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ANNA MOVIESHUNTER×HUNTER

人物

ボトバイ=ギガンテ

十二支ん最年長の「辰」で、三ツ星のテロリストハンター。会長選挙とブラックホエールでの職務、作中未公開の念能力を整理する。

No.417まで対応更新 2026.08.17

ボトバイ=ギガンテは、『HUNTER×HUNTER』に登場するハンター協会の三ツ星ハンターである。テロリストハンターを専門とし、検事と軍事アナリストの肩書きも併せ持つ。十二支んでは最年長にあたり、辰の異名を与えられている。原作での初登場は第318話TVアニメ2011年版では第136話。協会内での権限はチードル=ヨークシャーに次ぎ、十二支んのなかでは相談役として扱われる。アイザック=ネテロとは古くからの間柄で、かつて手合わせの相手を務めた。

暗黒大陸への渡航に備えて編成された防衛担当の班に属し、ビヨンド=ネテロの捕捉と監視に関わる。第13期ハンター会長選挙では自ら候補となり、第1回投票でミザイストム=ナナと並んで4位につけたのち、第7回投票で得票がないまま脱落した。王位継承編ではブラックホエールに乗り込み、第3層と第4層の秩序維持と裁判の職務に当たる。念系統も念能力も作中では明かされていないが、十二支んの面々に対しては自分の能力を開示している。

基本情報

ボトバイ=ギガンテの基本情報
所属・役割ハンター協会に属する三ツ星のテロリストハンター。十二支んでは最年長で、辰の異名を持つ相談役にあたる。検事と軍事アナリストを兼ね、暗黒大陸への渡航に備えて編成された防衛担当の班にも加わる。
初登場・登場媒体原作第318話。TVアニメ2011年版では第136話。
状態生存。王位継承編でもブラックホエール船内で職務を続けている。
能力・関係念系統は不明で、作中で念能力を披露した場面もない。ただし十二支んの面々には自分の能力を明かしている。かつてアイザック=ネテロの手合わせ相手を務めた。
生年月日・年齢生年月日は1937~1951年頃、年齢は51~65才位。
協会内での権限権限の大きさはハンター協会でチードル=ヨークシャーに次ぐ。三ツ星の資格に伴い、通常のプロハンターには開かれない資産と情報を扱える。

人物像

ボトバイ=ギガンテは十二支んの最年長で、辰の異名で呼ばれる。ハンターとしての格は三ツ星で、専門はテロリストハンター。あわせて検事と軍事アナリストの肩書きを持つ。生まれた年は1937年から1951年の間と幅を持って示され、作中での年齢はおよそ51歳から65歳にあたる。暗黒大陸への渡航に備えて作られた防衛担当の班にも名を連ねる。

外見は、非常に背が高くがっしりとした体格の初老の男性。座った姿勢でも並の成人男性より背が高い。顔は皺で埋め尽くされ、その質感は中国の龍の皮膚を思わせる。口髭はハンガリー風で、太い眉は吊り上がる。髪は炎のような二つの束にまとめられ、襟が炎の形をした長いコートを着る。コートの背には龍の頭の意匠が入る。顔立ちは歌舞伎で用いられる面にも似ている。

落ち着いた人物で、アイザック=ネテロへの忠誠は強い。取り乱すことはめったにない。数少ない例外は、パリストン=ヒルが選挙を行わずに自分が会長になると言い出した場面と、前会長の要請より自派の政治的立場を優先していると同じ十二支んの一人を責めた場面である。任務を成功させるためなら十二支ん同士の協力を優先し、そのために自分の能力を明かすことも辞さない。テロリストハンターの職務を通じて、地政学、法務、軍事作戦の知識を積み重ねてきた。

作中での動向:第13期ハンター会長選挙

アイザック=ネテロの死後、十二支んは新しい会長を選ぶ投票に召集された。子のパリストン=ヒルを除く面々が個室に集まり、前会長の遺志をどう扱うかの会合が始まるのを待つ。その間にボトバイは、キメラ=アントの危機で会長が十二支んを呼ばなかったことへの不満を口にした。カンザイもこれに同調し、代わりに現地へ向かったモラウ=マッカーナーシノヴへの苛立ちを見せる。チードル=ヨークシャーは、ボトバイが自分でキメラ=アントと戦いたかっただけであり、カンザイの物言いは二人への嫉妬から出た言い訳だと指摘した。

遅れて現れたパリストンは、その場の主導権をたちまち握った。会長への立候補を表明し、選挙自体を省く案を持ち出したため、十二支んは反発する。パリストン、丑のミザイストム=ナナ、亥のジン=フリークスを交えた押し問答の末、パリストンは立候補の告知手順を体系立てて決めようと提案し、チードルがくじ引きを持ち出した。ボトバイも他の面々と同様、規則を書き入れた紙を出す。呼び入れられたマーメン=ビーンズが屑籠から引き当てたのは、ジンの書いた案だった。

ビーンズが読み上げるジンの規則に十二支んは警戒を強め、最後の一条で選挙管理委員長をジン自身が務めると定められていたことに言葉を失う。ボトバイは、この一条があればジンが選挙を思いのままに動かせると内心で考えた。ところがパリストンは第1条から第4条までは受け入れるとしたうえで、選挙管理委員長は後日改めて決めようと求める。ジンがあっさり応じたため、十二支んはかえって激昂した。

第1回投票は8月8日に行われ、ボトバイはミザイストムと並んで4位となった。第2回投票後の会合でも順位は4位で、議題は棄権者の増加だった。第3回投票では3位に上がるが、会合では棄権者のさらなる増加が問題となる。投票しない者のハンター証を取り上げない方針が決まり、そのうえでパリストンが投票の意義に関する講義の開催を提案した。

ハンター協会の講堂で開かれた講義では、酉のクルックと巳のゲルの間に座り、レオリオ=パラディナイトが離れた位置から放った一撃がジンに命中する場面に驚かされた。上位16名の候補を紹介する映像では、三ツ星ハンターであること、十二支んの相談役であること、前会長と近しい間柄であったことが明かされる。第5回投票では6位に入り、第6回投票へ進む上位8名に残った。第6回投票では7位となったが、成立条件を満たさず投票はやり直しとなる。第7回投票では得票がないまま7位で、上位4名だけが進むため脱落した。第8回投票の冒頭では、自分に投票した者への短い謝辞を述べ、理由を説明したうえでチードルへの投票を呼びかけている。会長就任と同時に辞任すると告げたパリストンの行動には、他の十二支んと同じく唖然とさせられた。

作中での動向:暗黒大陸計画と十二支んの決定

カキン帝国が暗黒大陸への渡航計画を進め、その指揮者が前会長の子であるビヨンド=ネテロだと判明すると、ボトバイを含む十二支んは一様に驚いた。ビヨンドを狩ることが十二支んの任務として与えられ、方針を決める会合が開かれる。ボトバイは、ネテロの指示に従って暗黒大陸を探索し、あわせてビヨンドを狩るべきだと主張した。ミザイストムが渡航の是非を問うと、会長の遺志より政治的立場を優先していると咎める。サイユウやカンザイの意見は感傷にすぎず、会長の指示と食い違わない限り狩りは実行しなければならない、というのがボトバイの立場だった。

会合はビヨンド本人からの電話で中断される。ビヨンドは自分の身柄が押さえられたことをV5に伝えるよう求め、取り引きを持ちかけた。ボトバイを含む9人のハンターは、独房の外からチードルとビヨンドのやり取りを見守る。のちにボトバイは、ハンター協会が示した条件でビヨンドが契約書に署名する場にも立ち会った。

チードルは新しい亥と子を紹介する会合を招集し、V6、5大厄災、そして今回の任務の難度がAであり、キメラ=アントの事案がBだったことを説明して質問を募った。クラピカが多数あると手を挙げ、まずビヨンド側の潜入者を十二支んが何人まで割り出しているのかを問うたため、一同は動揺する。ミザイストムはクラピカを部屋の外へ連れ出して事情を説明し、当面はその推測を伏せておくよう頼んだ。

渡航に向けた詰めの場では、サヘルタ合衆国ベゲロセ連合国の軍がカキン帝国と協調している限り問題はないと述べた。上陸後は情報を担う班と連携し、防備を固めることと、身体能力と念能力の分析が済んでいるビヨンドの逃亡を防ぐことの二つを狙うと付け加える。班の割り振りでは防衛を担当する班に配属され、他の面々と同様、自分の能力を明かすことに同意した。この場ではクラピカがダウジングで虚偽を見分けており、ボトバイは潔白と判定されている。

作中での動向:ブラックホエール船内

ブラックホエールに乗り込んだボトバイは、想定より条件が悪化していた第3層と第4層に力を注いだ。ミザイストムとともに王室軍と民間の警備部門を助け、秩序の維持と船内の犯罪処理に当たったため、他の十二支んと合流できずにいる。第3層では裁判にかかわる職も務め、その期間はマントを伴う法服を身につけ、木槌を手にした。木槌は法廷で用いる小槌に似ているが、柄が非常に長い。

航海3日目から4日目の朝までの間に、相次ぐ大量殺人について協議したカキン側の関係者との会談を終えたミザイストムを慰めた。念の存在を明かせば混乱を招く以上、ほかに打つ手はなかったと述べて苛立ちを鎮めようとする。そのうえで、ミザイストムが稼いだ時間を使い、できるだけ多くの乗客を退避させること、王子たちの区画の外にハンターを集めること、カキンの上層部へ箝口令を敷くことを計画した。

第3層の掃討の過程で、ミズリ伍長の部隊がイルミ=ゾルディックカルト=ゾルディックに行き当たると、ボトバイはイルミがハンターであることを伝えた。ミザイストムが急を要する事案で離れたため、ギンタとともに二人の暗殺者を中央警察署へ連行し、身分の登録を行わせる。航海12日目、第1王子のベンジャミン=ホイコーロが特別戒厳令を発した。

およそ40分後、ボトバイ、ミザイストム、司法を担当する部局の職員であるカイザルは、両手を上げた姿勢でベンジャミンを迎えた。ベンジャミンは名乗ったうえで、特別戒厳令の宣言が正当であることの証人になってもらうと告げる。根拠として挙げたのは、複数の共犯者を伴う生物兵器によるテロであり、共犯者の一部は王子たちが安全な場所へ移される際に警護班へ同行していたという説明だった。検体の分析が終わるまで隔離が要るため、病院への移送はまだ認められないとも述べ、国王の許可状は今まさに書かれており、整い次第受け取れると伝える。ボトバイは歩み寄ってベンジャミンの目を見つめ、顔色が悪いようだと言い添えて、体調に問題はないかと礼を失さない口調で強く問うた。ベンジャミンは何の問題もないと感情を交えずに答えている。

能力・特徴・関係

ハンター協会でボトバイより上位の権限を持つのは、チードル=ヨークシャーだけである。三ツ星のテロリストハンターという立場から、プロハンターでも手の届かない資産と情報にたどり着ける。検事でもあるため、法律分野の実務にも通じている。

念については、かつてアイザック=ネテロの手合わせ相手を務めたという経歴が練度を裏づける。もっとも作中で能力を披露した場面はなく、系統も内容も明かされていない。ただし十二支んの面々に対しては、任務を優先して自分の能力を開示している。

対人関係では、前会長への忠誠を軸に据えつつ、対立した相手とも協働を続ける姿勢が目立つ。暗黒大陸行きの是非をめぐって咎めたミザイストムとは、ブラックホエールでは第3層と第4層の実務を分け合う相方となった。会長選挙で自分の支持者に投票先として示したのはチードルであり、現会長との距離の近さもここに表れている。

名前の由来と媒体ごとの描写

「ギガンテ」はスペイン語、ポルトガル語、イタリア語で「巨人」を指す語である。同じ語は、冨樫 義博が好んで遊ぶゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズに登場する魔物の名でもある。これらの語の源にあたる古代ギリシャ語で「巨人」を意味する語は、二つのものを数える双数形をとると「ギガンテ」に近い形になる。

TVアニメ2011年版では、口髭と眉が当初は黒く塗られていた。この配色はのちの話数で白へ改められ、原作に近い姿になっている。

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