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Character File

R2-D2

ナブー王室所属の青と白のアストロメク・ドロイド(R2シリーズ)。電子音だけで意思疎通しながら、ジェダイ機の整備からデス・スター設計図の運搬まで、スカイウォーカー・サーガ実写本編全9作に登場した数少ないキャラクター。1977年『新たなる希望』からケニー・ベイカーが担当し、後年はアニマトロニクスとCGで継承されています。

人物メモ

役割
アストロメク・ドロイド
時代
プリクエル三部作〜オリジナル三部作〜続三部作
初登場
エピソード4 / 新たなる希望

R2-D2を追う順番

R2-D2の補助ガイド

登場・関連作品

プロフィール詳細

種別
アストロメク・ドロイド(Astromech Droid/R2シリーズ/インダストリアル・オートマトン社製)。Xウィング戦闘機等の小型機の整備・航法支援を主用途とする小型ユーティリティ・ドロイド
通称/表記
R2-D2(アール・ツー・ディー・トゥー/Artoo-Detoo)。劇中・公式資料では『R2』『アートゥー』と短縮して呼ばれる
肩書き/立ち位置
ナブー王室宇宙船所属の整備ドロイドとして登場し、共和国・反乱同盟軍・新共和国・レジスタンスの各時代を通じてスカイウォーカー一家とジェダイの傍で航法・通信・整備・情報運搬の任を担う
外装色
青と白を基調にした円筒形+ドーム頭部(blue-and-white astromech)。シリーズ内で外装色のバリエーションが存在せず、全実写本編・アニメシリーズで一貫した視覚的アイデンティティを維持している
発声
電子音(beeps・whistles・chirps)のみ。シリーズを通じて人間語の発話は行わず、相棒のプロトコル・ドロイドC-3POや、近くにいるパイロット/オペレーターが意味を補完する形で物語を進める設計となっている
相棒
プロトコル・ドロイドC-3PO。シリーズを通じて『電子音だけで意思疎通する青と白のアストロメク』と『口数の多い金色のプロトコル・ドロイド』のペアとして、1977年『エピソード4:新たなる希望』冒頭タンティヴ4号脱出シーンから2019年『エピソード9:スカイウォーカーの夜明け』終盤まで一貫して並んで描かれる
操演/演者
ケニー・ベイカー(Kenny Baker/1934-2016/英国出身の小柄な俳優)が1977年『エピソード4:新たなる希望』から2015年『エピソード7:フォースの覚醒』まで、ドーム式ボディの中に入って演じた。2015年以降はジミー・ヴィー(Jimmy Vee)等の代役と、リモコン操作のアニマトロニクス、CG合成のハイブリッドで継承されている
初登場
『スター・ウォーズ/エピソード4:新たなる希望(A New Hope)』1977年5月25日米国公開。劇中冒頭、帝国軍に拿捕されつつあるレイア・オーガナの船タンティヴ4号の中で、デス・スター設計図を内部メモリに記録した状態でC-3POと共に脱出ポッドでタトゥイーンへ降下する場面が、スカイウォーカー・サーガそのものの幕開けとなる
時代設定
プリクエル三部作(共和国末期/クローン戦争期)からオリジナル三部作(帝国期)、続三部作(ファースト・オーダー期)まで、スカイウォーカー・サーガ実写本編全9作と『ローグ・ワン』(2016年)、アニメ『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』等に登場するシリーズ屈指のロングラン・キャラクター
クリエイター
ジョージ・ルーカス(George Lucas)。1977年『エピソード4:新たなる希望』のためにルーカスフィルム+コンセプトデザイン ラルフ・マクォーリー(Ralph McQuarrie)+特殊効果スーパーバイザー ジョン・スティアーズ(John Stears)の体制下で創造された。マクォーリーの初期コンセプトアートでは現行とは異なる三本足の形態も検討された記録が公式アートブック類に残されている
名前の由来
ジョージ・ルーカスが学生時代から関わっていた『アメリカン・グラフィティ』(1973年)の音響編集現場で、サウンド・エディターのウォルター・マーチ(Walter Murch)が『Reel 2, Dialogue 2』を『R2-D2』と短縮して言ったのを気に入って採用したことが、ルーカスの公式インタビュー等で繰り返し語られている
原典モデル
黒澤明監督『隠し砦の三悪人』(1958年)に登場する太平と又七という二人の百姓キャラクター。ジョージ・ルーカスが脚本段階からこの『下層の語り手コンビ』をR2-D2/C-3POの原型としたことを公式インタビューで繰り返し語っており、シリーズ内でドロイド二人組が常に画面に存在し続ける構造の源流となっている

来歴(時系列)

『エピソード1/ファントム・メナス』(1999年5月19日米国公開)

シリーズ内時系列での実写初登場作。ナブー王室宇宙船の整備ドロイドとして搭乗中、トレード・フェデレーションの封鎖艦隊によって損傷した王室船の偏向シールド発電機を被弾下で修復する手柄を挙げ、女王パドメ・アミダラ(演ナタリー・ポートマン)から名指しで称賛される。劇中で『R2-D2』という固有名が共和国側に正式に認識される起点となるエピソード。タトゥイーンでアナキン・スカイウォーカー(演ジェイク・ロイド)と初対面する場面も本作で描かれる。

『エピソード2/クローンの攻撃』(2002年5月16日米国公開)

本作ではアナキン・スカイウォーカー(演ヘイデン・クリステンセン)/パドメ・アミダラのコンビに同行し、ナブー湖畔やジオノーシスの作戦に参加する。本作で『R2-D2の脚部からブースター(rocket boosters)が射出されて短時間飛行する』場面が初めて描かれ、続三部作以降のドロイド演出にも影響を残した。ジオノーシスの工場ではC-3POとコンビでドタバタ場面を演じる。

『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』アニメシリーズ(2008〜2020年)

クローン戦争期のR2-D2はジェダイ騎士団/アナキン・スカイウォーカーの戦闘機の専属アストロメクとして任務に同行する。本シリーズではR2-D2が単独でドロイド軍の捕虜となり脱出するエピソード、共和国側ドロイド分隊と協働する挿話など、彼を主役級に据えた話数が複数制作された点が公式ウェブサイトのエピソードガイドで確認できる。

『エピソード3/シスの復讐』(2005年5月19日米国公開)終盤

オーダー66発令後のコルサントで、パドメの死亡に伴って彼女の財産はバイル・オーガナ(演ジミー・スミッツ)に託される。本編末尾でバイルはC-3POの記憶消去のみを命じ、R2-D2は記憶消去対象から外される。結果として『プリクエルの記憶を保持するR2-D2』と『記憶を消されたC-3PO』というオリジナル三部作の前提が成立し、シリーズ屈指の重要な伏線回収を成立させる。

『エピソード4/新たなる希望』(1977年5月25日米国公開)

帝国軍に拿捕されつつあるタンティヴ4号で、レイア・オーガナ(演キャリー・フィッシャー)から『助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなたが唯一の希望です』というホロメッセージとデス・スター設計図のデータを託される。C-3POと共に脱出ポッドでタトゥイーンへ降下し、ジャワ族に売られてラース家に引き取られたあと、ベン・ケノービ(演アレック・ギネス)/ルーク・スカイウォーカー(演マーク・ハミル)/ハン・ソロ(演ハリソン・フォード)/チューバッカ(演ピーター・メイヒュー)と合流する。シリーズの実写本編としては最初の登場作品。

『エピソード5/帝国の逆襲』(1980年5月21日米国公開)

ホスのエコー基地でルーク・スカイウォーカーのXウィング戦闘機のアストロメクとして同行し、その後ダゴバ星系のヨーダ(演フランク・オズ)の修行に同行する。本作のダゴバ場面では沼に沈んだXウィングをフォースで持ち上げるヨーダの伝説的場面に立ち会う数少ない目撃者として描かれ、シリーズ内の重要な精神的場面に常に居合わせる『観察者』としての立ち位置を確立する。

『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年5月25日米国公開)

タトゥイーンのジャバ・ザ・ハットの宮殿でルーク・スカイウォーカーの隠しライトセーバーを内蔵するという重要任務を担い、ハン・ソロ救出作戦の鍵を握る。後半のエンドアの戦いではC-3POと共に反乱同盟軍のシールド発電機破壊作戦に同行し、シリーズ屈指のクライマックスでも主要キャラクターと並走する。

アニメ『反乱者たち』(Star Wars Rebels/2014〜2018年)/『ローグ・ワン』(2016年12月16日米国公開)

Disney XD放送のアニメシリーズ『反乱者たち』にカメオ登場し、レイア・オーガナとバイル・オーガナの関係性および記憶を保持したR2-D2の挿話が描かれる。また実写『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)のヤヴィン基地場面ではC-3POと共に短時間ながら登場が確認できる、ローグ・ワン作戦の直前を象徴する出演となる。

『エピソード7/フォースの覚醒』(2015年12月18日米国公開)

ジャクー脱出後のレジスタンス基地で長期間スリープモードに入っていたR2-D2が、本作終盤でレイ(演デイジー・リドリー)/フィン(演ジョン・ボイエガ)/BB-8の到着を受けて起動し、ルーク・スカイウォーカーの居場所を示す銀河系地図の欠落部分を補完する場面が描かれる。続三部作のレイ/BB-8世代と、旧三部作のルーク/レイア世代をつなぐ物語的なバトンとして機能する。

『エピソード8/最後のジェダイ』(2017年12月15日米国公開)

オク=トーの隠遁地でルーク・スカイウォーカーと再会し、ホロプロジェクターで『助けて、オビ=ワン・ケノービ』のレイアのメッセージを再生してルークの心を動かす場面が、シリーズ屈指のセルフ・リフレインとして描かれる。1977年『エピソード4』冒頭の同メッセージを2017年に呼び戻す構成は、ライアン・ジョンソン監督のシリーズ自己言及の代表場面とされる。

『エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』(2019年12月20日米国公開)

レジスタンス本拠地でC-3POの記憶リセット後のバックアップ復元を担当する場面が描かれる。ドロイドスミスでC-3POが一時的に記憶を失った後、R2-D2が外部バックアップから記憶を復元するという連携が、1977年から続いた相棒コンビの最終章にあたる演出として機能している。ケニー・ベイカーは2016年に逝去しているため、本作のスーツ演技はジミー・ヴィー(Jimmy Vee)等が引き継いだ。

能力・装備

関係相関

C-3PO
シリーズ全体を通じての唯一無二の相棒(演アンソニー・ダニエルズ)。1977年『エピソード4:新たなる希望』冒頭タンティヴ4号脱出シーンから2019年『エピソード9:スカイウォーカーの夜明け』終盤までの42年間にわたり、ほぼ全実写本編で並んで登場する。スター・ウォーズの視覚的アイデンティティの中核を成すコンビ関係で、原典は黒澤明監督『隠し砦の三悪人』(1958年)の太平と又七。
アナキン・スカイウォーカー
プリクエル三部作期のジェダイ騎士アナキン(演ジェイク・ロイド/ヘイデン・クリステンセン)の戦闘機専属アストロメクとして長く同行する。『エピソード1』タトゥイーンで初対面したのち、『エピソード2』『エピソード3』および『クローン・ウォーズ』アニメシリーズ全体で、アナキンのジェダイ・スターファイターのアストロメク・ポートに固定で搭乗する関係性が描かれる。
ルーク・スカイウォーカー
オリジナル三部作のルーク(演マーク・ハミル)のXウィング戦闘機の専属アストロメクとして、『エピソード4/新たなる希望』終盤デス・スター攻撃戦から『エピソード6/ジェダイの帰還』エンドアの戦いまで一貫して同行する。『エピソード8/最後のジェダイ』オク=トー場面では、引退したルークに対してレイアの古いメッセージを再生して心を動かす重要場面が描かれる。
レイア・オーガナ
『エピソード4/新たなる希望』冒頭で『助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなたが唯一の希望です』のホロメッセージを託す、シリーズ屈指の象徴的場面の相手(演キャリー・フィッシャー)。このメッセージは『エピソード8/最後のジェダイ』で40年後に再生され、シリーズ自己言及の代表場面として機能する。
パドメ・アミダラ
プリクエル三部作期のナブー女王/元老院議員パドメ(演ナタリー・ポートマン)。『エピソード1/ファントム・メナス』ナブー王室宇宙船の偏向シールド被弾下で修復を成功させたことで、R2-D2が劇中で固有名を獲得する起点となった人物。以降『エピソード2』『エピソード3』『クローン・ウォーズ』アニメで継続的な関係が描かれる。
オビ=ワン・ケノービ
プリクエル三部作期のジェダイ・マスター、オリジナル三部作のベン・ケノービ(演イアン・マクレガー/アレック・ギネス)。『エピソード4』冒頭で『助けて、オビ=ワン・ケノービ』のホロメッセージの宛先となり、タトゥイーンでの再会場面が実写スカイウォーカー・サーガの起点を成す。プリクエル~オリジナル三部作の橋渡しを成立させる。
BB-8
続三部作で登場するレジスタンス所属の球形アストロメク・ドロイド(操演デイブ・チャップマン他)。『エピソード7/フォースの覚醒』終盤でルーク・スカイウォーカーの所在地データの欠落部分をR2-D2が補完し、BB-8が運んできた断片と接続することで全体マップが完成する、世代継承を象徴する場面が描かれる。

登場作品(俳優クレジット)

スター・ウォーズ 反乱者たち

2014〜2018/Disney XDアニメシリーズで挿話的にカメオ登場、レイア・オーガナとバイル・オーガナの関係性および記憶を保持したR2-D2の前史として機能

名場面・名台詞

考察

トリビア

より詳しいFAQ

R2-D2はどんなドロイドですか?

アストロメク・ドロイド(Astromech Droid/R2シリーズ/インダストリアル・オートマトン社製)と呼ばれる、Xウィング戦闘機やジェダイ・スターファイター等の小型機の整備・航法支援を主用途とする小型ユーティリティ・ドロイドです。劇中ではナブー王室宇宙船の整備ドロイドとして初登場し、共和国・反乱同盟軍・新共和国・レジスタンスの各時代を通じてスカイウォーカー一家とジェダイの傍で航法・通信・整備・情報運搬の任を担います。

R2-D2の声はどうやって作られたのですか?

サウンド・デザイナーのベン・バート(Ben Burtt)が1977年『エピソード4:新たなる希望』のために、シンセサイザーと自分自身の口で出す赤ちゃんの声などを組み合わせて作成したことが、ルーカスフィルム公式のサウンドデザイン解説で広く知られています。劇中では人間語を発さず、電子音(beeps・whistles・chirps)のみで意思疎通します。会話はC-3POや、近くにいるパイロットがR2-D2の応答内容を補完する形で成立します。

R2-D2を演じていたのは誰ですか?

英国出身のケニー・ベイカー(Kenny Baker/1934-2016)が、1977年『エピソード4:新たなる希望』から2015年『エピソード7:フォースの覚醒』まで38年間にわたりR2-D2のドーム式ボディの中に入って演じました。ケニー・ベイカーは身長3フィート8インチ(約112cm)の俳優で、シリーズの象徴的キャラクターを長年体現しました。2015年以降はジミー・ヴィー(Jimmy Vee)等のスーツ俳優と、リモコン操作のアニマトロニクスとCG合成のハイブリッドで継承されています。

R2-D2はなぜ『エピソード3』で記憶消去されなかったのですか?

『エピソード3/シスの復讐』(2005年5月19日米国公開)の本編末尾、コルサントでバイル・オーガナ(演ジミー・スミッツ)はC-3POの記憶消去のみを命じ、R2-D2は記憶消去対象から外されました。理由は公式には明示されませんが、結果として『プリクエルの記憶を保持するR2-D2』と『記憶を消されたC-3PO』というオリジナル三部作の前提が成立し、シリーズ全時代の証人としてのR2-D2の立ち位置が確定する重要な伏線回収となっています。

R2-D2の名前の由来は何ですか?

ジョージ・ルーカスが学生時代から関わっていた『アメリカン・グラフィティ』(1973年)の音響編集現場で、サウンド・エディターのウォルター・マーチ(Walter Murch)が『Reel 2, Dialogue 2』(リール2のセリフ2番)を『R2-D2』と短縮して言ったのを、ルーカスが気に入って採用したことが公式インタビュー等で繰り返し語られています。シリーズ屈指の象徴的キャラクター名が編集室の業務略語に由来するという、映画史的に有名な逸話です。

R2-D2はどの作品から見るのが良いですか?

公開順入門は実写初登場作の『エピソード4/新たなる希望』(1977年)です。冒頭のレイア・オーガナのホロメッセージ場面がR2-D2のシリーズ全体での役割を端的に示しています。時系列順入門ならプリクエル三部作の最初『エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)のナブー王室宇宙船場面で『R2-D2が固有名を獲得する起点エピソード』を押さえてから視聴すると、シリーズ全体の構造が綺麗に揃います。

R2-D2とC-3POはどんな関係ですか?

シリーズ全体を通じて唯一無二の相棒関係にあるドロイド・コンビです。1977年『エピソード4:新たなる希望』冒頭タンティヴ4号脱出シーンから2019年『エピソード9:スカイウォーカーの夜明け』終盤まで、ほぼ全実写本編で並んで登場し、電子音だけで意思疎通する青と白のアストロメク(R2-D2)と口数の多い金色のプロトコル・ドロイド(C-3PO)という対比が、スター・ウォーズの視覚的アイデンティティの中核を成しています。ジョージ・ルーカスが脚本段階から黒澤明監督『隠し砦の三悪人』(1958年)の太平と又七をモデルとしたことを公式に語っています。

出典

R2-D2はどの作品から見る?

初見の入口は「エピソード4 / 新たなる希望」です。時系列上の登場順としては「エピソード1 / ファントム・メナス」が最初です。

R2-D2の関連人物は?

C-3PO、アナキン、ルーク、レイア、パドメ、オビ=ワン。

R2-D2と一緒に覚える用語は?

ジェダイ、フォース、パダワン、ジェダイ・マスター。