エヴァンゲリオン百科事典

索引

使徒・生命体索引

TV版17使徒、新劇場版の番号、アダム・リリス・エヴァとの関係を系列別に探す

使徒は、エヴァンゲリオンが迎撃する謎の敵という一語では説明しきれません。人型、昆虫型、魚類に似た姿、幾何学体、影、微小な侵入体、光、精神へ接触する存在まで、形と攻撃方法が毎回変わります。さらに、TV版・旧劇場版新劇場版では番号、名称、登場順、結果が一致しません。本索引は、どの作品の第何使徒か、どのエピソードで何を目指し、どの機体・人物と接触したかから個別記事へ進むための案内です。

ネタバレ:TV版全26話、旧劇場版、新劇場版4部作における使徒の正体、渚カヲル、アダム、リリス、インパクトに関わる情報を扱います。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版序に登場する使徒の公式作中ビジュアル
『:序』公式サイトの映像制作解説に掲載された使徒の作中ビジュアル。

使徒は何を目指して来るのか

TV版序盤で人類側が把握する使徒は、第3新東京市とNERV本部へ向かう正体不明の存在です。通常兵器を退けるATフィールドを持ち、形態に応じた攻撃で地下へ到達しようとします。NERVはエヴァンゲリオンを唯一の有効な迎撃手段として運用しますが、戦いが進むほど、使徒とエヴァが完全に異質な存在ではないこと、人類側が地下に隠す存在と使徒の接触が重大な結果をもたらすことが見えてきます。

使徒を怪獣図鑑のように能力だけで並べると、作品が戦闘ごとに変えている問いを取りこぼします。サキエルは初搭乗するシンジへ身体的な恐怖を与え、ラミエルは都市と国家規模の作戦を要求し、イロウルはNERVの情報システム内部で進化し、アラエルとアルミサエルはパイロットの心と身体の境界へ侵入します。最後のタブリスは、戦う相手が敵意を持つ異形であるという前提そのものを崩します。

使徒記事の読み方
  • 最初にTV版・漫画版・新劇場版のどの系列かを確認する。
  • 番号、旧作での固有名、形態、能力、登場話を別項目として記録する。
  • 倒し方だけでなく、接触した人物・機体と戦闘後に残った変化を見る。

TV版の第1使徒から第17使徒

旧アニメ系列では、第1使徒アダム、第2使徒リリスに続き、第3使徒サキエルから第17使徒タブリスまでが並びます。EVANGELION STOREの公式使徒商品は、アダム、リリス、サキエル、シャムシェル、ラミエル、ガギエル、イスラフェル、サンダルフォン、マトリエル、サハクィエル、イロウル、レリエル、バルディエル、ゼルエル、アラエル、アルミサエル、タブリスの全17体を公式名称と番号の順で整理しています。

第1使徒 アダムセカンドインパクトと使徒の起源に関わる存在。通常の襲来使徒と同じ形式の迎撃対象ではない。
第2使徒 リリスNERV本部地下に置かれ、人類と補完計画の根幹に関わる存在。
第3使徒 サキエルTV第壱話で第3新東京市へ現れ、シンジと初号機が初めて対峙する使徒。
第4使徒 シャムシェル鞭状の腕で初号機と交戦し、学校を離れたシンジの戦闘と帰還に関わる。
第5使徒 ラミエル正八面体の外見、長距離加粒子砲と高い防御を持ち、ヤシマ作戦の対象となる。
第6使徒 ガギエル海中を行動し、輸送艦隊と弐号機の初戦を海上・水中戦へ変える。
第7使徒 イスラフェル二体へ分裂し、シンジとアスカに完全な同時攻撃を要求する。
第8使徒 サンダルフォン火山内部の高温環境で発見され、捕獲作戦の途中で成長する。
第9使徒 マトリエル停電中のNERV本部へ接近し、地上から溶解液で地下を目指す。
第10使徒 サハクィエル衛星軌道から落下し、3機のエヴァが地上で受け止める作戦を必要とする。
第11使徒 イロウル微小な単位で侵入し、MAGIへ働きかけながら急速に進化する。
第12使徒 レリエル球体と見える像と黒い影の関係を反転させ、初号機を内部へ取り込む。
第13使徒 バルディエル参号機へ侵入・寄生し、エヴァと使徒、パイロットと敵の境界を壊す。
第14使徒 ゼルエル強力な攻撃と防御でNERV本部深部へ侵攻し、初号機の捕食を引き起こす。
第15使徒 アラエル衛星軌道上から精神へ接触し、アスカの過去と自我へ侵入する。
第16使徒 アルミサエルレイと零号機へ融合を試み、身体と個体の境界を揺るがす。
第17使徒 タブリス渚カヲルとして人間の姿で現れ、シンジとの関係と最後の選択を担う。

この番号列は新劇場版へそのまま移せません。旧作名が外見の通称として使われる場合もありますが、新劇場版の公式呼称と出来事を優先します。

形ではなく侵入方法で分類する

使徒の多様性は、シルエットの違いだけではありません。サキエル、シャムシェル、ゼルエルは地上から物理的に本部へ迫り、ガギエルは海、サンダルフォンは火山、サハクィエルは宇宙から戦場を変えます。ラミエルは接近戦を拒む射程と防御を持ち、イスラフェルは二体同時撃破という時間条件を作ります。NERVは毎回同じ装備と陣形を使えず、都市・艦隊・電力・3機連携を作戦へ組み込みます。

イロウル、レリエル、バルディエル以降は、敵が外から壁を破るという構図自体が崩れます。情報システム、影の内部、エヴァの機体へ侵入されると、迎撃側は自分の設備や兵器を攻撃しなければなりません。アラエルとアルミサエルはパイロットの精神・身体へ接触し、戦闘の結果を機体損傷ではなく人物の心に残します。

地上・接近侵攻サキエル、シャムシェル、マトリエル、ゼルエルなど。都市防衛と近接戦が中心。
遠距離・落下・特殊環境ラミエル、ガギエル、サンダルフォン、サハクィエル。場所と支援設備が勝敗を左右する。
分裂・侵入・寄生イスラフェル、イロウル、レリエル、バルディエル。通常の標的認識と攻撃手順が通用しない。
精神・融合アラエル、アルミサエル、タブリス。個体の境界、意志、敵味方の定義が問題になる。

新劇場版は番号呼称から確認する

新劇場版の使徒は、『:序』の冒頭から番号で呼ばれ、旧作と似た姿を持つ個体にも別の番号が与えられます。『:序』では第4、第5、第6の使徒がシンジの初期戦闘とヤシマ作戦を構成します。旧作のサキエル、シャムシェル、ラミエルに似るため通称で呼ばれることがありますが、記事タイトルと基本情報は新劇場版の公式番号を優先します。

『:破』では新しい形態の第7の使徒、空から落下する第8の使徒、3号機へ侵入する第9の使徒、NERV本部へ到達する第10の使徒が登場します。旧作の戦闘を拡大した場面がある一方、搭乗者、機体、結果、初号機の変化が異なります。『:Q』ではMark.06内部に関わる第12の使徒と、カヲルが第13の使徒とされる展開が、槍とフォースインパクトへ結びつきます。

新劇場版には、使徒とエヴァの境界をさらに曖昧にする存在・形態が現れます。使徒由来の侵食、エヴァの覚醒、Mark系、アダムス、インフィニティなどをすべて使徒一覧へ入れるのではなく、劇中の呼称と役割に従って生命体・機体・現象の各索引へ分けます。

  • 第4〜第6の使徒は『:序』の導入とヤシマ作戦を構成する。
  • 第7〜第10の使徒は『:破』で新人物・新機体・ニアサードインパクトへつながる。
  • 第12・第13の使徒は『:Q』でMark.06、第13号機、カヲル、槍と結びつく。
  • 旧作の固有名は比較用の別名として扱い、新劇場版の公式番号を置き換えない。

アダムとリリスは通常の襲来使徒と異なる

第1使徒アダムはセカンドインパクトと後続使徒の起源、第2使徒リリスはNERV本部地下、人類、補完計画に関わります。両者は第3使徒以降のように順番に第3新東京市へ襲来し、1話の戦闘で倒される存在ではありません。使徒一覧の先頭にいても、物語内の遭遇順や迎撃順を示す番号ではないことに注意が必要です。

NERV内部では、地下の存在の正体やアダムの所在について、登場人物が同じ情報を共有していません。誰が何を知り、誰へどう説明したかを分けないと、誤認も含む台詞を作品の最終回答として扱ってしまいます。個別記事では画面で示された姿、公式名称、各人物の認識、計画での役割を段階ごとに整理します。

新劇場版ではアダムスという複数形の呼称や、旧作と異なるインパクトの映像が現れます。旧作のアダムと同じ個体・同じ経歴とせず、新劇場版内の情報だけで記事を構成します。

カヲルと人類が境界を問い直す

渚カヲルは人間の少年の姿でシンジへ近づき、TV版では最後の使徒タブリスとしてNERV深部へ進みます。彼は会話し、好意を示し、自分の行動と死を選ぶため、外見から敵を識別する規則を無効にします。シンジにとって、倒すべき使徒と自分を受け入れてくれる相手が同じ存在になることが、戦闘後の喪失を決定的にします。

人類が使徒を異質な生命と呼ぶ一方、作中では人間もまたリリンとして位置づけられます。ATフィールドは使徒だけの防壁ではなく、個体を個体として分ける境界という主題へ広がります。使徒と人類を生物学的な図だけで二分せず、物語が『自分と他者を隔てるもの』へ意味を移す過程を追います。

漫画版と新劇場版のカヲルは、TV版と似た要素を持ちながらシンジとの時間、知識、行動、結末が異なります。人物記事と使徒記事を相互に結びますが、三系列の記憶を一人のカヲルが連続して保持すると断定しません。

使徒とエヴァは対極だけではない

エヴァは使徒へ対抗するために人類が造った存在ですが、ATフィールド、コア、再生・暴走、使徒を捕食する初号機など、敵と共通する性質を見せます。人類側の兵器が完全な機械でないことは、使徒戦のたびに露出します。機体索引では装備と搭乗者を扱い、使徒記事では接触によって機体の状態と意味がどう変わったかを扱います。

バルディエルが参号機へ侵入した場面では、標的が使徒であると同時に味方機であり、内部にパイロットがいます。アルミサエルは零号機とレイへの融合を試み、ゼルエルは初号機に捕食されます。勝利した側が無傷で境界を保つのではなく、接触によって双方の性質が混ざることが、後半の使徒戦を恐ろしくします。

新劇場版でも、使徒に侵食された機体、覚醒する初号機、使徒化と呼ばれる変化が現れます。見た目が怪物化したことだけで同じ現象名を付けず、劇中の呼称、発生条件、パイロットの状態、インパクトとの関係を作品ごとに記録します。

個別使徒記事で確認できること

個別記事には、系列、正式番号・名称、初登場、形態、大きさの描写、コア、ATフィールド、能力、侵入経路、交戦機体、作戦、撃破・最終状態、人物への影響、別系列との相違を置きます。数値が作品内または公式資料で確認できない場合、推測の身長や強さを確定情報として埋めません。

画像は、作中での形態と能力を確認できる公式映像・作品ページを優先します。立体物やデフォルメ商品を使う場合は、作中スクリーンショットと誤認させず、どの特徴を確認する資料かを説明します。同じメインビジュアルを全使徒記事へ流用せず、当該個体が写る画像を選びます。

関連リンクは、登場話、交戦したエヴァとパイロット、迎撃作戦、使用兵装、侵入した場所、戦闘後の出来事へ双方向につなぎます。使徒単体の能力表で終わらず、その一戦が物語の何を変えたかまで読める構造にします。

よくある疑問

使徒は全部で何体ですか

TV版は第1使徒アダムから第17使徒タブリスまでの17体として整理されます。新劇場版は番号と登場順が異なるため、旧作の17体へ単純に対応させません。

新劇場版の使徒にもサキエルやラミエルという名前がありますか

似た外見から旧作名で呼ばれることがありますが、新劇場版の記事では劇中・公式の番号呼称を優先します。比較用の通称を正式名に置き換えません。

人間も使徒なのですか

作品は人類をリリンと呼び、使徒と人間を完全な無関係として描きません。ただし『全人類が作中の使徒番号に含まれる』という意味とは区別し、リリスと人類の関係を系列別に確認します。

最強の使徒は誰ですか

単純な一位は決められません。物理攻撃、遠距離射撃、侵入、寄生、精神接触では脅威の条件が違い、NERV側の装備・情報・パイロット状態も毎回異なります。個別戦の条件と結果を比較します。