人物メモ
- 役割
- タトゥイーン犯罪王/ハット・カルテル首領
- 時代
- 共和国末期〜銀河内戦期
- 初登場
- エピソード6 / ジェダイの帰還
関連人物
ジャバ・ザ・ハットを追う順番
ジャバ・ザ・ハットの関連用語
関係する時代
ジャバ・ザ・ハットの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 種族/出身
- ハット(Hutt)。ハット族はアウター・リム惑星ナル・ハッタ(Nal Hutta)を母星とする巨大なナメクジ型の長寿種で、銀河系で『ハット・カルテル(Hutt Cartel/ハッティーズ/Hutt Clan)』と総称される犯罪シンジケートを形成している
- 本名/氏族
- 本名はジャバ・デシリジク・ティウレ(Jabba Desilijic Tiure)。デシリジク(Desilijic)はハット族における氏族名で、ハット・グランド・カウンシル(Grand Hutt Council)を構成する主要氏族の一つ。銀河共通語では通称『ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)』で呼ばれる
- 肩書き/立ち位置
- アウター・リム惑星タトゥイーンを実質的に支配する犯罪王。モス・エスパ(Mos Espa)近郊のデューン海(Dune Sea)境界に位置する宮殿『ジャバの宮殿(Jabba's Palace)』を本拠地とし、密輸・賭博・賞金稼ぎ・スパイス取引を統括するハット・カルテルの中心人物として描かれる
- 本拠地
- タトゥイーン(Tatooine)デューン海境界の宮殿『ジャバの宮殿』。元は古代の修道院(B'omarr Monks の修道院)を改装した堅固な石造要塞で、玉座の間(Throne Room)と地下の幽閉穴(Rancor Pit/ランコア・ピット)が物語上の主要舞台
- 初登場(実写)
- ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(Return of the Jedi)』(1983年5月25日米国公開)冒頭〜中盤のジャバの宮殿パート。フィル・ティペット(Phil Tippett)率いる ILM クリーチャー部門が制作した実寸大ラテックス・アニマトロニクスとして本格映像化され、声はラリー・ウォード(Larry Ward)が担当
- エピソード4への遡及登場
- 1997年スター・ウォーズ・スペシャル・エディションでエピソード4『新たなる希望』の削除シーン(モス・アイズリー宇宙港でハン・ソロと対峙する場面)を CG ジャバとして補完挿入。1977年版の本来撮影では人間の俳優デクラン・マルホランド(Declan Mulholland)がジャバ代役を演じた未公開フッテージを下地に、ILM が CG ジャバを上書き合成した
- エピソード1への登場
- ジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)モス・エスパ・グランド・アリーナのブーンタ・イヴ・クラシック・ポッドレース観覧席に主賓として登場。アニマトロニクスのジャバが開会を宣言する場面で、エピソード6より約32年前のジャバの全盛期が描かれる
- アニメ登場
- アニメ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』(2008年8月15日 劇場版米国公開/同年シリーズ開始)第1話で、誘拐された息子ロッタ・ザ・ハットレット(Rotta the Huttlet)の救出をアナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノに依頼する依頼主として登場。声はケヴィン・マイケル・リチャードソン(Kevin Michael Richardson)が担当
- 実写ドラマ登場
- ライブアクション・ドラマ『ボバ・フェットの書(The Book of Boba Fett)』(2021年12月29日 Disney+ 配信開始)の劇中回想にてエピソード6時系列以前のジャバが描かれるほか、本人死後に空席となった犯罪王座をボバ・フェット(演テムエラ・モリソン)とフェネック・シャンド(演ミン=ナ・ウェン)が継承していく筋立てが全7話で展開される
- 演者/声
- 実写エピソード6はフィル・ティペット監修の実寸大ラテックス・アニマトロニクスを8人がかりで操作、声はラリー・ウォード。エピソード1のアニマトロニクスはレジナルド・バーカー(Reginald Barker)他が操作。エピソード4スペシャル・エディションは ILM の CG ジャバ。アニメ『クローン・ウォーズ』はケヴィン・マイケル・リチャードソン
- 言語
- ハッティーズ語(Huttese/ハッタ語)を母語とし、銀河共通語(Galactic Basic)を理解するが本人は基本的にハッティーズ語で発話する。エピソード6での本人の台詞は全てハッティーズ語で吹き替えられ、字幕(英語版/日本語版)で意味が示される
- クリエイター
- ジョージ・ルーカス(George Lucas)。1977年エピソード4の第一稿の段階で『大きな緑色の犯罪王』として構想されたが、撮影時は人間俳優での代役にとどまり、1983年エピソード6でラテックス・アニマトロニクスとして本格映像化、1997年スペシャル・エディションで遡及的に CG 化された経緯を持つ
- クリーチャー造形監修
- フィル・ティペット(Phil Tippett)。ILM クリーチャー部門のスーパーヴァイザーとして1983年エピソード6『ジェダイの帰還』のアニマトロニクス造形を統括し、ストップモーション部門出身の経験を活かして実寸大ジャバの頭部・尾部・口内の機構設計を担当した。1981年〜1982年の英国 EMI エルストリー・スタジオでの撮影に合わせて約 1 ton 級のラテックス造形物が制作された
- クリーチャー・デザイン
- ジョー・ジョンストン(Joe Johnston)と ILM コンセプト・アーティスト陣がエピソード6に向けて『巨大なナメクジ型の犯罪王』としてのデザイン画を確定。ラルフ・マッカリー(Ralph McQuarrie)も初期コンセプト段階に関与し、頭部の眼球位置・尾部の長さ・体表の質感などが詰められた
- ボディ操作
- エピソード6の実寸大アニマトロニクスは英国の人形操作師トビー・フィルポット(Toby Philpott/左腕・頭部)、デイヴィッド・アラン・バークレイ(David Alan Barclay/右腕・口)、マイク・エドモンズ(Mike Edmonds/尾部)ら8人がかりで同期操作された。1999年エピソード1のアニマトロニクスはマイク・クイン(Mike Quinn)他の人形師チームが操作を担当
- 監督(実写本編)
- エピソード6『ジェダイの帰還』本編はリチャード・マーカンド(Richard Marquand)が監督、エピソード4スペシャル・エディションのジャバ補完シーンはジョージ・ルーカス監修で ILM が CG 合成を担当、エピソード1『ファントム・メナス』はジョージ・ルーカス本人が監督した
- 音楽
- 実写エピソード6『ジェダイの帰還』の本キャラクター登場場面(ジャバの宮殿〜セイル・バージ)のスコアはジョン・ウィリアムズ(John Williams)作曲。宮殿パートの主題『Jabba the Hutt』とランコア戦の『Rancor Fight』は『ジェダイの帰還』サウンドトラック・アルバムにも収録された主要キューで、後続シリーズ(ボバ・フェットの書)でも再利用される
- 音響
- ベン・バート(Ben Burtt)が音響デザインを担当。本キャラクター固有のうなり声・喉音はバートが録音した動物の発声とラリー・ウォードによるハッタ語発話のミックスで構築された、シリーズ全体でも最も有名なクリーチャー音響の一つ
- 製作会社
- ルーカスフィルム(Lucasfilm Ltd.)製作、ILM(Industrial Light & Magic)クリーチャー部門が造形・特殊効果・CG 化を担当。本キャラクター関連の現行カノン管理はルーカスフィルム・ストーリーグループ(Lucasfilm Story Group)が統括
来歴(時系列)
前史:ハット・グランド・カウンシル時代(クローン戦争以前)
ハット族デシリジク氏族の一員として、母星ナル・ハッタを中心とするハット・グランド・カウンシル(Grand Hutt Council)に名を連ねる犯罪組織家業の中心人物として育つ。早期にアウター・リム惑星タトゥイーンへ拠点を移し、デューン海境界の古代修道院を改装してジャバの宮殿を本拠地化、密輸・賭博・賞金稼ぎ・スパイス取引を統括するタトゥイーンの実質的支配者へと成り上がる。
エピソード1『ファントム・メナス』ブーンタ・イヴ・クラシック(紀元前32年/1999年5月19日米国公開)
モス・エスパ・グランド・アリーナで開催されたブーンタ・イヴ・クラシック・ポッドレース観覧席に主賓として登場し開会を宣言する。アナキン・スカイウォーカー少年(演ジェイク・ロイド/Jake Lloyd)がレースに優勝し奴隷身分から解放される本シリーズ全体の起点となるレースを宿主として催す立場として描かれる。
アニメ『クローン・ウォーズ』劇場版・シリーズ開始(紀元前22年/2008年8月15日米国公開)
息子ロッタ・ザ・ハットレット(Rotta the Huttlet)がドゥークー伯爵の指示で誘拐され、銀河共和国側にロッタ救出を依頼する依頼主としてアナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノを動かす。アナキンとアソーカの初任務がジャバの息子救出となる構図で、本シリーズの開幕アークの中心人物として位置づけられる。
エピソード4『新たなる希望』モス・アイズリー対峙(紀元前0年/1997年スペシャル・エディションで CG 補完挿入)
1977年5月25日公開のエピソード4本来版では削除されていたモス・アイズリー宇宙港でのジャバ対峙シーンが、1997年スペシャル・エディションで CG ジャバとして復活挿入された。ハン・ソロが密輸代金未払いの件で本人と直接交渉する場面で、本キャラクターが本作シリーズ全体に最初に映像登場した瞬間となる(公開順では1983年エピソード6が先行映像化)。
エピソード5『帝国の逆襲』ボバ・フェット契約(紀元前3年/1980年5月21日米国公開)
1980年5月21日米国公開のエピソード5『帝国の逆襲』クラウド・シティ編にて、ダース・ベイダー(演デヴィッド・プラウズ/声ジェームズ・アール・ジョーンズ)から炭素冷凍したハン・ソロを本キャラクター宛に届ける任を、本キャラクター直属の賞金稼ぎボバ・フェット(演ジェレミー・ブロック)が請け負う。本キャラクター本人は本作には登場しないが、賞金稼ぎ網の発注主としての影響力がエピソード6への明確な伏線として描かれる。本作のジョン・ウィリアムズ作曲『The Imperial March』と並んで、本キャラクター関連の負債債務関係がシリーズ前半の銀河系裏社会描写の中心となる。
エピソード6『ジェダイの帰還』前半:ジャバの宮殿(紀元前4年/1983年5月25日米国公開)
デューン海境界のジャバの宮殿を舞台に、本キャラクターが実寸大ラテックス・アニマトロニクスとして本格映像化される。冒頭でレイア・オーガナがブーシュ(Boushh)の賞金稼ぎに変装し炭素冷凍されたハン・ソロを引き渡す場面、続いてレイアがレイアのまま捕縛されメタルビキニ姿で本キャラクターの足下に鎖でつながれる場面、ルーク・スカイウォーカーがランコア・ピットの巨大ランコアと素手で戦う場面まで、シリーズ最大級の長尺アクション・シーケンスが展開される。
エピソード6 セイル・バージ脱出戦(紀元前4年/1983年5月25日米国公開)
ジャバの宮殿パート終盤、本キャラクターは捕虜となった一行をデューン海上空のセイル・バージ『ハットレストン(Khetanna)』に乗せ、サーラックの巣穴(Great Pit of Carkoon/カーコンの大穴)への処刑へ向かう。ルーク・スカイウォーカーが新調した緑色ライトセーバーで反撃を開始する戦闘の中、本キャラクター本人はメタルビキニ姿のレイア・オーガナによって自身の鎖で絞殺されるという、シリーズ全体でも最も有名な悪役退場場面のひとつを迎える。
本人死後:『ボバ・フェットの書』犯罪王座継承(紀元前4年〜紀元前9年/2021年12月29日 Disney+ 配信開始)
ライブアクション・ドラマ『ボバ・フェットの書(The Book of Boba Fett)』(2021〜2022/全7話)で、本キャラクター死後に空席となったタトゥイーンの犯罪王座を、ボバ・フェット(演テムエラ・モリソン)が右腕フェネック・シャンド(演ミン=ナ・ウェン)と共に継承していく筋立てが描かれる。本キャラクターのいとこにあたるハット族の双子(『The Twins』)が同座を狙って介入する場面など、本キャラクター本人の不在が物語駆動力となる構造を持つ続編。
後世への影響
本キャラクターはシリーズ全体での犯罪王=ハット族カルテルの象徴として、本人退場後も『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』を含む Mando-Verse 群でタトゥイーンの旧勢力像の中心として参照され続ける。本キャラクターを直接の依頼主に持つボバ・フェット、ハン・ソロ、グリード(Greedo)、サラス・ティール(Salacious B. Crumb)などの周辺キャラクターも、シリーズの裏社会描写の主要構成員として継承されている。
能力・装備
- 犯罪組織統括:アウター・リム惑星タトゥイーンを実質的に支配し、ハット族デシリジク氏族の名のもとに密輸・賭博・賞金稼ぎ・スパイス取引を統括する犯罪シンジケートの首領としての組織運営能力。賞金稼ぎを多数雇用し、ボバ・フェット、IG-88、ボスク、デンガー、4-LOM、ザックランクソンなどシリーズ屈指の賞金稼ぎを直接の手下として動かした実績がエピソード5『帝国の逆襲』および関連メディアで描かれる。
- ハッティーズ語による交渉:ハッタ語を母語とし銀河共通語を理解するが、自身は原則ハッタ語のみで発話することで交渉相手に翻訳の手間を強い、心理的優位を取る独特の交渉様式を持つ。エピソード4スペシャル・エディションのハン・ソロとの直接交渉、エピソード6のレイア(ブーシュ変装時)との炭素冷凍引き渡し交渉などで本能力が描かれる。
- 情報網/賞金稼ぎネットワーク:銀河系全域に張り巡らされた情報ネットワークと賞金稼ぎ網を保有し、エピソード5『帝国の逆襲』ではダース・ベイダーから直接ハン・ソロ捕獲の発注を受けたボバ・フェットを通じて、銀河帝国とも取引関係を持つ。タトゥイーンの一地方犯罪王にとどまらず銀河系規模の影響力を持つ立場が描かれる。
- 宮殿要塞統治:ジャバの宮殿を物理的にも政治的にも堅固な要塞として運用し、ガモーリアン・ガード(Gamorrean Guards)、ヒューマンの衛兵、宮廷道化サラス・ティール(Salacious B. Crumb)、執事ビブ・フォーチュナ(Bib Fortuna/演マイケル・カーター/Michael Carter)らからなる宮廷を維持する統治能力。地下のランコア・ピットを処刑装置として備え、反逆者を生贄として落とすことで宮廷内秩序を維持する。
- ハット族の長寿と巨体:ハット族としての数百年単位の長寿と、人間サイズの相手を物理的に圧倒する巨体・体重を持つ。エピソード6終盤でレイアに自身の鎖で絞殺されるまで、宮殿内・セイル・バージ内で常に玉座から動かず周囲を従わせる支配構造を保ち続けた。
関係相関
- ハン・ソロ
- コレリア出身の元密輸業者(演ハリソン・フォード)。本キャラクターに密輸代金の負債を抱えており、エピソード4スペシャル・エディションでモス・アイズリー宇宙港で直接対峙し負債返済の猶予交渉を行う。エピソード5『帝国の逆襲』で炭素冷凍された後、エピソード6冒頭で本キャラクターの宮殿の壁飾りとして展示されるという形で物語が継続する、本キャラクター最大の負債債務者。
- ボバ・フェット
- マンダロリアン・スタイルの賞金稼ぎ(演ジェレミー・ブロック/ジェイソン・ワーリン/テムエラ・モリソン)。本キャラクター直属の賞金稼ぎとしてエピソード5でハン・ソロを炭素冷凍状態で本人に引き渡し、エピソード6のジャバの宮殿パートでも常時本人の脇に控える主要手下。本人死後の『ボバ・フェットの書』で本キャラクターの犯罪王座そのものを継承する人物となる。
- レイア・オーガナ
- オルデラン王女/反乱同盟リーダー(演キャリー・フィッシャー)。エピソード6冒頭で賞金稼ぎブーシュ(Boushh)に変装して炭素冷凍ハン・ソロの引き渡しを行うが正体露見、メタルビキニ姿で本人の足下に鎖でつながれる。終盤セイル・バージ脱出戦の混乱の中、本人を自身の鎖で絞殺してシリーズで最も有名な復讐場面を演じる。
- ルーク・スカイウォーカー
- ジェダイ・ナイト(演マーク・ハミル)。エピソード6で仲間救出のためジャバの宮殿に乗り込み、ジェダイの心術交渉を試みるが本キャラクターには通用せず、ランコア・ピットに落とされ巨大ランコアと素手で戦う。サーラックの巣穴での処刑場面で新調した緑色ライトセーバーで反撃を開始し、本キャラクター一派の総退場を導く。
- ビブ・フォーチュナ
- トゥイ=レック(Twi'lek)族の執事(演マイケル・カーター/Michael Carter)。本キャラクターの右腕として宮殿の運営を仕切る重臣で、エピソード6冒頭で来訪者の取り次ぎを担当する。本人死後の『ボバ・フェットの書』第1話で、ボバ・フェットが新しい犯罪王として本人の玉座に座るためにビブ・フォーチュナを暗殺するという形で再登場し退場する。
- ロッタ・ザ・ハットレット
- 本キャラクターの息子(アニメ『クローン・ウォーズ』)。劇場版『クローン・ウォーズ』(2008年8月15日米国公開)で誘拐され、本キャラクターからの救出依頼によりアナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノが共同で救出に向かう、シリーズ開幕アークの中心人物。
- サラス・ティール
- 宮廷道化サラス・B・クラム(Salacious B. Crumb)。本キャラクターの玉座脇に常駐するキウィー(Kowakian monkey-lizard)族の道化で、本キャラクターを笑わせ続けるのが本人の役目。エピソード6セイル・バージ脱出戦で C-3PO の眼球を引き抜こうとした直後にバージごと爆破され戦死する、ジャバ宮廷の象徴的脇役。
- グリード
- ロディアン族の賞金稼ぎ(Greedo/演ポール・ブレイク)。本キャラクター直属の下級賞金稼ぎとして、エピソード4『新たなる希望』モス・アイズリーのカンティーナでハン・ソロを差し向けられ、本キャラクター宛の負債回収に失敗してハン・ソロに射殺される。本キャラクターの賞金稼ぎ網の末端を象徴する人物として描かれる。
- フェネック・シャンド
- 暗殺者(演ミン=ナ・ウェン/Ming-Na Wen)。本キャラクター死後の『ボバ・フェットの書』(2021〜2022)でボバ・フェットの右腕として本キャラクターの空席の犯罪王座を共同統治する。エピソード6時点では本人と直接の接点はないが、本人死後のタトゥイーン裏社会のキー人物として描かれる。
- ハット族の双子(The Twins)
- 本キャラクターのいとこにあたるハット族の双子(『ボバ・フェットの書』第3話登場)。本キャラクター死後にタトゥイーン犯罪王座を狙ってモス・エスパに介入してくる勢力として描かれ、ハット・グランド・カウンシル全体での本キャラクター後継問題を表現する役割を担う。
- フィル・ティペット
- ILM クリーチャー部門スーパーヴァイザー(Phil Tippett)。エピソード6『ジェダイの帰還』の実寸大ラテックス・アニマトロニクス造形を統括し、本キャラクター本格映像化を技術的に成立させた当事者。ストップモーション部門出身の経験を活かしてランコアやサラス・ティール等の周辺クリーチャーも併せて担当した。
- ラリー・ウォード
- 声優(Larry Ward)。エピソード6『ジェダイの帰還』におけるハッタ語の声を担当し、字幕で意味が示される独特の表現スタイルを成立させた。1985年の本人没後、後続作品ではケヴィン・マイケル・リチャードソン(アニメ)が継承した。
- ジョージ・ルーカス
- クリエイター/監督(George Lucas)。1977年エピソード4第一稿の段階で本キャラクターを構想し、1983年エピソード6(リチャード・マーカンド監督)、1997年スペシャル・エディション、1999年エピソード1まで一貫して本キャラクター造形を統括した本シリーズの作者。
- リチャード・マーカンド
- エピソード6『ジェダイの帰還』本編監督(Richard Marquand/1937〜1987)。本キャラクター本格初登場となるジャバの宮殿〜セイル・バージ脱出戦の全シーケンスを実写演出した監督で、シリーズ実写三部作で唯一ルーカス本人以外がメインを務めた監督。
- ジョン・ウィリアムズ
- 作曲家(John Williams)。エピソード6『ジェダイの帰還』のスコアを作曲し、本キャラクター登場場面用に『Jabba the Hutt』『Rancor Fight』『The Sail Barge Assault』など複数の専用キューを書き下ろした。本キャラクター関連音楽は後続シリーズ『ボバ・フェットの書』でも再利用された。
登場作品(俳優クレジット)
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
1999/モス・エスパ・ブーンタ・イヴ・クラシック観覧席の主賓としてアニマトロニクスで登場、アナキン少年のポッドレース優勝を見届ける
スター・ウォーズ クローン・ウォーズ(劇場版)
2008/息子ロッタ・ザ・ハットレット救出をアナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノに依頼する依頼主、ケヴィン・マイケル・リチャードソン声
スター・ウォーズ クローン・ウォーズ(シリーズ)
2008〜2020/ハット・カウンシルの中心人物としてアウター・リム犯罪組織側の主要キャラクターで複数アークに登場
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
1977/1997 SE/1997年スペシャル・エディションでモス・アイズリー宇宙港のハン・ソロ対峙シーンに CG ジャバとして補完挿入
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
1983/ジャバの宮殿〜セイル・バージ脱出戦の中心敵役、ラテックス・アニマトロニクスで本格映像化、レイアに鎖で絞殺される本キャラクター最大の長尺映像登場
ボバ・フェットの書
2021〜2022/本人死後に空席となった犯罪王座をボバ・フェットが継承する起点として全7話の物語駆動力、回想場面で本人実写映像が再登場
名場面・名台詞
- エピソード1『ファントム・メナス』モス・エスパ・グランド・アリーナ ブーンタ・イヴ・クラシック(1999年5月19日米国公開):本キャラクターが観覧席主賓としてポッドレース開会を宣言する場面。アナキン・スカイウォーカー少年が優勝し奴隷身分から解放される本シリーズ全体の起点を主催する立場としての本キャラクターの全盛期描写。
- アニメ『クローン・ウォーズ』劇場版(2008年8月15日米国公開)冒頭〜終盤:息子ロッタ・ザ・ハットレット誘拐事件の依頼主として、銀河共和国側にアナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノを動かす場面群。アニメ・シリーズ開幕アークの中心人物として描かれる、ハット族側の主要場面。
- エピソード4『新たなる希望』モス・アイズリー宇宙港(1997年スペシャル・エディション補完):ハン・ソロが ミレニアム・ファルコン号横で本キャラクターと直接対峙し、密輸代金未払いの猶予交渉を行う場面。1977年版で削除されていた本シーンが CG ジャバで復活したことで、本キャラクターとハン・ソロの長期負債債務関係がエピソード4にも遡及して描かれる構造になった重要シーン。
- エピソード6『ジェダイの帰還』冒頭 ジャバの宮殿入城(1983年5月25日米国公開):レイア・オーガナが賞金稼ぎブーシュ(Boushh)に変装して炭素冷凍ハン・ソロを本キャラクターに引き渡す場面。本キャラクターの実寸大アニマトロニクスがシリーズで初めて本格映像化された記念的シーン。
- エピソード6 ランコア・ピット(1983年5月25日米国公開):ルーク・スカイウォーカーが本キャラクターの地下幽閉穴へ落とされ巨大なランコアと素手で戦う場面。ランコアの巨体はフィル・ティペットらILMクリーチャー部門が ミニチュアと合成で再現した、シリーズ屈指の特殊効果シーン。
- エピソード6 セイル・バージ脱出戦(1983年5月25日米国公開):デューン海上空のセイル・バージ『ハットレストン(Khetanna)』甲板でルーク・スカイウォーカーの新調された緑色ライトセーバーを起点にした戦闘が始まる中、本キャラクター本人がメタルビキニ姿のレイア・オーガナによって自身の鎖で絞殺される、シリーズで最も有名な悪役退場場面のひとつ。
- 実写ドラマ『ボバ・フェットの書(The Book of Boba Fett)』第1話『見知らぬ人の中の見知らぬ者(Stranger in a Strange Land)』(2021年12月29日 Disney+ 配信):ボバ・フェット(演テムエラ・モリソン)とフェネック・シャンド(演ミン=ナ・ウェン)が本キャラクター死後の犯罪王座に座り、執事ビブ・フォーチュナを暗殺して本キャラクター後継を宣言する場面。本キャラクター本人の不在を物語駆動力とする後続シリーズの起点。
- 実写ドラマ『ボバ・フェットの書』第3話『街路の掟(The Streets of Mos Espa)』(2022年1月12日 Disney+ 配信):本キャラクターのいとこにあたるハット族の双子(『The Twins』)がモス・エスパに介入してくる場面。ハット・グランド・カウンシル全体での本キャラクター後継問題が本格化する、現行カノンにおけるハット族描写の代表場面。
考察
- ジャバ・ザ・ハットは、1977年エピソード4の第一稿の段階でジョージ・ルーカスが構想していた『大きな緑色の犯罪王』像が、撮影予算と特殊効果技術の制約により当初は人間俳優デクラン・マルホランドでの代役にとどまり、1983年エピソード6でフィル・ティペット率いる ILM クリーチャー部門の実寸大ラテックス・アニマトロニクスとして本格映像化、1997年スペシャル・エディションで CG ジャバとしてエピソード4にも遡及挿入されたという、シリーズ全体での特殊効果史を最も象徴する一例である。1977年→1983年→1997年→1999年(エピソード1)→2008年(クローン・ウォーズ)→2021年(ボバ・フェットの書)と、登場するたびに本キャラクターの造形技法そのものがシリーズ製作技術の世代を更新し続けてきた点でも、特筆すべき悪役である。
- 本キャラクターの退場場面である『メタルビキニ姿のレイア・オーガナによる鎖絞殺』(エピソード6セイル・バージ脱出戦)は、シリーズ全体での女性ヒーロー描写の歴史でも極めて多義的に議論されてきた場面で、捕囚されたヒロインが捕縛具そのものを兇器に転用して捕縛者を直接処刑する筋立ては、後続シリーズ(『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』『アソーカ』など)の女性主役群の自律性描写の原型として度々参照される。一方で『メタルビキニ』そのものは1980年代以降のポップカルチャーで物議の象徴ともなった衣装であり、本キャラクターと女性主役の対峙構図はシリーズ受容史の重要分析対象である。
- 本キャラクター死後の犯罪王座空白を物語駆動力とする『ボバ・フェットの書』(2021〜2022/全7話)は、シリーズ全体での『悪役の不在による物語生成』という珍しい構造を採用したスピンオフであり、現行カノン以降のスター・ウォーズ・スピンオフ群(『マンダロリアン』『アソーカ』など)の構造設計に影響を与えた可能性が高い。本キャラクター本人を直接画面に置かずに、本人の影響圏のみで物語を回す手法は、Mando-Verse 全体での『不在の中心キャラクター』設計の起点として位置づけられる。
- クリーチャー造形分析:エピソード6『ジェダイの帰還』の本キャラクター実寸大アニマトロニクスは、フィル・ティペット監修のもとで頭部・尾部・口内・眼球・舌・両腕をそれぞれ個別のサーボ機構+人形操作で同期させる構造を採用しており、当時の映画用クリーチャー造形としては最大級の機械的複雑さを持つ。トビー・フィルポット、デイヴィッド・アラン・バークレイ、マイク・エドモンズら8人の操作チームが宮殿セット下に潜り込んで操作する撮影手法は、1980年代のラテックス・アニマトロニクス技術の到達点として『E.T.』(1982)の E.T. 造形や『プレデター』(1987)のクリーチャー造形と並んで頻繁に参照される。
- 音楽分析:ジョン・ウィリアムズが本キャラクターのために書き下ろした主題『Jabba the Hutt』はチューバ・低音木管・打楽器を中心にしたグロテスクで重厚な音色設計で、フォース/帝国/ジェダイ等の主要主題群とは異質な『犯罪王=裏社会』の音楽的アイデンティティを確立した。同主題は1983年エピソード6サウンドトラック・アルバム収録後も『ボバ・フェットの書』(2021〜2022)で再利用され、本キャラクター不在のタトゥイーン場面でも犯罪王座の音楽的継承を示す機能を担い続けている。
トリビア
- 本キャラクターの実写エピソード6版アニマトロニクスは、フィル・ティペット監修で 1 ton 級の実寸大ラテックス造形物として制作され、頭部・手・尾・口内・眼球・舌の各部位を最大8人がかりで同期操作することで撮影された。声はラリー・ウォード(Larry Ward)がスタジオ後録でハッタ語の発話を担当し、字幕で意味が示される構造が採用された。本制作手法は1983年当時のクリーチャー特殊効果の技術的到達点として知られる。
- 本キャラクターの本名『ジャバ・デシリジク・ティウレ(Jabba Desilijic Tiure)』におけるデシリジク(Desilijic)は氏族名で、銀河系のハット族はデシリジク(Desilijic)と対立するベスアディク(Besadii)など複数のグランド・カウンシル氏族で構成されるという設定が、現行カノンの『クローン・ウォーズ』『ボバ・フェットの書』『The Mandalorian』周辺メディアで継続的に展開されている。ハット族の組織構造は単一のシンジケートではなく、複数氏族の合議制という設定が一貫して描かれている。
- ジョージ・ルーカスは1977年エピソード4の本来撮影時、本キャラクターを人間俳優デクラン・マルホランド(Declan Mulholland)で一旦撮影しており、当該フッテージは長年未公開だったが、1997年スペシャル・エディションでマルホランドの体に CG ジャバを上書き合成する形で利用された。CG キャラクターを実写撮影済みフッテージへ後付け合成する手法の早期の代表例で、後の Star Wars プリクエル三部作の CG クリーチャー演出の基礎技術となった。
- 本キャラクターの本拠地『ジャバの宮殿』エピソード6撮影セットは、英国 EMI エルストリー・スタジオ(EMI Elstree Studios)に組まれた屋内セットと、米国アリゾナ州ユマ近郊バターカップ・バレー(Buttercup Valley/Yuma, Arizona)の砂漠ロケ(セイル・バージ脱出戦/サーラックの巣穴)の組み合わせで構成された。屋外ロケ期間は1982年4月で、本キャラクターの実寸大アニマトロニクスはエルストリー側で全シーン撮影された。
- 実寸大ジャバ・アニマトロニクスの正式名称は ILM 内部で『Jabba puppet』と呼ばれ、頭部だけで約75kg、全体で約1トン級の重量を持つラテックス造形物として知られる。撮影終了後の現存個体は ILM 倉庫に保管され、ルーカスフィルム・アーカイブの一部として『マンダロリアン』『ボバ・フェットの書』のジャバ宮殿セット再現の参考資料として現在も参照されている。
- 本キャラクターの母星ナル・ハッタ(Nal Hutta)とその衛星ナー・シャダー(Nar Shaddaa)は、本キャラクター以後のスター・ウォーズ拡張宇宙(旧 EU/レジェンズ)で頻繁に描かれた裏社会の中心地として知られ、現行カノンでも『ハイ・リパブリック』『ボバ・フェットの書』『マンダロリアン』等で継続的に参照されるハット族の象徴的地として描かれる。
- ジョン・ウィリアムズによる本キャラクター主題『Jabba the Hutt』は1983年公開の『ジェダイの帰還』サウンドトラック・アルバム(RSO/Polydor 盤)に独立トラックとして収録された。後の2004年 Sony Classical 再発盤、2018年 Disney Records 公式版にも継続収録されており、シリーズ音楽全体での識別主題(character theme)として確立された定番キューの一つ。
- エピソード6『ジェダイの帰還』におけるレイア・オーガナによる本キャラクター鎖絞殺場面は、本キャラクター本人の頭部アニマトロニクスを破壊しないよう、頭部内の機構を一時取り外した上で操作師2名が手動で頭部を傾けることで撮影された。撮影現場では本キャラクター頭部に直接負荷をかける場面が当該カットのみで、複数テイクを慎重に撮影したことが ILM 製作ドキュメントで明らかになっている。
- 本キャラクターの専属ペット『ランコア』(Rancor)はフィル・ティペット率いる ILM クリーチャー部門が手動操作の手袋人形(ハンド・パペット)と縮小撮影セット内での合成を組み合わせて製作した、エピソード6屈指の特殊効果クリーチャー。ランコアのテーマ『Rancor Fight』もジョン・ウィリアムズが本キャラクター主題群と一連のシーケンスとして作曲した。
より詳しいFAQ
ジャバ・ザ・ハットはどの作品で初登場しましたか?
実写本編での本格映像登場は1983年5月25日米国公開のエピソード6『ジェダイの帰還』のジャバの宮殿パートで、フィル・ティペット監修の実寸大ラテックス・アニマトロニクスとして登場しました。1977年5月25日公開のエピソード4『新たなる希望』にも本来は出演予定でしたが当時は削除されており、1997年スペシャル・エディションで CG ジャバとしてモス・アイズリー宇宙港のシーンに補完挿入されました。製作順では1983年エピソード6が先行、作中の時系列では1999年5月19日公開のエピソード1『ファントム・メナス』ブーンタ・イヴ・クラシックの観覧席登場が最も早い時点になります。
ジャバ・ザ・ハットの本名は何ですか?
本名はジャバ・デシリジク・ティウレ(Jabba Desilijic Tiure)です。デシリジク(Desilijic)はハット族における氏族名で、ハット・グランド・カウンシル(Grand Hutt Council)を構成する主要氏族のひとつ。銀河共通語では通称『ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)』で呼ばれます。本キャラクターはアウター・リム惑星タトゥイーンを実質支配する犯罪王として、モス・エスパ近郊のジャバの宮殿を本拠地に密輸・賭博・賞金稼ぎ・スパイス取引を統括するハット・カルテルの中心人物です。
ジャバ・ザ・ハットはどうやって死にましたか?
エピソード6『ジェダイの帰還』(1983年5月25日米国公開)終盤のセイル・バージ脱出戦で、メタルビキニ姿で本キャラクターの足下に鎖でつながれていたレイア・オーガナ(演キャリー・フィッシャー)が、セイル・バージ『ハットレストン(Khetanna)』甲板での戦闘の混乱の中、自身を縛っていた鎖を本キャラクターの首に巻きつけて絞殺しました。本場面はシリーズで最も有名な悪役退場シーンのひとつとして知られ、捕囚されたヒロインが捕縛具そのものを兇器に転用して捕縛者を直接処刑する構図は後続シリーズの女性主役描写の原型として度々参照されます。
ジャバ・ザ・ハットを演じているのは誰ですか?
エピソード6『ジェダイの帰還』(1983年5月25日米国公開)の実寸大ラテックス・アニマトロニクスはフィル・ティペット(Phil Tippett)監修の ILM クリーチャー部門が制作し、8人がかりで同期操作されました。声はラリー・ウォード(Larry Ward)がハッタ語で吹き替えています。エピソード1『ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)はレジナルド・バーカー他が操作するアニマトロニクス、エピソード4スペシャル・エディション(1997年)は ILM の CG ジャバ、アニメ『クローン・ウォーズ』(2008〜2020)はケヴィン・マイケル・リチャードソン(Kevin Michael Richardson)が声を担当しています。
ジャバ・ザ・ハットはどの順番で観るのが良いですか?
公開順(製作順)で観る場合は1983年エピソード6『ジェダイの帰還』が本キャラクター本格初登場の決定版です。作中時系列で観たい場合はエピソード1『ファントム・メナス』(1999年)→アニメ『クローン・ウォーズ』劇場版(2008年)→アニメ・シリーズ各アーク→エピソード4『新たなる希望』スペシャル・エディション(1997年補完シーン)→エピソード5『帝国の逆襲』(ハン・ソロ炭素冷凍)→エピソード6『ジェダイの帰還』本人退場→『ボバ・フェットの書』(2021〜2022/死後の犯罪王座継承)の順がおすすめです。
ジャバ・ザ・ハットの宮殿はどこにありますか?
アウター・リム惑星タトゥイーン(Tatooine)のデューン海(Dune Sea)境界、モス・エスパ(Mos Espa)近郊に位置するジャバの宮殿(Jabba's Palace)です。元は古代の修道院(B'omarr Monks の修道院)を改装した堅固な石造要塞で、玉座の間(Throne Room)と地下の幽閉穴であるランコア・ピット(Rancor Pit)が物語上の主要舞台になります。エピソード6『ジェダイの帰還』冒頭〜中盤の長尺シーケンスはこの宮殿を舞台に展開され、本人死後の『ボバ・フェットの書』でも舞台として継続使用されます。
ジャバ・ザ・ハット死後、その犯罪王座はどうなったのですか?
本キャラクター死後に空席となったタトゥイーンの犯罪王座は、ライブアクション・ドラマ『ボバ・フェットの書(The Book of Boba Fett)』(2021年12月29日 Disney+ 配信開始/全7話)で、ボバ・フェット(演テムエラ・モリソン)が右腕フェネック・シャンド(演ミン=ナ・ウェン)と共に継承します。第1話冒頭でボバ・フェットが本キャラクターの執事ビブ・フォーチュナ(演マイケル・カーター)を暗殺して玉座に座る場面が後継の起点として描かれ、シリーズ後半では本キャラクターのいとこにあたるハット族の双子(『The Twins』)が同座を狙って介入する筋立てが展開されます。
ジャバ・ザ・ハットを操作したのは誰ですか?
エピソード6『ジェダイの帰還』(1983年5月25日米国公開)の実寸大ラテックス・アニマトロニクスは ILM クリーチャー部門のフィル・ティペット(Phil Tippett)監修のもと、英国の人形操作師トビー・フィルポット(Toby Philpott/左腕・頭部)、デイヴィッド・アラン・バークレイ(David Alan Barclay/右腕・口)、マイク・エドモンズ(Mike Edmonds/尾部)ら8人がかりで同期操作されました。本造形物の重量は約 1 トン、頭部だけで約 75kg におよびます。本制作手法は1980年代のラテックス・アニマトロニクスの到達点として頻繁に引用されます。
ジャバ・ザ・ハットの音楽は誰が作曲しましたか?
ジョン・ウィリアムズ(John Williams)です。エピソード6『ジェダイの帰還』(1983年)スコアの一部として『Jabba the Hutt』『Rancor Fight』『The Sail Barge Assault』など本キャラクター周辺場面の専用キューを作曲しました。チューバ・低音木管・打楽器を中心にしたグロテスクで重厚な音色設計が特徴で、フォース/帝国/ジェダイ等の主要主題群とは異質な『犯罪王=裏社会』の音楽的アイデンティティを確立しました。同主題は後続シリーズ『ボバ・フェットの書』(2021〜2022)でも再利用されています。
ジャバ・ザ・ハットが登場する作品をどこで観られますか?
実写エピソード4『新たなる希望』(1997年スペシャル・エディション)/エピソード5『帝国の逆襲』(言及のみ)/エピソード6『ジェダイの帰還』(本格映像化)/エピソード1『ファントム・メナス』、およびアニメ『クローン・ウォーズ』劇場版+シリーズ、ライブアクション『ボバ・フェットの書』はいずれも Disney+ で配信中です。Disney+ 未加入の場合は Apple TV/Amazon プライム・ビデオ/Google Play Movies & TV の各 EST/TVOD でも個別購入・レンタルが可能です(地域・時期により取り扱いは変動します)。
出典
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Jabba the Hutt
- StarWars.com 公式映画ページ: Return of the Jedi
- StarWars.com 公式映画ページ: The Empire Strikes Back
- StarWars.com 公式映画ページ: A New Hope
- StarWars.com 公式映画ページ: The Phantom Menace
- StarWars.com 公式シリーズページ: The Book of Boba Fett
- StarWars.com 公式シリーズページ: The Clone Wars
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Boba Fett
- StarWars.com 公式キャラクターデータベース: Bib Fortuna
- IMDb: Return of the Jedi (1983)
- IMDb: The Phantom Menace (1999)
- IMDb: The Book of Boba Fett (2021)
- IMDb: Larry Ward
- IMDb: Phil Tippett
- IMDb: John Williams
- Wookieepedia: Jabba Desilijic Tiure (canon)
ジャバ・ザ・ハットはどの作品から見る?
初見の入口は「エピソード6 / ジェダイの帰還」です。時系列上の登場順としては「エピソード1 / ファントム・メナス」が最初です。
ジャバ・ザ・ハットの関連人物は?
ボバ・フェット、ハン・ソロ、レイア、ルーク、ビブ・フォーチュナ、アナキン、アソーカ。
ジャバ・ザ・ハットと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。