惑星タトゥイーン・モス・アイズリー宇宙港のチャルマンズ・カンティーナで、ハン・ソロ(演ハリソン・フォード)が支払いを滞納している密輸荷物の対価分の負債回収のためジャバ・ザ・ハットから派遣された立場として、ハン・ソロを店内ブースに呼び止め対峙する。本キャラクターはロディアン族言語(Huttese/Greedo's dialect として字幕表示)で『Going somewhere, Solo?』に始まる対話を展開し、RG-4D ブラスター・ピストルをハン・ソロに向ける。シーンの末尾でハン・ソロのテーブル下に隠した DL-44 ヘビー・ブラスター・ピストルの発砲により本キャラクターは死亡し、ハン・ソロは席を立ち去る。本キャラクターはシリーズ史で最も有名な単一キャラクター退場シーンのひとつ。

1997年スペシャル・エディションでの編集改訂(1997年1月31日米国再公開)

ジョージ・ルーカス監督が『新たなる希望』スペシャル・エディション制作時に同シーンを再編集し、グリードがハン・ソロより先に発砲する(弾道が外れる)カットを CGI で追加挿入した。改訂後のシーンは『Greedo shot first(グリードが先に撃った)』編集と呼ばれ、ファンコミュニティから『Han shot first(ハンが先に撃った)』編集(オリジナル1977年版)を支持する反発が広がる契機となった。

2004年DVD/2011年Blu-ray/2019年Disney+配信版での再編集(2004-2019年)

2004年9月21日発売の『Star Wars Trilogy』DVDボックスでは1997年版の編集をさらに改訂し、グリードとハン・ソロの発砲タイミングをほぼ同時に再調整した編集が施された。2011年9月12日発売の『Star Wars: The Complete Saga』Blu-rayボックスではさらに微調整、2019年12月10日のDisney+配信開始版では本キャラクターが発砲直前に『マクラウンキー(Maclunkey)』とハト族系言語で発話するカットが追加され、いわゆる『Han shot first 論争』はシリーズの編集バージョン管理の象徴的議論として現在まで継続する。

後世への影響

本キャラクターは続三部作以降のシリーズ全体での『モス・アイズリー・カンティーナの代表キャラクター』『ハット・カルテル下級賞金稼ぎ』のビジュアル原型として、後続のメディアミックス(短編コミック、書籍、テーマパーク Star Wars: Galaxy's Edge のシス・トリーティーロー・コインなど)で繰り返し参照される存在となった。シリーズ史における『編集バージョン論争』『監督による事後改変』の象徴的事例として、デジタル時代のフィルム保存論議の文脈でも頻繁に引用される。

能力・装備

関係相関

ハン・ソロ
コレリア出身の密輸業者(演ハリソン・フォード/Harrison Ford)。本キャラクターがジャバ・ザ・ハットから負債回収契約を受けて対峙する直接的相手で、1977年版『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナのテーブル下発砲シーンで本キャラクターを撃ち、本キャラクター・アークの直接的退場を実行する立場。同シーンはシリーズ史で最も有名な単一キャラクター対峙場面のひとつ。
ジャバ・ザ・ハット
アウター・リム惑星タトゥイーンを実質支配するハット族犯罪王/ハット・カルテル首領(実写エピソード6『ジェダイの帰還』フィル・ティペット監修のアニマトロニクス、声はラリー・ウォード)。本キャラクターはジャバ直々のハン・ソロ負債回収契約を遂行する立場の下級賞金稼ぎとして派遣される雇用主と被雇用者の関係。
チューバッカ
ハン・ソロの相棒のウーキー族(演ピーター・メイヒュー/Peter Mayhew)。本キャラクターがハン・ソロに対峙する1977年版『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ場面の直前まで席を共にしていた人物。本シーンでは本キャラクターと直接対峙する立場には描かれず、隣席で発砲後の退出に立ち会う形で描かれる。
ボバ・フェット
マンダロリアン装甲の賞金稼ぎ(実写エピソード5『帝国の逆襲』ジェレミー・ブロック/Jeremy Bulloch、続編メディアではテムエラ・モリソン/Temuera Morrison)。本キャラクターと同じくジャバ・ザ・ハット配下の賞金稼ぎだが、ボバが上位の精鋭賞金稼ぎとして描かれるのに対して本キャラクターは下級賞金稼ぎとして明確な階級差で描写される。
アナキン・スカイウォーカー(少年期)
実写エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)当時の幼少アナキン(演ジェイク・ロイド/Jake Lloyd)。本キャラクターの少年期カメオは惑星タトゥイーン・モス・エスパで幼少アナキンと同年代の少年として並ぶカットに短く映る場面で確認でき、ジョージ・ルーカス監督が『新たなる希望』とのキャラクター連続性を仕込んだイースターエッグ的演出として位置づけられる。

登場作品(俳優クレジット)

スター・ウォーズ/新たなる希望

1977/アウター・リム惑星タトゥイーン・モス・アイズリー宇宙港チャルマンズ・カンティーナでハン・ソロ(演ハリソン・フォード)と対峙する場面で実写本編初登場。ジャバ・ザ・ハットからの負債回収契約を遂行する下級賞金稼ぎとしてロディアン族言語でハン・ソロを威嚇し、テーブル下発砲で本キャラクターは死亡する。1997年スペシャル・エディション/2004年DVD/2011年Blu-ray/2019年Disney+配信版で同シーンの発砲タイミングが複数回再編集され、いわゆる『Han shot first 論争』の中心人物となる退場シーンまで

スター・ウォーズ/エピソード1 ファントム・メナス

1999/惑星タトゥイーン・モス・エスパで本キャラクターの少年期カメオが短く映る場面に登場。幼少アナキン・スカイウォーカー(演ジェイク・ロイド)と同年代の少年として描かれ、ジョージ・ルーカス監督が『新たなる希望』とのキャラクター連続性を仕込んだイースターエッグ的演出として位置づけられる本キャラクター少年期姿の実写本編唯一の登場まで

名場面・名台詞

考察

トリビア

より詳しいFAQ

グリードはどの作品で初登場しましたか?

実写本編での初登場はジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ/新たなる希望(Star Wars: Episode IV – A New Hope)』(1977年5月25日米国公開)のアウター・リム惑星タトゥイーン・モス・アイズリー宇宙港チャルマンズ・カンティーナ・シーンです。本作で本キャラクターはハット・カルテル首領ジャバ・ザ・ハットから派遣された下級ロディアン族賞金稼ぎとして、ハン・ソロ(演ハリソン・フォード)と対峙し、テーブル下発砲シーンで死亡する役回りで描かれます。本シーンはシリーズ初の実写ロディアン族登場場面でもあります。

グリードを演じている俳優は誰ですか?

1977年オリジナル劇場公開版『新たなる希望』では英国出身の俳優ポール・ブレイク(Paul Blake、1947年3月18日生)がマスク姿のスーツアクターを担当し、声は米国声優ラリー・ウォード(Larry Ward、1924-1985)、クローズアップカットの口元の動きはマヤ・カーン(Maria De Aragon)が別撮りで担当しています。本キャラクターは1作で3人の演者によって分担演じられた制作背景が StarWars.com 公式ブログおよびルーカスフィルム公開資料で公表されている例です。1999年エピソード1『ファントム・メナス』少年期カメオはノンクレジットの子役が担当しました。

『Han shot first(ハンが先に撃った)』論争とは何ですか?

1977年公開のオリジナル『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ・シーンでは、ハン・ソロ(演ハリソン・フォード)がテーブル下から先に発砲してグリードを撃ち倒す編集でした。1997年スペシャル・エディション再公開時にジョージ・ルーカス監督が CGI で『グリードが先に発砲して弾道が外れる』カットを追加挿入し、ファンコミュニティから『Han shot first(ハンが先に撃った)』編集(オリジナル版)を支持する反発が広がりました。その後 2004年DVD/2011年Blu-ray/2019年Disney+配信版でさらに再編集され、シリーズ史におけるバージョン管理/作家事後改変論争の象徴的事例として現在まで継続しています。本キャラクターはこの論争の中心当事者として位置づけられます。

グリードはどの種族ですか?

本キャラクターは惑星ロディア(Rodia)原産のロディアン族(Rodian)です。緑色の肌、複眼、頭部に伸びる吸気アンテナ状の触手を特徴とする種族で、本キャラクターはシリーズ初の実写ロディアン族として『新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)で導入されました。ロディアン族は続編メディアで惑星ロディアの狩猟文化を出自とする種族として補完設定が整理され、後年のシリーズ全体で賞金稼ぎ業に従事する個体が多く登場する種族として描かれます。

グリードとジャバ・ザ・ハットの関係は?

本キャラクターはアウター・リム惑星タトゥイーンを実質支配する犯罪王ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)のハット・カルテル配下の下級賞金稼ぎとして雇われている関係です。1977年版『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ・シーンで本キャラクターがハン・ソロに対峙するのは、ジャバ・ザ・ハットから直々に派遣された負債回収契約の遂行のためで、本シーンの台詞中でも本キャラクターは『ジャバ』の名前を繰り返し言及します。本キャラクターは同じくジャバ配下のボバ・フェット等の上位精鋭賞金稼ぎとは明確な階級差で描かれる下級賞金稼ぎとして位置づけられます。

グリードはエピソード1『ファントム・メナス』に登場しますか?

はい、本キャラクターの少年期姿が惑星タトゥイーン・モス・エスパでの短いカメオとしてエピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)に登場します。ワトーの中古部品店周辺で幼少アナキン・スカイウォーカー(演ジェイク・ロイド/Jake Lloyd)と同年代の少年として並ぶカットに短く映る場面で確認でき、ジョージ・ルーカス監督がプリクエル三部作開始作で『新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)とのキャラクター連続性を仕込んだイースターエッグ的演出として位置づけられます。本キャラクター少年期姿としては実写本編唯一の登場です。

グリードはどの順番で観るのが良いですか?

公開順(製作順)で観る場合は『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)で本キャラクターのメイン登場シーンが完結します。シリーズ内時系列順で観る場合は、エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)の少年期カメオ→エピソード4『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ・シーンの順で観ることで、本キャラクターの少年期から下級賞金稼ぎとしての退場までを連続的に追えます。『Han shot first 論争』に関心がある場合は、1977年オリジナル版/1997年スペシャル・エディション版/2004年DVD版/2011年Blu-ray版/2019年Disney+配信版の同シーン比較が編集差分研究の参考になります。

出典

グリードはどの作品から見る?

初見の入口は「エピソード4 / 新たなる希望」です。時系列上の登場順としては「エピソード1 / ファントム・メナス」が最初です。

グリードの関連人物は?

ハン・ソロ、ジャバ・ザ・ハット、チューバッカ、ボバ・フェット、アナキン(少年期)。

グリードと一緒に覚える用語は?

ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。