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音楽索引
主題歌・劇伴・クラシック・サウンドトラック・コンサートを作品と使用場面から探す
エヴァンゲリオンの音楽は、「残酷な天使のテーゼ」のように作品の入口となる主題歌、使徒戦や日常場面を支える鷺巣詩郎の劇伴、クラシックの引用、人物が劇中で歌う曲、映画ごとのテーマソング、再録・別編曲、コンサートへ広がっています。本索引は、曲名だけを並べるのではなく、どの作品のどの場面で働いた音楽か、劇中版と商品収録版がどう違うか、同じ旋律がどのように変奏されたかから探すための案内です。
ネタバレ:TV版全26話、旧劇場版、新劇場版4部作の使用場面と結末に関わる楽曲へ触れます。曲名だけ確認したい場合は各節の一覧を先にご覧ください。






映像と音楽を一緒に読む
エヴァンゲリオンでは、音楽が場面の感情を説明するだけでなく、映像と逆方向の温度を持つことがあります。張り詰めた使徒迎撃に反復的なリズムを重ね、日常の会話へ軽い音楽を置き、破局的な映像に穏やかな歌を流すことで、観客は画面の出来事を単一の感情へ整理できなくなります。長い無音や環境音も含め、どこで鳴り、どこで止まるかが演出です。
鷺巣詩郎の劇伴は、TV版で作られた旋律が旧劇場版、新劇場版、関連企画で形を変えて再登場します。同じ主題が使われても、録音、編成、速度、音色、編集、場面が違えば役割は同じではありません。曲名が似ている音源を一つにまとめるのではなく、原型、別テイク、劇中編集、再録、派生曲の関係を追うことで、シリーズが過去の記憶をどう呼び戻したかが見えてきます。
- オープニング・エンディング・映画テーマソングと、台詞の背後で流れる劇伴を分ける。
- 映画で実際に使われた編集版と、アルバムに収録されたフルサイズ音源を同一視しない。
- 既存クラシック曲は作曲者・作品名・使用場面を示し、エヴァのための新曲として扱わない。
TV版の主題歌とエンディング
TV版のオープニングテーマは、高橋洋子が歌う「残酷な天使のテーゼ」です。キングレコードの公式商品情報は同曲をTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』主題歌として明記しています。短い映像の中で人物、機体、文字、象徴的な図像を高速に提示するオープニングと結びつき、作品を未視聴の人にも独立した楽曲として知られる一方、歌詞の印象と物語の具体的な出来事を一対一で対応させる必要はありません。
エンディングには「FLY ME TO THE MOON」が用いられ、回によって歌唱、編曲、音源が変化します。毎回同じ映像と同じ録音を反復する一般的なエンディングとは異なり、月、人物のシルエット、歌声の差が各話の余韻を変えます。配信や映像商品の版によって収録・使用状況を確認する必要があるため、曲の記事では原曲の情報、エヴァでの各バージョン、歌唱者、使用話を分けます。
| 残酷な天使のテーゼ | TV版オープニングテーマ。高橋洋子の代表曲として再録・別編曲・記念盤へ展開する。 |
|---|---|
| FLY ME TO THE MOON | TV版エンディングに複数の歌唱・編曲で使用。単一音源だけを全話共通版としない。 |
| 次回予告 | 短い旋律がミサトの予告ナレーションと結びつき、シリーズを象徴する音の一つになった。 |
| MISATO・ASUKA・Reiなど人物主題 | 人物の日常や感情を支える劇伴。曲名と使用場面を人物記事から相互にたどる。 |
鷺巣詩郎の劇伴が作る作品の速度
使徒戦で強く記憶される「DECISIVE BATTLE」は、切迫したリズムと管楽器・弦の動きによって、指揮所の判断、都市設備の稼働、機体の出撃を一つの時間へ束ねます。戦闘開始の合図として何度も使われるため、曲が鳴るだけで作戦の手順と危機が呼び戻されます。新劇場版や別作品で同系統の音楽が再編されるときは、懐かしさだけでなく、旧作と似た局面に立ったという映像上の標識になります。
一方、「Rei I」「Hedgehog's Dilemma」「MISATO」「ASUKA STRIKES!」のような曲は、戦闘以外の人物像と生活の温度を形づくります。静かな旋律、軽快なリズム、距離のある音色は、台詞で性格を説明するより先に人物の居場所を感じさせます。日常曲が後半で減る、別の場面へ置かれる、同じ曲が違って聞こえるという変化は、暮らしが壊れていく過程を音で示します。
サウンドトラックの商品曲順は、映像の使用順と一致するとは限りません。アルバムは聴取作品として編成され、未使用・別テイク・ボーナストラックを含む場合があります。曲の記事では、CDの収録番号だけでなく、劇中で確認できる場面、使用尺、編集、他バージョンとの関係を記録します。
旧劇場版の歌とクラシック
『シト新生』の主題歌「魂のルフラン」は高橋洋子が歌い、TV版主題歌と並ぶ旧シリーズの代表曲です。キングレコードの公式シングルは「残酷な天使のテーゼ」をTV版主題歌、「魂のルフラン」を『シト新生』主題歌として整理しています。後年の再録やライブでは同じ歌手が歌っても音源が異なるため、原曲と各年版を発売情報で区別します。
『Air/まごころを、君に』では、「THANATOS -IF I CAN'T BE YOURS-」「Komm, süsser Tod/甘き死よ、来たれ」などの歌が、人物の破局と補完の進行に重なります。映像の激しさと歌の滑らかさが一致しないため、曲は場面を慰めるのではなく、現実から離れたい願望と戻れない出来事の落差を強めます。結末の曲を単独で聞く場合と、映像の時間に沿って聞く場合で受ける意味が変わる代表例です。
バッハの無伴奏チェロ組曲、管弦楽組曲、カンタータなど既存クラシックも重要です。DEATH編では弦楽器の調弦と演奏が再構成の枠になり、旧劇場版終盤では宗教曲としての来歴と作品内の儀式的な映像が重なります。ただし、題名や宗教的背景だけから設定の答えを逆算せず、実際の使用箇所と編集上の役割を先に確認します。
新劇場版で再録・拡張された音楽
新劇場版はTV版の旋律を引き継ぎながら、新たな録音と大規模な編成で音響世界を作り直しました。キングレコードの『Music from EVANGELION:1.0』は、『:序』のBGMを鷺巣詩郎が担当し、ロンドンで新録したフルサイズ音源を収める作品として紹介されています。映像で聞こえる短い編集とアルバムの完全形を行き来すると、場面のためにどこが切られ、何が強調されたかを比較できます。
『:破』では旧作の記憶を持つ旋律と、新人物・新機体・新展開の音が交差します。人物が劇中で歌う「今日の日はさようなら」「翼をください」は、学校で知られる歌の記憶を持ちながら、使われる場面によって親密さと残酷さを同時に帯びます。既存曲の採用は歌詞が設定を説明するためではなく、観客が知る歌と画面で起きる出来事の距離を使う演出です。
『:Q』の音楽は、14年後の世界の断絶、WILLEの艦隊運用、カヲルとシンジの静かな時間を幅の大きい編成で分けます。公式アルバムはロンドンでオーケストラ録音され、ボーナストラックを含む34曲を収録します。旧作の曲名規則を思わせる番号があっても、映像、録音、場面の違いを無視して旧音源の単純再使用としません。
『シン・エヴァ』の『Music from SHIN EVANGELION』は3枚組で、劇中使用楽曲など54曲を収めます。パリの戦闘、第3村の日常、艦隊戦、ゲンドウとの対話、終幕では必要な音の密度が異なり、既存旋律、歌、静けさがシリーズ全体の記憶を整理します。最終作の音楽記事は一曲ごとの場面に加え、過去作の旋律をどの時点で呼び戻したかを示します。
宇多田ヒカルによる新劇場版テーマソング
新劇場版では宇多田ヒカルの楽曲が映画の終幕と強く結びつきます。「Beautiful World」は『:序』と『:破』に関わり、別アレンジを含めて同じ曲が異なる物語段階へ置かれます。「桜流し」は『:Q』の後に残る喪失と静けさを引き受け、「One Last Kiss」は『シン・エヴァ』の終幕からシリーズを送り出す役割を担います。
映画テーマソングは、エンドクレジットで流れるから本編と無関係なのではありません。物語が言葉を止めた後に観客が感情を整理する時間を作り、次作まで残る最後の声になります。一方で、歌詞の一人称を特定人物の公式な独白として固定すると、曲が持つ広がりを狭めます。記事では制作・発売情報、映画での使用位置、バージョン差を確定事項として示し、人物との対応は解釈として分けます。
| Beautiful World | 『:序』のテーマソング。『:破』では別アレンジを含め、物語段階の違いを伴って再登場する。 |
|---|---|
| 桜流し | 『:Q』のテーマソング。映画本編後の喪失と余韻を受け持つ。 |
| One Last Kiss | 『シン・エヴァ』のテーマソング。4部作の完結と観客が現実へ戻る時間に重なる。 |
サウンドトラック商品を見分ける
エヴァの音楽商品には、映画で使われた編集に近いオリジナルサウンドトラック、フルサイズや別テイクを収める『Shiro SAGISU Music from』、複数作品をまとめるBOX、特定の旋律・企画を集める編集盤があります。似たジャケットや曲名でも収録音源が同じとは限らず、商品名、品番、発売日、曲名末尾のバージョン表記を確認する必要があります。
25周年サウンドトラックBOXは、TV版の主要アルバムに加えてDEATH編とTHE END OF EVANGELIONの音楽を含み、旧シリーズを横断できます。これは全エヴァ音源の完全全集という意味ではなく、対象と収録方針を持つ商品です。新劇場版の各サウンドトラック、歌手別シングル、ゲーム・遊技機関連曲、ライブ音源は別に存在します。
配信版、ハイレゾ版、リマスター、アナログ盤では、音源仕様や収録曲が変わる場合があります。『同じ曲が聞ける』ことと『同じマスター・同じミックスである』ことを分け、購入・再生環境に依存する現行情報には確認日を付けます。廃盤商品も作品史として残し、現在の入手手段だけで記事の有無を決めません。
コンサートとライブで再構成される音楽
エヴァンゲリオン交響楽、ウインドシンフォニー、歌手のライブ、映像と生演奏を合わせる公演など、音楽は上映作品の外でも再構成されてきました。公式『BACK TO NEON GENESIS』は、TV版のオリジナル劇伴録音参加者を中心とするThe Studio Legends Orchestra、指揮・鷺巣詩郎、ゲスト歌手を掲げ、編集映像と生演奏を組み合わせるライブシネマティックコンサートです。
コンサート記事では、演目名だけでなく、編成、指揮、歌手、会場、開催日、映像の有無、編曲を記録します。同じ「DECISIVE BATTLE」を演奏しても、スタジオ音源、吹奏楽、フルオーケストラ、ライブバンドでは音の重心が変わります。公演の体験をCD音源の再生と同一視せず、その場でどの作品映像・演奏者と結ばれたかを扱います。
目的別に曲を探す
| 主題歌を知りたい | TV版、旧劇場版、新劇場版の作品記事から、オープニング・エンディング・映画テーマソングへ進む。 |
|---|---|
| 戦闘BGMを探したい | 使徒戦・作戦記事から使用曲へ進み、DECISIVE BATTLE系、EM番号、劇中編集を確認する。 |
| 人物の曲を探したい | 人物記事から主題的な劇伴、キャラクター歌唱、関連シングルへ進む。 |
| CDを選びたい | 旧シリーズBOX、新劇場版OST、Music from、シングル、編集盤を収録範囲と音源形式で比較する。 |
| クラシック曲を知りたい | 作曲者、原題、作品番号、使用場面、演奏・編曲を確認する。 |
| 生演奏を調べたい | コンサート名、開催年、会場、指揮・出演、演目、映像使用から探す。 |
個別曲記事では、作曲、作詞、編曲、歌唱、初出、使用作品・場面、収録商品、バージョン、関連曲を基本項目にします。歌詞を長く転載するのではなく、作品内で曲が鳴る前後の出来事と、音楽が画面へ加える意味を解説します。作品記事、エピソード記事、人物記事、アルバム記事から相互に移動できるようにします。
よくある疑問
エヴァンゲリオンの音楽はすべて鷺巣詩郎ですか
劇伴の中心は鷺巣詩郎ですが、主題歌・挿入歌には別の作詞家、作曲家、編曲家、歌手が関わり、クラシックの既存曲も使われます。曲ごとのクレジットを確認します。
サウンドトラックとMusic fromは同じですか
同一ではありません。映画で使われた編集版を中心にする商品と、フルサイズや別テイクを含む商品では収録方針が異なります。正式商品名と曲目を比較してください。
同じ曲名の音源は全部同じですか
録音、ミックス、編曲、歌唱、尺が違う場合があります。年号、Version、Edit、曲番号、商品品番を手掛かりに区別します。
クラシック曲の意味は設定の答えですか
曲の宗教的・歴史的背景は演出を考える材料ですが、それだけで劇中設定を確定できません。まず使用場面と映像編集を確認し、象徴的な読みは解釈として示します。
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