本文へ移動
ANNA MOVIESHUNTER×HUNTER

人物

イカルゴ

レオル隊の隊長を務めたタコ型のキメラ=アント。キルア=ゾルディックとの死闘を経て討伐隊に加わり、東ゴルトー王宮では地下に潜入してパーム=シベリアの捜索と敵の撹乱を担った。

No.417まで対応更新 2026.08.13

イカルゴは、漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するタコ型キメラ=アントで、レオル隊の隊長を務めた。原作では第236話に、死体と遊ぶな子供たちで操る死体の姿で先に現れ、第237話で本人が登場する。TVアニメ2011年版では第100話が初登場にあたる。念系統は強化系。キメラ=アント編の決戦を経ても生存が確認されている。

キルア=ゾルディックとは地底湖の攻防で敵として対峙したが、そこで交わした言葉をきっかけに親交を結ぶ。やがてキメラ=アントの王メルエムを倒す任務に臨む討伐隊へ加わった。東ゴルトー王宮への強襲では地下を任され、パーム=シベリアの捜索、監視、そして敵の撹乱を引き受ける。前線で押し切る戦力ではない。狙撃と潜入の技量、そして数秒で代案を組み立てる思考の速さで戦局を支えた。

基本情報

イカルゴの基本情報
所属・役割レオル隊の隊長を務め、のちにキメラ=アントの王メルエムを討つ討伐隊へ加わった。隊長だった間は配下への指揮権を持っていたが、討伐隊と手を組んで以降はそれを失っている。人間だったころはNGLの兵士としてキメラ=アントと戦った。
初登場原作第236話(死体と遊ぶな子供たちで操られた体としての登場)、第237話(本人としての登場)。TVアニメ2011年版では第100話。
状態生存。東ゴルトー王宮の決戦を生き延び、選挙編でもゴン=フリークスの回復を見守る姿が描かれた。
念系統強化系。放出系寄りで、死体を操る操作系にも長け、具現化系にもいくらかの適性を示す。発のほかに凝を使える。
主な念能力蚤弾と死体と遊ぶな子供たち。フラッタの体を操っていた間は、衛星蜻蛉と超複眼も借りて使った。
主な関係キルア=ゾルディックとは敵として出会い、地底湖での攻防を経て友人となる。ウェルフィンは人間時代の戦友で、二人はNGLでジャイロの下にいた。

人物像

イカルゴの体はタコによく似た赤色で、顔だけがその例外にあたる。丸い口と厚い唇、丸い目、太い眉を持ち、吸盤のついた八本の足を備える。観察力が鋭く、敵と戦う前にまず策を組み立てる。仲間を裏切るくらいなら死を選ぶ強い信義の持ち主で、キルア=ゾルディックから裏切りか死かの二択を突きつけられた場面に、その一面がはっきりと表れた。

その一方で、状況が違えば友達になれたというキルアの言葉が、彼を陣営の乗り換えへ踏み切らせた。以後は討伐隊の面々、とりわけキルアへ強い愛着を寄せる。自分の外見を嫌う劣等感を抱えていた彼にとって、キルアに認められたことは自分を肯定する経験だった。イカルゴは、見栄えのしないタコではなく格好のよいイカとして生まれたかったと願っている。タコである自分を格好いいと呼ぶ相手が現れたことに心を打たれ、その好意だけは裏切れないと考えた。イカへの憧れと外見への自己嫌悪は、タコの遺伝子から受け継いだ記憶に由来する。

宿主の体に入ってキルアと対峙していた間は、鼻歌まじりの飄々とした、やや挑発的な態度を見せた。狙撃手でありながら人を殺すことができず、仲間を危険にさらしかねない敵にさえ引き金を引けない。この性質は後に彼の精神的な破綻を招いた。逆に、自分の命だけが懸かる場面では、引き金を引くことに迷いがなかった。

作中での動向

人間だったころのイカルゴは、NGLの兵士として、のちにウェルフィンとなる人物やジャイロとともにキメラ=アントと戦った。キメラ=アント編では、レオル隊の隊長を追うキルアを、死体に入った状態で遠く離れた位置から蚤弾で狙撃する。照準はフラッタの伝える座標に頼っており、キルアが回避に移るまでに四発を当てた。その後は森の中で微動だにせず立ち続ける。フラッタは能力を暴かせるためにもう一度撃たせたが、キルアはオーラを限界まで広げてあえて被弾し、狙撃の来る方向を割り出した。

フラッタの警告を受けたイカルゴは、計画どおりに進んでいると考えてキルアを待ち受け、洞窟の入口へ誘い込む。罠だと告げて飛びかかった直後、キルアが宿主の頭部を貫いた。その度胸を認めたイカルゴは足でキルアを包み込み、獰猛なキメラ=アントがひしめく地底湖へ二人もろとも落下していく。キルアは足を切断して脱け出し、双方とも吸盤で鍾乳石に張り付いて落水を免れた。イカルゴが入っていた死体は配下たちに食われる。体を切られたイカルゴはキルアに食ってかかり、タコ呼ばわりされると激しく抗議した。

宿主がいなければ蚤を増やせないと考えたイカルゴは、頭部を膨らませて吸い込んだ空気を銃から放ち、オロソ兄妹に少年を始末させるつもりで逃走を図る。しかしキルアは銃の形をした腕をつかんで逃走を止め、水面の上に吊した。動揺したイカルゴは余裕を装って世間話を続ける。キルアは、捕食に沸く水中のキメラ=アントが誰であろうと襲うと見抜いていた。折悪しくフラッタが念話で連絡してきたため、イカルゴは彼に向けた返事を声に出してしまう。キルアは、フラッタの能力を明かせば命を助けると持ちかけた。

泣き出しそうになりながら、イカルゴはイカへの羨望を語り始め、新たな覚悟を固める。与えられた十秒を待たずに銃と化した腕を切り落とし、仲間を売ることを拒んで、イカに生まれ変わりたいと願いながら水面へ落ちていった。その忠義に打たれたキルアは、ヨーヨーの一つで彼を引き上げる。理由を尋ねたイカルゴに、キルアは彼を格好いいと評し、状況が違えば友達になれたと答えた。この言葉はイカルゴを深く動かす。キルアは彼を岸へ放り投げた。サメ型のキメラ=アントが少年に襲いかかるのを見てイカルゴははっと身構え、岸から案じるように戦いを見守る。再びフラッタから連絡が入ると、戦いはまだ終わっていないと伝え、敵は武器を使っていないと偽った。

討伐隊への合流と王宮突入

オロソ兄妹との戦いでキルアが深手を負うと、イカルゴは彼のもとへ近づいた。オロソ兄妹の救援要求は取り合わず、キルアを助けると決める。行動の理由を問われた彼は、仲間に背いてもぐりの医者へ少年を運ぶのだと、自分でも理由が分からないまま口にした。地下の川へ飛び込みながら、死なないでくれと願う。運び込んだ路地裏の病院では、二日間眠り続けるキルアの枕元に座り続けた。傷が開くから休めと言い聞かせたものの、すでに傷がふさがっていることに驚かされる。

討伐隊に入らないかと誘われたイカルゴは初め言葉に詰まり、本当にいいのかと戸惑った。キルアは、決めるのはイカルゴ自身だと突き放す。承諾した彼に、キルアは、また互いの命を救っても礼を言う必要はない、友達とはそういうものだと付け加えた。イカルゴは感極まって泣き出す。キルアは、これから足を踏み入れる世界が極めて危険であること、命を懸けることと命を捨てることはまったく違うことを説いた。それでもイカルゴは喜び勇んで彼に従う。二人はゴン=フリークスナックル=バインシュート=マクマホンメレオロンと合流した。作戦会議では、東ゴルトー王宮への強襲でイカルゴがゴン、キルアとともに先陣に立つことが示される。六人は分かれ、ナックルとシュートはネフェルピトーを撹乱しに向かった。

襲撃の19時間前、イカルゴはキルア、ゴンとともに小屋にいた。最終確認では、ビゼフの居住区でパーム=シベリアを救出する役をイカルゴが担うと決まる。ゴンとイカルゴは、王直属護衛軍が玉座の間にいないのではないかというキルアの繰り返す懸念に気づいた。キルアは突入前にあらゆる場面を想定しようと提案する。ネフェルピトーが王宮にいながら円を使わない可能性を挙げられたイカルゴは戸惑ったが、ノヴが忍び込んだ日に実際に起きていたとゴンに指摘された。三人はコルトに意見を求め、ネフェルピトーは誰かを治療していたらしいと知る。イカルゴは、敵が護衛軍や王を傷つけることも、ネフェルピトーが他人の治療のために円を解いて王を危険にさらすこともあり得ないと退け、三人は王が自ら傷を負ったという結論に達した。

襲撃の6時間前、三人は残る討伐隊員とともにノヴの念空間に入る。イカルゴはメレオロンとしばらく言葉を交わした。11時30分には新しい生活に胸を躍らせ、心の中でキルアに礼を述べて任務の完遂を誓う。王宮の中央階段近くの出口へつながる部屋に入ると、キルアが読み切れない事態を並べるのに対し、イカルゴは護衛軍が王のそばにいると信じて言い合いになった。最後には相手の言い分にも理があると認める。深夜零時の十数秒前、討伐隊は出口の前に集まった。潜入にあたって彼はフラッタの死体に入り込み、死体と遊ぶな子供たちで操る。モラウ=マッカーナーシを除けば、王宮へ突入したのは彼が最後だった。

階段の脇に現れるとすぐ向きを変え、パームを探すために地下へ下りる北西の昇降機へ向かう。フラッタの複眼のおかげで龍星群を切り抜けた。モントゥトゥユピーが中央階段を崩したとき、ゴンとキルアはイカルゴと同じ方向へ走り、中庭で彼を追い越す。途中でキルアが引き返し、イカルゴが鉢合わせしかけていたキメラ=アントの兵士二体を始末する場面も目にした。追い抜かれる際、イカルゴはキルアに貸しができたと言い放つ。二人は気づかなかったが、ウェルフィンは兵士が殺される場面と、その直後にイカルゴが死体の脇を通り過ぎる場面を見ており、フラッタが裏切り者だと考えるに至った。

王宮地下でのブロヴーダとの攻防

昇降機に着いた瞬間、その両脇の扉が開き、ヂートゥブロヴーダが同時に現れた。フラッタになりすましたイカルゴは、今しがた王宮へ戻ったところだと述べ、ブロヴーダに問われると翅は龍星群で傷ついたと答える。昇降機に乗ろうとしていた点をヂートゥに突かれると、レオルの旧名を出し、地下へ行くよう命じられたと返した。乗り込むことには成功したものの、上官を旧名で呼んだことをブロヴーダとウェルフィンは聞き逃さない。扉が開くと同時に、彼はフラッタの能力である衛星蜻蛉を発動して超複眼を使い、パームを見つけると心に決めて捜索に取りかかった。トラックを動かし、マルコスの案内に従ってビゼフの居住区へ向かう。蜻蛉の一体が扉の開いたままの家を見つけると、イカルゴは喜んだ。

昇降機のそばに配した別の蜻蛉から、ブロヴーダが地下へ下り、昇降機の前で立ち止まっていることが分かる。衝突は避けられなくなった。居住区へ車を進めながら、上で即座に殺されるほどではないにせよ、元師団長に疑いを抱かせる何らかの失敗を犯したはずだと考える。用心のため、戦闘になる前提で動くと決めた。パームの偽名を呼んでも女性たちは出てこず、彼の来訪はビゼフの試験と受け取られる。家を間違えたうえで、彼はパームの残した念の伝言を凝で読み取った。伝言は、自分は死んだものとして動いてほしいという内容だった。落胆したイカルゴは車を戻し、超複眼で戦況を把握し、念話でメレオロンに情報を伝えながら王宮内の他のキメラ=アントを撹乱するという次の任務に移る。

その策には相手に信用される必要があったため、彼はブロヴーダを排除しにかかった。元師団長の前でトラックを止め、問われると、また旧名を出してレオルの用を済ませたと答える。ブロヴーダは、フラッタの上官がもう旧名を受け付けないと指摘した。イカルゴは車体を爆破される寸前にフラッタの体から脱け出し、荷台の下に隠れる。彼は、レオルの新しい名を知らない者は敵と見なされると悟った。幸いブロヴーダは昇降機を動かせず、その状況では催眠ガスが放出されるはずだった。イカルゴは昇降機に閉じ込めたままにする案や、気を失った隙に別の場所へ運ぶ案を検討したが、殺して死体を操るのが最善だと考え直す。

彼は監視モニター室へ急いだ。室内に入るのと同時に、ブロヴーダは昇降機を撃ち破って脱出し、催眠ガスが漏れ出す。イカルゴは隔壁を下ろして通路へ誘い込もうとしたが、もう一枚を下ろして閉じ込める前に、ブロヴーダは自らの能力で退避した。ブロヴーダは監視されていると見抜いたものの、隔壁越しにイカルゴへ手を届かせることはできない。イカルゴは当初、密閉された空間なのでブロヴーダが催眠ガスで昏倒すると考えたが、逃げ道があることに気づき、即座に策を組み立てた。相手が抜け道に思い至った矢先、彼は隔壁の一枚を上げて戦車に飛び乗る。銃弾の中を突っ切って昇降機の前で横倒しにし、ケーブルを伝って上がる道を塞いだうえで操作盤に火を放った。そして姿を見られないまま、戦車と昇降機上部の隙間へ滑り込む。

元師団長が倒れる音を聞いたイカルゴは、足を空気銃に変えたものの、引き金を引けなかった。息が続かなくなるまで決断に苦しみ、わずかに上げていた隔壁の下を這って監視室へ戻る。隔壁を下ろすと、自分を臆病者だと責めて泣き崩れ、数分のあいだ涙が止まらなかった。顔を上げてモニターを見ると、車庫と倉庫へ通じる扉が開いていた。

ウェルフィンとの対決と決戦の終盤

そこへ、卵男を発動した状態のウェルフィンが背後に現れる。仲間を守ると決めていたイカルゴは振り向きざまに撃ち、相手の腕を捉えた。ウェルフィンが撃ち返したミサイルは、彼を傷つけないまま爆ぜる。攻撃の正体は、頭に生きたムカデを送り込むものだった。イカルゴは警告を無視し、抗うほど強まる激痛に耐えながら両脚を撃って相手の動きを封じる。ウェルフィンが降参すると痛みは和らいだ。イカルゴはムカデを取り除くよう迫るが、ウェルフィンにはそれができず、時間を稼ぐために気絶したふりをする。イカルゴは見抜いて再び発砲の構えを取った。ウェルフィンが能力の解き方を知らないと明かすと、ムカデは苦しげにもがき、イカルゴは原因が相手の誠実さにあると理解する。

ウェルフィンの気性は、人間だったころに知っていた人物を思い起こさせた。イカルゴは元師団長に、自分が何者だったか覚えているかと尋ね、はぐらかそうとするのを見抜く。ウェルフィンがジャイロについて語ると、ムカデは消えた。続けて王宮で女性を見なかったかと問うと、人間が繭にされたという答えが返る。ウェルフィンは笑い出し、イカルゴを当惑させた。真実を語るのはたやすいと元師団長は述べる。イカルゴは彼とブロヴーダをトラックの荷台に閉じ込め、中庭へ向かった。そこで目にした惨状に彼は衝撃を受ける。

中庭でイカルゴは、キルアと、パームだと察しのつく女性に見つかった。手はずどおり彼女をペイジンへ送るつもりだったが、パームはゴンと話すまで残ると譲らない。ゴンがネフェルピトーにコムギを治療させ、その後にカイトを取り戻しに行くつもりだと、彼はここで知る。異を唱えかけたところをキルアに遮られ、残るということはネフェルピトーが牙をむいた場合にゴンとともに死ぬことだと理解した。三人はメレオロンとナックルを探しに行くが、二人も王宮に残ると決めていた。ゴンはコムギを彼らに託し、ネフェルピトーを連れてペイジンへ発つ。自分がゴンに同行すれば人質に取られて優位を失いかねないとキルアに説明され、イカルゴは身を震わせた。

残る五人はパームを通じて、王がアイザック=ネテロとの戦いを生き延びたことを知る。イカルゴは能力で操れる死体を求めて王宮を探し回ったが、キルアが倒した兵士二体は損傷が激しく使えなかった。ほどなく彼は、王の計り知れない練に慄然とする。王の円に包まれた彼は地下格納庫の入口へ走り、予期したとおりそこでパームを見つけた。彼女は中へ入って自ら退路を絶つべきか迷っていた。イカルゴは王が再び円を使う前に急いで入るよう促す。ビゼフの居住区へ車を走らせる間、パームからキルアの動きと、メレオロンとナックルが置かれた窮状を聞いた。二人は人質交換のために生かされたと踏んだ彼は、罠を仕掛けることにする。

パームが女性たちを集めて目隠しする間、イカルゴは銃を突きつけてウェルフィンに使者役を求め、交渉の意思と、コムギを倉庫に隠してあることを敵へ伝えるよう頼んだ。罠だと知らせるというウェルフィンの条件も受け入れる。パームが淋しい深海魚の対象にウェルフィンを含めようとすると、彼はそれを止めた。任務の後は自由だと告げ、ジャイロを探しに行くよう勧める。元師団長は激高したが、イカルゴが人間時代の名で呼びかけると態度を変えた。イカルゴは、二人が友人同士でNGLでジャイロの下でキメラ=アントと戦ったこと、そして強い意志を持つジャイロは今も生きていると信じていることを口にする。

決戦後の経過と選挙編での動向

すべてうまくいくというパームの断言に、イカルゴは呆気にとられた。半信半疑の彼を、パームは、コムギが王にとって諸刃の剣であり、その扱いをめぐって王直属護衛軍の判断が割れていると説いて納得させる。パームは、コムギが自らの髪に包まれていたために王が円で捉えられず、それゆえ二人はまだ生きていると推し量った。彼女はコムギを隠すよう提案し、イカルゴはそれをナックルとメレオロンを見殺しにする意味だと受け取る。パームは、王が死ぬまで時間を稼げばよいだけだと答えた。イカルゴが詰め寄ると、彼女は王が貧者の薔薇に冒されていることを明かす。二人は思いを飲み込み、コムギを倉庫の箱の中に隠した。

戦いが終わった後、イカルゴは仲間とともに、瀕死のゴンが横たわる病院へ入る。ウェルフィンの黒いムカデによる傷のため頭に大きな包帯を巻いた姿で、パームとともに手術室の外で回復を祈り、彼女の様子をうかがうように何度も目を向けた。数日後には、回復を願ってゴンに語りかけている。選挙編でゴンが戻ってからは、多くの友人たちとともに病棟の周囲を見張った。ナニカがゴンを元の姿に戻す際、建物内に放たれた膨大なオーラに彼は驚愕する。その後、ナックル、パーム、メレオロンとともに療養中のシュートを見舞い、ゴンが送ってきたコクチハクチョウの映像を眺める姿が描かれた。

能力・特徴・関係

キメラ=アントの隊長だった間は配下に対する指揮権を持っていたが、討伐隊と手を組んだ後にそれを失った。キメラ=アントとして、同族との念話による意思疎通ができる。前線で戦う型ではないものの、頼りになる味方である。念能力は狙撃手としても潜入者としても働き、機転が利き、思考が速く、戦略家としても優れる。人間の宿主に入っていたときは大きく跳躍でき、相当な高さから落ちても無傷で着地した。フラッタの体を操っていたときはその複眼を使え、龍星群を無傷で切り抜けている。

タコの遺伝子を持つ彼は、速く泳ぎ、水中で呼吸し、吸盤で垂直な面に張り付ける。頭部を膨らませて通常より多くの空気をため込み、水に浮くこと、長く息を止めること、銃を撃つことに使う。体はかなり頑丈で、念を使うラモットの一撃を受けても目に見える傷や後遺症は残らなかった。王宮への潜入では、とりわけ管制室からブロヴーダと対峙した場面で相応の知性を見せている。この場面では手持ちの条件をもとに数秒で複数の代替案を組み立てており、分析力の高さがうかがえる。ただし感情が判断を鈍らせ、油断を招くこともある。

射撃の腕は極めて高い。三次元の座標として位置を与えられれば、見えていない標的にも命中させられる。森の奥深くに身を隠していた遠方のキルアを何度も撃ち抜いた場面がその例にあたる。ただし心理的な障壁があり、殺すつもりで撃つことはできない。大型トラックや装甲車両を難なく走らせる運転技術も見せている。

念系統は放出系寄りの強化系だが、死体を蘇らせて操るなど操作系にも長ける。具現化系にもいくらかの適性を示す。これらの能力はいずれも、射撃の腕やなりすましの巧みさといった別の資質に支えられている。発のほかには、少なくとも凝を使える。

サイト内検索

百科事典・主要解説を検索

入力すると候補が表示されます。