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カキン王族
カキン王国の国王ナスビと8人の王妃、14人の王子からなる一族。継承戦の資格は正室の子・乗船・出航セレモニー参加の三条件で、No.413時点で3人の王子が死亡している。
カキン王族は、カキン王国の国王ナスビ=ホイコーロを頂点に、8人の王妃と14人の王子で構成される一族である。王位継承戦の当事者は第1王子ベンジャミンから第14王子ワブルまでの14人で、王子には守護霊獣がつき、その能力は王子ごとに異なる。継承戦の資格は作中で三つの条件として示されている。No.413の時点で死亡が確認されているのは、第8王子サレサレ、第10王子カチョウ、第12王子モモゼの3人である。
No.413では、ワブル本人と1014号室の乳児が別人だと判明した。本物のワブルはオイトの娘であり、1014号室にいるのはオイトの妹の息子にあたる替え玉である。継承戦12日目は、深夜にハルケンブルグの肉体が死亡し、朝9時から第2回念講習会が開かれ、14時15分に第1王子ベンジャミンが特殊戒厳令を発令するという密度の高い一日となった。

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博

カキン王族 引用『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
基本情報
| 構成員・メンバー | 国王ナスビ、第1王妃ウンマ、第2王妃ドゥアズル、第3王妃トウチョウレイ、第4王妃カットローノ、第5王妃スィンコスィンコ、第6王妃セイコ、第7王妃セヴァンチ、第8王妃オイトの8人の王妃、第1王子ベンジャミンから第14王子ワブルまでの14人の王子。 |
|---|---|
| 目的・役割・活動 | 王位継承戦の当事者。資格は国王ナスビ=ホイコーロの正室の子であること、ブラックホエール号への乗船、出航セレモニーへの参加の三条件に限られる。 |
| 状態 | サレサレ、カチョウ、モモゼの3人が死亡。チョウライとルズールスは所在・安否不明。ハルケンブルグは肉体が継承戦12日目の深夜に死亡し、人格はバルサミルコの肉体にある。 |
| 初登場・登場話数 | 追える範囲はNo.410からNo.413で、第2回念講習会から特殊戒厳令の発令までが扱われる。 |
| 王子本人の念能力 | ベンジャミンは「星を継ぐもの」、カミーラは「百万回生きた猫」で特質系、ツェリードニヒは「予知夢」で特質系。ほかの王子は念能力が確認できない。 |
| 守護霊獣 | 王子ごとに守護霊獣がつき、王子たち自身には視認できない。ベンジャミン、ワブル、国王ナスビの霊獣は不明のままで、ベンジャミンの念獣の能力もまだ明らかになっていない。 |
| 王妃の念 | 念能力が確認できるのは第8王妃オイトのみで、段階は修得中。 |
| 第14王子ワブル | 本物はオイトの娘。1014号室にいるのはオイトの妹の息子である替え玉で、2人とも継承戦の資格がない。 |
| 特殊戒厳令 | 継承戦12日目の14時15分にベンジャミンが発令。第1層では非国王軍の私設兵が即殺対象で、ベンジャミンの私設兵や王妃所属の兵は正規国王軍の資格を持つため対象外。 |
組織の概要と継承戦の資格
継承戦に参加する資格は作中で明示されている。国王ナスビ=ホイコーロの正室の子であること、ブラックホエール号に乗船していること、出航セレモニーに参加していることの三つである。No.411の時点では、ワブル王子もブラックホエール号に乗船しており、セレモニー会場にいる姿がコマで確認できると整理されていた。
継承戦の時間制限をめぐる説明では、選択肢のない場合は誓約と制約が成り立たないという前提が置かれていた。出航セレモニーの会場では、それまで姿を現さないとされてきた第5王子ツベッパの念獣も、このときに初めて現れている。念獣は王子たち自身には視認できないが、会場に確かに顕現していた。
ロンギの説明によれば、推測にとどまるものの、王子それぞれに強いソエモノがついている。守護霊獣の能力がすべて判明しているわけではなく、第1王子ベンジャミンの念獣の能力は現時点でも不明である。継承戦が終わらない場合はホイコーロ一族が陥落する、とクラピカは推測している。
構成とメンバー
王族の頂点に立つのは国王ナスビである。王妃は第1王妃ウンマ、第2王妃ドゥアズル、第3王妃トウチョウレイ、第4王妃カットローノ、第5王妃スィンコスィンコ、第6王妃セイコ、第7王妃セヴァンチ、第8王妃オイトの8人。念能力が確認できるのは第8王妃オイトだけで、その段階は修得中である。
王子は第1王子ベンジャミン、第2王子カミーラ、第3王子チョウライ、第4王子ツェリードニヒ、第5王子ツベッパ、第6王子タイソン、第7王子ルズールス、第8王子サレサレ、第9王子ハルケンブルグ、第10王子カチョウ、第11王子フウゲツ、第12王子モモゼ、第13王子マラヤーム、第14王子ワブルの14人である。このうちサレサレ、カチョウ、モモゼには死亡が記され、現在3人の王子が死んでいる状態にある。
王子本人の念能力が判明しているのは3人にとどまる。ベンジャミンは「星を継ぐもの」、カミーラは「百万回生きた猫」で系統は特質系、ツェリードニヒは「予知夢」で同じく特質系である。
守護霊獣の能力は王子ごとに異なる。カミーラの霊獣は条件を満たした者を操作する操作系、ツェリードニヒの霊獣は嘘をついた者に罰を与える。チョウライの霊獣はコインの所有者に念能力を発現させる具現化系、ツベッパの霊獣は様々な効果を持つ薬品を生成する変化系、タイソンの霊獣はオーラを徴収する放出系、ルズールスの霊獣は欲望を具現化した罠を張る具現化系にあたる。
ハルケンブルグの霊獣は「少年は残酷な弓を射る」で強化系、カチョウの霊獣は「2人セゾン」、フウゲツの霊獣は「秘密の扉」、マラヤームの霊獣は異空間への転移を行う。死亡した王子では、サレサレの霊獣が誘導型拡散式の操作、モモゼの霊獣が半強制型の操作で、どちらも操作系である。ベンジャミン、ワブル、国王ナスビの霊獣は不明のままである。
第14王子ワブルをめぐる入れ替わり
No.413で、ワブル本人と1014号室の乳児は別人だと判明した。第14王子ワブルという呼称が指すのは本人であり、本物はオイトの娘である。1014号室の乳児は本人ではなく、そこにいるのはオイトの妹の息子にあたる替え玉である。
No.412で明らかになったのは、初登場時にクラピカが会った人物と、1014号室にいるワブルが別人だったという事実である。1014号室の子はオイト王妃の妹の息子であり、性別も女性から男性に変わっていた。オイト王妃は最初の面談でワブルを娘と呼んでいたが、第12王子モモゼが亡くなってクラピカと口論する場面では、「息子」に「ワブル」とルビが付いていた。すり替えに気づいたのはビルである。
入れ替わりはカキンの発音にも表れていた。オイト王妃はカキンの発音で、シマヌをずっと正しく発音している。これに対しクラピカは、第3王子から電話が来た場面で、シマヌの名を口に出すときは「シマノ」と言い、心の中で考えるときは口で発音をしないため「シマヌ」になっていた。オイト王妃は以前、自分は5人兄弟で、兄、姉、妹、弟がいると話している。
資格の面では、偽のワブルは正室の子ではなく、壺中卵の儀も行っていないため継承戦の資格がない。本物のワブルもセレモニーに参加していないため資格がなく、2人とも資格がないことになる。現時点では、第1王子私設兵バビマイナと第3王子私設兵サカタが、本来女性であるはずのワブルが男性であることを確認しており、この2つの王子側にはワブルに継承戦の資格がないという事実がはっきり発覚している。
クラピカがワブルに資格のないことを証明しなかった理由も、この状況にある。第2王子私設兵がいる状況では、証明に踏み切ればもっと危険な状態になる。きちんと証明してしまうと、他の王子側から罪を問われる危険性もある。実際、クラピカはカチョウの手紙も温存している。
継承戦の経過と第2回念講習会
ワブル王子の真実がオイト王妃から明かされた場面には「特殊戒厳令48時間前」と表記があり、丸2日前の10日目14時頃にあたる。これは第1回念講習会の最終日、ロンギが詛贄者であり、ビヨンドの娘であることなどをクラピカに伝えた後の時間である。クラピカが口にした「2か月前」は、クラピカとオイト王妃、ワブル王子が初めて顔を合わせた面談の場面を指す。
継承戦10日目の火曜日に第1回念講習会が終了し、この時点で残りの参加者が全員念に覚醒した。前日の11日目、水曜日の朝には、まずハルケンブルグとバルサミルコが人格を交換している。カイザルが司法省の情報網から得た暴露情報の手紙は、フウゲツが各王子とオイト王妃に渡し、クラピカのところにも届いた。
ハルケンブルグの肉体は12日目になったばかりの深夜に死亡する。バルサミルコの肉体に入ったハルケンブルグの人格がベンジャミンに朝8時に電話し、朝9時から第2回念講習会が始まる。第1回講習会の終了、暴露情報の手紙の配布、ハルケンブルグの肉体の死亡を経て第2回が開かれるという順序であり、第2回念講習会は特殊戒厳令が出される前の出来事にあたる。
講習会の後、正午からハルケンブルグの葬送が始まる。遺体が第3層から第2層へ運ばれるタイミングで、ボークセンがモレナ一味にさらわれる。会場の空気は張り詰めていた。暴露情報の手紙によって、各王子側が他の王子に自分の情報を握られているのではないかと疑心暗鬼になっていたためである。
第1回の念講習会に来ていなかった第2王子側の人間が来ることから、クラピカはかなり警戒しており、何か仕掛けてくるとほぼ確信している。第1王子護衛のバビマイナも同じ事態を想定していた。実際に、第2王子の兵隊長であるサラヘルが念講習会に参加してきた。
講習会の参加者と思惑
指導係は3名で、第13王子護衛のハンター協会員ベレレインテ、第1王子警護の私設兵ヒュリコフ、第14王子ワブルの警護をしながら第1王子の私設兵でもあるバビマイナである。3名は前回も指導係として参加していた。前回参加していたのはほかに、念を開花させた7名がいる。テンフトリ、ダンジン、マオール、サトビ、ユウリ、イラルディア、ラジオラスである。指導係3名と念を開花させた7名、合わせて10名が前回から継続して参加している。ハルケンブルグの警護兵たちは、ハルケンブルグが死亡を偽装したことで念自体は10日目までに開花したが、今回は参加していない。
新たに加わった新人は8名で、ギッパー、ガトー、ハピエッチ、ナイペイ、リズルラ、トネアスタ、ロッコリー、サラヘルである。指導3名、念開花7名、新人8名の合計18名が第2回念講習会に参加している。そこにスラッカが急きょ加わろうとしているのが今回の展開である。すでに死亡している第10王子カチョウの従事者も参加している。スラッカは第3王子チョウライの警護につく第2王妃所属の警護兵だが、このときは第1王妃ウンマの命令で、ワブル王子の警護サポートとして第3王子の警護兵とともに1014号室についている。
新人の顔ぶれにはそれぞれ事情がある。第4王子護衛のギッパー伍長は、もともと下層でモレナの捜索任務に就いており、ボークセンと交代する形で王子居住区に上がってきた。第7王子護衛で第2王妃所属のガトーとハピエッチの2人は、前回から参加している第2王妃兵隊長サトビの部下にあたる。この2人は、以前、第1王子の私設兵が近くで見せた不審な行動の謎を探っていた際に名前が挙がっていた。第13王子従事者のナイペイは、8日目の第1回晩餐会で踊りを披露するために1013号室の別空間から抜け、それ以降は本物の1013号室にいた人物である。
最も注目されるのは第2王子兵隊長サラヘルで、兵隊長でありながら従事者になりすまして講習会に参加している。目的はハンター協会の除念師をあぶり出すことにある。第2王子の私設兵たちの能力は死後の呪いで、時間をかけて王子を呪い殺すため、除念師が天敵となるからである。サラヘルの能力も、死後の念を使って王子を呪い殺すものである。この能力は、サラヘルの一族が死後に王子と伴侶になる特殊な民族だという経緯があって成立する。ヨモツヘグイは死後伴侶という風習に由来し、死後伴侶は死んで王子と伴侶になる風習である。そのため他の第2王子私設兵たちは担当する王子と異性になるよう割り当てられているが、サラヘルは見るからに女性でワブル王子も女性であり、伴侶という関係が成り立たない。この点には以前から矛盾があった。
クラピカは王子ではないが、センリツからフウゲツ経由で手紙を受け取っており、オイト王妃に二つのことを伝えていた。一つは継承戦に望みができたこと、もう一つはあることの許可を求めたことである。クラピカ本来の目的は、第4王子ツェリードニヒに近づくことにある。なおNo.411では、ベレレインテがサイレントマジョリティーの能力である黒ぼっこを「マスク姿の女の子」と表現していた。
特殊戒厳令と12日目の時系列
特殊戒厳令の発令は継承戦12日目の14時15分である。棺の場面はその30分前にあたり、13時45分になる。ナスビの場面にはハルケンブルグの鳴動を示す「ゴゴゴ」という擬音があり、その鳴動を使った人格交換と、ベンジャミンのTSK-17の発症もほぼ同じタイミングだった。この2つの場面もおおむね13時45分と分かる。
TSK-17の発症は感染から約6時間後である。逆算すると、ヒュリコフが感染させたのは、タブレットでハルケンブルグの死亡を確認していた場面、約6時間前の朝7時45分頃になる。TSK-17は初期症状が感染性胃腸炎に酷似しているが、実際には別のものである。No.413の最後、ベンジャミンがV・VIPエリアの自室からカミーラの部屋へ向かう場面は特殊戒厳令の15分前で、戒厳令準備にあたる14時ちょうどである。
その後の時間にあたるNo.410では、ベンジャミンが軍隊を引き連れて司法省へ向かう場面で、発症から30分経ったと述べている。13時45分の発症から30分後は14時15分にあたり、残る王子が4人になったと告げるあの場面は、特殊戒厳令が発令された直後だったことになる。司法省にベンジャミンが着いた場面は、発令から40分経過した14時55分である。
ヒュリコフの「鋼の錬金術師」は、標的のそばに一定時間いなければ発動できない能力だった。ヒュリコフは念講習会にも参加しているが、講習会が終われば基本的にはベンジャミンの護衛を担当していた。この能力を持ちながら、ヒュリコフはロンギを「11人いる!」の能力者だと誤認している。ベンジャミンの命令で標的をクラピカに定めていたためで、能力の説明にあるとおり、読み取っている間は「発」が使えず、1人しか読み取れない。
人格交換の矢を放つ場面では、バルサミルコの肉体が椅子に縛られていた。現在のバルサミルコの肉体では、バルサミルコ本人の人格が優先され、もう1つの人格としてハルケンブルグがいる。ハルケンブルグは睡眠剤でバルサミルコの人格を眠らせ、自分の人格が強制的に肉体を使える状態にしていた。棺の場面では、光っている場所が敗退した王子と連動している。
戒厳令下の王子と周辺の人物
ベンジャミンが出した特殊戒厳令の命令には、第1層で非国王軍の私設兵を即殺対象とする内容が含まれていた。ベンジャミンの私設兵や王妃所属の兵は正規国王軍の資格を持つため、この対象には含まれない。
所在・安否が不明だったのが、第3王子チョウライと第7王子ルズールスである。監視していたベンジャミンの私設兵コベントバが、主寝室で焦っている様子も描かれた。チョウライは脱出経路がはっきりしているのに対し、ルズールスは軍の情報網に一切引っかかっていない。
第13王子マラヤームについては、1013号室で監視しているサクエーレに、ベンジャミンが王子の拘束を命じている。14時30分までに拘束できなければリハンを送るよう、あわせて命令していた。クラピカと偽ワブルがいる1014号室については、ベンジャミンはバビマイナから、ワブルが偽物であることをすでに聞いている。
王家の周辺には行政と司法の要人がいる。クレアパトロは第1層・最高裁判官室の最高裁判官で、初登場はサイレントマジョリティーでのロベリーの件、次にベンジャミンとカミーラの裁判の場面に裁判官として現れた。センリツの味方をしているカイザルが勤める司法省は、行政・司法・立法のうち「司法」と付くため司法機関に見えるが、日本の法務省にあたり、検察などが在籍する、法を運営する行政の機関である。クレアパトロは司法の人間であるため上司関係にはあたらず、両者はともに国のエリートでありながら、それぞれ行政と司法に属する。
ビヨンドは、拘束室の場面より前の10日目14時に、同じ拘束室でカンザイに連れてきてほしい人物を伝えていた。カンザイはあまり頭が良くなく、ヒソカの採点では85点、ビヨンドからも知力を低く評されている。一方サイユウは実はビヨンド側の人間で、ハンター協会の裏切り者である。ただしパリストン元副会長を経由して仲間になっているため、ビヨンド自身はサイユウが仲間だと知らない。当初はビヨンドの監視に十二支んのサッチョウも付いていたが、拘束室では10日目と11日目に姿が見当たらない。