索引
制作スタッフ・キャスト索引
監督・脚本・デザイン・作画・美術・CG・音響・声の出演を、作品と担当範囲から探す
エヴァンゲリオンの映像と人物は、一人の作者だけで完成したものではありません。庵野秀明の原作・脚本・監督を中心に、演出、キャラクターとメカニックの設計、作画、美術、色彩、撮影、CG、編集、音響、音楽、声の出演、制作進行、宣伝・配給まで、多数の担当が作品ごと・話数ごとに組み合わされています。本索引は、有名な名前を列挙するのではなく、誰が、どの作品の、どの工程を担当したかから個別記事と制作資料へ進む案内です。TV版の役職を新劇場版へそのまま引き継がせず、共同名義、話数限定の参加、クレジット表記の変化も記録します。
ネタバレ:制作情報が中心ですが、担当場面・演技・楽曲を説明するため、TV版・旧劇場版・新劇場版4部作の重要場面と結末に触れます。






クレジットは「作品名」と「担当範囲」をセットで読む
同じ人物がシリーズへ長く参加していても、毎作品で同じ役職とは限りません。総監督、監督、副監督、演出、作画監督、総作画監督、メカニック作画監督、特技監督は、似た語を含んでも責任範囲が異なります。劇場パンフレットや公式スタッフページの表記を正本にし、『主要スタッフだから全カットを直接描いた』のような省略を避けます。
TVシリーズでは全体クレジットに加えて各話固有の脚本、絵コンテ、演出、作画監督、原画があります。旧劇場版、再編集作品、映像ソフト用追加映像にも独自のクレジットがあります。新劇場版は映画ごとに編成が変わり、『:序』の公式ページは原作・脚本・総監督を庵野秀明、監督を摩砂雪・鶴巻和哉とし、キャラクター、メカ、絵コンテ、作画、CG、音楽まで役職別に示しています。
- 対象作品とバージョンを確定する。
- 役職名を公式表記のまま記録する。
- 全体担当か、話数・場面・パート限定かを確認する。
- 会社名義と個人名義、共同名義、協力表記を分ける。
庵野秀明と作品全体の設計
庵野秀明は『新世紀エヴァンゲリオン』の原作・監督として、シリーズの物語、画面、言葉、音の全体設計に関わります。新劇場版では公式クレジット上の原作・脚本・総監督として、旧作と共有する要素を再配置し、新しい人物・機体・結末へ進む4部作を統括しました。ただし、作品の全成果を一人の手作業へ還元せず、各工程の担当者が具体的に何を作ったかを併記します。
脚本と完成映像の間には、絵コンテ、レイアウト、演技、編集、録音を経た変化があります。庵野の個人記事では、原作、脚本、監督、総監督、企画、編集などクレジットされた役割を作品別に示し、インタビューで語った意図と画面から読み取れる表現を分けます。後年の発言だけで1995年当時の制作判断を上書きせず、発言時点も記録します。
エヴァ以外の実写・アニメーション作品との技法上の共通点は、比較として扱います。別作品の設定をエヴァ世界へ持ち込むのではなく、文字情報の挿入、都市・兵器の描写、編集のリズム、特撮的な画面設計など、確認できる表現の関係を論じます。
監督・副監督・絵コンテ・演出
摩砂雪と鶴巻和哉は、旧シリーズから新劇場版へ続く主要な監督・演出陣です。新劇場版の公式スタッフ情報では『:序』『:破』の監督として両名が記載されます。映画全体の監督名だけでなく、各パートの絵コンテ、演出、イメージボード、画面設計を追うと、会話、戦闘、静止、情報提示の異なるリズムがどの工程で作られたかが見えます。
樋口真嗣、京田知己らは『:序』の新作画コンテに名を連ねます。公式イントロダクションは、ヤシマ作戦の新作画コンテを樋口が担当したことを紹介しています。これは映画内の全絵コンテが一人によるという意味ではありません。場面単位の担当を原画集・全記録全集・エンドクレジットで照合します。
TV各話の記事では、脚本、絵コンテ、演出、作画監督を基本情報として示します。同じ脚本でも、画面の距離、沈黙の長さ、人物の視線、カットの接続は絵コンテと演出で具体化されます。担当者記事から代表話へ、話数記事から担当者へ相互リンクします。
キャラクター・メカニック・世界のデザイン
貞本義行は主要キャラクターデザインを担い、シンジ、レイ、アスカ、ミサトらの身体、服装、表情の基礎を作りました。同時に貞本は漫画版の作者でもありますが、アニメのキャラクターデザインと漫画の物語執筆は別の仕事です。デザイン画、版権イラスト、漫画本編を資料種別ごとに分けます。
山下いくとは主要メカニックデザインとしてエヴァや装備の設計に関わります。エヴァの外形は巨大ロボットの記号だけでなく、人型の筋肉感、拘束具、装甲、武器、ケーブル、輸送設備と結びつきます。機体索引では完成画面の形態を説明し、スタッフ記事ではラフ、設定、採用稿、映像化の工程を追います。
使徒、艦艇、都市、組織章、UI、衣装、小物には複数のデザイナーと設定協力者が関わります。『キャラクターデザイン』『デザインワークス』『メカニックデザイン』『設定協力』を同じ役職へ丸めず、クレジットどおりに記録します。新劇場版で追加・再設計された対象は、旧作デザインと画像を並べて差分を示します。
作画監督・原画・動画が人物と機体を動かす
総作画監督は作品やパート全体の人物・作画品質を統括し、作画監督は担当範囲の絵を整えます。メカニック作画監督、特技監督は、機体、使徒、爆発、構造物などの運動と重量を専門的に支えます。『:序』公式クレジットには総作画監督・鈴木俊二、作画監督・松原秀典、黄瀬和哉、奥田淳、もりやまゆうじ、メカニック作画監督・本田雄、特技監督・増尾昭一らが記載されています。
原画は動きの要点と芝居を描き、動画はその間をつないで時間を完成させます。原画集で一枚の線を見るときは、その絵だけが完成映像を作ったのではなく、修正、彩色、撮影、編集、音響と結ばれたことを忘れません。原画集・全記録全集の収録範囲から、担当カットと完成映像へ移動できるようにします。
TV版から新劇場版への比較では、『同じ場面が綺麗になった』だけで終わらせません。レイアウト、人物の芝居、背景との合成、エヴァの動き、破壊表現、カット尺がどのように再設計されたかを、担当と制作資料に基づいて説明します。
美術・色彩・撮影・CGが画面を統合する
美術監督と背景スタッフは、第3新東京市、NERV本部、ジオフロント、学校、室内、空、海など人物と機体が存在する空間を作ります。色彩設計は人物・機体・背景の色を場面と光に合わせ、撮影はセルやデジタル素材、背景、エフェクトを一つの画面へ統合します。各工程は完成画面で見えにくくても、作品の湿度と距離感を決めます。
新劇場版ではCGI監督とデジタル部門の役割が拡大し、都市設備、使徒、艦艇、戦闘、群衆、カメラ移動などへ3DCGとデジタル処理が使われます。『:破』公式イントロダクションは、『:序』でのデジタル映像を発展させ、既存素材の流用にこだわらず、完全新作を基礎に大量のデザインと設定、CG技術を投入したと説明します。
CGを手描きの代替とだけ捉えず、どの素材が3Dで、どこに2D修正やエフェクトが加わり、撮影でどう見せられたかを制作資料から確認します。会社・スタジオ単位の参加と個人クレジットの両方を残します。
編集・音響・効果・音楽
編集は、制作されたカットを物語の時間へ並べ、長さと接続を決定します。エヴァ特有の長い静止、急速な情報提示、台詞と無音の衝突は、撮影済み素材をどうつなぐかで成立します。劇場公開後のバージョン調整では、画・音の再調整や新作カット追加が行われるため、編集担当と対象版を確認します。
効果音は、エヴァの歩行、装甲、武器、警報、都市設備、使徒の発する音を身体的な感覚へ変えます。音響監督、録音、効果、整音などの役職を一つの『音担当』へまとめません。声、効果、音楽、環境音、無音がどの位置に置かれたかを場面記事から追います。
鷺巣詩郎はシリーズの音楽を担い、TV版から旧劇場版、新劇場版へ旋律と編成を展開しました。音楽索引では曲と使用場面を扱い、本索引では作曲・編曲・録音・演奏・歌唱・音楽制作のクレジットを扱います。宇多田ヒカル、高橋洋子、ARIANNEら歌手と、作詞・作曲・編曲者も曲ごとに分けます。
声の出演が人物の時間をつなぐ
緒方恵美の碇シンジ、林原めぐみの綾波レイ、宮村優子のアスカ、三石琴乃の葛城ミサト、山口由里子の赤木リツコ、立木文彦の碇ゲンドウ、清川元夢の冬月コウゾウ、石田彰の渚カヲルらは、旧シリーズと新劇場版の人物へ声を与えます。新劇場版では坂本真綾が真希波・マリ・イラストリアスを演じます。
声優が継続していても、演じる人物の系列と経歴は別です。演技の比較では、台本、収録時期、演出、完成した音声を根拠にし、『本人も同じ記憶を持って演じているはず』とは断定しません。キャスト記事には役名、作品、版、言語、兼役、イベント出演、楽曲歌唱を分けて記録します。
劇場版の追加版、ゲーム、ドラマCD、コラボ、海外吹替ではキャスト表が変わることがあります。映像本編の日本語キャストをシリーズ全媒体の唯一の配役一覧にせず、各商品の公式クレジットを確認します。
| 碇シンジ | 緒方恵美 |
|---|---|
| 綾波レイ | 林原めぐみ |
| 惣流/式波・アスカ・ラングレー | 宮村優子 |
| 葛城ミサト | 三石琴乃 |
| 赤木リツコ | 山口由里子 |
| 渚カヲル | 石田彰 |
| 碇ゲンドウ | 立木文彦 |
| 真希波・マリ・イラストリアス | 坂本真綾 |
制作会社・製作・配給・宣伝
TV版と旧劇場版、新劇場版では制作・製作・配給の体制が同一ではありません。個人の仕事だけでなく、GAINAX、タツノコプロ、Production I.G、スタジオカラー、協力会社など、作品と工程に応じた組織クレジットを記録します。会社がクレジットされていても、全社員が参加したという意味ではありません。
『:破』の公式クレジットは制作・製作・宣伝にカラー、共同配給にクロックワークスとカラーを掲げています。制作は映像を作る工程、製作は企画・資金・権利を含む事業主体、配給は映画を劇場へ届ける役割であり、用語を混同しません。公開・商品化・再上映では担当組織が変わるため、対象時点を示します。
漫画、音楽、ゲーム、出版物では、出版社、レコード会社、開発会社、販売元が別に加わります。シリーズ全体の制作会社一覧ではなく、各作品記事を親にして実際のクレジット関係を結びます。
担当から作品を探す
| 物語・全体演出 | 原作、脚本、監督、総監督から作品・話数へ進む。 |
|---|---|
| 人物の顔と芝居 | キャラクターデザイン、総作画監督、作画監督、原画を確認する。 |
| エヴァ・使徒・兵器 | メカニックデザイン、デザインワークス、メカ作画、特技、CGを確認する。 |
| 都市・室内・光 | 美術、背景、色彩設計、撮影、コンポジットを確認する。 |
| 台詞と演技 | キャスト、音響監督、録音、台本・アフレコ資料を確認する。 |
| 音楽と音 | 作曲、編曲、演奏、歌唱、効果、整音を確認する。 |
個別スタッフ記事では経歴の羅列より、エヴァで担当した作品・話数・工程・代表場面と、その根拠となるクレジットや制作資料を中心にします。個人の公式プロフィール、作品公式クレジット、原画集・全記録全集を照合し、担当が確認できない場面を作風だけで帰属させません。
よくある疑問
エヴァンゲリオンは庵野秀明が一人で作った作品ですか
庵野は原作・監督・脚本・総監督として中心ですが、デザイン、作画、美術、CG、編集、音、演技、制作など多数の担当者と組織が作品を完成させています。
作画監督はすべての絵を描いていますか
作画監督は担当範囲の作画を統括・修正しますが、原画・動画を含む多数の作画スタッフと工程があります。作品・話数・パートごとのクレジットを確認します。
旧作と新劇場版の声優は同じですか
主要人物の多くは同じ担当者が続投しますが、新人物や一部役、媒体・言語によって異なります。各作品の公式キャスト表を基準にします。
画面を見れば担当者を特定できますか
作風は手掛かりになりますが、確定には公式クレジット、原画集、制作資料が必要です。推測による担当帰属は確定情報と分けます。