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物語 / 物語編

暗黒大陸遠征編

ゴンとジンの世界樹での再会から、ビヨンドとカキンの遠征宣言、V5のV6への再編、十二支んの補充とブラックホエール号の出航準備までをたどる。

No.417まで対応更新 2026.08.13

暗黒大陸遠征編は、ゴンが父ジン=フリークスと再会した場面から、カキン帝国の渡航船ブラックホエール号が出航準備に入るまでを扱う物語編である。暗黒大陸をめぐる情報は、物語の推移と世界設定を分けて読む必要がある。遠征編の筋を作るのは、ビヨンド=ネテロの遠征宣言に始まる国際政治、探検隊の編成、渡航準備であり、誰が何を決めたかが順に示される。地理、過去の渡航記録、案内人、五大厄災といった設定面の詳細は、暗黒大陸そのものを扱う項目に集約されている。

ゴンがジンへ到達したことで、父探しの物語はいったん区切られる。だがジンが示したのは、知られている世界の外側だった。直後にカキン帝国とビヨンドが暗黒大陸進出を公表し、個人の冒険だった未知への憧れは、国家、国際機構、ハンター協会を巻き込む遠征計画へ変わる。描写を確認できる原作No.413までの範囲では、遠征に関わる者たちはまだ暗黒大陸へ着いていない。

基本情報

暗黒大陸遠征編の基本情報
範囲・話数・期間描写を確認できるのは原作No.413まで。
場所・舞台世界樹でのゴンとジンの会話に始まり、カキン帝国、ハンター協会、そして出航を控えたブラックホエール号へ舞台が移る。暗黒大陸そのものには、この範囲でまだ到達していない。
主要人物・勢力ゴン、ジン=フリークス、ビヨンド=ネテロ、パリストン=ヒル、クラピカ、レオリオ=パラディナイト、ミザイストム、チードルが動く。勢力はカキン帝国、V5から再編されたV6、ハンター協会と十二支ん、ビヨンドの遠征隊。カキン側では第4王子ツェリードニヒ、第14王子ワブルと母オイトが関わる。
国際的な合意の枠組みV5にカキンが加わって成立したV6は、遠征で得た成果の分配、帰還者の監視、災厄への対応を共同で引き受ける。これにより暗黒大陸への渡航は、禁止から管理下での実施へ移る。
結果・影響ビヨンドはハンター協会の管理下に置かれ、十二支んの欠員はレオリオとクラピカが埋める。ブラックホエール号の出航準備とカキンの王位継承戦は同じ船内で重なり、目的地へ着く前から各陣営が互いの時間と人員を奪い合う状況になる。

あらすじ

物語は世界樹でのゴンとジンの会話から動き出す。続いてカキン帝国とビヨンド=ネテロが暗黒大陸進出を公表し、国際機構が再編され、ハンター協会はビヨンドを拘束する。十二支んの欠員が埋まると、舞台は渡航船の出航準備へ移る。争点は未知の土地そのものより、誰がどの資格でそこへ向かうかに置かれている。

暗黒大陸遠征編では、未知へ行くという一つの行動に、両立しない目的が重なる。ビヨンドは自分の探検を進め、V6は危険と利益を管理し、ハンター協会は護送と攻略を同時に果たそうとする。ジンは未知への参加を望み、クラピカは船内の王子へ近づくために遠征へ加わる。

展開と主な出来事:世界樹の会話と遠征の公表

回復したゴンは世界樹でジン=フリークスと会い、これまでの旅とカイトの件を話す。ジンは、自分が欲しいものは目の前の目的だけでなく、その途中で得る人や出来事だと伝え、未知の世界へ関心を向ける。人類が世界と呼んできた範囲は、より大きな領域にある湖の一部にすぎない。その外側に暗黒大陸が広がっている。

この会話でゴンの次の目的が暗黒大陸に決まったわけではない。ゴンは父と会う目的を果たし、ジンは自分が追う未知を説明した。同じ場所から同じ旅へ出るのではなく、二人の進路が分かれる場面である。

カキン帝国は、ビヨンド=ネテロを先頭に暗黒大陸へ進出すると世界へ発表する。ビヨンドはかつて暗黒大陸へ渡った経験を持ち、ネテロが生きている間は再挑戦を禁じられていた。以前からカキンの国力と大規模な移民計画を遠征の足場として準備し、ネテロの死後に計画を公表して始動させる。

V5はカキンを新たな加盟国として取り込み、V6へ再編する。合意によって遠征の成果を分配し、帰還者の監視と災厄への対応を共同で担う枠組みが作られ、遠征の禁止は管理下での実施へ切り替わる。

展開と主な出来事:協会の対応と陣営の分かれ方

V5からビヨンドの確保を求められたハンター協会に対し、本人は自ら拘束を受け入れる。逃走せず従う姿勢は降伏を意味しない。遠征が進む限り協会の管理に従い、暗黒大陸へ着いた後は自分の探検を始める構えだった。

ネテロは十二支んへ残した記録で、ビヨンドより先に暗黒大陸を攻略し、成果を持ち帰る課題を託していた。チードルたちはV5からの依頼だけでなく、前会長の遺志とも向き合うことになる。協会にとってビヨンドは護送対象であると同時に、競争相手でもある。

十二支んを離れたパリストン=ヒルは、ビヨンドの遠征隊へ加わっていた。ジンも同じ陣営へ入り、資金と能力を示しながら、ビヨンドに次ぐ立場を自分へ認めさせようとする。二人は協力者になったわけではない。パリストンが周囲を揺さぶる余地を残す一方、ジンはその動きを近くで抑え、遠征へ参加する足場を作る。

ジンは、パリストンが何も妨害されなければ退屈からより大きな混乱を起こすと見ている。これは長く同じ十二支んにいたジンの人物評価であり、パリストンが遠征中に行う具体策を確定する情報ではない。両者の対立は、勝敗よりも、相手にどの選択肢を残すかをめぐって続く。

人物・勢力:十二支んの再編とクラピカの目的

ジンとパリストンの離脱で空いた十二支んには、レオリオ=パラディナイトとクラピカが入る。医療を学ぶレオリオは遠征の医療班へつながり、クラピカはミザイストムから緋の眼に関する情報を示され、参加を決める。多数の緋の眼を持つ人物が、カキンの第4王子ツェリードニヒだったためである。

ここでクラピカの目的は、暗黒大陸の探索そのものではない。遠征船に乗るカキン王族へ接近し、同胞の眼を取り戻すことが優先される。そのため第14王子ワブルと母オイトの護衛を引き受け、暗黒大陸への航路と王位継承戦が同じ船内で重なる。

結果・影響:ブラックホエール号へ集約された計画

カキンは多数の一般渡航者を乗せるブラックホエール号を建造し、新天地への移民事業として航海を公表する。一方、暗黒大陸へ実際に進む探検隊は、中継地点から先で別の移動手段と案内を必要とする。公表された移民、V6の管理、ビヨンドの探検、協会の任務は、同じ出航を利用しながら目的地と成功条件が異なる。

船内ではカキン王子たちの王位継承戦も始まる。ただし、その制度と船内の事件は王位継承戦が扱う範囲であり、遠征準備の経緯とは切り分けられる。船の構造と航路上の役割はブラックホエール号、持ち帰る希望と災厄への対応は厄災と希望が主題とする。

この段階で、誰の計画が最後まで予定どおり進むかは確定していない。暗黒大陸へ着く前から、国家間の管理、協会内の役割、ビヨンド隊の主導権、王位継承戦が互いの時間と人員を奪い始めている。遠征の物語は、目的地に着いてからではなく、同じ船へ異なる目的を載せた時点ですでに始まっていた。

章全体の流れと転換点

暗黒大陸遠征編は単独の名称として読むより、周囲の条件とつなぐと輪郭がはっきりする。長編は個々の勝敗の集合ではなく、旅の目的、対立する陣営、ルールの変化、人物関係の更新が重なって進む。

基本情報のうち「範囲・話数・期間」は、描写を確認できるのは原作No.413まで。これに対して「場所・舞台」は、世界樹でのゴンとジンの会話に始まり、カキン帝国、ハンター協会、そして出航を控えたブラックホエール号へ舞台が移る。暗黒大陸そのものには、この範囲でまだ到達していない。二つを同じ表へ置くことで、前提と結果を取り違えずに読める。

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