本文へ移動
ANNA MOVIESHUNTER×HUNTER

人物

ルイーニー

エイ=イ一家の構成員ルイーニー。ブラックホエールでの連続殺人、幻影旅団への傾倒、放出系の念能力、ノブナガ=ハザマに斬られるまでの経緯を解説。

No.417まで対応更新 2026.08.13

ルイーニーは『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、エイ=イ一家の構成員。初登場は第378話で、王位継承編の舞台となるブラックホエールに乗り込む。船内では王室軍の兵士を装って一般船客区画に入り、短時間で乗客20人を殺害した。念系統は放出系。面に穴を開けて別の場所へ抜ける能力を使い、幻影旅団の三人が追っていたシャ=ア一家の男を、追跡の目の前から消して殺した。最期はノブナガ=ハザマに斬られて死亡する。

20代の細身の男で、身長は185センチから190センチ。左頬に大きな三日月形の傷があり、歯が目立ち、額は広く、明るい色の髪を後ろへ撫でつけている。エイ=イ一家の面々と同じく加虐的で、多人数を殺すことにためらいがない。指導者モレナ=プルードと同様に世界の破壊を望み、上流階級を強く憎んだ。幻影旅団のノブナガ=ハザマ、フィンクス=マグカブフェイタン=ポートォの三人を崇拝して自分のアイドルと呼び、彼らと手を組んで上流階級を一掃することを願っていた。

基本情報

ルイーニーの基本情報
所属・役割エイ=イ一家の構成員。マフィアの構成員として活動した。
初登場第378話(単行本第36巻)。
状態死亡。ノブナガ=ハザマに斬られた。
念系統・能力放出系。天井や壁に穴を開けて別の場所へ抜ける。正式名は作中で示されず、空間移動、あるいは説明用の呼称として空間転移が当てられている。
「恋のエチュード」の到達段階登場時点でレベル21に到達し、さらにそれを超えた。オーラ量と出力が増し、念能力を獲得した。レベル25とする記載もある。
幻影旅団との関係ノブナガ=ハザマ、フィンクス=マグカブ、フェイタン=ポートォを崇拝。三人に向けた「いたずら」としてマフィアの構成員を殺したが、フェイタンはその殺し方を雑だと評した。
体格・特徴20代の細身の男。身長185センチから190センチ。左頬に大きな三日月形の傷。歯が目立ち、額が広く、明るい色の髪を後ろへ撫でつけている。
武器細身の刃のナイフ。刃渡りは柄の2倍を超える。

人物像

細身の長身で、身長は185センチから190センチ。左頬には大きな三日月形の傷が残る。歯が目立ち、額は広く、明るい色の髪を後ろへ撫でつけている。ブラックホエールで乗客を襲った際はカキン兵に扮して現場へ入り、その後はフィンクス=マグカブが普段着ているものに似たジャージへ着替えた。得物は細身の刃を持つナイフで、刃渡りは柄の2倍を超える。

性格は加虐的で、エイ=イ一家の他の構成員と同じく、多人数を殺すことに何のためらいもない。短時間のうちに乗客20人を手にかけ、のちには幻影旅団の三人に向けた「いたずら」としてマフィアの構成員を殺した。三人を尊敬し、自分のアイドルだと語っている。

指導者モレナ=プルードと同じく、世界を壊すことを望んでいた。上流階級への憎悪も強く、幻影旅団と手を組んで彼らを一掃できることを期待する。旅団に対しては、カキン王族を皆殺しにして船を奪い、自分たちの世界へ戻って暴れようと呼びかけた。

作中での動向

王位継承編では、モレナ=プルードが「恋のエチュード」をエイ=イ一家の構成員へ一人ずつ用い、その念能力の仕組みを説明する場面に、他の構成員とともに姿を見せる。モレナが手下たちを殺し合わせた後、生き残った22人の一人がルイーニーだった。

ブラックホエールの第5層にある倉庫では、ノブナガ=ハザマ、フィンクス=マグカブ、フェイタン=ポートォがシャ=ア一家の男を尾行し、武器の回収に向かっていた。男が角を曲がった瞬間、ノブナガは相手が円から消えたと言って二人を止め、フィンクスもそれを認める。三人が角を曲がると、行き止まりには誰の姿もなかった。

背後で物音がして引き返すと、先ほどの男は喉を切られ、胸に複数の傷を負って床に倒れていた。三人は状況を掴めない。フィンクスとフェイタンは任務を優先し、ノブナガは死因を気にしているのが自分だけであることに呆れる。その頭上では、ルイーニーが天井に穴を開き始めていた。

第3層の一般船客区画では、兵士が現場を封鎖し、大勢の乗客が集まっていた。係官は下がるよう告げ、鑑識が終わるまで立入禁止だと説明する。確認された被害者は20人。犯人は王室軍を装って室内に入り、短時間で殺害を終えていた。念の関与も疑われたが、判明したのは刃物が使われたことだけで、念能力の痕跡は見つかっていない。無差別の犯行と受け止められ、目撃者の有無が問われた。

倉庫での「いたずら」を無視されたルイーニーは、さすがは悪名高い蜘蛛の強襲チームだと独りごち、三人とともに世界を壊そうと胸を高鳴らせる。しかし、その望みが果たされることはなかった。ルイーニーは最期にノブナガ=ハザマに斬られ、死亡した。

能力・特徴・関係

念系統は放出系。面に穴を開けて別の場所へ抜ける能力を持ち、天井や壁を越えて閉ざされた場所へ出入りした。倉庫の場面で標的が円の範囲から突然消えたのも、この移動による。能力の正式名は作中で示されておらず、資料では空間移動と記されるほか、説明用の呼称として空間転移が当てられている。

この念能力はモレナ=プルードの「恋のエチュード」を通じて得たものである。登場時点でレベル21に到達し、さらにそれを超えたことで、オーラ量と出力がともに増した。到達段階をレベル25とする記載もあり、数値は資料によって異なる。

一方で、殺しの腕そのものは高く買われていない。フェイタン=ポートォは、ルイーニーによる複数のマフィア構成員の殺害を雑な仕事だと評した。ただし刃物だけを使う手口は念の痕跡を残さず、船内の捜査は犯人像を絞り込めないまま無差別殺人として扱われた。

名前をめぐる指摘と他作品との類似

参照記事は、名前の後半にあたる「ニー」が日本語の数字の二と一に通じると指摘する。登場時点のレベルが21だったことと符合するという見立てである。

同じ記事は、面に穴を開けて移動するこの能力が、『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンド「スティッキィ・フィンガーズ」の主たる能力とよく似ているとも指摘する。スティッキィ・フィンガーズは拳で触れた面にジッパーを作り出す能力で、そこに穴を開けて通り抜ける使われ方が多い。

壁の内部を通路に変える発

ルイーニーはエイ=イ一家の構成員であり、発現した能力で壁や床の内部へ空間を作る。船内の既存区画を無視して出入りできるため、兵士の検問、マフィアの縄張り、施錠された部屋を迂回できる。ブラックホエール号のように階層と通路が支配を決める場所では、移動能力そのものが組織の武器になる。

能力はどこへでも無条件に転移するものではない。本人が出入口を設定し、内部空間と現実の壁面を接続して使う。未知の場所へ即座に移る万能性ではなく、船内構造を調べ、出入口を確保して初めて奇襲へ使える。

旅団へ持ちかけた共闘

ルイーニーは幻影旅団へ接触し、既存の社会を壊す側として共闘できると考えた。エイ=イ一家が殺人でレベルを上げる仕組みと、幻影旅団が過去に行った大量殺人を同じ反社会性として結び付けたのである。

しかし旅団は、無差別な破壊を共通理念として動く集団ではない。流星街、団員、盗み、クロロの命令という固有の目的があり、ルイーニーの革命願望へ従う理由がない。表面上の残虐性だけを見て相手の目的を読み違えたことが、交渉の失敗を決めた。

ノブナガの一撃で終わった優位

空間を出入りするルイーニーは、安全圏から姿を見せて相手を挑発できると考えた。ところがノブナガは、出現した瞬間の距離を逃さず斬った。移動経路を隠せても、現実空間へ攻撃を届ける瞬間には本人の身体が露出する。

この死は、能力が弱かったというより運用の失敗である。偵察、搬送、待ち伏せに使えば船内で大きな価値を持つ発を、相手の力量を測らない対面交渉へ使った。ルイーニーは地形上の優位を得たが、出入口の前に立つ剣士の間合いを軽視した。

モレナの感染者としての位置

モレナの恋のエチュードは、構成員が殺人でレベルを上げ、一定段階で固有の発を得る仕組みを作る。ルイーニーの能力は本人の資質だけでなく、この集団的な育成制度によって開花した。早い段階で便利な移動手段を得たことは、エイ=イ一家の行動範囲を広げた。

一方、能力者が死亡すれば出入口の維持や再現は期待できない。組織は個人の発を共有しておらず、代替要員も同じ能力を得るとは限らない。ルイーニーの退場は一人分の戦力低下以上に、船内を秘密裏に結ぶ経路を失う出来事だった。

サイト内検索

百科事典・主要解説を検索

入力すると候補が表示されます。