人物メモ
- 役割
- ロディアン族の下級賞金稼ぎ/ハット・カルテル所属
- 時代
- オリジナル三部作初期(紀元前0年)
- 初登場
- エピソード4 / 新たなる希望
関連人物
グリードを追う順番
グリードの関連用語
関係する時代
グリードの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 種族/所属
- ロディアン族(Rodian)。緑色の肌、複眼、頭部に伸びる吸気アンテナ状の触手を特徴とする惑星ロディア(Rodia)原産種族。本キャラクターはアウター・リム惑星タトゥイーンを実質支配するハット族犯罪王ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)のハット・カルテル配下で活動する賞金稼ぎとして描かれる
- 肩書き
- 賞金稼ぎ(Bounty Hunter)。ハット・カルテル所属の下級賞金稼ぎで、ハン・ソロ(演ハリソン・フォード/Harrison Ford)に対する負債回収任務をジャバから請け負った立場として描かれる。続編メディアではボバ・フェット(Boba Fett)等の上位賞金稼ぎとは明確な階級差で描写される
- 本拠地
- アウター・リム地域・アウター・リム惑星タトゥイーン(Tatooine)モス・アイズリー宇宙港(Mos Eisley Spaceport)。ジョージ・ルーカス監督『新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)で本キャラクターが登場するチャルマンズ・カンティーナ(Chalmun's Cantina、通称モス・アイズリー・カンティーナ)が活動拠点として描かれる
- 初登場(実写)
- ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ/新たなる希望(Star Wars: Episode IV – A New Hope)』(1977年5月25日米国公開)モス・アイズリー・カンティーナでの実写本編初登場。シリーズ初の実写ロディアン族として導入されたキャラクター
- 出演メディア
- 実写映画では『新たなる希望』(1977年5月25日米国公開/1997年スペシャル・エディション/2004年DVDボックス/2011年Blu-rayボックス/2019年Disney+配信版で同シーンの編集が複数回改訂)、および『スター・ウォーズ/エピソード1 ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)の少年期カメオに登場。アニメは『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』(2008-2020)ではグリードの一族設定の参照のみで本人不登場
- 演者/声
- 1977年オリジナル劇場公開版ではポール・ブレイク(Paul Blake、英国出身)がスーツアクター(マスク姿)を担当、声はラリー・ウォード(Larry Ward、米国声優)。クローズアップカットの口元の動きはマリア・デ・アラゴン(Maria De Aragon、カナダ出身)が別撮りで担当した記録が StarWars.com 公式ブログおよびルーカスフィルム公開資料で公表されている。1999年エピソード1『ファントム・メナス』少年期カメオはノンクレジットの子役
- 装備(主要)
- ロディアン式 RG-4D ブラスター・ピストル(ハット族風の意匠が施された旧型ブラスター)。1977年版『新たなる希望』本編で本キャラクターがハン・ソロに向けて構える唯一の武器として描かれる。続編メディアではロディアン族標準の毒矢・索敵装置の運用設定も補完されている
- クリエイター/起用経緯
- ジョージ・ルーカス監督が『新たなる希望』脚本段階で『ハン・ソロの賞金稼ぎ世界・無法者世界の住人らしさを最初の登場場面で確立するための対面相手』として設計したキャラクター。ロディアン族のマスク造形はスチュアート・フリーボーン(Stuart Freeborn)/リック・ベイカー(Rick Baker)のメイクアップ・チームが担当したカンティーナ・シーン用クリーチャー造形のひとつ
- 重要性/影響
- 1977年公開時の世界興行記録(米国国内 約3.07億ドル、全世界 約7.75億ドル)を樹立した『新たなる希望』のモス・アイズリー・カンティーナ・シーンの代表的キャラクターとして、シリーズの『無法者の銀河』像を象徴する存在。1997年スペシャル・エディション以降の編集改訂による『Han shot first 論争』の当事者として、シリーズ史におけるバージョン管理・編集差分議論の中心人物として参照され続ける
- 監督(実写本編)
- ジョージ・ルーカス(George Lucas、1944年5月14日生・米国カリフォルニア州モデスト出身)が『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)の脚本・監督を担当し、1997年スペシャル・エディション再編集/2004年DVD再編集/2011年Blu-ray再編集での本キャラクター登場シーン改訂もすべてルーカス自身が決定・監修した。1999年エピソード1『ファントム・メナス』少年期カメオもルーカスの脚本・監督下で組み込まれた演出。
- 音楽(実写本編)
- ジョン・ウィリアムズ(John Williams、1932年2月8日生・米国ニューヨーク州フラッシング出身)が『新たなる希望』(1977年)の劇伴を担当。本作で第50回アカデミー作曲賞を受賞している。モス・アイズリー・カンティーナ・シーンには劇伴ではなくバンド演奏曲『マッド・アバウト・ミー(Mad About Me)』(通称『カンティーナ・バンド』)が用いられており、これもウィリアムズの作曲。本キャラクターとハン・ソロの対峙シーンはこの曲が背景音楽として流れる店内場面で展開される。
- 編集(実写本編)
- 1977年版『新たなる希望』の編集はポール・ハーシュ(Paul Hirsch)/リチャード・チュウ(Richard Chew)/マルシア・ルーカス(Marcia Lucas)の3名が担当し、第50回アカデミー編集賞を受賞している。本キャラクターのカンティーナ対峙場面と発砲シーンの編集テンポは、3名の編集チームによって1977年版で確定された。1997年以降の再編集はジョージ・ルーカス自身と ILM(インダストリアル・ライト&マジック)のデジタル合成チームが担当している。
- 撮影スタジオ/撮影期間
- 1977年版『新たなる希望』のモス・アイズリー・カンティーナ場面は、英国ハートフォードシャー州ボーラムウッドのエルストリー・スタジオ(Elstree Studios/EMI Elstree Studios)スタジオ8で1976年3月22日〜1976年7月16日の本撮影期間中に撮影された。本キャラクター登場シーンのカメラ撮影はギルバート・テイラー(Gilbert Taylor)が撮影監督を担当した。
- プロデューサー
- ゲイリー・カーツ(Gary Kurtz、1940年7月27日 – 2018年9月23日)が『新たなる希望』の製作(プロデューサー)を担当した。本キャラクター登場場面を含むカンティーナ・シーンのクリーチャー造形・撮影工程の進行管理はカーツの製作指揮下で進められた。1980年『帝国の逆襲』までスター・ウォーズ初期2作の製作を担当した。
- シリーズ全体位置付け
- 本キャラクターはオリジナル三部作(1977/1980/1983年)の最初の作品『新たなる希望』で最も有名なクリーチャー・キャラクターのひとつとして導入され、シリーズ全体の『無法者の銀河(スカム・アンド・ヴィレイニー)』像の確立に決定的な役割を果たした。続三部作以降のメディアミックス(テーマパーク Star Wars: Galaxy's Edge、書籍、コミック、玩具)でも繰り返し参照され、Hot Toys/Sideshow Collectibles などの公式ライセンス・フィギュアでも継続的に商品化されている。
- テーマ的役割
- 本キャラクターは『主人公の倫理観のグレーさを最初の登場場面で確立するための対面相手』として機能する。ハン・ソロが本キャラクターをテーブル下から先に撃つ(1977年版)/応戦する(1997年以降のスペシャル・エディション)かどうかは、主人公の倫理観の出発点を巡るシリーズ史上の象徴的議論となり、『Han shot first 論争』として現在まで継続している。本キャラクターはスター・ウォーズ・サーガにおける『編集バージョン論争/作家事後改変権論争』の象徴的事例となった。
来歴(時系列)
前史:ロディア出身〜タトゥイーン移住(エピソード4以前)
惑星ロディア(Rodia)出身のロディアン族として生まれ、若年期に惑星タトゥイーン(Tatooine)モス・エスパに移住したと続編メディアの公式設定で整理されている。エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)少年期カメオで、本キャラクターは幼少アナキン・スカイウォーカー(演ジェイク・ロイド/Jake Lloyd)と同年代の少年として描かれる短い登場が確認できる。後年、アウター・リム惑星タトゥイーンを実質支配する犯罪王ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)のハット・カルテル配下で下級賞金稼ぎとして活動するようになった経歴が補完設定として整理される。
エピソード1『ファントム・メナス』少年期カメオ(紀元前32年/1999年5月19日米国公開)
惑星タトゥイーン・モス・エスパでの少年期カメオとして、ワトーの中古部品店周辺で幼少アナキン・スカイウォーカーと並ぶカットに本キャラクターの少年期姿が短く映る。ジョージ・ルーカス監督がプリクエル三部作開始作で『新たなる希望』とのキャラクター連続性を仕込んだイースターエッグ的演出として位置づけられる場面で、本キャラクターの少年期姿としては実写本編唯一の登場。
エピソード4『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ対峙(紀元前0年/1977年5月25日米国公開)
アウター・リム惑星タトゥイーン・モス・アイズリー宇宙港のチャルマンズ・カンティーナで、ハン・ソロ(演ハリソン・フォード)が支払いを滞納している密輸荷物の対価分の負債回収のためジャバ・ザ・ハットから派遣された立場として、ハン・ソロを店内ブースに呼び止め対峙する。本キャラクターはロディアン族言語(Huttese/Greedo's dialect として字幕表示)で『Going somewhere, Solo?』に始まる対話を展開し、RG-4D ブラスター・ピストルをハン・ソロに向ける。シーンの末尾でハン・ソロのテーブル下に隠した DL-44 ヘビー・ブラスター・ピストルの発砲により本キャラクターは死亡し、ハン・ソロは席を立ち去る。本キャラクターはシリーズ史で最も有名な単一キャラクター退場シーンのひとつ。
1997年スペシャル・エディションでの編集改訂(1997年1月31日米国再公開)
ジョージ・ルーカス監督が『新たなる希望』スペシャル・エディション制作時に同シーンを再編集し、グリードがハン・ソロより先に発砲する(弾道が外れる)カットを CGI で追加挿入した。改訂後のシーンは『Greedo shot first(グリードが先に撃った)』編集と呼ばれ、ファンコミュニティから『Han shot first(ハンが先に撃った)』編集(オリジナル1977年版)を支持する反発が広がる契機となった。
2004年DVD/2011年Blu-ray/2019年Disney+配信版での再編集(2004-2019年)
2004年9月21日発売の『Star Wars Trilogy』DVDボックスでは1997年版の編集をさらに改訂し、グリードとハン・ソロの発砲タイミングをほぼ同時に再調整した編集が施された。2011年9月12日発売の『Star Wars: The Complete Saga』Blu-rayボックスではさらに微調整、2019年12月10日のDisney+配信開始版では本キャラクターが発砲直前に『マクラウンキー(Maclunkey)』とハト族系言語で発話するカットが追加され、いわゆる『Han shot first 論争』はシリーズの編集バージョン管理の象徴的議論として現在まで継続する。
後世への影響
本キャラクターは続三部作以降のシリーズ全体での『モス・アイズリー・カンティーナの代表キャラクター』『ハット・カルテル下級賞金稼ぎ』のビジュアル原型として、後続のメディアミックス(短編コミック、書籍、テーマパーク Star Wars: Galaxy's Edge のシス・トリーティーロー・コインなど)で繰り返し参照される存在となった。シリーズ史における『編集バージョン論争』『監督による事後改変』の象徴的事例として、デジタル時代のフィルム保存論議の文脈でも頻繁に引用される。
撮影・制作タイムライン(1976年エルストリー・スタジオ)
1977年版『新たなる希望』本編は1976年3月22日に英国ハートフォードシャー州ボーラムウッドのエルストリー・スタジオ(Elstree Studios/EMI Elstree Studios)スタジオ8で本撮影が開始され、1976年7月16日に同スタジオでクランクアップした。本キャラクター登場のモス・アイズリー・カンティーナ場面はエルストリー・スタジオ内に建てられたカンティーナ・セットで撮影され、ロディアン族マスクの造形をスチュアート・フリーボーン(Stuart Freeborn)/リック・ベイカー(Rick Baker)率いるメイクアップ・チームが担当した。ポール・ブレイクはマスク姿のスーツアクターとしてセットで本撮影に参加し、口元クローズアップ追加撮影はマリア・デ・アラゴンが別日程で担当している。
公開後評価とキャラクター総括(1977年〜現在)
『新たなる希望』は1977年5月25日米国公開で世界興行収入約7.75億ドル(公開当時)の歴史的ヒットを記録し、第50回アカデミー賞では編集賞(ポール・ハーシュ/リチャード・チュウ/マルシア・ルーカス)/作曲賞(ジョン・ウィリアムズ)/美術賞/衣裳賞/音響賞/視覚効果賞/編集音響特別功労賞の7部門を受賞した。本キャラクターはオリジナル三部作で最も有名なクリーチャー・キャラクターのひとつとして以降40年以上に渡って参照され続けており、Hot Toys/Sideshow Collectibles 等の公式ライセンス・フィギュアでも継続商品化されている。1997年以降の編集改訂を巡る『Han shot first 論争』は、本キャラクターをシリーズ史における『編集バージョン論争』『フィルム保存論議』『作家事後改変権論争』の象徴的事例として継続的に話題化させている。
能力・装備
- 近接交渉戦:1977年版『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナのテーブル対峙場面で実演される、ロディアン族言語(Huttese/Greedo's dialect)を用いた近接距離での威嚇交渉と RG-4D ブラスター・ピストル抜き打ち射撃を組み合わせた賞金稼ぎとしての近接対峙技術。
- ロディアン族標準索敵:頭部に伸びる吸気アンテナ状の触手と複眼を用いた、ロディアン族標準の対象追跡技能。続編メディアの補完設定では、惑星ロディアの狩猟文化を出自とするロディアン族共通の感覚能力として整理されている。
- RG-4D ブラスター・ピストル運用:ハット族風の意匠が施された旧型ブラスター・ピストル RG-4D を用いた賞金稼ぎ標準の射撃技能。1977年版『新たなる希望』本編でハン・ソロに向けて構える唯一の武器として描かれる。
- ハット・カルテル契約遂行:ジャバ・ザ・ハット直々の負債回収契約を、モス・アイズリー宇宙港でハン・ソロ本人を直接捕捉して対峙する形で実行する、ハット・カルテル下級賞金稼ぎとしての任務遂行能力。
- 多言語コミュニケーション:本キャラクターは作中でロディアン族言語(Huttese 系のグリード方言)で会話し、ハン・ソロは銀河共通語(Basic)で応答する。字幕翻訳前提の多言語シーンとしてシリーズ初期の代表的演出のひとつを担う言語運用能力。
- 対象追跡(タトゥイーン低位賞金稼ぎ):モス・アイズリー宇宙港内でハン・ソロを店内まで追跡し、テーブル席で背後から呼び止めて対峙する形に持ち込む、タトゥイーン低位賞金稼ぎとしての宇宙港内追跡技能。スーツアクター ポール・ブレイクの身体所作によって、相手の死角から接近する低位賞金稼ぎ特有の挙動として演じ分けられている。
関係相関
- ハン・ソロ
- コレリア出身の密輸業者(演ハリソン・フォード/Harrison Ford)。本キャラクターがジャバ・ザ・ハットから負債回収契約を受けて対峙する直接的相手で、1977年版『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナのテーブル下発砲シーンで本キャラクターを撃ち、本キャラクター・アークの直接的退場を実行する立場。同シーンはシリーズ史で最も有名な単一キャラクター対峙場面のひとつ。
- ジャバ・ザ・ハット
- アウター・リム惑星タトゥイーンを実質支配するハット族犯罪王/ハット・カルテル首領(実写エピソード6『ジェダイの帰還』フィル・ティペット監修のアニマトロニクス、声はラリー・ウォード)。本キャラクターはジャバ直々のハン・ソロ負債回収契約を遂行する立場の下級賞金稼ぎとして派遣される雇用主と被雇用者の関係。
- チューバッカ
- ハン・ソロの相棒のウーキー族(演ピーター・メイヒュー/Peter Mayhew)。本キャラクターがハン・ソロに対峙する1977年版『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ場面の直前まで席を共にしていた人物。本シーンでは本キャラクターと直接対峙する立場には描かれず、隣席で発砲後の退出に立ち会う形で描かれる。
- ボバ・フェット
- マンダロリアン装甲の賞金稼ぎ(実写エピソード5『帝国の逆襲』ジェレミー・ブロック/Jeremy Bulloch、続編メディアではテムエラ・モリソン/Temuera Morrison)。本キャラクターと同じくジャバ・ザ・ハット配下の賞金稼ぎだが、ボバが上位の精鋭賞金稼ぎとして描かれるのに対して本キャラクターは下級賞金稼ぎとして明確な階級差で描写される。
- アナキン・スカイウォーカー(少年期)
- 実写エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)当時の幼少アナキン(演ジェイク・ロイド/Jake Lloyd)。本キャラクターの少年期カメオは惑星タトゥイーン・モス・エスパで幼少アナキンと同年代の少年として並ぶカットに短く映る場面で確認でき、ジョージ・ルーカス監督が『新たなる希望』とのキャラクター連続性を仕込んだイースターエッグ的演出として位置づけられる。
- ポール・ブレイク
- 1977年オリジナル劇場公開版『新たなる希望』で本キャラクターのマスク姿スーツアクターを担当した英国の俳優(Paul Blake)。エルストリー・スタジオでの本撮影でモス・アイズリー・カンティーナ場面に出演し、後年は『新たなる希望』40周年(2017年)/50周年に向けたファン・コンベンション、Star Wars Celebration 等で本キャラクター演者として継続的にゲスト登壇している。
- ラリー・ウォード
- 1977年版『新たなる希望』で本キャラクターのロディアン族言語(Huttese/Greedo's dialect)台詞を吹き込んだ米国の声優(Larry Ward)。同作ではジャバ・ザ・ハット(実写エピソード6『ジェダイの帰還』のアニマトロニクス版)の声も後年に担当している。本キャラクターの『Going somewhere, Solo?』を含む全台詞の音声を担当した立場。
- マリア・デ・アラゴン
- 1977年版『新たなる希望』本撮影後の口元クローズアップ追加撮影で本キャラクターのマスク姿スーツを着用した俳優(Maria De Aragon、カナダ・モントリオール出身)。ポール・ブレイクのスーツアクター本撮影分とは別日程で口元の動きの追加撮影を担当し、本キャラクターのカンティーナ場面は2人のスーツアクターと1人の声優の3名分担で完成した特殊な制作背景を持つ。
- ジョージ・ルーカス(監督・脚本)
- 『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1977年)/『ファントム・メナス』(1999年)の脚本・監督を担当し、1997年スペシャル・エディション/2004年DVD/2011年Blu-ray の本キャラクター登場シーン再編集も自ら決定・監修したスター・ウォーズ・サーガのクリエイター(George Lucas、1944年5月14日生・米国カリフォルニア州モデスト出身)。本キャラクターのカンティーナ対峙シーン編集差分はすべてルーカス自身の事後改変によるもので、いわゆる『Han shot first 論争』の張本人として論争の中心に立つ立場でもある。
- スチュアート・フリーボーン/リック・ベイカー(クリーチャー造形)
- 1977年版『新たなる希望』のモス・アイズリー・カンティーナ場面のクリーチャー造形を担当したメイクアップ・アーティスト2名。スチュアート・フリーボーン(Stuart Freeborn、1914年9月5日 – 2013年2月5日、英国)はオリジナル三部作全体のメイクアップ・チーフで、ヨーダ造形でも知られる。リック・ベイカー(Rick Baker、1950年12月8日生・米国カリフォルニア州出身)は『狼男アメリカン』(1981年)/『メン・イン・ブラック』シリーズ等でアカデミー賞メイクアップ部門7回受賞の特殊メイクアップ・アーティストで、本作のカンティーナ・クリーチャー造形に参加した経歴を持つ。本キャラクターのロディアン族マスクは両名のチームによる造形物。
- ハリソン・フォード
- ハン・ソロを演じる米国の俳優(Harrison Ford、1942年7月13日生・米国イリノイ州シカゴ出身)。本キャラクターと対峙する1977年版『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ場面の発砲の主体で、後年のインタビューでは『Han shot first 論争』について『ハンは1977年版で先に撃った。それが正しい』とフォード本人の立場を表明している。本キャラクターとの対峙シーンはハリソン・フォードのキャリア初期を代表する場面のひとつ。
- ジョン・ウィリアムズ(音楽)
- 『新たなる希望』(1977年)/『帝国の逆襲』(1980年)/『ジェダイの帰還』(1983年)のオリジナル三部作全作の劇伴と、続三部作・プリクエル三部作の劇伴も担当した米国の作曲家(John Williams、1932年2月8日生・米国ニューヨーク州フラッシング出身)。本キャラクター登場のモス・アイズリー・カンティーナ場面は劇伴ではなく作中バンド演奏曲『マッド・アバウト・ミー(Mad About Me)』(通称『カンティーナ・バンド』)が背景音楽として用いられており、これもウィリアムズの作曲。本作で第50回アカデミー作曲賞を受賞した。
登場作品(俳優クレジット)
スター・ウォーズ/新たなる希望
1977/アウター・リム惑星タトゥイーン・モス・アイズリー宇宙港チャルマンズ・カンティーナでハン・ソロ(演ハリソン・フォード)と対峙する場面で実写本編初登場。ジャバ・ザ・ハットからの負債回収契約を遂行する下級賞金稼ぎとしてロディアン族言語でハン・ソロを威嚇し、テーブル下発砲で本キャラクターは死亡する。1997年スペシャル・エディション/2004年DVD/2011年Blu-ray/2019年Disney+配信版で同シーンの発砲タイミングが複数回再編集され、いわゆる『Han shot first 論争』の中心人物となる退場シーンまで
スター・ウォーズ/エピソード1 ファントム・メナス
1999/惑星タトゥイーン・モス・エスパで本キャラクターの少年期カメオが短く映る場面に登場。幼少アナキン・スカイウォーカー(演ジェイク・ロイド)と同年代の少年として描かれ、ジョージ・ルーカス監督が『新たなる希望』とのキャラクター連続性を仕込んだイースターエッグ的演出として位置づけられる本キャラクター少年期姿の実写本編唯一の登場まで
名場面・名台詞
- エピソード4『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ対峙(1977年5月25日米国公開):チャルマンズ・カンティーナのテーブル席でハン・ソロを呼び止め、ジャバ・ザ・ハットからの負債回収を要求する本キャラクターの実写本編初登場シーン。ロディアン族言語(Greedo's dialect)で『Going somewhere, Solo?』に始まる対話を展開する。
- エピソード4 RG-4D ブラスター・ピストル抜き打ち(1977年5月25日米国公開):本キャラクターがテーブル越しに RG-4D ブラスター・ピストルをハン・ソロに向ける場面。シリーズ史において『無法者の銀河』を代表する近接対峙演出のひとつとして広く参照されるカット。
- エピソード4 テーブル下発砲シーン(1977年5月25日米国公開/1997年スペシャル・エディションで編集改訂):ハン・ソロがテーブル下に隠した DL-44 ヘビー・ブラスター・ピストルの発砲により本キャラクターが死亡する、本キャラクターのエピソード4における直接的退場シーン。1997年スペシャル・エディションで先に発砲する側がグリードに変更され、その後 2004 / 2011 / 2019 年版でさらに再編集される、シリーズ史で最も知られた編集差分の対象シーン。
- エピソード4 2019年Disney+配信版『マクラウンキー(Maclunkey)』カット(2019年12月10日Disney+配信開始版):本キャラクターが発砲直前にハト族系言語で『マクラウンキー(Maclunkey)』と発話するカットが Disney+ 配信開始版で新規追加された場面。いわゆる『Han shot first 論争』の最新編集バージョンに該当する本キャラクター追加台詞シーン。
- エピソード1『ファントム・メナス』モス・エスパ少年期カメオ(1999年5月19日米国公開):惑星タトゥイーン・モス・エスパのワトー店周辺で本キャラクターの少年期姿が幼少アナキン・スカイウォーカー(演ジェイク・ロイド)と並ぶカットに短く映る場面。本キャラクター少年期姿としては実写本編唯一の登場で、ジョージ・ルーカス監督がプリクエル三部作開始作で『新たなる希望』とのキャラクター連続性を仕込んだイースターエッグ的演出。
- エピソード4 カンティーナ入店シーン直後の対峙演出(1977年5月25日米国公開):オビ=ワン・ケノービ(演アレック・ギネス)のライトセーバーによるポンダ・バーバ腕切断シーン直後に、ハン・ソロが店奥のブース席に着座する流れで、本キャラクターが背後から呼び止めて対峙に持ち込む場面の序盤カット。モス・アイズリー・カンティーナ場面全体の中での本キャラクター登場の文脈を成す重要な転換点。
- エピソード4 1997年スペシャル・エディション CGI ダイブ・カット(1997年1月31日米国再公開):1997年版で新規追加された本キャラクターの『発砲後にハン・ソロが頭を傾けて弾道を避ける』CGI 合成カット。テーブル下発砲シーン直前の編集タイミング変更と組み合わさり、いわゆる『Greedo shot first(グリードが先に撃った)』編集の中核を成すカット。後の 2004 / 2011 / 2019 年版で本カットはさらに微調整されている。
考察
- グリードは、シリーズ初の実写ロディアン族として導入され、1977年版『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ・シーンを通じてシリーズの『無法者の銀河』像と『言語の多様性(銀河共通語と種族固有言語の併存)』を一気に確立する役割を担っている。本キャラクターとの対峙シーンが、ハン・ソロの『先に撃つ密輸業者』としてのキャラクター像と、銀河系のグレーな倫理観の起点となる場面として機能している。
- 本キャラクターのモス・アイズリー・カンティーナ退場シーンは、ジョージ・ルーカス監督によって 1997 / 2004 / 2011 / 2019 年と少なくとも4回再編集されている、シリーズ史で最も編集差分が議論されたカット。いわゆる『Han shot first 論争』はファン文化/フィルム保存/作家の事後改変権の議論へと拡大し、ディズニー時代以降の Disney+ 配信版『マクラウンキー(Maclunkey)』カット追加まで継続している。本キャラクターはシリーズ史における編集バージョン管理の象徴的当事者として位置づけられる。
- 本キャラクターはエピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)少年期カメオでもタトゥイーンに置かれ、後年のジャバ・ザ・ハット配下の下級賞金稼ぎとしての境遇への伏線が、惑星タトゥイーンを軸にしたシリーズ全体の連続性として整理されている。幼少アナキン・スカイウォーカー(演ジェイク・ロイド)と同年代の少年として描かれる本カメオは、プリクエルとオリジナル三部作のキャラクター・連続性を視覚的に提示する事例として研究対象になることが多い。
- 本キャラクターのカンティーナ場面で用いられるバンド演奏曲『マッド・アバウト・ミー(Mad About Me)』(通称『カンティーナ・バンド』、ジョン・ウィリアムズ作曲)は、対峙シーン全体に劇伴ではなく『場の音楽』として機能するという編集上の特異な選択で、緊張シーンに劇伴を当てるハリウッド大作の標準演出から逸脱した手法。これにより本キャラクターとハン・ソロの近接対峙の緊張感が、軽快なバンド演奏との対比で逆に強調される構造になっている。これは1977年公開当時から本シーンの編集テクニックとして注目された演出である。
- 本キャラクターは1人のキャラクターが3名の演者(マスク姿スーツアクターのポール・ブレイク/口元クローズアップ追加撮影スーツアクターのマリア・デ・アラゴン/声のラリー・ウォード)の分担で完成した特殊な制作背景を持つ。これは1976〜1977年当時のクリーチャー造形・撮影技術の限界に対する現場での解決策で、1977年版『新たなる希望』のカンティーナ・シーン全般に共通する制作工程の一例。本キャラクターはその中でも『3者分担』の制作背景が最も詳細に文書化された事例として、後年のスター・ウォーズ制作史研究で頻繁に取り上げられる。
トリビア
- 本キャラクターを1977年版『新たなる希望』で演じたポール・ブレイク(Paul Blake、英国出身)はマスク姿のスーツアクター担当で、声はラリー・ウォード(Larry Ward、米国声優)、クローズアップカットの口元の動きはマリア・デ・アラゴン(Maria De Aragon、カナダ出身)が別撮りで担当した。役を3人で分担した結果として完成したキャラクターという制作背景が StarWars.com 公式ブログおよびルーカスフィルム公開資料で公表されている。
- 本キャラクターのモス・アイズリー・カンティーナ・シーンは、ジョージ・ルーカス監督が 1997 / 2004 / 2011 / 2019 年と少なくとも4回再編集している。1997年スペシャル・エディションで『グリードが先に撃つ』編集に変更された際、ファンコミュニティから『Han shot first(ハンが先に撃った)』Tシャツ運動が広がり、シリーズ史におけるバージョン管理/作家事後改変論争の象徴的事例として今日まで参照され続けている。
- Disney+ 2019年12月10日配信開始版で本キャラクターは発砲直前に『マクラウンキー(Maclunkey)』とハト族系言語で発話するカットが新規追加された。『Maclunkey』はジョージ・ルーカス監督が新規作成した造語で、ハト族系言語の『これが最後の結末だ』のニュアンスとして公式設定で位置づけられている。本キャラクターの台詞シーンとしては最新の編集追加バージョン。
- 本キャラクターのロディアン族マスクの造形は、スチュアート・フリーボーン(Stuart Freeborn、1914年9月5日 – 2013年2月5日、英国)とリック・ベイカー(Rick Baker、1950年12月8日生、米国カリフォルニア州出身)率いるメイクアップ・チームが担当した。フリーボーンはヨーダ造形でも知られるオリジナル三部作全体のメイクアップ・チーフで、ベイカーは後年『狼男アメリカン』(1981年)/『メン・イン・ブラック』シリーズ等でアカデミー賞メイクアップ部門7回受賞の特殊メイクアップ・アーティストに成長する人物。両名のキャリア初期の参加事例として記録される造形物。
- 本キャラクター登場のモス・アイズリー・カンティーナ場面は、1976年3月22日〜1976年7月16日の本撮影期間中に、英国ハートフォードシャー州ボーラムウッドのエルストリー・スタジオ(Elstree Studios/EMI Elstree Studios)スタジオ8の内部に建てられたカンティーナ・セットで撮影された。撮影監督はギルバート・テイラー(Gilbert Taylor、1914年4月12日 – 2013年8月23日、英国)。
- ハリソン・フォード(Harrison Ford、1942年7月13日生・米国イリノイ州シカゴ出身)は1977年版『新たなる希望』の本シーンを巡る『Han shot first 論争』について、後年のインタビューで『ハンは1977年版で先に撃った。それが正しい』とフォード本人としての立場を表明している。本キャラクターとの対峙シーンはハリソン・フォードのキャリア初期を代表する場面のひとつとして広く認知されている。
- 本キャラクター登場の『新たなる希望』は1977年5月25日米国公開で世界興行収入約7.75億ドル(公開当時)の歴史的ヒットを記録し、第50回アカデミー賞では編集賞(ポール・ハーシュ/リチャード・チュウ/マルシア・ルーカス)/作曲賞(ジョン・ウィリアムズ)/美術賞/衣裳賞/音響賞/視覚効果賞/編集音響特別功労賞の7部門を受賞している。本キャラクター登場のカンティーナ場面はその受賞対象作品全体の中で最も知られた単一シーンのひとつ。
より詳しいFAQ
グリードはどの作品で初登場しましたか?
実写本編での初登場はジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ/新たなる希望(Star Wars: Episode IV – A New Hope)』(1977年5月25日米国公開)のアウター・リム惑星タトゥイーン・モス・アイズリー宇宙港チャルマンズ・カンティーナ・シーンです。本作で本キャラクターはハット・カルテル首領ジャバ・ザ・ハットから派遣された下級ロディアン族賞金稼ぎとして、ハン・ソロ(演ハリソン・フォード)と対峙し、テーブル下発砲シーンで死亡する役回りで描かれます。本シーンはシリーズ初の実写ロディアン族登場場面でもあります。
グリードを演じている俳優は誰ですか?
1977年オリジナル劇場公開版『新たなる希望』では英国出身の俳優ポール・ブレイク(Paul Blake)がマスク姿のスーツアクターを担当し、声は米国声優ラリー・ウォード(Larry Ward)、クローズアップカットの口元の動きはカナダ・モントリオール出身のマリア・デ・アラゴン(Maria De Aragon)が別撮りで担当しています。本キャラクターは1作で3人の演者によって分担演じられた制作背景が StarWars.com 公式ブログおよびルーカスフィルム公開資料で公表されている例です。1999年エピソード1『ファントム・メナス』少年期カメオはノンクレジットの子役が担当しました。
『Han shot first(ハンが先に撃った)』論争とは何ですか?
1977年公開のオリジナル『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ・シーンでは、ハン・ソロ(演ハリソン・フォード)がテーブル下から先に発砲してグリードを撃ち倒す編集でした。1997年スペシャル・エディション再公開時にジョージ・ルーカス監督が CGI で『グリードが先に発砲して弾道が外れる』カットを追加挿入し、ファンコミュニティから『Han shot first(ハンが先に撃った)』編集(オリジナル版)を支持する反発が広がりました。その後 2004年DVD/2011年Blu-ray/2019年Disney+配信版でさらに再編集され、シリーズ史におけるバージョン管理/作家事後改変論争の象徴的事例として現在まで継続しています。本キャラクターはこの論争の中心当事者として位置づけられます。
グリードはどの種族ですか?
本キャラクターは惑星ロディア(Rodia)原産のロディアン族(Rodian)です。緑色の肌、複眼、頭部に伸びる吸気アンテナ状の触手を特徴とする種族で、本キャラクターはシリーズ初の実写ロディアン族として『新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)で導入されました。ロディアン族は続編メディアで惑星ロディアの狩猟文化を出自とする種族として補完設定が整理され、後年のシリーズ全体で賞金稼ぎ業に従事する個体が多く登場する種族として描かれます。
グリードとジャバ・ザ・ハットの関係は?
本キャラクターはアウター・リム惑星タトゥイーンを実質支配する犯罪王ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)のハット・カルテル配下の下級賞金稼ぎとして雇われている関係です。1977年版『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ・シーンで本キャラクターがハン・ソロに対峙するのは、ジャバ・ザ・ハットから直々に派遣された負債回収契約の遂行のためで、本シーンの台詞中でも本キャラクターは『ジャバ』の名前を繰り返し言及します。本キャラクターは同じくジャバ配下のボバ・フェット等の上位精鋭賞金稼ぎとは明確な階級差で描かれる下級賞金稼ぎとして位置づけられます。
グリードはエピソード1『ファントム・メナス』に登場しますか?
はい、本キャラクターの少年期姿が惑星タトゥイーン・モス・エスパでの短いカメオとしてエピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)に登場します。ワトーの中古部品店周辺で幼少アナキン・スカイウォーカー(演ジェイク・ロイド/Jake Lloyd)と同年代の少年として並ぶカットに短く映る場面で確認でき、ジョージ・ルーカス監督がプリクエル三部作開始作で『新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)とのキャラクター連続性を仕込んだイースターエッグ的演出として位置づけられます。本キャラクター少年期姿としては実写本編唯一の登場です。
グリードはどの順番で観るのが良いですか?
公開順(製作順)で観る場合は『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)で本キャラクターのメイン登場シーンが完結します。シリーズ内時系列順で観る場合は、エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)の少年期カメオ→エピソード4『新たなる希望』モス・アイズリー・カンティーナ・シーンの順で観ることで、本キャラクターの少年期から下級賞金稼ぎとしての退場までを連続的に追えます。『Han shot first 論争』に関心がある場合は、1977年オリジナル版/1997年スペシャル・エディション版/2004年DVD版/2011年Blu-ray版/2019年Disney+配信版の同シーン比較が編集差分研究の参考になります。
グリードのカンティーナ場面で流れている音楽は何ですか?
本キャラクター登場のモス・アイズリー・カンティーナ場面で背景に流れているのは劇伴ではなく、店内で演奏されているバンド演奏曲『マッド・アバウト・ミー(Mad About Me)』(通称『カンティーナ・バンド』)です。作曲はジョン・ウィリアムズ(John Williams、1932年2月8日生・米国ニューヨーク州フラッシング出身)。緊張シーンに劇伴を当てる代わりに、軽快なバンド演奏を場の音楽として流すことで、本キャラクターとハン・ソロの近接対峙の緊張感を逆に強調する編集上の特異な演出として、1977年公開当時から本シーンの編集テクニックとして注目されてきた選択です。
『マクラウンキー(Maclunkey)』とは何ですか?
『マクラウンキー(Maclunkey)』は、2019年12月10日 Disney+ 配信開始版『新たなる希望』のモス・アイズリー・カンティーナ・シーンで本キャラクターが発砲直前に新規追加された台詞として発話するハト族系言語の単語です。ジョージ・ルーカス監督が新規作成した造語で、ハト族系言語の『これが最後の結末だ』のニュアンスとして公式設定で位置づけられています。本キャラクターの台詞シーンとしては最新の編集追加バージョンに該当し、いわゆる『Han shot first 論争』の最新版改訂を象徴するキーワードとして頻繁に話題化される単語です。
グリードはどこで撮影されましたか?
本キャラクター登場のモス・アイズリー・カンティーナ場面は、英国ハートフォードシャー州ボーラムウッドのエルストリー・スタジオ(Elstree Studios/EMI Elstree Studios)スタジオ8の内部に建てられたカンティーナ・セットで、1976年3月22日〜1976年7月16日の『新たなる希望』本撮影期間中に撮影されました。撮影監督はギルバート・テイラー(Gilbert Taylor、英国)。ロディアン族マスクの造形はスチュアート・フリーボーン/リック・ベイカー率いるメイクアップ・チームが担当し、ポール・ブレイクのマスク姿スーツアクター本撮影と、マリア・デ・アラゴンの口元クローズアップ追加撮影の2回に分けて完成されました。
出典
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Greedo
- StarWars.com 公式映画ページ: A New Hope
- StarWars.com 公式映画ページ: The Phantom Menace
- IMDb: Star Wars: Episode IV – A New Hope (1977)
- IMDb: Paul Blake
- IMDb: Maria De Aragon
- IMDb: George Lucas
- IMDb: Harrison Ford
- IMDb: John Williams
- IMDb: Stuart Freeborn
- IMDb: Rick Baker
- Wookieepedia: Greedo (canon)
- Wookieepedia: Rodian
- Wookieepedia: Mos Eisley Cantina
- Wookieepedia: Maclunkey
グリードはどの作品から見る?
初見の入口は「エピソード4 / 新たなる希望」です。時系列上の登場順としては「エピソード1 / ファントム・メナス」が最初です。
グリードの関連人物は?
ハン・ソロ、ジャバ・ザ・ハット、チューバッカ、ボバ・フェット、アナキン(少年期)。
グリードと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。