セカンドインパクトは、シリーズ世界の前提となる世界規模の破局事象で、2000年9月13日に南極大陸マーカム山で発生したとされる。国連セカンドインパクト調査委員会の公式発表では『光速の95%で落下した極小隕石による衝突』と説明されているが、真相は ゼーレと碇ゲンドウ が 葛城調査隊 を利用して行った、第1使徒アダムに対する ロンギヌスの槍 による『卵状態への還元実験』の事故である。実験中にアダムの S2機関が始動し、ロンギヌスの槍の力で A.T.フィールドが解放された結果、地球規模の衝撃波と津波が発生した。初期に南半球で約20億人、最終的に当時の世界人口の約半数が死亡し、南極大陸は消滅、海水面が大幅に上昇し、地軸の移動で日本は『年中夏の気候』になった、と劇中で語られる。唯一の生存者である葛城ミサトの体験談がシリーズ全体に影を落とす。
公式発表 vs 真相 — 隕石か、アダム実験事故か
セカンドインパクト発生後、国連セカンドインパクト調査委員会は『光速の95%で落下した極小隕石による南極衝突』と発表した。この発表はシリーズ世界の一般市民への公式情報として広く流布されているが、真相は全く異なる。実態は、ゼーレが死海文書の予言に従い、人類補完計画の準備として『南極で第1使徒アダムを胎児状態に還元する実験』を秘密裏に行ったもので、そのオペレーションを国連直轄の葛城調査隊(隊長: 葛城博士)を表のカモフラージュとして実施した。実験中にアダムの S2機関が始動し、ロンギヌスの槍の力でアダムの A.T.フィールドが急激に解放された結果、地球規模の爆発が起き、アダムは胎児状態(後にゲンドウの右手に移植) になった。
人類への影響 — 死者半数と環境変動
セカンドインパクトの直接的影響は壊滅的だった。初期段階で南半球を中心に約20億人が衝撃波・津波・地殻変動で死亡し、最終的に当時の世界人口の半数が失われたとされる。南極大陸は消滅し、極地の氷の融解で海水面が大幅に上昇、地軸も移動して日本の緯度が変化し、第3新東京市のある関東地方は『年中夏の気候』になった、と劇中で言及される。生き残った国家間でも資源争奪戦・難民問題・宗教的混乱が発生し、シリーズが描かれる2015年(TV版時間軸)時点でも『戦後復興』が続く世界として設定されている。
葛城調査隊と葛城ミサト唯一の生存
セカンドインパクトのカモフラージュ部隊として南極に派遣されたのが 葛城調査隊 で、隊長は 葛城ミサト の父・葛城博士。ミサトは当時12歳の少女として現場に同行しており、唯一の生存者となった。父が娘を救命カプセルに押し込めて自らはアダム接触の現場に残った結果、ミサトは『翼を広げる光の巨人と降り注ぐ光の粒』を目撃し、自身も大きな精神的トラウマを負う(劇中、上半身に大きな十字傷が残る描写)。父の犠牲とトラウマが、後の彼女が NERV 作戦部長として使徒殲滅に身を捧げる原点となる。
サード/ニアサード/フォース/アディショナル — 各インパクトの定義
セカンドインパクト(2000) に対し、シリーズ後半で発動が試みられる サードインパクト は『人類補完計画の発動』を意味する。旧劇場版『THE END OF EVANGELION』で発動するのがサードインパクト本番。新劇場版ではこの概念がさらに分解され、『破』終盤の ニアサードインパクト(シンジ初号機の擬似シン化第1覚醒形態で発動寸前まで進み、Mark.06 のカシウスの槍で物理的に中断)、『Q』の フォースインパクト(シンジ・カヲルの第13号機が槍を抜いて発動)、シン・エヴァ終盤の アディショナル(追加)インパクト(ゲンドウが進める最終儀式) と、複数の段階的儀式に分解された構造になっている。
関連ページ
使徒 の第1使徒アダムがセカンドインパクトの中心。ロンギヌスの槍 が実験で使用された。人類補完計画 はセカンドインパクト後の世界で本格化する計画。葛城ミサト は唯一の生存者で、本ページの中核証言者。
セカンドインパクト のよくある質問
本ページに頻出する質問とその回答を Q&A 形式でまとめる。各回答は本文の該当セクションをコンパクトに再述したもの。
セカンドインパクトはいつ発生した?
劇中の年代で2000年9月13日。南極大陸マーカム山が発生地点。
セカンドインパクトの公式発表と真相は?
公式発表は『光速の95%で落下した極小隕石による衝突』。真相はゼーレと碇ゲンドウが葛城調査隊をカモフラージュに行った『第1使徒アダムへのロンギヌスの槍による卵状態還元実験』の事故。
どれくらいの人が死亡した?
初期に南半球で約20億人、最終的に当時の世界人口の半数が死亡した、と劇中で語られる。南極大陸は消滅、海水面上昇、地軸移動などの環境変動も発生。
サードインパクトとの違いは?
セカンドは『アダム実験事故』で起こった意図しない破局。サードは『人類補完計画の発動』そのもの。新劇場版ではさらにニアサード/フォース/アディショナルといった段階的儀式に分解されている。
本ページの主な参考資料
本ページに記載した事実は、以下の一次情報および ja.wikipedia 各エントリを WebSearch / WebFetch で参照して記述している。記述の現状は2026年5月時点。