用語解説
インフィニティ・ストーンを理解する
インフィニティ・ストーンは、宇宙誕生以前の特異点に由来する六つの力が結晶化したアイテム群である。空間・精神・現実・力・時間・魂をそれぞれ支配し、単体でも文明を滅ぼし得る。MCUでは別名や容器に隠されて登場するため、色だけでなく、どの作品で誰が何に使ったかを整理すると理解しやすい。
六つのストーンと対応する力
スペース・ストーンは空間移動、マインド・ストーンは精神への干渉、リアリティ・ストーンは現実の改変、パワー・ストーンは破壊的なエネルギー、タイム・ストーンは時間操作、ソウル・ストーンは魂に関わる力を持つ。能力の境界は完全に一つではなく、複数を組み合わせることで効果が拡張される。
六つをインフィニティ・ガントレットへ装着すると、使用者は宇宙規模で力を行使できる。サノスは生命の半数を消し、ハルクは消えた人々を復活させ、トニーはサノス軍を消滅させた。いずれも指を鳴らすだけに見えるが、使用者が達成したい内容を明確に意図し、身体が莫大なエネルギーへ耐える必要がある。

テッセラクトとスペース・ストーン
青い立方体テッセラクトの内部にはスペース・ストーンがある。オーディンの宝物庫から地球へ渡り、第二次世界大戦中にヒドラが兵器の動力として利用した。ハワード・スタークが回収し、後にProject PEGASUSでライトスピード・エンジン研究へ使われ、その爆発がキャロル・ダンヴァースの力につながる。
『アベンジャーズ』ではロキがポータルを開き、チタウリ軍をニューヨークへ導く。アスガルドで保管された後、ロキが崩壊前に持ち出し、サノスが容器を砕いてストーンを得る。物体や人物を遠距離へ移す力が中心だが、研究者がエネルギー源として使った歴史も長い。

セプター、ヴィジョン、マインド・ストーン
黄色のマインド・ストーンは当初、ロキのセプターの青い装飾内部に隠されていた。セプターは相手の胸へ触れて精神を支配し、アベンジャーズの感情や判断にも影響する。ニューヨーク決戦後はヒドラが入手し、ワンダとピエトロの実験に利用した。
トニーとブルースはセプター内の知性をウルトロン計画へ使い、最終的にJ.A.R.V.I.S.と人工身体を結合したヴィジョンが誕生する。ストーンはヴィジョンの生命と能力の核でもあるため、破壊は単なるアイテム処分ではない。ワンダが彼を止めるため自ら破壊し、サノスが時間を戻して奪う場面に人的代価が集中する。

エーテル、オーブ、アガモットの目
赤いリアリティ・ストーンは液状のエーテルとしてジェーンへ寄生し、マレキスが九つの世界を暗黒へ戻すため使う。事件後、アスガルドは二つのストーンを同じ場所に置く危険を避け、コレクターへ預ける。サノスはノーウェアで入手し、幻や物質変換によってガーディアンズを欺く。
紫のパワー・ストーンはオーブの中にあり、ロナンがザンダー破壊を狙う。ガーディアンズは力を分け合って耐え、ノバ軍へ預ける。緑のタイム・ストーンはアガモットの目に収められ、ストレンジが香港を逆行させ、ドルマムゥをループへ閉じ込める。容器名とストーン名を別々に覚えると作品間の移動を追いやすい。

ソウル・ストーンとヴォーミアの代価
橙色のソウル・ストーンはヴォーミアにあり、守護者となったレッドスカルが案内する。取得には愛する者の魂を犠牲にする必要があり、サノスはガモーラを崖から落とす。時間泥棒ではナターシャとクリントが互いを生かそうと争い、ナターシャが自分を犠牲にしてクリントへストーンを渡す。
ソウル・ストーン単体の能力は他のストーンほど詳しく描かれないが、指鳴らしの後に幼いガモーラと対話するような空間が現れる。重要なのは取得条件が使用者の愛を測っても倫理性を判定しないことである。愛する相手を殺せる者が報酬を得るため、宇宙の正義を認証する試練ではない。
