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ANNA MOVIESHUNTER×HUNTER

人物

シカク

カキン帝国王立軍の高位兵士でベンジャミン=ホイコーロの私設兵。ハルケンブルグ=ホイコーロの護衛に就き、その守護霊獣の能力を分析した操作系能力者。念能力「遊戯王」を使う。

No.417まで対応更新 2026.08.13

シカクは『HUNTER×HUNTER』に登場するカキン帝国王立軍の高位兵士で、第一王子ベンジャミン=ホイコーロの私設兵の一人である。王位継承戦では第九王子ハルケンブルグ=ホイコーロの護衛として1009号室に配され、護衛と諜報を兼ねた任務に就いた。念系統は操作系で、カードの形をとる念能力「遊戯王」を持つ。

ハルケンブルグとその部下が集団で生み出すオーラを間近で観察し、守護霊獣の性質を推論して第一王子側へ伝える役目を果たした。航海六日目、弓を引く仕草で狙いを定めたハルケンブルグの矢を受けて倒れ、その体はハルケンブルグの部下スミドリの人格に占められる。九日目、スミドリが動かすその体が第七王子ルズールス=ホイコーロの部屋の前で自害し、シカクは死亡した。

基本情報

シカクの基本情報
所属・役割カキン帝国王立軍の高位兵士。第一王子ベンジャミン=ホイコーロの私設兵で、王位継承戦では第九王子ハルケンブルグ=ホイコーロの護衛を担当した。
初登場第363話で初登場し、第376話で名前が判明した。
状態死亡。ハルケンブルグの矢を受けて倒れたのち、人格が移ったスミドリがシカクの体で自害した。
念系統と能力操作系。カードを用いる念能力「遊戯王」を自ら作り出したほか、発によって自分自身を操作し、他の操作系能力者の支配下に入らないようにできる。
主な関係命令系統の上にベンジャミンと上官のバルサミルコ=マイト、同じ私設兵にリハン。護衛対象はハルケンブルグで、その部下スミドリに体を奪われた。

人物像

シカクは淡い色の髪をしており、一房が額に垂れていた。服装はカキン軍の標準的なもので、ジッパー付きの上着とズボン、暗い色の戦闘用ブーツを身につけていた。左耳にはイヤホンを着けていた。

人物像の中心にはベンジャミンへの深い忠誠がある。第九王子ハルケンブルグの圧倒的なオーラに恐怖を覚えながらも、対峙する構えを崩さなかった。その場面では、窮地で速やかに自分を落ち着かせる力も示している。

第一王子の兵の一人として、シカクはカキンの王立士官学校を卒業し、その軍に加わった。王位継承戦の時点では王立軍の高位兵士としてベンジャミンの下にあり、指示も報告もイヤホン越しに直接やり取りされた。

来歴と王位継承戦での役割

出航初日、出航式のあとに1001号室の自室へ戻ったベンジャミンは、14人の私設兵へ指示を出した。他の王子全員に対する護衛と諜報を兼ねること、母である第一王妃ウンマ=ホイコーロに仕える警護兵と当番を交代しながら任に就くこと、王子たちの守護霊獣とハンターたちの能力について判明した情報を報告することである。シカクはこの指示のもと、1009号室の第九王子ハルケンブルグの護衛に割り当てられた。

航海三日目、ハルケンブルグは初日の夜に死亡した第十二王子モモゼ=ホイコーロへの黙祷を部下に呼びかけ、1009号室の入口付近に彼らを集めた。シカクはハルケンブルグの肩に守護霊獣が止まっているのを確認した。直後、集団から凄まじいオーラの波が放たれ、強い地鳴りが伴う。シカクはただちに意識を集中し、ハルケンブルグと部下たちの行動と心理が一つに揃ったことが高まりの原因だと見抜き、この集団が共生的な結束を形づくったと結論づけた。

急激なオーラの高まりに恐怖を覚えたシカクは、ベンジャミンへ指示を仰ぐと即断する。本人たちが自分たちの能力を自覚する前の今が、ハルケンブルグを殺せる唯一の機会かもしれないと考え、ベンジャミンも同じオーラに気づいたはずだと見込んだためである。応答を待つ間も目の前の状況から注意を逸らさず、黙祷が終わってオーラが弱まった時点で仕留めるべく身構えた。ハルケンブルグを欠けば彼らの能力は成り立たないという読みからだった。

一方でシカクは守護霊獣への警戒を解かなかった。この守護霊獣は彼が念を使えることを知っており、常に彼へ注意を向けている。明確な殺意を持って近づいた場合にどう反応するかは読めない。羽根を撃ち込んで印を付けてくると予想したうえで、別の当番だったウンマの警護兵オルズニーの例を思い出す。オルズニーは他の者と同様に印を受けながら、印を付けられた記憶だけを失い、印そのものは残らなかった。ハルケンブルグへの忠誠を持たない者には永続的な効果が及ばないことになり、シカクはこの攻撃を強制的な操作ではなく、操作系による記憶の書き換えだと判断した。

そこからシカクは、ハルケンブルグの守護霊獣が強化系であり、ハルケンブルグ自身の性質と能力の影響で操作的な攻撃手段を備えたと結論づけた。強い操作系ではないため強制はできず、記憶の消去と改竄にとどまる。記憶により深く作用させるために、反撃の形をとる能力である可能性も考えた。反撃型だとすれば、自分の標的がベンジャミンに書き換えられる恐れがあり、反撃を受けたあとは自分の記憶を信用できず、そもそも攻撃されたと気づけるかも分からない。ここに至ってシカクは、守護霊獣の能力が確定していない段階で仕掛けるのは得策ではないと判断し、その攻撃を目撃する者があと一人か二人必要だと考えた。

ハルケンブルグとの対峙

やがてイヤホンが通じ、ベンジャミンはあのオーラがハルケンブルグのものかと尋ねた。シカクは肯定し、共生型だと付け加える。ハルケンブルグを殺せるかと問われると、それはできない、情報の確認には二人必要だ、詳しくは後で説明すると答えた。

黙祷が終わると、ハルケンブルグは継承戦の中止を訴えるためナスビ=ホイコーロ王の部屋へ向かった。シカクはこれをベンジャミンへ報告し、ハルケンブルグの護衛五人とともに追ったが、要人用の通路で警備に阻まれて引き返す。ハルケンブルグは毎日訪れ続けると宣言し、シカクはその後の二日間も同じ随行を続けた。

航海六日目、ハルケンブルグの陳情が四日目にあたるこの日、シカクはイヤホン越しに応答を求める声で目を覚ました。1009号室の従者用の部屋の寝台で身を起こし、寝ぼけたまま自分は1009号室にいる、ハルケンブルグはナスビへ陳情に出ていると報告する。ハルケンブルグの外出中に自分が眠っていたのは不自然だと認め、ハルケンブルグの念獣に攻撃されたのだと察し、印はすでに消えているかもしれないと考えた。

ハルケンブルグが反乱を試みたと聞かされたシカクは驚き、ハルケンブルグは戦いから降りていたはずだと指摘しながら、1009号室の居間を抜けて主寝室へ走った。室内は無人で、ハルケンブルグと部下が全員出ていったこと、直ちにナスビの部屋へ向かうことを報告する。

王は無事だとベンジャミンが伝えた矢先、シカクは背後にオーラを感じた。振り返ると、オーラをまとったハルケンブルグと部下たちが1009号室の入口を通っている。ベンジャミンは、ハルケンブルグがナスビを殺しに向かって果たせず、この件は訓練として処理されたと報告した。そのうえで、ハルケンブルグは覚悟を決めて覚醒し、以後は全力で来ると警告し、ハルケンブルグの排除を最優先にすること、その能力を突き止めることを命じた。

死と、その後の経過

シカクは、ハルケンブルグが弓を引く仕草で自分に狙いを定めるのを見て、自らの「遊戯王」を発動した。交戦に入ったことを示す信号を送り、能力を前面に構えて射撃を受け止めようとする。しかしハルケンブルグが放ったオーラの矢は、シカクの札とシカク自身をまとめて貫いた。シカクは相手の能力の強さを認識する間もなく、その場に崩れ落ちた。

まもなくシカクの体はオーラに包まれ、ハルケンブルグの部下スミドリの人格を宿して立ち上がる。ハルケンブルグはその後の数日を能力の検証に費やした。シカクの体に入ったスミドリは、そこにシカクの気配は感じないと報告している。

九日目、能力をさらに調べるため、スミドリはシカクの体を第七王子ルズールス=ホイコーロの部屋の前へ運んだ。1007号室が応答すると、その体はベンジャミンの名を大声で告げ、自らの頭を撃ち抜いた。人格が移ったスミドリによるこの自害が、シカクの死因である。通信を聞いていたバルサミルコはただちにベンジャミンへ報告し、二人はハルケンブルグが最も危険な王子になったという認識で一致した。一方、意識を取り戻したスミドリ自身の体は、自分が拘束されていることに気づく。

同じ日、第五王子ツベッパ=ホイコーロの警護に就いていたリハンは、ハルケンブルグではなくツベッパの担当になったのが正しい配置なのか思い悩んでいた。シカクの自害のあと自分たちは慎重になりすぎているという実感と、待てというバルサミルコの指示との折り合いをつけようとしていた。

十一日目、バルサミルコがハルケンブルグの強制的な操作能力を受けた可能性を知ったベンジャミンは、シカクが同じ攻撃を受けたときにバルサミルコが語った言葉、すなわち操作は早い者勝ちだという原則を思い返す。ただし、ハルケンブルグの能力は集団が一体となって作り上げた強力な念であり、この状況には当てはまらないかもしれないとも考えた。同じ日、ハルケンブルグに憑かれたバルサミルコが、ハルケンブルグの嘔吐と第3層の病院への搬送をベンジャミンへ報告する。その後ハルケンブルグは自分の能力を頭の中で整理し、シカクとスミドリでの検証によって、憑依した側の体が死んだときに何が起きるか、入れ替わった二つの意識は一度に一方しか目覚めていられないこと、どちらが優先して目覚めるかを確認できたと振り返った。

能力・特徴と主な関係

シカクは軍事訓練を受けており、状況の断片から相手の能力を組み立てる分析力を示した。念系統は操作系で、自分で念能力を作り出せる程度には習熟している。カードの形をとる「遊戯王」がそれにあたる。発を使って自分自身を操作し、他の操作系能力者の支配下に入らないようにすることもできた。

理論面の知識も持ち、反撃の形をとる能力や共生型の能力、そして操作は早い者勝ちという操作系の原則にまで及んでいた。この原則は、少なくとも第一王子の私設兵の間では常識ではない。もっとも上官のバルサミルコは、念に関する知識ではハンターに及ばないのではないかとシカクを危ぶんでいた。

関係は職務に沿って広がる。命令系統の上には第一王子ベンジャミンと上官のバルサミルコ=マイトがおり、同じ私設兵にはツベッパの警護へ回ったリハンがいた。ハルケンブルグとは、守るべき相手であると同時に排除を命じられた標的という二重の関係にあり、その部下スミドリとは体を奪われる形で結び付いた。

名前と能力名の由来

シカクの名は、同名のパズルに由来する可能性が指摘される。彼の念能力がゲームを題材にしていることとも符合するためである。名前は大まかに四つの角とも読め、カードを模した能力と角張った頭の形の双方に対応する。表記の仕方によっては、死角、刺客と解することもできる。

能力名は二つの語からなり、一方はカードを使う戦略ゲーム「カルドセプト」に、もう一方はカード対戦を扱う漫画の日本語題名に由来する。英語版の公式翻訳は後者にあたる語をその漫画の綴りへ置き換えており、両者の結び付きを明示している。

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