エヴァンゲリオン百科事典

索引

組織・場所索引

NERV・SEELE・WILLEと、第3新東京市・ジオフロント・第3村を作品系列から探す

エヴァンゲリオンの世界は、使徒を迎撃するNERV、計画を進めるSEELE、NERVへ反旗を翻すWILLEといった組織と、第3新東京市、ジオフロント、NERV本部、各国支部、第3村などの場所が結びついて動きます。都市は戦闘の背景ではなく、建物を格納し、兵装と電力を供給し、人々を避難させる迎撃システムです。組織も制服やロゴだけではなく、権限、目的、指揮系統、施設、資源を持ちます。本索引は、組織と場所を相互にたどり、TV版・漫画版・新劇場版で同名の施設や団体がどこまで同じかを分けて調べる入口です。

ネタバレ:NERVとSEELEの対立、旧劇場版のNERV本部侵攻、『:Q』以降のWILLE、『シン・エヴァ』の第3村と終盤の舞台に触れます。

新世紀エヴァンゲリオンの公式メインビジュアル
『新世紀エヴァンゲリオン』公式作品ページのメインビジュアル。

組織図と地図を別々にしない

NERV本部は場所であり、同時に組織NERVの中枢です。第3新東京市は住民が暮らす自治体であり、使徒迎撃時には兵装・電力・防護設備を動かす要塞都市になります。組織記事だけでは施設の物理的な位置と経路が見えず、場所記事だけでは誰が何の権限で動かすかが分かりません。両者を所属・使用・防衛・占拠・破壊の関係で結びます。

同じ名称でも作品系列によって構造や経歴は変わります。旧作のNERVと新劇場版のNERVは、初期の役割と人物に共通点がありますが、『:Q』以降の世界、エヴァ、目的、対立組織は旧作の続きとして扱えません。漫画版も映像版と似た配置を持ちながら、侵攻、補完、人物の行動と結末が独自です。

世界設定を混同しない基準
  • 組織名だけでなく、作品・時点・指導者を示す。
  • 施設の外観、内部階層、用途、所属を分ける。
  • 攻撃・移転・占拠・封印後は同じ場所の状態変化として記録する。
  • 地理が画面で確定しない場所は、推定位置を断定しない。

特務機関NERV

NERVは、エヴァンゲリオンを運用し、使徒を迎撃する特務機関です。旧作では碇ゲンドウを司令、冬月コウゾウを副司令とし、作戦、技術、発令、保安、各支部などの部門が動きます。国連の下部組織として対使徒戦の権限を持つ一方、SEELEと人類補完計画に深く結びつき、一般に公開された目的と内部の目的が一致しません。

NERVを『正義の防衛組織』または『悪の秘密組織』の一語へ固定すると、構成員ごとの知識と目的が消えます。葛城ミサトは使徒迎撃を指揮し、赤木リツコは技術と秘密を管理し、発令所要員は実務を支えますが、全員がゲンドウやSEELEと同じ計画を知るわけではありません。人物索引から役職と知識の範囲を確認します。

新劇場版では、『:序』『:破』のNERVと、『:Q』以降にゲンドウ・冬月側へ残るNERVで組織環境が大きく変わります。元NERV職員が結成したWILLEと対立し、旧本部やエヴァ、インパクトの実行手段をめぐって戦います。空白の14年間に起きたすべてを組織沿革として確定せず、作品で示された現在の体制から記録します。

SEELE・GEHIRN・委員会と計画の上層

SEELEは、人類補完計画を推進し、NERVを監督・利用する秘密結社です。キール・ローレンツを中心とする会合、モノリス状の表示、死海文書に基づく計画が描かれます。NERVへ命令する上位組織に見えても、ゲンドウはSEELEと異なる到達点を目指し、両者の協力は終盤に決裂します。

GEHIRNはNERV以前の研究組織として、MAGI、エヴァ、地下施設、研究者たちの過去に関わります。組織名が変わったから全構成員と目的がそのまま移行したと決めず、赤木ナオコ、リツコ、ゲンドウ、冬月、ユイらがどの時期に何を担ったかを人物・出来事記事と結びます。

国連、日本政府、戦略自衛隊、委員会など公的組織は、NERVの権限・予算・軍事行動と接します。旧劇場版のNERV本部侵攻では、使徒迎撃とは異なる人間同士の指揮系統と武力が施設へ向けられます。漫画版と新劇場版では対応する組織・事件の構成が異なるため、同名の戦力だけで同一事件にしません。

第3新東京市とジオフロント

第3新東京市は、箱根地域に建設された都市として描かれ、地上の市街地と地下のジオフロント、NERV本部が垂直に結びつきます。使徒襲来時には高層建築が地下へ格納され、兵装ビル、射出台、電力系統、装甲板、誘導・避難設備が作戦に参加します。住民の生活空間と迎撃要塞という二つの顔を持つことが、学校の日常と戦闘の非日常を同じ場所に置きます。

ジオフロントは巨大な地下空間で、上部の装甲層、都市設備、NERV本部、さらに深い区画へつながります。地上から見た位置、内部の上下関係、実際の移動経路を一枚の平面地図へ潰さず、階層図として扱います。使徒が侵入した経路や、エヴァが発進した経路は話数ごとに確認します。

街の山、湖、鉄道、道路、学校、ミサトの住居、シェルターも重要です。ヤシマ作戦では日本全体の電力網が第3新東京市の作戦へ集中し、都市の外にある発電・送電・狙撃地点まで舞台が広がります。場所記事は背景画像だけでなく、そこで誰が何を行い、どの作戦設備が機能したかを記録します。

NERV本部の内部区画

発令所は、作戦情報、機体状態、使徒解析、兵装、都市設備を集約し、指揮を決定する場所です。MAGIは意思決定とシステム運用を支え、オペレーターの報告とミサト・ゲンドウらの命令が交差します。画面上の表示、席順、通信先を確認することで、誰がどの情報へアクセスしたかが分かります。

ケージはエヴァを拘束・整備・起動する区画で、初号機、零号機、2号機の状態や作戦準備が描かれます。実験場、病院、研究区画、ダミープラグ関連施設、MAGI区画は、機密の段階と人物の行動を分けます。見た目が似る通路やエレベーターを同一場所と断定せず、表示、行き先、前後のカットで識別します。

セントラルドグマ、ターミナルドグマ、最深部の存在は、NERVが公に説明する対使徒組織以上の目的を持つことを示します。アダムと呼ばれていた存在、リリス、ロンギヌスの槍、LCL、補完の関係は、人物の誤認や隠蔽を含みます。視聴者が後で知る真相を、序盤の人物が最初から共有していたことにはしません。

NERV支部・海外基地・輸送ルート

エヴァの建造・試験・移送は日本だけで完結しません。旧作にはNERV第2支部、ドイツなど海外の関係、太平洋上の国連艦隊、松代の実験施設が登場します。支部の消失、エヴァ輸送、起動実験は、組織の国際性と機体運用の危険を示します。

新劇場版『:破』には北極のベタニアベース、第3使徒、仮設5号機の戦闘が登場し、複数国の条約・保有数・支部がエヴァ運用へ関わります。『:Q』以降は世界そのものの状態が変わり、既存地名を旧作と同じ環境として扱えません。

輸送艦、空母、鉄道、航空機、射出設備は場所をつなぐ移動空間です。機体・人物・物資がどこからどこへ運ばれたかを記録すると、拠点間の関係が見えます。現実の地名をモデルとして論じる場合は、作中の明示とロケーション・モデル研究を分けます。

WILLEとAAAヴンダー

WILLEは、新劇場版でNERVに対抗する組織です。公式作品紹介は、14年後に目覚めたシンジが、ミサトら元NERV職員に新たなクルーを加えた反NERV組織WILLEの戦艦AAAヴンダーにいると説明します。旧作に存在した組織の別名ではなく、新劇場版固有の状況から成立する団体です。

AAAヴンダーは移動する艦であり、WILLEの作戦中枢・生活空間・エヴァ運用拠点です。艦橋、機関、艦隊、エヴァ発進、乗員区画など、固定都市とは異なる場所構造を持ちます。WILLE記事では目的と指揮系統、ヴンダー記事では艦の機能・航行・戦闘・内部を中心にし、相互リンクします。

WILLEの構成員は、ミサト、リツコ、マヤら旧NERV側の人物だけではありません。新しい乗員が異なる部署と経験を持ち、シンジへの態度も一様ではありません。組織の判断をミサト個人の感情だけに還元せず、作戦目的、クルーの安全、世界の状態を合わせて読みます。

第3村とKREDIT――生き延びるための組織

『シン・エヴァ』の第3村は、戦闘基地ではなく、人々が住居、食料、医療、仕事、子育てを維持する生活共同体です。シンジ、アヤナミレイ(仮称)、アスカが身を置き、トウジ、ヒカリ、ケンスケらが成人後の役割を持って暮らします。破壊された世界でも生活が続くことを具体的な労働と関係から示す場所です。

KREDITは第3村を含む生存圏の支援に関わり、WILLEの戦闘行動とは異なる補給・復元・生活の役割を担います。組織名が似ていなくても、WILLEと人的・物資的な接続を持ちます。第3村記事では住民・施設・日課・自然環境を、KREDIT記事では支援体制と他組織との関係を扱います。

第3村は旧作の第3新東京市の再建版ではありません。名称の『第3』だけで同じ都市の未来にせず、新劇場版の世界で成立した別の場所として記録します。原画集・場面写真から建物と景観を確認し、実在地域との関係は制作・モデル情報として分けます。

漫画・ゲーム・派生作品の組織と場所

貞本義行の漫画版は、NERV、SEELE、第3新東京市など映像版と共通する名称を持ちながら、人物の移動、侵攻、補完、結末の場所を独自に構成します。漫画のコマで確認できる内部構造や出来事を映像版の未描写部分へ補わず、巻・STAGEを示します。

ゲームには、プレイヤーがNERVで生活する作品、別の都市・学校・研究組織を置く作品、選択によって拠点や陣営が変わる作品があります。ルートごとの組織所属と場所の状態を保存し、ゲームのシミュレーション結果を本編史へ加えません。

学園漫画、デフォルメ作品、コラボでは、NERVが学校や企業のような別役割に置き換えられる場合があります。ロゴや名称の借用と、本編組織の機能を分け、派生作品内での設定を優先します。

目的から組織・場所を探す

使徒迎撃の指揮NERV、発令所、作戦部、MAGI、第3新東京市の設備へ進む。
補完計画の上層SEELE、ゲンドウ、委員会、GEHIRN、ドグマ各区画へ進む。
エヴァの整備・発進ケージ、実験場、射出設備、海外支部、輸送ルートへ進む。
『:Q』以降の対立WILLE、NERV、AAAヴンダー、艦隊、赤い大地へ進む。
『シン・エヴァ』の日常第3村、KREDIT、トウジ・ヒカリ・ケンスケの生活へ進む。
現実のモデルを知りたい作中地理と、ロケーション・制作資料・観光企画を分けて確認する。

個別組織記事は、目的、設立・前身、上位・下位関係、指揮系統、構成員、拠点、装備、主要行動、変化・解散を扱います。個別場所記事は、位置、外観、内部構造、用途、使用組織、登場話、起きた出来事、被害・変化、関連人物と機体を扱います。各話・章索引からその場所が変化した時点へ戻れるようにします。

よくある疑問

NERVとSEELEは同じ組織ですか

同一ではありません。SEELEは計画を進めNERVを監督・利用しますが、ゲンドウ側と目的・手段がずれ、終盤に対立します。

第3新東京市は実在しますか

作品内の架空都市で、箱根地域の地理・景観と結びつきます。実在地点と作中施設を同一視せず、モデル・コラボ情報は別に示します。

WILLEは旧作にも登場しますか

反NERV組織WILLEは新劇場版の組織です。旧作の人物と役割に共通点があっても、旧作世界の組織へ遡って配置しません。

第3村は第3新東京市の生き残りですか

名称だけから同一場所とは判断できません。第3村は『シン・エヴァ』の生活共同体として、場所、住民、支援体制を独立して記録します。