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物語 / 出来事

クラピカの念講習

クラピカが王位継承戦の王子の護衛に念を教えた講習。ブラックホエール1階層の1014号室で開かれ、第1回には10人の王子から16名の代表が集まった。

No.417まで対応更新 2026.08.13

クラピカの念講習は、王位継承戦に参加する王子たちの護衛へ念を目覚めさせるためにクラピカが開いた一連の講習である。陣営ごとに開きのある戦力を均し、継承戦が膠着する可能性を高めることを狙いとした。会場はブラックホエール1階層の1014号室に置かれた。

発端は、継承戦の開始から2時間以内に1014号室で連続殺人が発覚し、その直後に複数の念獣が現れたことだった。クラピカは1階層の館内通信の全チャンネルで緊急放送を流し、事態を報告したうえで他の部屋の状況を尋ねる。この放送を通じて各王子は念という概念を知り、情報を求め始めた。クラピカは第1王子、第3王子、第5王子の護衛に短い念の実演を見せたのち、各王子の部下へ2週間で念の基礎を教える計画を初めて口にした。

基本情報

クラピカの念講習の基本情報
時期・日時第1回は第369話から第401話まで、第2回はNo.411以降で継続中。作中では航海2日目の午前9時に第1回が始まり、第1回と第2回の間に航海11日目のチョウライ訪問が入る。
場所ブラックホエール1階層の1014号室。
関係者・参加者主催はクラピカ。同僚の護衛ビルが他陣営への連絡と交渉を担い、バビマイナは第1回では参加者ではなく運営の手伝いに回った。第1回には10人の王子から16名の代表が出席し、第4王子ツェリードニヒの護衛ミュハンとダンジンが名を連ねる。第2回を控えた時期には、クラピカがサカタ、ハシトウとも言葉を交わしている。
結果・影響各王子の陣営に念の知識が広がり、念を教えること自体が協力を引き出す材料になった。第1回に代表を送らなかった第2王子カミーラは第2回には出席を選び、クラピカがその理由を探ることになった。
開催の目的王子の陣営間にある念の知識と戦力の差をなくし、どの陣営も決定的に優位へ立てない膠着状態を作ること。
第1回に応じた陣営ビルの連絡を受け、第2王子カミーラと第6王子タイソンを除く10人の王子が護衛の派遣を希望した。
第2回の編成新規参加者向けの入門クラスと、念を開いた継続参加者向けの初級クラスの2グループ。入門クラスは第1回と同じ内容を繰り返し、初級クラスでは週に一つずつ念の四大行を教える。方針の近い王子には入門クラスに限って代表をもう1名送る権利が与えられ、第7王子、第10王子、第11王子がこれに応じた。

出来事の概要

講習は二度にわたって開かれている。第369話から第401話までが第1回、No.411以降が第2回にあたり、第2回は現在も続いている。第1回は航海2日目に始まり、第2回は新しく加わる者と第1回を経た者を分ける二部制をとった。

運営には、クラピカと同じくワブル王子とオイト王妃を守る護衛のビルが関わった。ビルは、自分たちの王子と王妃を守るには情報を共有する必要があるというクラピカの考えに同意し、他陣営との連絡役を引き受けている。

開催に至る経緯

緊急放送の反響は各陣営に及んだ。第1王子ベンジャミンの護衛隊長バルサミルコ=マイトは、クラピカが緊急チャンネルを選び、敵対する王子にまで念獣の発見を伝えた点に注目する。そしてこれを戦闘への抑止を狙った行動だと推測し、ほかのハンターたちも進んで情報を共有しようとしていることに触れた。

第1王子、第3王子、第5王子の護衛は、クラピカが何を把握しているのかを確かめるため1014号室を訪れた。クラピカは短い念の実演を見せたうえで、彼らも短い期間で念を使えるようになると告げ、その機会をすべての王子に与える意向を示した。

航海が始まって間もなく第12王子モモゼが急死すると、ビルは、その死によって念の情報を求める声がさらに強まること、念を協力の見返りとして差し出すのが自分たちに有利であることをクラピカへ伝えた。ビルが各王子へ申し出を届けた結果、第2王子カミーラと第6王子タイソンを除く10人の王子が護衛の派遣を希望した。

経過と時系列

第1回の講習は航海2日目の午前9時、10人の王子から集まった16名の代表を前に1014号室で始まった。クラピカはまず規則を説明し、参加者が立ち入ってはならない区域をテープの線で示す。必要があれば警告なしに実力を行使することもある、とも告げた。

この警告に対し、第4王子ツェリードニヒの護衛として出席していたミュハンが境界の線を踏み、クラピカを挑発した。挑発は通じず、逆にクラピカから挑発を返される形になり、ミュハンは同僚のダンジンに制止される。場が収まると、クラピカは参加者に自己紹介をさせた。

第1回と第2回の間にも動きがあった。クラピカはセンリツ司法省から手紙を受け取る。王妃宛ての手紙は自分宛てのものと内容が異なっており、クラピカはオイト王妃の許可を得てこれを公表した。公表には、継承戦全体の勢いに水を差すことと、上位の王子から何らかの接触を引き出して交渉の材料にすることという二つの狙いがあった。

航海11日目、クラピカは複数の用件でチョウライのもとを訪ねた。一つはその場で応じることができたが、もう一つの要望には第2回の講習が役立つと伝えている。1003号室を辞したあと、クラピカはバビマイナと話した。バビマイナは第1回に参加者としては加わっていなかったが、講習の手伝いをしており、第2回には参加者として加わる。

クラピカはサカタハシトウとも言葉を交わし、第2王子カミーラが第1回には代表を送らず、第2回には出席することを選んだ理由を探ろうとした。

第2回講習の編成

続けて出席する参加者がいたため、第2回の念講習は二つのグループに分けられた。新しく加わる者には第1回と同じ内容を繰り返す入門クラスを置き、すでに念を開いた継続参加者には初級クラスを設けて、週に一つずつ念の四大行を教える形をとった。

クラピカが自分たちと方針の近い王子だと判断した相手には、入門クラスに限って代表をもう1名送る権利が与えられた。第3王子、第5王子、第7王子、第10王子、第11王子がこの権利を持ったが、実際に申し出へ応じたのは第7王子、第10王子、第11王子の三者だけだった。

関係者・結果・影響

講習を主導したのはクラピカで、ワブル王子とオイト王妃を守る立場から、他陣営との情報共有も自ら進めた。ビルは他の王子への連絡と交渉を受け持ち、バビマイナは第1回では手伝う側に回った。第1回の出席者には、第4王子ツェリードニヒの護衛ミュハンとダンジンが含まれる。

緊急放送から講習へと続く一連の動きによって、念の知識は各王子の陣営へ広がり、念を教えることそのものが協力を引き出す材料になった。第1回を見送った第2王子カミーラは第2回には出席を選び、チョウライのように自分の用件と講習を結びつけて考える王子も現れた。第2回の講習はNo.411以降も続いている。

出来事の因果と読みどころ

クラピカの念講習を詳しく読むときの軸は一つではない。出来事は結末だけを切り出さず、開始時の状況、参加者が持っていた情報、転換点、直後に残った問題の順で読むと因果が明確になる。

基本情報のうち「時期・日時」は、第1回は第369話から第401話まで、第2回はNo.411以降で継続中。作中では航海2日目の午前9時に第1回が始まり、第1回と第2回の間に航海11日目のチョウライ訪問が入る。これに対して「場所」は、ブラックホエール1階層の1014号室。ここを切り分けると、作中で明示された範囲と読者が解釈できる範囲の境界が見えやすい。

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