人物メモ
- 役割
- J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(The Force Awakens)』2015年12月18日米国公開で初登場するファースト・オーダー(First Order)の若き将軍/『最後のジェダイ』2017年/『スカイウォーカーの夜明け』2019年のシークエル三部作敵役/演ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson/アイルランド・ダブリン出身の俳優)
- 時代
- 34〜35 ABY(『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開/『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開/『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開のシークエル三部作期)
- 初登場
- フォースの覚醒(2015)
関連人物
ジェネラル・ハクスを追う順番
ジェネラル・ハクスの関連用語
関係する時代
ジェネラル・ハクスの補助ガイド
登場・関連作品
プロフィール詳細
- 演者
- ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson/1983年5月12日アイルランド・ダブリン出身/父はアイルランドの俳優ブレンダン・グリーソン/Brendan Gleeson/レニー・アブラハムソン監督『ルーム/Room』2015年10月16日米国公開でジャック・ニューサム役、アレックス・ガーランド監督『エクス・マキナ/Ex Machina』2014年米国公開でケイレブ役、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『レヴェナント/The Revenant』2015年12月25日米国公開でアンドリュー・ヘンリー隊長役、ハリー・ポッター映画シリーズ2010〜2011年でビル・ウィーズリー役を演じる)
- 種族
- ヒューマン(人間)
- 立場
- ファースト・オーダー(First Order)の若き将軍。スターキラー基地(Starkiller Base)建設責任者・指揮官。後の『スカイウォーカーの夜明け』2019年公開ではレジスタンス側への内通スパイ役として再定義される
- 出自
- 銀河帝国軍の将校ブレンドル・ハクス(Brendol Hux)の私生児として銀河帝国崩壊期に生まれた人物。本名アーミテージ・ハクス(Armitage Hux)。父ブレンドルは銀河内戦末期に帝国軍の若き士官学校・アーケニス・アカデミー(Arkanis Academy)の指揮官として描かれてきた経歴を持つ
- 主装備
- ファースト・オーダー軍将校制服/指揮棒/同陣営の超兵器スターキラー基地。直接戦闘より戦略指揮を担うキャラクター造形
- 初登場
- J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(The Force Awakens)』2015年12月18日米国公開
- 時代設定
- 34〜35 ABY(『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開/『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開/『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開のシークエル三部作期)
- 監督
- J.J.エイブラムス(J. J. Abrams/『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開/『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開を監督)/リアン・ジョンソン(Rian Johnson/『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開を監督)の二監督交互体制によりシークエル三部作のハクスは描かれる
- 音楽
- ジョン・ウィリアムズ(John Williams/1932年2月8日米国ニューヨーク州生まれ/オリジナル三部作『新たなる希望』1977年以来スター・ウォーズ実写映画本編全9作の劇伴を担当する作曲家)がシークエル三部作全3作の劇伴を担当。スターキラー基地発射シーンや最後のジェダイのファースト・オーダー進軍シーンの音楽もウィリアムズ作曲
- 製作総指揮
- キャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy/ルーカスフィルム社長/2012年ジョージ・ルーカスからの会社売却後のディズニー時代スター・ウォーズ全作品の総責任者)/J.J.エイブラムス(『フォースの覚醒』『スカイウォーカーの夜明け』ではバッド・ロボット・プロダクションズ/Bad Robot Productions も製作参加)
- 製作スタジオ・配給
- ルーカスフィルム(Lucasfilm Ltd.)製作/ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ(Walt Disney Studios Motion Pictures)配給。シークエル三部作はディズニーによるルーカスフィルム買収(2012年10月)後の最初の本編三部作
- 撮影スタジオ
- 主にイギリスのパインウッド・スタジオ(Pinewood Studios/ロンドン近郊バッキンガムシャー)で撮影。『フォースの覚醒』2014年撮影/『最後のジェダイ』2016年撮影/『スカイウォーカーの夜明け』2018年撮影と、シリーズの歴代撮影拠点を継承した制作体制
- テーマ的役割
- シークエル三部作のファースト・オーダー敵側で『軍指揮系統』を象徴する人物。原作映画三部作のグランド・モフ・ターキン(Grand Moff Tarkin/演ピーター・カッシング)を継承する役回りとして配置され、扇動演説には20世紀の全体主義的集会の意匠が引用される
- シリーズ全体位置付け
- シークエル三部作(『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』)全3作に登場する数少ない主要敵キャラクターの一人。カイロ・レン/ベン・ソロ(演アダム・ドライバー)と並び、三部作を通して継続的に描かれるファースト・オーダー側の中心人物
来歴(時系列)
ファースト・オーダー将軍として登場:34 ABY(『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開)
ジェネラル・ハクスは、J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(The Force Awakens)』2015年12月18日米国公開でファースト・オーダー(First Order)の若き将軍として初登場する。銀河帝国崩壊後にウンノウン・リージョンズへ逃れた帝国残党が再編した新興軍事勢力ファースト・オーダーで、若くして将軍の地位に就いた人物として描かれる。本作ではファースト・オーダー最終兵器スターキラー基地(Starkiller Base/惑星を丸ごと改造した超兵器)の建設責任者・指揮官として登場し、惑星全体を兵器化したエネルギーを発射し、新共和国議事星ホズニアン・プライム(Hosnian Prime)系を含む共和国中枢惑星群を一斉破壊する場面で、隊列の前で軍事的扇動演説を行う。
カイロ・レンとの確執:34 ABY(『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開)
リアン・ジョンソン監督『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(The Last Jedi)』2017年12月15日米国公開で、ハクスはファースト・オーダー旗艦スプリマシー(Supremacy)/ダレッドノート級スタードレッドノート『フルミナトリックス(Fulminatrix)』指揮官として登場する。冒頭、ポー・ダメロン(Poe Dameron/演オスカー・アイザック)の通信攪乱コメディに翻弄され、スターウォーズ・サーガでもユーモア要素を担うシーンの中心人物となる。本作後半でスノーク(Snoke/演アンディ・サーキス)暗殺後にカイロ・レンが最高指導者の座を奪うクライマックスで、意識を取り戻したハクスが反逆を考える視線をカメラに向ける場面が描かれ、続編への伏線として配置される。
レジスタンスへの内通スパイ:35 ABY(『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開)
J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(The Rise of Skywalker)』2019年12月20日米国公開で、ハクスはレジスタンス側への内通スパイ役として再定義される。レイ(Rey/演デイジー・リドリー)/フィン(Finn/演ジョン・ボイエガ)/ポー・ダメロンら主人公チームを意図的に脱出させる場面で正体を明かし、自身の動機を『カイロ・レンに負ければよい』という個人的怨恨に集約させる。直後にカイロ・レン陣営のアレジン将軍(General Pryde/演リチャード・E・グラント)に内通の証拠を察知され、銃殺される結末を迎える。シークエル三部作におけるハクスの物語が完結する。
派生小説・コミックの補完(2015〜2017年カノン期)
ジェネラル・ハクスの本名アーミテージ・ハクス(Armitage Hux)と父ブレンドル・ハクスの帝国軍将校としての経歴は、チャック・ウェンディグ(Chuck Wendig)著『Star Wars: Aftermath: Empire's End』2017年2月Del Rey刊などのカノン小説で初めて公式に補完された。さらにディライラ・S・ドーソン(Delilah S. Dawson)著『Star Wars: Phasma』2017年9月Del Rey刊では、キャプテン・ファズマの過去とともに若きアーミテージ・ハクスがファースト・オーダー内部で台頭していく過程が描かれ、シークエル三部作映画本編が省略したファースト・オーダーの結成過程を補強する役割を担う。
撮影・制作タイムライン:2014〜2018年(パインウッド・スタジオ)
ハクスを演じるドーナル・グリーソンの撮影は、主にイギリスのパインウッド・スタジオ(Pinewood Studios/ロンドン近郊バッキンガムシャー)で行われた。『フォースの覚醒』は2014年5月から11月まで、『最後のジェダイ』は2016年2月から7月まで、『スカイウォーカーの夜明け』は2018年8月から2019年2月まで撮影が行われ、シリーズの歴代撮影拠点を継承する制作体制が組まれた。本シリーズと並行してグリーソンはレニー・アブラハムソン監督『ルーム/Room』2015年・アレックス・ガーランド監督『エクス・マキナ/Ex Machina』2014年・アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『レヴェナント/The Revenant』2015年に出演し、本シリーズ期間中に英語圏映画の中堅俳優として急速に台頭する。
公開後評価とキャラクター総括(2019年以降)
シークエル三部作完結後、ハクスというキャラクターは『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開で歴史の反復としての悪を象徴する扇動演説者として登場し、『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開でコメディ・リリーフへと振り切られ、『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開でレジスタンス内通スパイとして中盤で退場するという、シークエル三部作の各監督の作家性の違いを最も鮮明に体現したキャラクターとして評価される。演者ドーナル・グリーソンは公開後インタビューで、初登場時のスターキラー基地演説シーンを『キャリアで最も印象的な撮影日のひとつ』と語っている。
能力・装備
- 戦略指揮と扇動演説:『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開のスターキラー基地発射シーンでは隊列の前で軍事的扇動演説を行い、ファースト・オーダー軍の士気を煽る指揮官としての能力を発揮する。直接戦闘より戦略指揮を担うキャラクター造形がシークエル三部作を通じて一貫している。
- 兵器プロジェクト統括:ファースト・オーダー最終兵器スターキラー基地(Starkiller Base/惑星を丸ごと改造した超兵器)の建設責任者・指揮官として、第33 ABYの新共和国議事星ホズニアン・プライム系の一斉破壊作戦を統括する。後の『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開ではダレッドノート級スタードレッドノート『フルミナトリックス』を旗艦化する戦闘指揮も担う。
- 内通と政治的駆け引き:『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開ではレジスタンス側への内通スパイ役として、カイロ・レンへの個人的怨恨を動機にレイ/フィン/ポー・ダメロン主人公チームを意図的に脱出させる二重スパイ行為を実行する。
- 観察者代理視点:シークエル三部作を通じてハクスは『軍指揮系統の若き将軍』として最高指導者スノーク(演アンディ・サーキス)/カイロ・レン/アレジン将軍と立場が入れ替わる中、各監督の作風変化を直接受け止める役回りを担う。観客にとっては敵勢力内部の権力構造の変化を可視化する観察者代理視点としても機能する。
- 歴史の反復としての悪の体現:『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開のスターキラー基地発射シーンでの扇動演説は、20世紀の全体主義的集会の意匠を引用したと評され、シリーズの『歴史の反復としての悪』というモチーフの中心を担う表現として機能する。グランド・モフ・ターキン(演ピーター・カッシング)以来のスター・ウォーズ敵側軍指揮官の系譜を新世代に継承するキャラクター造形。
関係相関
- カイロ・レン/ベン・ソロ(Kylo Ren/Ben Solo/演アダム・ドライバー)
- ファースト・オーダー内部での最大の政敵。シークエル三部作を通じて軍指揮系統(ハクス)と暗黒面騎士系統(カイロ・レン)の路線対立として描かれる関係。『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開でスノーク暗殺後にカイロ・レンが最高指導者の座を奪うシーンで決定的に立場が逆転し、『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開でハクスがレジスタンス内通の動機を『カイロに負ければよい』と語る場面が二人の関係性を象徴する。
- スノーク/最高指導者スノーク(Supreme Leader Snoke/演アンディ・サーキス)
- ファースト・オーダーの最高指導者でハクスの直接の上官。『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開でホログラム越しに指揮系統の頂点として描かれ、『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開でカイロ・レンに暗殺されるまでハクスの指揮系統上の頂点に位置する。
- アレジン将軍(General Pryde/演リチャード・E・グラント)
- 『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開で新たに登場したファースト・オーダーの軍上層部の将校。ハクスのレジスタンス内通を察知し、終盤で銃殺する形でシークエル三部作のハクスの物語に終止符を打つ人物。
- キャプテン・ファズマ(Captain Phasma/演グウェンドリン・クリスティー)
- ファースト・オーダーのストーム・トルーパー部隊指揮官。ハクスと同じ軍指揮系統に属する直属の下位指揮官として『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開・『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開で共演する。
- ポー・ダメロン(Poe Dameron/演オスカー・アイザック)
- 『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開の冒頭で、ファースト・オーダー旗艦スプリマシーに通信を入れるポー・ダメロンに翻弄されるシーンで対峙するレジスタンスのエース・パイロット。シリーズでもユーモア要素を象徴する場面の主役を共に演じる関係。
- ブレンドル・ハクス(Brendol Hux/父)
- 銀河帝国軍の将校・士官学校アーケニス・アカデミー(Arkanis Academy)の指揮官として描かれてきた経歴を持つ人物。ジェネラル・ハクスは彼の私生児として銀河帝国崩壊期に生まれた本名アーミテージ・ハクス(Armitage Hux)であり、補完小説でもこの父子関係が物語の前提として複数回参照されている。
- ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson/演者本人)
- ジェネラル・ハクスを演じる俳優本人。1983年5月12日アイルランド・ダブリン出身。父はアイルランドの俳優ブレンダン・グリーソン(Brendan Gleeson)。本シリーズと並行してアレックス・ガーランド監督『エクス・マキナ/Ex Machina』2014年米国公開、レニー・アブラハムソン監督『ルーム/Room』2015年10月16日米国公開、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『レヴェナント/The Revenant』2015年12月25日米国公開に出演し、シリーズ撮影期間中に英語圏映画の中堅俳優として急速に台頭した経歴を持つ。
- J.J.エイブラムス(J. J. Abrams/監督)
- 『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開・『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開の二作を監督したシークエル三部作の主任監督。ハクスのキャラクター造形の起点(扇動演説者としての導入)と終点(レジスタンス内通スパイとして中盤退場)を設計した人物。バッド・ロボット・プロダクションズ(Bad Robot Productions)の創設者でもある。
- リアン・ジョンソン(Rian Johnson/監督)
- 『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開を監督したシークエル三部作の中盤担当監督。ハクスをコミック・リリーフへと振り切る解釈を提示した人物で、本作冒頭のポー・ダメロンによる通信攪乱コメディ・シーンを意図的に挿入したと後年のドキュメンタリーで語っている。代表作『LOOPER/ルーパー』2012年、『ナイブズ・アウト/Knives Out』2019年など。
- ジョン・ウィリアムズ(John Williams/音楽)
- 1932年2月8日米国ニューヨーク州生まれ。オリジナル三部作『新たなる希望』1977年5月25日米国公開以来スター・ウォーズ実写映画本編全9作の劇伴を担当する作曲家。ハクスが登場するシークエル三部作全3作の劇伴も担当しており、スターキラー基地発射シーンや最後のジェダイのファースト・オーダー進軍シーンの音楽も同氏作曲。
- キャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy/製作総指揮・ルーカスフィルム社長)
- 2012年ジョージ・ルーカスからのルーカスフィルム売却後のディズニー時代スター・ウォーズ全作品の総責任者。シークエル三部作全3作で製作総指揮を担当しており、ハクスを含む新キャラクター群のキャスティング・脚本承認プロセスを統括した人物。
登場作品(俳優クレジット)
フォースの覚醒
2015/J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(The Force Awakens)』2015年12月18日米国公開で初登場するファースト・オーダーの若き将軍。スターキラー基地建設責任者・指揮官として、第33 ABYに新共和国議事星ホズニアン・プライム系を含む共和国中枢惑星群を一斉破壊する作戦を統括し、隊列の前で軍事的扇動演説を行う
最後のジェダイ
2017/リアン・ジョンソン監督『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(The Last Jedi)』2017年12月15日米国公開でファースト・オーダー旗艦スプリマシー(Supremacy)/ダレッドノート級スタードレッドノート『フルミナトリックス(Fulminatrix)』指揮官として登場。冒頭ポー・ダメロンの通信攪乱コメディに翻弄されシリーズのユーモア要素を担う場面の中心人物となる。スノーク暗殺後の最高指導者交代劇でカイロ・レンへの反逆心を抱く伏線が示される
スカイウォーカーの夜明け
2019/J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(The Rise of Skywalker)』2019年12月20日米国公開で、ハクスはレジスタンス側への内通スパイ役として再定義され、レイ/フィン/ポー・ダメロンら主人公チームを意図的に脱出させる場面で正体を明かす。直後にアレジン将軍(演リチャード・E・グラント)に内通の証拠を察知され銃殺される結末を迎える
名場面・名台詞
- J.J.エイブラムス監督『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開:スターキラー基地(Starkiller Base)発射シーンで、隊列の前で軍事的扇動演説を行い、惑星を丸ごと改造した超兵器の発射を承認するハクスの登場シーン。新共和国議事星ホズニアン・プライム系を含む共和国中枢惑星群を一斉破壊する場面の指揮を担う。
- リアン・ジョンソン監督『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開冒頭:ファースト・オーダー旗艦スプリマシー(Supremacy)/ダレッドノート級『フルミナトリックス(Fulminatrix)』への通信回線にレジスタンスのポー・ダメロン(Poe Dameron/演オスカー・アイザック)が割り込み『え、聞こえてる?/こちらレジスタンスのポー・ダメロン、私の言葉が聞こえますか』と通信攪乱コメディを仕掛けるシーン。シリーズでもユーモア要素を象徴する場面。
- 『最後のジェダイ』後半:スプリマシー艦上の謁見の間でスノークが死亡し、カイロ・レンが最高指導者の座を奪うクライマックスで、意識を取り戻したハクスがカイロを撃つかどうか逡巡しつつ反逆を考える視線をカメラに向ける場面。続編への伏線として印象的。
- J.J.エイブラムス監督『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開中盤:基地のステルス区画で正体を明かし、フィン(Finn/演ジョン・ボイエガ)/ポー・ダメロン/チューバッカら主人公チームに『I'm the spy.(私がスパイだ)』と告白するシーン。動機を『カイロ・レンに負ければよい/I don't care if you win, I need Kylo Ren to lose.』と語る場面はシークエル三部作のハクス・キャラクターの最終解像度を提示する瞬間。
- 『スカイウォーカーの夜明け』後半:内通の証拠を察知したアレジン将軍(General Pryde/演リチャード・E・グラント)にブラスター銃で銃殺されるハクスの最期シーン。シークエル三部作のハクスの物語に終止符を打つ場面。
- 『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開のホログラム会議シーン:最高指導者スノーク(Supreme Leader Snoke/演アンディ・サーキス)の巨大ホログラムを前にハクスとカイロ・レンが並んで指示を仰ぐ場面。ファースト・オーダーの三位一体的指揮系統(最高指導者・暗黒面騎士・軍将軍)の構造をシリーズ全体に提示する象徴的な場面。
- 『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開クライマックス:カイロ・レンが最高指導者の座を継承する宣言を受け、ハクスが片膝をついて忠誠を誓う場面。前作までの対等な権力関係から決定的な序列の逆転が確定する瞬間で、続編へのハクス・キャラクター展開の前提が固まる場面。
- 『最後のジェダイ』クレイト(Crait)の戦い:塩湖の白い大地と赤い大地が露出する惑星クレイトでファースト・オーダー軍を率いるハクスが、レジスタンス前線基地への正面攻撃を指揮する場面。指揮系統の頂点に立ったカイロ・レンの命令でレジスタンス基地への一斉砲撃を実行する軍指揮官としての役割が描かれる。
- 『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開序盤:レジスタンス側の機密情報のリーク元を探るファースト・オーダー内部会議のシーン。ハクスがアレジン将軍とレジスタンスからの情報源を巡って探り合う場面で、後半のスパイ告白シーンへの伏線として機能する。
考察
- ジェネラル・ハクスは、シークエル三部作のファースト・オーダー敵側の中で『軍指揮系統(ハクス)』と『暗黒面騎士系統(カイロ・レン)』の路線対立を象徴する人物として配置されている。原作映画三部作のグランド・モフ・ターキン(Grand Moff Tarkin/演ピーター・カッシング)とダース・ベイダーの関係性を、新たな世代に転写する役回りとして読むことができる存在。J.J.エイブラムス監督『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開のスターキラー基地発射シーンの扇動演説は、ナチス・ドイツ的な集団演説の意匠を引用したと評され、シリーズの『歴史の反復としての悪』というモチーフの中心を担う。
- 演者ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson)は、本作キャスティング以前にレニー・アブラハムソン監督『ルーム/Room』2015年10月16日米国公開でジャック・ニューサム役、アレックス・ガーランド監督『エクス・マキナ/Ex Machina』2014年公開でケイレブ役、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『レヴェナント/The Revenant』2015年12月25日米国公開でアンドリュー・ヘンリー隊長役を演じるなど、2014〜2015年に英語圏映画の中堅俳優として急速に台頭した経歴を持つ。父はアイルランドの俳優ブレンダン・グリーソン(Brendan Gleeson)で、ハリー・ポッター映画シリーズ2005〜2010年でマッド・アイ・ムーディ役を演じた俳優家系の出身。
- リアン・ジョンソン監督『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開でハクスをコミック・リリーフに振り切ったキャラクター解釈は、シークエル三部作の作家性の違いを象徴する場面として議論の対象となった。本作冒頭のポー・ダメロンによる通信攪乱コメディは、シリーズで最も明確なコメディ・シーンのひとつとして記憶されている。
- J.J.エイブラムス監督『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開でハクスをレジスタンス内通スパイ役として再定義した点は、続編が前作の作家性をどの程度継承するかという問いを観客に提示するキャラクター・アークとして機能した。動機を『カイロ・レンに負ければよい』に集約させる脚本上の選択は、軍指揮系統と暗黒面騎士系統の路線対立を最終的に勝者敗者の二項対立に閉じる帰結として理解できる。
トリビア
- ジェネラル・ハクスの本名はアーミテージ・ハクス(Armitage Hux)。シークエル三部作の劇中では本名が一度も呼ばれず、補完小説『スター・ウォーズ/フェイズ・オブ・ザ・ファースト・オーダー(Star Wars: Phasma)』2017年9月Del Rey刊などのカノン小説で公式に定着した。
- 父ブレンドル・ハクス(Brendol Hux)は銀河帝国軍の若き士官学校アーケニス・アカデミー(Arkanis Academy)の指揮官として描かれてきた人物で、補完小説『Aftermath: Empire's End』2017年2月Del Rey刊などで描かれる銀河帝国残党のウンノウン・リージョンズ移動を主導した人物のひとり。アーミテージはこのブレンドルの私生児として描かれる。
- 演者ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson)は1983年5月12日アイルランド・ダブリン出身で、父はアイルランドを代表する俳優ブレンダン・グリーソン(Brendan Gleeson)。ハリー・ポッター映画シリーズ第7部『死の秘宝 PART1』2010年11月19日米国公開/PART2 2011年7月15日米国公開ではビル・ウィーズリー(Bill Weasley)役を演じ、本シリーズ参加と同時期の映画界における中堅俳優として活躍した経歴を持つ。
- リアン・ジョンソン監督『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開冒頭のポー・ダメロンによる通信攪乱コメディは、ハクスのキャラクター解釈をシリーズ最大のコミック・リリーフへ振り切った場面として議論を呼んだ。後年のドキュメンタリー『The Director and the Jedi』2018年Disney+配信でリアン・ジョンソン本人がこのシーンを意図的に挿入したと語っている。
- J.J.エイブラムス監督『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開でハクスを早期退場(中盤での銃殺)として処理した脚本上の選択は、本作の脚本クリス・テリオとJ.J.エイブラムスの間で行われた急ピッチの執筆体制(2018年のコリン・トレヴォロウ降板を経た書き直し)の影響として、本作の公開後に複数の関係者により語られた。
- ハクスを銃殺するアレジン将軍を演じたリチャード・E・グラント(Richard E. Grant)はスワジランド(現エスワティニ)出身の英国俳優。1987年公開のブルース・ロビンソン監督『ウィズネイルと僕/Withnail and I』のウィズネイル役で知られるベテラン俳優で、本シリーズ参加と同時期にマリエル・ヘラー監督『ある女流作家の罪と罰/Can You Ever Forgive Me?』2018年米国公開でアカデミー助演男優賞ノミネートを獲得した。
- 本シリーズの主要撮影はイギリスのパインウッド・スタジオ(Pinewood Studios/ロンドン近郊バッキンガムシャー)で行われた。同スタジオはスター・ウォーズ・サーガでは『フォースの覚醒』2014年・『最後のジェダイ』2016年・『スカイウォーカーの夜明け』2018年の三作いずれも主要撮影拠点として利用され、ハクスを演じるグリーソンの撮影現場として継続使用された。
- ハクスの本名アーミテージ(Armitage)と父ブレンドル・ハクスの背景は、チャック・ウェンディグ(Chuck Wendig)著『Star Wars: Aftermath: Empire's End』2017年2月Del Rey刊で初めて公式に補完された。さらにディライラ・S・ドーソン(Delilah S. Dawson)著『Star Wars: Phasma』2017年9月Del Rey刊では、若きアーミテージ・ハクスがファースト・オーダー内部で台頭していく過程が描かれており、映画本編が省略したファースト・オーダー結成期を補強するカノン素材として位置付けられる。
より詳しいFAQ
ジェネラル・ハクス(General Armitage Hux)はどの作品に登場しますか?
J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(The Force Awakens)』2015年12月18日米国公開で初登場し、リアン・ジョンソン監督『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(The Last Jedi)』2017年12月15日米国公開、J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(The Rise of Skywalker)』2019年12月20日米国公開のシークエル三部作全3作に登場します。
ハクスの演者は誰ですか?
アイルランド・ダブリン出身の俳優ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson/1983年5月12日生まれ)が演じています。父はアイルランドを代表する俳優ブレンダン・グリーソン(Brendan Gleeson)。レニー・アブラハムソン監督『ルーム/Room』2015年10月16日米国公開でジャック・ニューサム役、アレックス・ガーランド監督『エクス・マキナ/Ex Machina』2014年米国公開でケイレブ役、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『レヴェナント/The Revenant』2015年12月25日米国公開でアンドリュー・ヘンリー隊長役を演じた経歴を持ちます。
ハクスの本名は?
本名はアーミテージ・ハクス(Armitage Hux)です。父ブレンドル・ハクス(Brendol Hux/銀河帝国軍の将校・士官学校アーケニス・アカデミー/Arkanis Academyの指揮官)の私生児として銀河帝国崩壊期に生まれた人物として描かれます。劇中では本名が一度も呼ばれず、補完小説『スター・ウォーズ/フェイズ・オブ・ザ・ファースト・オーダー(Star Wars: Phasma)』2017年9月Del Rey刊などのカノン小説で本名アーミテージが公式に定着しました。
スターキラー基地(Starkiller Base)とは?
ファースト・オーダー最終兵器で、惑星を丸ごと改造した超兵器です。ジェネラル・ハクスが建設責任者・指揮官として『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開で隊列の前で軍事的扇動演説を行い、第33 ABYに新共和国議事星ホズニアン・プライム(Hosnian Prime)系を含む共和国中枢惑星群を一斉破壊する場面の中心兵器です。
ハクスとカイロ・レンの関係は?
ファースト・オーダー内部での最大の政敵関係です。シークエル三部作を通じて軍指揮系統(ハクス)と暗黒面騎士系統(カイロ・レン/演アダム・ドライバー)の路線対立として描かれます。『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開のスノーク暗殺後の最高指導者交代劇で立場が決定的に逆転し、『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開でハクスがレジスタンス内通の動機を『カイロ・レンに負ければよい』と語る場面が二人の関係性を象徴します。
ハクスは最終的にどうなりますか?
J.J.エイブラムス監督『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(The Rise of Skywalker)』2019年12月20日米国公開で、レジスタンス側への内通スパイ役として再定義されたハクスは、レイ/フィン/ポー・ダメロンら主人公チームを意図的に脱出させる場面で正体を明かしますが、直後にカイロ・レン陣営のアレジン将軍(General Pryde/演リチャード・E・グラント)に内通の証拠を察知され銃殺される結末を迎えます。
シークエル三部作の監督と音楽担当は誰ですか?
監督はJ.J.エイブラムス(『フォースの覚醒』2015年12月18日米国公開/『スカイウォーカーの夜明け』2019年12月20日米国公開)とリアン・ジョンソン(『最後のジェダイ』2017年12月15日米国公開)の交互体制。音楽はオリジナル三部作『新たなる希望』1977年以来スター・ウォーズ実写映画本編全9作を担当するジョン・ウィリアムズ(John Williams/1932年2月8日米国ニューヨーク州生まれ)が全3作を担当しています。製作総指揮はルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy)が務めました。
ハクスの登場作品はどこで観られますか?
シークエル三部作はディズニーの動画配信サービス Disney+(日本では2020年6月11日サービス開始)で見放題配信されています。『フォースの覚醒』2015年・『最後のジェダイ』2017年・『スカイウォーカーの夜明け』2019年のいずれもDisney+で配信されており、本サイトの『スター・ウォーズを公開順に見る』『シークエル三部作』ガイドからまとめて視聴順を確認できます。
出典
ジェネラル・ハクスはどの作品から見る?
エピソード7 / フォースの覚醒が最初の登場作品です。
ジェネラル・ハクスの関連人物は?
カイロ・レン、スノーク、ファズマ、ポー・ダメロン。
ジェネラル・ハクスと一緒に覚える用語は?
ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。