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ANNA MOVIESHUNTER×HUNTER

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2011年版 第72話

2011年版アニメ第72話「チェイス×デ×チャンス」を解説。ツェズゲラ組の追走戦、爆弾魔対策、ゴンの放出系修行、バッテラの依頼中止を整理する。

No.417まで対応更新 2026.08.13

2011年版アニメ第72話「チェイス×デ×チャンス」は2013年3月24日に放送され、原作No.170後半からNo.173を基にする。ツェズゲラ組が呪文カードで爆弾魔を引きつける間、ゴンたちは決戦準備を進める。

追走計画はゲーム外のバッテラ邸まで逃げ切る設計だった。ところが依頼主は既に攻略を中止し、最後の安全地帯が消える。綿密な作戦を崩すのは敵の強さではなく、知らされなかった契約終了である。

基本情報

2011年版 第72話の基本情報
媒体2011年版TVアニメ
話数第72話
副題チェイス×デ×チャンス
放送日2013年3月24日
原作対応No.170後半〜No.173

除念師を見張る旅団

フィンクスヒソカを旅団の仲間へ連れて行き、アベンガネの監視状況を共有する。クラピカの鎖をクロロの心臓から外すには、ゲーム内で見つけた除念師へ接触する必要がある。

マチノブナガは変装したアベンガネを見張り、ヒソカはそこへ新入りのカルトがいることにも気づく。団長不在の間に旅団の構成は変わっていた。

ヒソカの目的はクロロを助ける慈善ではない。念を使えない団長と戦っても望む勝負にならないため、除念を成立させて自分の相手を取り戻したい。

旅団とゴンたちは同じ島にいても、爆弾魔戦と除念は別に進む。カード収集の競争が終盤へ入る裏で、ヨークシン編の鎖が別の目的を動かし続ける。

徴収して逃げる初手

ツェズゲラ組はゲンスルー組へ「徴収」を使い、カードを奪ってから「同行」で離脱する。正面から倒すのではなく、呪文カードの在庫を削り、追跡手段を消耗させる。

ゲンスルーは一度の損失から、同じ襲撃を繰り返して自分たちのカードを枯らす計画だと読む。爆弾魔側も逃走を受けるだけでなく、相手の終了条件を推測する。

ツェズゲラはゴレイヌの協力で「同行」や移動用カードを集める。逃げ続ける戦術は、敵より速い身体ではなく、カードの残数と使用順に支えられる。

カード一枚を使うたびに安全時間は増えるが、同時に最後の逃走手段へ近づく。追走戦では距離より、双方があと何枚持つかが見えない資源戦になる。

ゴンの放出系修行

ゴンはゲンスルー戦へ向け、ジャジャン拳パーに相当する放出系を鍛える。強化系のグーだけでは、両手で触れて爆破する一握りの火薬へ接近する必要がある。

ビスケは遠距離の選択肢があれば、ゲンスルーが防御と接近の両方を考えなければならないと見る。完成度が低くても、相手の行動を増やす第二の武器になる。

ゴンはオーラを身体から離すと威力を保てず、繰り返し失敗する。系統相性が不利な技を短期間で主力にするのではなく、決戦計画へ必要な役割まで引き上げる訓練である。

キルアは修行を見ながら、ゴンの出力と性格を計画へ組み込む。本人が指示通りに戦う保証より、想定外の行動をしても勝ち筋へ戻せる仕掛けが必要になる。

ビスケの能力を知る

キルアは爆弾魔三人を分断する担当を決めるため、ビスケへ能力を見せてほしいと頼む。仲間の手札を知らなければ、誰がバラサブを止めるか判断できない。

ビスケが見せたのは魔法美容師クッキィちゃんで、マッサージと美容、疲労回復を行う能力だった。直接攻撃を期待したキルアは拍子抜けする。

戦闘技でなくても、短時間の休息を長い睡眠に相当させる能力は修行と準備へ大きい。決戦前にゴンを追い込んで鍛え、疲労を戻せるため、間接的に戦力を増やす。

ただし一対一の担当をその場で倒す能力ではない。キルアはビスケ本人の肉体と経験を戦力として計算し、能力の見た目だけで役割を決め直さない。

他のプレイヤーを使う爆弾魔

ゲンスルー組は追跡カードを補充するため、他のプレイヤーを襲う。まだツェズゲラ組に会っていない者にはカード集めを強要し、接触済みの者は情報漏えいを防ぐため排除する。

ゲームの呪文は中立な道具だが、爆弾魔は脅迫と殺害で供給網を作る。自分たちが店や採取へ時間を使わず、弱い参加者へ危険な収集を押し付ける。

ゴレイヌは遠くから動きを監視し、「交信」でツェズゲラへ報告する。追われる側が相手の補充過程を知ることで、単純に逃げるだけでなく次のカード量を見積もれる。

ゲンスルーも監視者の存在を疑い、誰がツェズゲラと接触したかを確認する。姿の見えない情報戦が続き、一般プレイヤーはどちらへ会ったかだけで生存を左右される。

偽物のサブとバラ

追走中、ツェズゲラはゲンスルーのそばにいるサブとバラが本物ではない可能性を考える。実際の二人はマサドラの店前で、移動カードを買う者を監視していた。

ゲンスルー側は姿を似せた同行者を使い、三人が同じ場所にいると思わせる。追う側が戦力配置を誤れば、店で補給する仲間や後方の伏兵へ気づけない。

ツェズゲラはゲンスルーが一人でも戦わず、計画通り逃走を続ける。人数差が有利に見えても、触れられれば爆弾を付けられる能力と、見えていない二人の位置を警戒する。

正体を見破ることと倒せることは別である。偽物だと分かっても、本物の居場所と狙いを確定できないため、追走戦を崩して攻撃へ転じる根拠には足りない。

最後の同行とゲーム外への退避

ツェズゲラ組は同行を使い切った後、「再来」で入口へ戻り、ゲーム外へ出る計画を立てる。バッテラ邸まで移動すれば、雇用主の警備と現実世界の地形を使って迎撃できる。

ゲーム内ではスペルで瞬時に追われるが、外へ出ればカード効果は使えない。爆弾魔の最大の追跡手段を、場所の規則ごと無効にする退避だった。

キルアもゴンへ修行終了を告げ、三対三の分断案を完成させる。ツェズゲラ組が時間を稼いだ間に、相手の能力へ合わせた地形と道具を準備できた。

二つの計画は別でも、追走が長く続くほどゴンたちの準備時間が増える。ツェズゲラはカード争いだけでなく、決戦を担当する後続へ日数を渡す役割を果たす。

空になったバッテラ邸

ゲーム外へ出たツェズゲラ組がバッテラ邸へ着くと、警備員も職員も消え、建物は空になっている。想定した迎撃地点には人員も支援もない。

サバズシは、バッテラが攻略依頼を中止して全員を解雇したと伝える。ツェズゲラはクリア目前だと訴えるが、依頼主は部屋で泣き、もう意味がないと答える。

バッテラがゲームを求めた理由は、賞や名誉ではなく、指定カードで大切な人を救うことだった。その目的が失われたため、長年の費用と目前の成功も価値を失う。

そこへゲンスルー組が到着し、サバズシを殺す。ゲーム外なら呪文は使えなくても爆弾魔本人の念と戦闘力は残り、安全地帯だという最後の前提が崩れる。

追走戦を支えるカード計算

ツェズゲラ組の目的は、ゲンスルーを倒すことではなく一定日数を消費させることである。「徴収」で相手の手札を減らし、「同行」で距離を作り、最後に入口から現実へ戻る。各カードは攻撃ではなく時間を買う順番で使われる。

爆弾魔側も追跡用カードを無限には持たない。そのため弱いプレイヤーへ補充を強要し、ツェズゲラ組と接触した者を排除する。ゲーム内の店舗と呪文だけでなく、人間を調達網として扱う点に三人の危険性が表れる。

サブとバラの偽物は、三人全員が追走へ参加しているという前提を作る。実際の二人をマサドラへ残せば補給者を監視でき、ゲンスルーは単独でも相手の注意を引ける。姿の偽装がカード枚数の情報まで隠す。

ツェズゲラが違和感に気づいても、作戦はすぐ変えない。正体不明の二人を探すため足を止めれば、ゲンスルー本人に接触される可能性が上がる。推理の正しさより、時間稼ぎという目的を守る判断を優先している。

ゲームの外で崩れた前提

バッテラ邸への退避は、呪文カードが使えない現実世界と雇用主の警備を組み合わせた計画だった。入口の位置、移動時間、迎撃人員までそろえば、爆弾魔がゲーム外へ追うほど不利になるはずだった。

しかし依頼中止の情報はゲーム内へ届かない。ツェズゲラ組は契約が続く前提で命を懸け、ゴンたちも時間稼ぎを受け取って修行する。情報の断絶が、全員に既に存在しない安全地帯を目指させる。

バッテラが泣く理由はこの回だけで詳細に語り切られないが、攻略目的が個人的な救済だったことは示される。報酬を出せる資産が残っていても、カードを使いたかった相手を失えば契約の成果に意味がない。

ゲンスルーがサバズシを殺したことで、現実へ出れば安全という期待も否定される。スペルを失っても「一握りの火薬」と戦闘経験は持ち越される。ゲームの規則を抜けた後に残る本人の暴力を、次の決戦が引き受ける。

決戦前の役割分担

ゴン、キルア、ビスケは三対三を同じ場所で戦わない。ゲンスルー、サブ、バラを分け、それぞれへ担当者と地形を当てる。爆発能力の条件を共有しても、三人の戦闘経験と判断速度が同じとは限らないためである。

ビスケの能力紹介が美容と回復へ寄っていることは、本人の直接戦闘力が低いという意味ではない。能力で修行時間を圧縮し、鍛えた肉体と経験で一人を担当する。支援能力と格闘能力を別々に評価する必要がある。

ツェズゲラ組の追走が失敗しても、稼いだ日数は消えない。ゴンの放出系練習、キルアの罠の設計、三人の役割確認は既に進んでいる。空になった邸宅は安全を奪うが、準備時間まで爆弾魔へ返すわけではない。

2011年版 第72話が残したもの

第72話は、カード残数まで計算した追走戦が、バッテラの依頼中止というゲーム外の事情で崩れる一話である。

ゴンたちは放出系と役割分担を準備し、ツェズゲラ組は逃走で時間を渡すが、誰も依頼主の目的が既に失われたことを知らない。

空の邸宅へ爆弾魔が到着し、カードを使えない場所でも命を懸けた追走は終わらない。

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