2026年8月28日の公開情報
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』は、2026年8月28日に公開される完全新作の劇場アニメーションである。2013年公開の『[新編]叛逆の物語』から直接続く物語として制作され、総監督を新房昭之、監督を宮本幸裕、脚本を虚淵玄、キャラクター原案を蒼樹うめ、キャラクターデザインを谷口淳一郎、音楽を梶浦由記、アニメーション制作をシャフトが担当する。IMAXでの同時公開も告知されている。
公開日だけを記した予告ページだった段階は終わっている。公式サイトでは物語、登場人物、主題歌、上映劇場、チケット、関連商品まで情報が更新され、2026年8月13日にはネタバレ防止に関する案内も掲載された。公開直前の作品であるため、公開後に確定する内容と、現時点で公式が明らかにした内容を分けて読む必要がある。
公式ストーリーで示された新たな異変
物語の出発点は、暁美ほむらが円環の理から鹿目まどかの人間としての記録を引き離し、自らを悪魔と名乗って作り直した世界である。見滝原では魔法少女たちが日常へ戻ったように見えるが、その安定はほむらの力によって維持されている。『叛逆の物語』の結末は解決ではなく、新しい均衡の始まりだった。

その見滝原で「トカゲさん電話」という噂が広がる。願いを叶える代わりに、この世の呪いと戦うことを求めるという噂であり、キュゥべえとの契約を思わせながらも同じ仕組みとは限らない。同じ頃、ソウルジェムを持たない少女が魔獣を狩る異常事態も続発する。魔法少女の力とソウルジェムを不可分としてきた従来の法則が、ここで揺らぎ始める。
公式ストーリーには、すべての魔女の始まりの場所とされる「名塚底根」、複数の魔女の集合体であるワルプルギスの夜、円環の理を求める二人の魔法少女が登場する。彼女たちは「暁美ほむらを許さない」と告げる。ほむらが作った世界を守る側と、失われた円環の理を取り戻そうとする側の衝突が、作品の中心へ置かれている。

新たな魔法少女と既存人物の配置
新たな魔法少女として、紫丁香とセルマ・テレーゼが発表されている。紫丁香を若山詩音、セルマ・テレーゼを黒沢ともよが演じる。既存の主要人物は、まどか、ほむら、マミ、さやか、杏子、なぎさ、キュゥべえが続投するため、『叛逆の物語』で再配置された人物関係と、新たに世界へ入る二人の双方を追う構成になる。
公式ストーリーは、円環の理を求める二人の魔法少女と、ソウルジェムを持たずに魔獣を狩る少女を示している。ただし、これらの記述が紫丁香とセルマ・テレーゼへどのように対応するか、両者が同じ陣営か、誰が「ソウルジェムを持たない少女」なのかは、公開前の文章だけでは確定しない。人数や画面上の配置が一致しても、人物の正体まで同一視しないことが重要である。
一方、既存人物については『叛逆の物語』の結末を基準に考える必要がある。まどかは人間としての記録を円環の理から切り離され、ほむらは改変後の世界を維持する側に立つ。さやかとなぎさは円環の理に属していた記憶を持つ人物であり、マミと杏子も結界内外で異なる記憶を経験した。新人物の登場は、この不安定な均衡へ別の目的を持ち込む。

主題歌「彼方」と音楽
主題歌はFictionJunction「彼方」である。2026年6月29日の本予告公開と同時に正式発表され、シリーズの劇伴を担ってきた梶浦由記が率いるプロジェクトが主題歌を担当することになった。TVシリーズの「Magia」や劇伴、『叛逆の物語』の音楽と連続する作家性を保ちながら、新作の物語を別の歌声で接続する選択である。
本予告と先行公開された冒頭映像は、新人物と既存人物の立場、見滝原の異常、ほむらの支配が揺らぐ兆候を具体的に示している。ただし、映像から導ける解釈と劇中で確定する事実は一致するとは限らない。公開前の記事では、公式ストーリーが述べた範囲を事実として扱い、予告映像の意味は考察として区別する。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』は、2026年8月28日に公開予定の完全新作劇場アニメーションである。総監督を新房昭之、監督を宮本幸裕、脚本を虚淵玄、キャラクター原案を蒼樹うめが手がける。
テレビシリーズおよび劇場版三部作に続く物語として、鹿目まどかたち魔法少女と最強の魔女ワルプルギスの夜をめぐる戦いを描く。「まどか☆マギカ」シリーズの正統な続編に位置づけられる作品である。
制作スタッフと体制
原作はMagica Quartet。総監督を新房昭之、監督を宮本幸裕、脚本を虚淵玄、キャラクター原案を蒼樹うめ、キャラクターデザインと総作画監督を谷口淳一郎が担当する。異空間設計は劇団イヌカレー(泥犬)、音楽は梶浦由記、アニメーション制作はシャフトで、TVシリーズと『叛逆の物語』の中核スタッフが続投する。

主要キャストは鹿目まどか役の悠木碧、暁美ほむら役の斎藤千和、巴マミ役の水橋かおり、美樹さやか役の喜多村英梨、佐倉杏子役の野中藍、百江なぎさ役の阿澄佳奈、キュゥべえ役の加藤英美里。新たな魔法少女として、紫丁香役を若山詩音、セルマ・テレーゼ役を黒沢ともよが演じる。
鑑賞前に見る作品
物語を最初から追う場合は、TVシリーズ全12話、または同じ物語を再構成した劇場版『始まりの物語』『永遠の物語』を先に見る。その後、完全新作『叛逆の物語』を経て本作へ進む。ほむらが世界を作り替えた理由と、円環の理からまどかが切り離された状態が直接の前提になる。
『マギアレコード』は神浜市を舞台とする外伝であり、本作の直接の前編ではない。シリーズの制度や別の魔法少女を知る補助線にはなるが、本筋の理解にはTVシリーズと『叛逆の物語』を優先したい。

鑑賞前に確認しておきたい『叛逆の物語』の到達点
本作へ直接つながるのは、TVシリーズ最終話だけではなく『[新編]叛逆の物語』の結末である。暁美ほむらはインキュベーターの隔離実験を破った後、円環の理として現れた鹿目まどかを捕らえ、人間としての記録を法則から引き離した。まどかは家族のもとへ転校生として戻り、ほむらは世界を維持する側に立つ。
この世界では、表面上は巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子、百江なぎさも日常へ配置されている。しかし、さやかは改変を一時的に認識し、まどかも自分が世界の法則である感覚を取り戻しかける。完全に安定した幸福な世界ではなく、記憶と役割をほむらが押さえている緊張状態で映画は終わった。

そのため、最新作の対立を「ワルプルギスの夜を再び倒す戦い」だけへ限定できない。円環の理と人間のまどか、悪魔を名乗るほむら、新しい法則に置かれたキュゥべえが、どの均衡を守り、どの状態を取り戻そうとするかが前提になる。
本作で再検討される「ワルプルギスの夜」
TVシリーズのワルプルギスの夜は、単独の魔法少女では倒せない災厄として見滝原へ到来し、ほむらが時間を繰り返す直接の壁になった。まどかが円環の理となったことで、魔女が生まれる以前の因果は書き換えられたが、最新作の題名はこの存在を再び中心へ置く。
公式ストーリーでは、ワルプルギスの夜が複数の魔女の集合体であり、すべての魔女の始まりの場所とされる名塚底根が示される。TVシリーズ当時の性質説明と、新しい世界で明らかになる由来を分けて確認する必要がある。

題名の「廻天」は、単なる再戦だけでなく、ほむらが作った世界、円環の理、魔女の歴史をどの方向へ回し直すかという問いを含む。公開前に確定できるのは公式が提示した名称と関係までであり、ワルプルギスの夜の正体や新人物との結び付きは本編に基づいて更新する。
従来作の用語を知っていても、新世界で同じ法則が保たれているとは限らない。登場場面ごとに誰の記憶と認識に基づく説明かを確認する必要がある。

公開前情報を読むときの区分
公式ストーリー、人物紹介、本予告、冒頭映像から確認できる情報は、公開前の確定事項として扱える。一方、短い映像の前後関係、人物の真意、名称が指す仕組み、最終的な勝敗は本編を見るまで確定しない。画面に同時に映ることと、同じ陣営であることも同義ではない。
「名塚底根」「トカゲさん電話」「ソウルジェムを持たない少女」のように公式が提示した語は、その存在までを事実として記録し、正体は考察として分ける。公開後は、予告からの推測を残したままにせず、本編で示された因果、人物の選択、結末へ更新する。
初見で本作だけを見るより、TVシリーズ全12話または劇場版前後編を経て、『叛逆の物語』まで進む順番が必要である。『マギアレコード』は世界観を広げる外伝だが、本作の直接の前編ではない。
